2016/07/14 のログ
フィアドラ > 「あっ、私苦いのは結構好きですよ!あの薬も癖になりそうな味でした!」

私は苦いのは結構好きなのです。あと、辛いのと甘いのも好きです!
人間と比べると好き嫌いは無い方だと思います。

「楽しかったです。楽しかったんですけど…。」
 
確かにブランコは一人でしても楽しいのです。
シーソーとかと比べるとものすごく!

「私どうしてもブランコでやってみたいことがあるんです!あの、ブランコで一回転回ってみたいんです!」

ぐるりと縦に一回転回るの、一回やってみたくてみたくてたまらないのです。
でも、もしかしたら断られるかもしれませんなにせ危ないのです。

「もし、もし良かったらですけど後ろから押してもらってもいいですか!?」

断られても仕方ない駄目でも仕方ないと思いながら私はそう尋ねました!

雨宮 雫 > 「ぇっ」

苦い薬をどうにかしてくれ というハナシはよく言われるが、癖になりそうというのは……
思わずびっくりした声も出ようってもの。

「楽しかった、けど…………?

 ああ、一回転。
 さっきも狙ってたっぽいのは見てたけども。

 マジでやっちゃうのかな、狙っちゃうのかな、かな。

 いいよー、背中ぐーっと押しちゃうよーかな、かな。」

諦めて無かったらしいので、そりゃー面白そうだし協力しない手もない。

軽く請け負うと、腕まくりしてフィアドラの乗るブランコの後ろへと回り込む。

いつでも押せる体勢である。

「いいよー!」

フィアドラ > 「いいんですか!?やったー!」

一人じゃないのならきっと一回転も出来るはずです!
さっきまでより力を入れて思いっ切りブランコを漕ぎ始めます!
後ろから前に行くときに思いっきり押してくれるのです!

(ブランコに乗った少女は押せば華奢にも見えるその見た目よりもかなり重く感じるだろう。
 鱗と尻尾の分の重さか、体のつくりが大きく人間と異なるのか。            
 ブランコに勢いがついて来れば後ろから押すのも苦労するだろう。)

「この調子ならいけそうな気がします!」

雨宮 雫 > 「一回転は夢だよねー、子供の頃からの憧れあるよね、よね。
 トモダチの背中押すのも面白い感じかな、かな。」

ぐいーっと押して。
戻ってくる時にタイミングを合わせてぐいーっと押して。

こう、見た感じより押す時の手応えというのが重たいが……

なぁに、こっちも見た目どおりの子供ではない。
仙人様の面子にかけて、しっかりきっちり、押して見せよう。

ぐいーっと、ぐいーっと。

ちなみに、鱗や尻尾への忌避感は微塵も無い。
むしろ素敵じゃないですかヤッター側のメンタルだった。

フィアドラ > 「はい!やりたくても一人ではどうしてもできなかったので…
 トモダチ?今、友達って言いました!」

さっき一人でブランコを漕いでいた時よりもずっと強い力で前に進みます!

「私と友達になってくれるんですか?良いんですか!?四分の一ヒュドラ、いえドラゴンですけど!?」

ブランコの勢いのままで思いっきりヒュドラって言ってしまいました…。
で、でも後で言いなおしたので大丈夫です!
そして、ブランコもあと一歩で一回転しそうな高さに上がって…
ゆっくりと元来た方に帰りましたこれはほんとにあとちょっぴりです!

雨宮 雫 > 「振り子運動だから、一回転は中々一人だと厳しいかな、かな。
 え、あ、うん?

 トモダチとかだと嬉しいなあって……」

いろいろな意味で嬉しい。
ぐいっとー押す、つよーく押す。

ヒュドラとかドラゴンとか言われてるが……

「ヒュドラ?
 ドラゴンでも、どっちでもいいけど、ハーフでもクォーターでもボクは気にしないかな、かな。

 そもそも、種族とかはトモダチに関係ないかな、かな。」

むしろ、いろんな意味で自分にとって好都合。
トモダチになれるなら喜んでなりたいのだ。

そんなやや、いや結構黒い内心を完全に隠蔽した にこー っと親しげ笑いながらの答えであった。

フィアドラ > 「私も!私も友達になれたら嬉しいです!」

友達に背中を押してもらってブランコで一回転!
いつか、いつかしたいと思っていたことが叶いそうになってます!

「!!!」

ぐるりと空が見えてブランコの後ろにあるシーソーが見えて地面が見えてそして新しく出来た友達の笑顔が見えました。
一回転したなら押してもらってた人の後ろに来るのは当たり前です。そう、私は一回転出来たのです!

「一回転できました!雨宮さん!」

一回転の勢いで髪は乱れて目は見えてますけど気にせず話かけました。
あれ、でもこのままだとぶつかっちゃいます。

雨宮 雫 > 「ぉー、フィアドラ。じゃあトモダチだね、だね。
 よっせーーー!」

最後に気合入れて押したら、ぐるっと回ったよ。
見上げたところで目と目が合ったよ。

ロマンの達成に自分のことのように、達成に手を貸せたのが嬉しいので、いい感じの笑顔で ばんざーい ですよ。

で。

「やったー、一回転をこんな近くで見たのは初めてかーなーー…………

 ぁ。」

これどうしよう、めっちゃこっちに向かって……
咄嗟に、本当に咄嗟に地面にダイブして限りなく地面と一体化するようにして回避を試みたよ。

フィアドラ > 「はい!友達です!よろしくお願いします!」

これでだいたい3.5人目の友達です!
友達になれそうでなりきれなかった人は0.5で数えています!

「ああ!ごめんなさい!」

あぶなかったです!
とっさの雨宮さんの判断がなければ折角の友達がすぐ居なくなるところでした!

「大丈夫ですか!」

ブランコから飛び降りて急いで近づきます。

「大丈夫ですか?怪我してないですか?…死にませんよね?」

さっき、地面に飛んだ勢いで怪我してないか尋ねます。
…人間はとても柔らかい生き物なのです。

雨宮 雫 > 我が身は大地と一体。
そんな位の勢いで避けた背中と後頭部をスゴイ勢いで何かが通り過ぎていった。

正直、ちょっと怖かった。

近づいてくるフィアドラに、体を起こすとヘラヘラ笑って両手を振る。

「大丈夫、大丈夫かな、かな。
 まあコレもちょっと面白いから…… こんなので死なないから、あははは。」

死なない死なない。
仮に直撃してても軽い怪我で済むハズではあった。

フィアドラ > 「…人間さんは簡単に死んじゃいそうなので怖かったんですよ!
 でも、大丈夫なら良かったです…。」

本当に大丈夫そうで一安心です。
後ろのほうでまだぶらぶら揺れているブランコは尻尾で止めました。

「でも!凄いですよ一回転!今度は私が押しましょうか!?」

ぐるんて回るあの感じはなんとも言えないのです!
あの感じを友達にも知ってほしくて勧めます!

雨宮 雫 > 「あはは、まあ頭に当ったらちょっと痛かったかもだけど。
 ボクはホラ、怪我しても治しちゃえるから平気平気かな、かな。」

服についた土をバサバサと払いながら立ち上がる。
見た感じ、怪我とかは全くしてなさそうであるし、事実、していない。

あ、ちょっと尻尾で止めるのすごいな、フィアドラ。

「マジで。
 それじゃちょっとやってみようかな……  

      ぁ、でも、ボクそろそろ一回帰らないとかな、かな。
 だから次にお願いしたいかな、かな。」

物凄く乗り気、乗り気だったが、ちょっと、公園の柱についてる時計を見た。

フィアドラ > 「そうですね!雨宮さんは保健課ですもんね!」

納得しました。怪我がすぐ治るなら少しぐらい無茶してもいけるのです!
私もすぐに怪我は治っちゃうので分かります。

「じゃあ行きますよ!行きますよ!えっ…帰っちゃうんですか…?」

背中を押す準備は万端!一押しで一周させるくらいの気持ちでいたので少し悲しくなります。
…でも時計を見たら確かにもうこんな時間です。

「…そうですね!もう、暗くなってきてますもんね!次、次にしましょう!」

時間なら仕方がないのです。それに次が、次があります。
それに、友達になったのできっとその次もその次のあると思います!

雨宮 雫 > 「ちょっと晩ご飯の支度したりしないといけなくて、だね、だね。
 今度はもうちょっと早い時間に遊ぼうかな、かな。」

なぁに、次は早めに遊ぶために集まればいいのである。

ところで。
今なんか、ブランコが千切れて自分ごと吹っ飛んでいく未来が見えたのだが、気のせいか?
多分、暑いせいかな?気のせいにしておきたい。

服の土埃を払い終わると、公園の出口の方へ。

「雫でいいよーかな、かな。
 トモダチだからね、さんとか要らないかな、かな。

 あ、そこまで一緒に帰る?」

フィアドラ > 「早い時間ならもっと遊べますね!」

朝から遊べば凄くいっぱい遊べちゃいます!
じゃあ、夜から遊べば更にいっぱい遊べちゃうのでは?

「じゃあ、よろしくお願いします雫!」

初めて誰かの名前をさんを付けずに呼びました!
これ、凄く友達っぽいです!他の友達にもやっていいか聞いてみましょう!

「はい、雫と一緒に帰ります!えっと雫はどこに住んでるんですか?」

そう言いながら着いていきます。
名前を呼ぶのって友達っぽくて嬉しくなります!
きっと、このとき尻尾は凄く振っていたでしょう。

雨宮 雫 > 「ボクは学生街とか寮とかーかな、かな。

 フィアドラって携帯持ってるかな、かな。
 持ってたらアドレス交換とかしよっかーかな、かな。」

帰りながら軽く世間話とかしつつ。
こっちは歩くたびに、長い白いポニーテールが揺れてるだろう。

「うん、よろしくだね、だね、フィアドラー。」

ご案内:「常世公園」から雨宮 雫さんが去りました。
ご案内:「常世公園」からフィアドラさんが去りました。