2016/09/16 のログ
ご案内:「常世公園」に寄月 秋輝さんが現れました。
■寄月 秋輝 >
授業が終わってしばらくした夕方の公園。
そこのベンチで腰を下ろす姿。
「……いてぇ……」
脇腹を抑える。
絶対安静とのことなので、散歩程度に運動をとどめた結果がこれだ。
ちょっと渋い顔をしながら、持参したお茶を一口。
涼しくなってきたとはいえ、まだ暑い。ようだ。
ご案内:「常世公園」に阿曇留以さんが現れました。
■阿曇留以 > 先日の学校の件から何十時間後。
つまるところ日付が変わっている。
結局あの後、祓いながら慕ってくれている子を寮まで送り届け、もう一度学校へ戻ったがある程度掃討されていた。
仕方なく自分も寮に戻ったが、反省すべき点が多かったために一人反省会も少しやってたりして。
今日は退魔活動はおやすみ。
武器の御札の貯蓄ができていないため、のんびり公園を散歩していた。
長い髪を揺らし、隠し切れない胸を少し揺らしながら秋を感じる風を受け、散歩を――。
「あら?」
しているところに、知り合いの顔をみつけ、ゆっくり近づく。
「こんにちは~、寄月くん」
■寄月 秋輝 >
渋い顔でお茶を飲んでいたが、声をかけられてそちらに顔を向けた。
「こんにちは、留以さん。
お元気そうで」
淡く微笑みを浮かべる。
ベンチの横をぽんぽんと叩いて招いた。
「随分涼しくなりましたね。
こんな格好でも暑くないです」
着物の袖を軽くはためかせながら呟いた。
■阿曇留以 > ベンチを叩く意味に気付き、笑顔を浮かべながら隣の番地に腰掛ける。
「そうね~、最近はずいぶん涼しくなっちゃって。
お互い、和服がちょうど良い季節になって楽よね~」
にゃふにゃふ笑いながら、袖を軽く振り。
夏の間も巫女装束だった留以。
当然髪の毛もあって滅茶苦茶暑かったが、そこは我慢だった。
「ところで、さっきわき腹抑えてたけど大丈夫?
食事の後に運動でもして、いたくしちゃったの?」
■寄月 秋輝 >
「涼しい季節は過ごしやすいですね。
洋服のほうが多いですが、落ち着くのはこちらです」
うむ、と頷く。
自宅や軽い外出では着物が多いのだ。
「……あぁその、ちょっと色々ありまして。
医者からあと三日ほど絶対安静を通告されてるんです。
……しかし退院直後に事故があって、それから痛むんです」
嘘は言ってない。嘘は。
ただ内出血で青黒くなっていたから、本当はもう一度病院に行くべきだったのだろうとも思う。
■阿曇留以 > 絶対安静、という言葉を聞いて困った顔をする。
彼だってもう子供じゃないので、自分のことは自分で決めるだろう。
だが、医者の言葉を無視して出歩くのはどうなのだろう、と思い。
「大人しく、家に戻って安静にしてた方が良いんじゃないかしら~……。
事故も、昨日今日の話でしょ?」
■寄月 秋輝 >
「それはそうなんですが、散歩くらいはしないと逆に疲れて……
三日間の入院生活で、デスクワークはやり尽くしてしまいましたし」
つまりほんの数日前の話である。
とりあえずは無事のようだ。
「……まぁその話は後にしておいて。
先日学校で、妖……のなりそこないが出たのはご存じですか?
僕も少しだけ掃討したんですが」
話を逸らしておく。
これもまた気になる話題でもあるからだ。
■阿曇留以 > 「……あら~……」
妖怪の話を聞いて、これまた、微妙な顔をする。
原因の人間なのだから当然だ。
「あれに参加してたのね~……。
大丈夫だった?
その、結構な量がいたと思うから前の土蜘蛛より苦戦したとおもうのだけれど……」
■寄月 秋輝 >
「いえ、数だけなら僕自身はあれくらいなら。
その気になれば、学園全体を浄化魔術で覆ってもよかったので」
しれっと言い放つ。
魔術技能に関しては自信があるのだろう。
「……ただ、ちょっとした約束があって、武器と魔術、異能は禁止させられたので。
校内を一回りして、持ち前の神性だけで塊ごとブン殴って消してました」
ぐっと右手を握って見せた。
絶対安静の話はどこへいったのか。
■阿曇留以 > 絶対安静とは一体。
いや、そんな突っ込みはよそう。
なんせ自分に非があるのだからそんなことはいえまい。
「そ、そう……そんなことをやってたのね~……。
寄月くん、あまり無茶しちゃだめよ?
神性があるからってそんな身体で体を動かしたら……あら、神性?」
ふと、首を傾げる。
「寄月くん、そういう生まれの人なの?」
■寄月 秋輝 >
「無茶するつもりはなかったんですが……
放っておいて、翌日以降に何かあっても困るなと思ったら居てもたってもいられず」
頭をがりがり。
他に人が居たのはわかっているが、事情も込みで自分でやるしかなかったのだ。
「ええ、はい。
母が神社の跡取り娘でしたから。
浄化術も苦手ではありますが、組むことは出来ますし。
以前も話しましたけど、少しだけ退魔の仕事もしていました」
傍らの刀を握り、鯉口を切って見せる。
刀からは神性がふわりと漂う。
同時に淡く、秋輝の体が守られるように神性が包みこんだ。