2016/07/08 のログ
ご案内:「常世公園」に雪城氷架さんが現れました。
ご案内:「常世公園」に霜月零さんが現れました。
■雪城氷架 > 「ふー、慣れないの履いて歩くとさすがに疲れるなぁ」
七夕まつり、いろんな露店で買い込んだらしい袋を両手にベンチにもって
そろそろ日が沈む頃
街頭で明るい公園のベンチへと座る
「ついつい色々買っちゃうな」
元々金遣いは荒いというか、感覚がお嬢様なのだけれど今日は特に多い
■霜月零 > 「祭りの雰囲気っつーのもあるんだろうけどな。正直俺も少し浮かれてる」
苦笑しつつ、隣に座る。
今日は本当に珍しく、着流し姿&帯刀無し。流石に雰囲気を意識してきたらしい。
刀剣招来符は持ってきているが、それは万一の備え。何があるのか分からない、と言う危機管理の一環である。うん。
「ま、でも今日くらいはいいんじゃねーか?こういう日だし、変な我慢しない方がいいだろ」
七夕まつり、と言うことを考えると、やはりケチケチして我慢し続けてしまうのはよくない。
縁日くらいは、気楽にお金を使いたいものである。
……そう言う零も、実家が良家の為案外感覚があてにならないのだが。
■雪城氷架 > 「いいじゃん、鍛錬の時はいつも張り詰めてるんだし」
にしし笑いを浮かべて、フランクフルトを差し出しつつ自分もはもっと1つ頬張る、もぐもぐ
公園にも笹竹があり、いくつもの短冊がぶらさがっている
ちょうど晴れて、天の川ははっきりと見える
「願い事とか、考えた?」
手元にはおまつりの人からもらった短冊2つ、とサインペン
■霜月零 > 「流石に、鍛錬の時は気は抜けねーよ」
笑いつつ、空を見上げれば天の川がはっきりと見える。
これもこれで幸運なことだ。天の川こそが肝要な日で、それが見えなくては虚しかろう。
「……考えは、したけどな」
願い事に触れられれば、ちょっと目逸らし。
■雪城氷架 > 街頭が比較的明るくてらしてくれるおかげでその姿もよく見える
気がなし姿の青年んと、浴衣姿の少女
多分きっt,見る人がというかちゃんと見てもらえば恋人同士に見えるのかな、
なんて思いつつ
口元のケチャップをぺろりと舐めて
「うん?特に浮かばなかったとかか?」
目をそらされて首を傾げる
■霜月零 > 「いや、浮かんだんだが、ちと恥ずかしいんだよな……」
少し顔を赤くして。
柄にもなく、随分とロマンチックな願いを思い浮かべてしまったし、それ以外にしようとも思えなくなってしまっていたのだ。
何より、願い事でそれが即座に浮かんだのがもうどうしようもない。
無念無想は夢のまた夢、である。
■雪城氷架 > 「零は恥ずかしがりだなぁ」
くすくす笑って、たこ焼きのパックを開ける
1つ爪楊枝で刺して頬張る、そしてふと思いついたような顔
もう1つ爪楊枝で刺して
「ほら零、あーん♡」
にこにこ顔
どう見てもちょっとやってみたかっただけ
願い事は最後でいいかぁ、なんて思いつつ
■霜月零 > 「悪かったな……」
溜息。いっそ妹のように素直になれたら、とも思うが、中々上手く行かないものである。
「……あーん」
それでも、たこ焼きを差し出されればあーんと口を開ける辺り、素直と言えば素直なのかもしれない。
■雪城氷架 > 「(うっ…)」
なんかあーんに素直すぎてちょっと逆にやったほうが恥ずかしかったらしい
少しだけ顔を赤くしつつ、たこ焼きを口に押しこむ
「…なんか、久しぶりだなこういうの」
赤い顔をしたままぽつっとそんな言葉を零したりして
■霜月零 > 「ん……」
もさもさ。
まあ縁日屋台の味ではあるのだが、雰囲気含めこれでいいのだろう、と思う。
そして、赤くなっている氷架を見てくす、と笑う。
赤くなるならやめておけばいいのに。だが、そこが可愛らしいのだ。
「……だな。最近はあんまりこういう時間もなかったなぁ」
こうやって、のんびりとデートして、ちょっと顔を赤くして。
そんな時間が、少し少なくなってしまっていたように思う。
当然お互いの都合の問題で気持ちに変化はないのだが、それでも思い起こせば少し寂しくもある。
■雪城氷架 > 「グルメな零には物足りない味かもしれないけど」
もさもさ食べる様子をくすっと笑って
「こうやって家族以外と過ごす七夕まつりとか、実は初めてでさ。
思わず気合いれて浴衣とか来てきちゃった。
着付けは括流に手伝ってもラたりしたけどさ」
気がつけば空になっているたこやきのパック
次に出てきたのは焼きそばのパックである
「だから私の願い事は今年は今までとちょっと違うんだ」
■霜月零 > 「はは、そこはしゃーねーさ」
肩を竦める。
味にこだわりはあるが、それは基本的に自分で作ったもの限定だ。
他人が用意したものにああだこうだ言うつもりはないし、こういう場で言う無粋もしない。
「あー……俺もそうだなあ。普段は芙蓉と一緒だったな」
家族以外との七夕が初めて、と言う意味では一緒だ。
まあ、どちらかと言えば七夕に浮かれた芙蓉に連れ回されていただけ、と言う点が大きいのだが……。
「俺も、雰囲気気にして着流しだよ。しかし、アレだな……ホント、似合うよな」
改めて、浴衣姿の氷架をじっと見る。
元々が美人なのもあるが、浴衣の着付けもしっかりしており、異国然としたところのある容姿でも見事にマッチしていた。
似合う。と言うのは控えめな表現で、ハッキリ言えば綺麗過ぎて見惚れるレベルである。
「へぇ……どんな願い、ってのは聞くのも野暮か?」
■雪城氷架 > 「はは、零シスコンっぽさあるしな。私も人のこと言えないけど」
家族愛は当然褒められて然るべき
お互い、ずっとそんな相手がいなかったのも巡りあわせか
「にひひ、超カワイイだろ。惚れなおしたんじゃないか?」
似合ってると言われれば嬉しそうに破顔する
気合入れてのおめかしだ、当然嬉しい
「んー、それは、短冊吊るすまでのお楽しみってことでどう?」
そう言って短冊を1つ渡した
■霜月零 > 「否定しねーよ、芙蓉は大事だからな」
それと同等かそれ以上に大事な存在が、今目の前にいるのだが。
霜月芙蓉と雪城氷架。この二人が、霜月零の精神を強く支える大きな大きな柱なのである。
「惚れ直すっつーか……ダメだな。もう完全に虜だわ、俺」
顔を赤くしつつ溜息。
こんな姿を見せられて、惚れ直さないわけがない。それどころか、完全に愛情が振り切れている状態だ。
愛おしくて仕方がないのである。人目が無ければ思わず抱きしめそうなくらいには。
「はは、それもそうだな。笑ってくれるなよ?」
短冊を受け取る。
そして、さて、とペンで見えない様に願いをさらさらと書きつけた。
■雪城氷架 > 「ふふ、浮気なんでする気も起きないだろー」
得意げな氷架
自分の見た目には絶対の自信がある現れである
それと同時に、零に対する信頼の現れでもあるのだろうけれど
「人の願い事を笑ったりするもんか」
徹底的ないい子であった
こういう言葉を普通に照れもなしに言う
そして自分も
零が書き終わったらペンを受け取って自分の短冊にさらさらと
■霜月零 > 「起きねーよ。お前以上がどこにいるってんだ」
こちらも当然のように。
氷架本人が『自分は美人だからな!』とよく言ってはいるが、それを越えて零にとっては唯一無二の女性になっているのである。
替えはきかないし、失ってやるつもりも毛頭ない。
そう言う意味では、やっぱり『完全に虜』なのであった。
「はは、そうだよな。それが当然だよな」
そう。
彼女は、小悪魔的な態度を取ったり、つんけんな態度を取ったりすることもあるが、基本的に良識的ないい子なのだ。
他人を思いやり、倫理を守る。正道を歩む姿が実は最も似合うのである。
そんな氷架の内面に、零は惚れ込んだのであった。
■雪城氷架 > ベンチを立って笹竹の側へ
よいしょ、と手を挙げて………
「………」
ちらりと横を見る
そして背伸び
ちょうど空いている場所に届かない!
ちょっと離れたところの笹竹には子供がパパに肩車をしてもらって短冊をつけていた
「えーとどこにつけようかなーーーー」
棒読みで移ろう目
■霜月零 > 「…………」
露骨な棒読みに溜息。
しかし、まあ、何をして欲しいのかは、分かった。
「ほれ、肩貸すよ。あんまり浴衣はだけるなよ」
す、としゃがむ。
そのまま肩に乗れば、軽々と立ち上がって肩車をするだろう。
■雪城氷架 > 「(えっ?!いやっ違っ!?)」
小さいころに、お父さんにああしてもらったなと思っただけで!
でも"ほれ"とスタンバられてしまった
「す、すぐ降ろせよ…」
氷架は人の好意を無碍にできない子であった
肩車してもらえば少し高い位置へと短冊を結ぶ
「………」
さすがに顔が赤いのが自分でもわかる
だってこう、なんというか肩車というのはこう、配置的に…
なんだか心臓がどきどきしてきた
体温が上がる
■霜月零 > 「よい、せっと」
軽々。鍛えた体を持つ零にとって、氷架はかなり軽い。
自分の勘違いに気付かずそのまま肩車するが……。
「(しまっ、これ……!)」
顔が、股に挟まれる形。
流石に強く意識してしまい、顔が赤くなる。役得ではあるのだが、そう感じる余裕がない。
と言うか理性がピンチだ……!