2016/05/21 のログ
ご案内:「常世公園」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (週末のうららかな昼下がり。
 うららかと言うには少し暑いが、
 木陰は良い風が吹いてちょうどいい。
 そんなベンチでうとうとと微睡んでいる、
 風紀委員が一人。
 広場では子供が遊んでいる)

ご案内:「常世公園」に寄月 秋輝さんが現れました。
寄月 秋輝 >  
本日の平和享受タイム……と思いきや、まさにその平和を享受している先輩が居た。

「……うん」

静かに寝かせよう。
きゅ、と手を握りこむと、少女に降り注ぐ光が緩くなった。
光の支配による力の発言、ちょっと薄暗くて眠りやすい光量。

すこし離れた位置で木にもたれかかり。
平和の象徴である子供たちを静かに見つめる。

佐伯貴子 > ……?

(曲がりなりにもこの島で2年以上を過ごしてきた。
 人為的な変化には敏感になっている。
 「何か」が変わったことを察知すると、
 細目を開けて周囲を伺うのであった)

寄月 秋輝 >  
木にもたれたまま、微動だにしない。
ただ寝心地がいいようにと操作した光のせいで目覚められたのは少し予想外。

「……眠っていていいですよ」

聞こえる程度に、けど子供たちまで聞こえない程度に。

佐伯貴子 > (心地が良いか悪いか、では反応しない。
 何かが起きているかいないか、で反応したのであった。
 故に鳩が近づいた時も少し起きたし、
 子どもたちが諍いを始めた時も起きた。
 それだけのことであった)

…ここには眠りに来たわけではない。
ここで職質するのは、暇な時のお約束なのだ。

(相手を一度確認すると、
 そちらには視線をやらずにそういうのであった)

寄月 秋輝 >  
「僕がここに居ますから」

それはこちらがやってもいい、という意味合いで放った。
少しだけ貴子の周りだけ薄暗くしておいたまま。

職質とはいうものの、こんなにも平和なだけに誰かに疑いをかけられる気がしない。
この仕事向いてないな、と自分ながら思った。

佐伯貴子 > 君にはやるべきことがあるのだろう。
こんな簡単な仕事は私に任せて、
そっちに専念したらいいんじゃないのか?

(表情は半分眠っているが、
 口調はしっかりしている。
 長時間仕事に集中するより、
 適度に休息をとった方が効率がいい。
 有名な実験結果を実践しているのである)

寄月 秋輝 >  
「……正直十日以上計算を続けて、限界に達しました……
 先生からも息抜きをするように言われまして」

まさにその休憩を取らなかった結果がこの男である。
数日ぶりの息抜きに来たらしい。

「毎日毎日端末と向かい合ってたらひどい頭痛に見舞われましてね。
 たまには散歩ついでに遠くを見たいんですよ」

ご案内:「常世公園」に那岐夜車丸汀さんが現れました。
佐伯貴子 > ははっ…堅物が行き過ぎるとそうなる。
勤勉は尊いものと思われているようだが、
私は反対派だからな。
休める時に休むのは鉄則だ。

(そう言いながら目を開いて伸びをする)

那岐夜車丸汀 > いつもの散策をちょっと違う道のりで行ったのだが、此処はどうやら公園らしい。
真っ白で傍からしたら何も描かれていない白い紙を持ち、背中に楽器ケースといったアルビノ少女。

時折 視線を泳がせる素振りをして―ちらりと二人の様子を見たかと思うと視線をそらしたりと 妙に怪しい動きを。

寄月 秋輝 >  
「どうにも焦ると休むという選択肢が頭から飛んでしまいますね。
 急がば回れ、とも言うはずですが」

若干疲れた様子で腕を組んでため息をつく。
肩を軽くぐるりと回した。

ついでに。
視線を感じて、光を探知する。
真っ白な髪、女性?
こちらに目線を向けたのを感じて。
あえて目を合わせず、子供の方を見続けている。

佐伯貴子 > 急いては事を仕損じる、という言葉も覚えておいた方がいい。

(伸びをしながら寄月にそういうと、
 ベンチから立ち上がって那岐夜車丸へ近づいていく)

失礼、風紀委員の佐伯という。
学生証を見せてくれないかな?

(聞くものによっては高圧的にも取れる言葉を放つ。
 トーンとしては、いつもの佐伯貴子である。
 情熱にかけるが真面目であるといった印象だろう)

那岐夜車丸汀 > (…迷子になりました!!!)

真っ白な地図…詳細に言えば点字で全て打ち込まれた特製の見取り図というか地図だ。
それを持って 異能も込みの視覚以外の感覚で動いていたのに 迷子。
異能と感覚で歩いていたのにも拘らず 此処は公園 目的地は訓練施設。
…一体全体 どこで間違えたのやら。
地図を触っても 聞こえる物音は子供の遊ぶ声 佐伯と寄月という二人の会話 その他諸々。

…とそのうちの一人 色は相変わらず分からないが風紀委員の格好の女性が此方へと近づいている―

「…風紀委員。学生証ですか…。
…学生証。ああ、此方に。   」

(地図は折りたたんで…これでよし)

風紀委員自体の存在は分かっている、此間遭ったばかりだ。
地図?を小さく折りたたんでから帯から内側に差し込まれたとある物体をすっと取り出してみた。
つい此間貰ったばかりの学生証だ。一年と記載され 顔写真もしっかりした物体を。

寄月 秋輝 >  
すい、と目線を向ける。
真っ白な紙……にしては影の付き方がおかしい。
木から離れ、貴子と同じく白髪の女性に近付く。

「一年ですか。
 どうしました?」

対して、無表情かつ抑揚は小さいが、その身を案じる言葉で尋ねる。
何より瞳の動きが小さい様子に、少しだけ不審げである。

佐伯貴子 > すまないが仕事でね…OK。

(ポケットから小型認証機を取り出し、
 相手の出した学生証にかざすと、
 呑気な音が響く)

失礼ついでに何をしているか伺ってもいいかな。
どうにもなにか企んでいるようには見えないし、
困っているようでもある。
…彼、寄月もそう言っている。

(親指で男を指し示しながら言う。
 佐伯貴子は相手の目を見ながら話すことが多い。
 故に相手の視線に注目する)

那岐夜車丸汀 > (もうお一人も此方に来ましたか、気配が…ああ、もう近くに)

真っ白な地図は折りたたんでも一面はくっきり打ち込まれた点字。触ればはっきりと分かる位の全盲用見取り図。
足取りと布こすれの音 息遣い 全てひっくるめて此方は殿方、と寄月の事をそう判断しておく。

「…迷子になりまして。此処は公園ですか? 訓練施設には同夜ってここから行けばいいでしょうか。」

寄月へと質疑に対しては 嘘もなく視線は微妙にずれたまま
異能は使わず 感覚と勘だけで寄月を見ながら答えてみよう。
異能を使うと確実に舌打ちなので うさん臭さは倍増するだろうと思って使っていない。

「風紀委員様 お仕事 お疲れ様に御座います。
此方の方にも今しがた申しましたが 迷子です。…訓練施設に赴いた筈が此処は公園。
…どこで間違えたのでしょうか?地図は持っているのですが 無理があったのでしょうか…?」

地図を取り出すも白い。点字だけが打ち込まれた見取り図。
触ればわかるというそれだけ。何も文字が書き込まれていない真っ白すぎる紙も取り出して差し出そう。
視線のほぼ向けない理由は この地図がまず打破しようか。
二人にはほぼ視線は向けていても ずれているー若干。

寄月 秋輝 >  
「……目が見えていませんね」

小さく、事実だけを呟く。
さて、どうするか。

「さすがにこの点字だけでは難しいと思います。
 佐伯先輩、どうしましょう。
 案内するだけなら簡単ですが、それだけでは今後も同じようなことが起こりそうですよ」

囁き尋ねる。
迷子の案内はともかく、今後の解決策は浮かばない。

佐伯貴子 > 視覚障害ね…

(何事もないように、そういうのであった。
 迷子の案内なら4月からこっち、飽きるほどやって来た。
 人間の形をしており、しかも点字が読めるのであれば、
 案内するのは随分楽な部類であるといえる)

ほら、これは音声ガイド式携帯地図。
とりあえず君…那岐夜車丸は、
その地図と音声ガイドを照らしあわせて学生地区を歩きまわってこい。
土地勘がつかめたらその機械を風紀委員会に返して、
それから訓練施設に行くんだ。

(音声ガイド式端末はある程度高級であるが、
 このような生徒のため貸し出す分が風紀委員に支給されている。
 GPS内蔵なので、返却しなければ追われる身となってしまうが。
 形は補聴器のような、というか補聴器そのまま。
 衛星写真や音波反射により、
 新築工事中の場所も、横切る野良猫にも、
 反応して注意を促してくれるすぐれものである)


(これでいいか?というように寄月に視線を送る)

那岐夜車丸汀 > どうされるのか 暫し待機だ。
待機自体 別に慣れてもいるし休めの体制で突っ立っている。
二人の会話とふるまいを色なき世界で感じ取ろうと舌打ちではない異能で把握に努めようとした。
…小さすぎる会話は一寸聞き取れていないが。

と、どうやら… すすっと差し出された物体が佐伯から出された気がする。
音声ガイド式携帯地図、というものらしい。これで学生地区を歩き回って
…彼女の説明を聴いた上でその機械を丁重にー地図は畳んで帯に差し込み そのうえで改めて両手で受け取るだろう。

何というか 聞く限り これは大変な端末だ!そんなものを借りていいのだろうか。
ぱちくりと瞬きをして その両手で今持っている端末と彼女と彼を視たり視線を戻したり。

「へ、え、はい。え??有難うございます???

…えらいものを貸して下さって…覚えたら風紀委員会に返せばよろしいと。
畏まりました、その様に致します。有難うございます、これでやっとまともに赴けそうです。

あの、寄月様は お名前が分かりましたが 貴女様のお名前は??」

二人に向けて深々と頭を下げると 佐伯へと改めて名前を窺おうと若干ずれた視線を向けて。

寄月 秋輝 >  
目を閉じ、親指と人差し指で円を作って貴子に向けた。
完璧だ、ぐうの音も出ない。

というか正規の風紀委員にはそんなものが配布されているということも知らなかった。

これで十分か、と嘆息した。
やはり平和だ、この程度のことで済むとは。

佐伯貴子 > それ、便利だが返さないと酷いから必ず返すように。
私はサエキタカコという。
訓練施設に行く前にこの島を歩く訓練をしてくれ。
決して東端には行かないようにな。
じゃ、また。

(音声ガイドの機能の半分以上は、
 相手には必要のないもの。
 それは相手のために作られたものではないからである。
 委員会に戻ってくれば、
 再び道案内として他の学生を導くことだろう。
 そういう端末がポケットに詰め込まれている)

…というわけで、私は昼寝…
じゃなかった、待機的警邏に戻る。
あとはよろしく。

(ひらりと寄月に手を振ると、ベンチに座って目を閉じるのであった。
 寄月がいる間は目を覚まさないかもしれない)

ご案内:「常世公園」から佐伯貴子さんが去りました。
那岐夜車丸汀 > 「借りたものは返すのはルールでは…?
佐伯様、ですね。風紀委員の。 東端には何がありまし…いえ。
地図にもありましたね 危険すぎると。

…お疲れ様に御座います。」

えらい補聴器ならぬ音声式ガイド端末。それを耳に装着すれば―傍からしたら補聴器をつけている状態に。
もう 何か視覚の代わりに音声が聞こえている。なるほど頗る便利すぎる端末でした。

…佐伯様はどうやら 昼寝というか待機される為 ベンチに戻って身じろぎしなくなった。
視線を何となく向けて そう感じ取ると 寄月様の方へと視線を向けて

「色々と お世話になりました お手数お掛けいたしまして。」

きちりと また 深々と頭を下げるわけです。

寄月 秋輝 >  
「お疲れさまです」

公園のベンチに昼寝……もとい待機する貴子の色を感じながら、一言だけ囁いた。

頭を下げられて、小さく手を振る。

「いえ、礼はまた彼女に会った時に。
 僕は何もしていませんよ」

さて、危険な区域も理解している。
ガイドのおかげで十分歩ける。
ならば自分のやることはもう少ない。

「気を付けて歩いてくださいね……の前に。
 寄月『様』はやめてくださいね」

それだけ気になったのでお願いしておいた。
あとは公園の入り口脇に陣取り、こっそり貴子を見ているだろう。

那岐夜車丸汀 > 「風紀委員でしたね、佐伯様が意識が然の際にお声をかけて
お礼を述べたいと思考します。…今は待機でしょうし…」

借りものだがえらい高級の端末は今は耳に装着済みだ。
すさまじいものを借りる事が出来て 漸く迷子から昇格しそうだ。
今すぐ 動かねば不味いだろう、というか時間が有限過ぎる。

「お気遣い有難うござい…『様』は駄目でしたか。分かりました『先輩』。
それでは 御前失礼致します。」

再び 右手を左胸に宛がい 頭を下げると
くるりと踵を返し 先程とは打って変わってきびきびとした動きで
公園を後にして 学生地区の方へとまともに歩き去っていく。

それほど あの端末は 凄まじかった。

ご案内:「常世公園」から那岐夜車丸汀さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から寄月 秋輝さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に阿曇留以さんが現れました。
阿曇留以 > 日差しが強く、しかし風は涼しく。
雲ひとつない土曜昼二時過ぎ。

本日の予定は特になく。
たまには朝食を外食にして、お昼は公園でのんびりしてみようと思い立ち、遅めの朝食を(11時ごろ)とり、公園で散歩をしていた。

今日は巫女装束ではなく、私服。
体型を隠すようなオフショルダーブラウスに、ロングスカートだった。

阿曇留以 > 土曜日のせいか、他の学生や大人たちがそれぞれのんびりと過ごしているのが見える。
留以もその例に漏れず、黒い髪を靡かせながら公園をゆっくり歩き、景色を眺めていた。

(今日は、お昼寝が気持ちよさそうな天気ねぇ)

日差しは強いものの、風が涼しいためにちょうどよく。
時折強く吹く風が体を涼めてくれる。

阿曇留以 > のんびり歩いていれば、ころころとボールが転がってくる。
ボールを拾って周りを見渡せば、少し遠くに手を振ってくる男性。
おそらく、サッカーをしていたのだろう。
笑顔を浮かべて男性達に手を振る。

ボールを置き、一歩だけ後ろにさがるとつま先でぽーんとボールを蹴飛ばす。

ボールは少し逸れて男性達とは違うほうへ行ったが、別の男性がそれを追いかけていった。

阿曇留以 > 違うほうへ飛んでいってしまったボールをみて、慌ててぺこぺことお辞儀をする留以。
男性も苦笑しながら手を挙げ、ボールを追っていった。

(サッカーって難しいのね……。飛ばすのは簡単なのに、思った方向へいかないわ……)

落胆の表情を浮かべ、またのんびりと歩き始めた。

阿曇留以 > そういえば、公園でのんびりするのはいつぶりだろうか。
実家にいる頃は近くに公園などなく、境内で遊んでいた。
遊びといえば、神社の前にある海で泳ぐこと。
公園で遊ぶなんて、ほとんどなかった。

公園で駆け回る人。
遊具でのんびりしている人。
木陰のベンチで本を読む人。

異能だなんだと世界では危険視されているものの、今の日常をみていれば、そうではないように思える。
日常がここにある。

阿曇留以 > (……泳ぎ)

そういえば、と思い出す。
この島にも海開きはあり、泳ぐ場所はある。

つまり、そう。

(…………)

ふと、立ち止まって自分のわき腹を摘む。

(……)

今年の水着はなににしようか迷う留以。
ちょうど木陰のベンチがあったため、そこへ座って考え出す。