2016/08/25 のログ
■水月エニィ > 「そう。真乃真さん。」
音から字を想起すれば、一瞬だけ眉を顰める。
名前が鼻についてしまった故の反射的な仕草だ。
(正義の塊みたいな名前ね……)
もちろん彼にも彼の性格にも嫌悪を覚える事もないし、
当たり前だが罪は無い。それで対応を変える事はないといえ、
どうにも意識してしまう。
ポーズは趣味なのだろう、と、今のところは置いておく。
「ええ。
そう思っても大変な事には変わりもないから曲者よ。」
麺もスープも具材も無し。
カップの中は空っぽだ。
■真乃 真 > 「ああ、良い名前だろう!自分でも良い名前だと思う!」
眉を竦める様子は気にせずに自画自賛。
いや、自分の名前を褒めるのは自画自賛なのだろうか自分でつけたわけでもないのに。
ポーズは維持したままである。
「そうなんだよな!でも、幾ら大変でも諦められない事ってあるからね!
簡単に諦められたら楽だとは思うんだけどね!」
やはりカップラーメンをスープまで完食している!
具材も綺麗に無い!そういえばスープを残したままだと捨て場所に困るから丁度いいかもしれない!
■水月エニィ >
「……ええ。」
曖昧に笑って流す。
喰らいつくものではない。
「本当、そうよ。
ああ、私もいっそ諦めてしまいたい――なんて思うだけはよくあるのだけど。
貴方は?」
力を抜いて身体をベンチに預ける。
手に食器(相当)を持って口に運ぶ以上、食事中はこうもいかない。
■真乃 真 > 「諦めたらそりゃあ楽だろうけど。
でも今まで頑張って来たのに急にそれを辞めたら今までの自分が無くなる気がするんだ。
難しいかもしれないし無理に近いかもしれないけど諦めはしないよ!」
一度、妥協はしているのだからもうこれ以上は諦めない。
世界全部は無理でもそれは手が届く範囲の困ってる人を全て助ける!
「でも、諦める事自体が悪いとは思わないけどね!
諦めたくないことを諦めるのだけは良くないと思う!」
諦めても良いと思えたのならどうでも良い事なのだろう。
きっとどうしようもない部分はある。
■水月エニィ >
「……眩しいわね。」
無意識の内に苦笑を浮かべ、言葉を零す。
千を引きながらも真っ直ぐ在られる彼の姿はそう思う。
ああは、なれない。
「そうね。そうかもしれないわ。
でも……いえ。」
どうでもよくはない。
それでも諦めたいと思うことは多いし、その場限りの話では諦めざるを得なかった事も幾つかある。
とは言え当然そんな事は織り込み済みだろう。そうでなければ、先のように 難しいかもしれないし無理に近いかもしれない などの言葉は出ない。
■真乃 真 > きっとそれはとても楽なことだろう。
少なくとも初めのうちはとても楽だろう。
それでもきっと無理だ。きっと諦められきれない。
そして絶対に後悔する。
「眩しいか…でも君もまだ諦めてなはいないんだろう?
諦められたら楽なのにと思いながらも諦めないんだろう?
なら似たようなものさ!
僕を眩しいっていうように君も誰かには眩しいと思われてると思うぜ!」
諦めていないならそれは同じだ。
きっと、それは他の誰かからは眩しく映るのだ。
「まあ、結局!体が元気で気持ちが負けて無ければ大体の事は何とかなるってことだよね!!」
■水月エニィ >
「確かにまだまだ頑張れるものでしょうけれど……
私なんかより地獄の底のが眩しいわよ。貴方に比べたら素直でもないもの。」
小さく首を振って否定する。
自分の中では言葉も短くまとめたつもり、らしい。
「そうね。大抵のことはなんとかなるわね。
私が此処に居る事も、偶然でも幸運でもそうなのでしょうし……
……湿っぽい話ばかりで悪いわね。でもそれだけ眩しいし魅力的なのよ。羨むわ。」
笑って誤魔化す。
彼が眩しく羨ましい事は違いない。
■真乃 真 > 「地獄の底ってマグマとか溜まって逆に明るそうだよね!
うん、でも確かに素直さは無いと思うかな。」
底抜けのプラス思考である。実際マグマがどれくらい明るいのかは知らない。
そして、真乃真と比べて素直さがあるという人物はかなり少ないだろう!
「うん!そう大丈夫だよ!
いやあ、そこまで羨むようなことないよ!
眩しいはともかく魅力的かは微妙だし!」
きっと湿っぽい話ばかりになったのは洗濯物を干そうとするときみたいなことなものだろう。
湿っぽいことも上手く乾かせそうな感じがしたのかもしれない。
■水月エニィ > 「触ると火傷するわよ。」
溜息一つ。
あまり思い詰めても仕方ないので程ほどに思考を切り上げる。
……つもりでも、やはり意識してしまうらしく言葉を続ける。
「どうでしょうね。少なくとも私にとっちゃ魅力的よ。
とても手の届かないものを見た感じ。
……でもちょっとポーズは濃いわね。何かの模倣なの?」
■真乃 真 > 「火傷ですめばいい方だね!」
マグマ系女子…。
だめだ全然目の前の少女のイメージではない…。
「うーん、いつでも身近で人助け!っていう僕の自分自身のイメージと離れるな…。
大丈夫届く、届くさ!思ってるほど遠くないよ!」
なんだろう最近、手が届かないとか相容れないとかそんな事をよく言われる。
イメージの危機である。
「ポーズは…元は好きだったヒーローの真似だったんだけど
さっきのは一応オリジナルだよ!カッコいいだろう?」
無駄にカッコいいポーズを取る。
こういう部分が距離の原因なのかもしれない。
■水月エニィ >
「かもしれないわ。触ってみる?」
当然冗句。
湿っぽくなりすぎないように との意もある。
「はっきり言っておくわ。そりゃそうよ。助けが必要な人よ?
助けてくれる人《ヒーロー》が身近に在ると思える訳ないじゃない。」
断言してみせる。
助けが必要な人にとって、救ってくれる者が身近である筈がない。
救われているからこそ、救ってくれる者が身近だと思えるのだ。
それも特別な誰かではなく、当たり前の誰かに救われているから身近なのだ。
少なくとも水月エニィはそう思う。
少なくとも水月エニィにとっては特別な事である。
「どうかしらね。ヒーローはちょっと良く分からないの。」
誤魔化して微笑む。
■真乃 真 > 「いや、今火傷したら色々困るからやめとくよ!」
軽く笑いながら返す。
「確かにそうかもしれないな…。
でも、僕は人はもっと簡単に気楽に助けられて欲しいと思うんだ。
困ってるなら助けられることが当たり前であるように!
それが特別なんかじゃなくて普通に助けられて欲しい!
だって、困ってる人を助けるのは当たり前だからね!」
助ける事に理由が必要ないように。
そう、助けられるのに理由なんて必要ないと思う。
例え原因が自分の不注意だとしても。全て事故だったとしても。
例え悪人であったとしても、善人であったとしても。
それは人を助けない理由にはならない。
反省はしてもらうし罪は償ってもらうだろうが
それでも手が届くなら助ける。
誰でも当たり前に助けてみせる。
「うーん、パッと見で誰にでもカッコよさが分かるように直した方が良いかもしれないな…。」
■水月エニィ >
「それは大変ね。
政治家か神様にでもならないと難しいわよ。
善意で回される世界は、素敵だけど。」
困った風に笑ってみせる。
助けを求めるが当たり前に助けられる。救われる。
特別なことでなく。普通に助けられる。普通に助ける。
誰もが困った時に救われる。
誰もが救われる権利を当然と思う事が出来る。
それを助けが必要な人にすらもたらすとしたら、
それが当たり前だと思って信じて貰わなければならないし、
信じて貰った以上嘘にしてはならないから成さねばならない。
常世学園の社会に身を置き保障や権利を享受する以上、裏はともあれそれを出来ないとは言わない。
とは言えどのように救いを用意するかにもよるが、大きな何かが必要だろう。
多くのもの要るだろう。水月エニィはそう思えば、冗句を零す。
「身近、って感じじゃないのは確かね。
……じゃ、私はそろそろ行こうかしら。また会いましょう。真乃さん。」
そう告げれば立ち上がり、帰るものとしての挨拶を告げる。
ご案内:「常世公園」から水月エニィさんが去りました。
ご案内:「常世公園」に水月エニィさんが現れました。
ご案内:「常世公園」から水月エニィさんが去りました。
■真乃 真 > 「そうなんだよね…それは難しいんだよね。」
もし、神様に実現出来るなら最初からそんな風にしていただろうし
もし、政治家に実現できるなら既に世界はそんな風だろう。
だからきっとどっちであっても難しい。
世界は善意では回されてはいないのだ。
「だから、少なくとも僕に助けられる時ぐらいは
僕の手が届くところにいる時ぐらいはそんな気持ちでいて欲しいのさ!
僕は近くに困ってる人がいるなら当たり前に助けるから!」
だからいつも身近で人助け。
近くなければ助けられない。
そんな感じなのである。
「それじゃあね水月さん!ああ、また会おう!」
そう言って軽く手を振って見送る。
「さてと、新しいポーズの練習をしなくちゃだね!
…どんなポーズが女子にもカッコよさが伝わりやすいんだろう?」
そんな事を言いながらベンチに座って考え込むのだった。
ご案内:「常世公園」から真乃 真さんが去りました。