2016/03/09 のログ
ご案内:「常世公園」に綾瀬音音さんが現れました。
綾瀬音音 > あーあ、もー
(少しばかり唇を尖らせて、公園を歩く。
理由は簡単で、一緒に遊んでいた級友が
「ごめん、彼氏から連絡入っちゃった☆」
と、自分を放ったらかして行ってしまったからだ。
しょうがないなぁ、行ってきなよ、と言ったものの、やっぱり寂しさが心に入り込む。
気分だってちょっぴり沈むものだ)

あーあ、ん……
(溜息を一つ吐き出すと、視界に入った自販機へと歩みよって財布から硬貨を取り出だして入れた。
温かくて甘いモノが飲みたい気分だったので、ココアのボタンを押した)

綾瀬音音 > あつ、
(ココアを取り出すとその熱さに安堵して笑うと、近くのベンチへと腰掛けた。
手のひらに収まるぬくもりとは反対の冷たさに身を一瞬縮こませてから、プルタブを開けた)

冬はやっぱり甘いモノだよねー……
(そして肥えていくのだという悲しい事実はあえて見ないふり。
ココアを口にして、小さく息を吐いた。
白い息が解けて消えていくのも少し前に比べれば早くなった。
本格的な春ももうすぐなのだろう)

桜……咲いたらお花見でも行こうっかなぁ……
(ぼんやりと夜空を見上げて、春を思う)

綾瀬音音 > (柔らかく暖かな風が吹いて、花が咲いて、指先が凍えることのない季節。
優しい季節だ。
それがもう直ぐだというのに、あまり心躍るとは言えない。
無味乾燥な毎日ではないが、刺激的な毎日とも言えない。
当たり前に朝が来て、当たり前に夜が来て、当たり前に日々が過ぎていく。
そんな日常の一つ一つを繰り返して、生活している。
多分これは幸せなことだ。
最高の毎日とは言えなくても)

…………
(左手薬指の指輪は外すタイミングを失ったまま。
重くて少しだけ泣いてしまう夜もあるけれど、それはそれと割り切るだけの整理は流石に付いた。
綺麗な思い出だと痛みなく笑えはしないけれど、それでも前を向いて当たり前の日常を送ることはできる)

……あーあ……
(息が、白くほどけていく)

ご案内:「常世公園」にアリスさんが現れました。