2016/11/10 のログ
ご案内:「常世公園」に真乃 真さんが現れました。
真乃 真 > 「ふう、助けた!助けた!」

常世祭期間中とはいえ普段と大きく変わらない公園のベンチ、手の甲で額を拭う男がいる。
異様に長く白いタオルを首に巻いた男である。
額を拭うのならばそのタオルを使えば良いじゃないかと思うかもしれないが
これは吸水性が実に低くタオルとしての役割を果たさないのだ。

「それにしてもやっぱり困ってる人は多かったな!」

落とし物、迷子、道案内、美味しい店知らない?、店番してて…etc
やはり、大きな祭りというのはトラブルが多く困ってる人も多い。
そもそも人がかなり多い。明らかに通りを歩く人の数が増えているのだ。
助けても、助けてもキリがない!

真乃 真 > 手が届くところで、目が届く範囲で困っている人がいるならばそれを助けずにはいられない性分の真からしてみれば
この、どこに行っても何かしら困っている人がいる今の状況は普段よりも著しく行動時間が削られるのだった。

そう言えばこの公園も普段と少しいる人の種類が違う。
祭りの騒がしさから少し離れれるために来る人も多いのかもしれない。

「授業が無くて良かったな…もし、授業もあったら間違えなく授業出られないな!」

きっと、教室にたどり着けない。そんな自信がある!

そんな事を思いながら横にある自販機で飲み物を買う。
流石にこの時期は寒い!辛い、一見暖かそうにも見える首に巻いたタオルはその金属のような冷たさで容赦なく体温を奪う!

選んだのは甘いコーヒー飲料!当然ホットである。

真乃 真 > 去年は展示場でバイトをしていたためあまり多くは回れなかった。
今年も同じバイトをしてほしいと言われていたが相手の都合で無しとなっている。
正直、辛いバイトだったのでそれは良いのだけども…

「それにしても平和だな…!少なくともここは平和だな!」

甘く暖かいコーヒーを飲みながらそんな事を言う。
ああ、少なくともこの公園の中で困ってる人は多分、恐らく、きっと、いないだろう。
いや、見廻してもないから何とも言えないけども!
いない気がする!!

公園を出れば困ってる人は多くいるだろうし、真にもやらなければならない事がある。
…正直この多すぎる人の中で人探しとか普段よりもかなり難しい。
それでも、やらねばならない。正直、平和なのは見えてる範囲の話だけどもそれでも平和って言いたかった。

ご案内:「常世公園」に東雲七生さんが現れました。
東雲七生 > 「あれ、真乃先輩じゃないっすか。」

今日も今日とて人助けっすか、と気軽な調子で声を掛けるのは両手いっぱいに出店の食べ物を抱えた七生である。
あちらこちらの屋台を見て回り、面白そうな物を片っ端から買い漁って、さてどこで食べようかと考えて思い至った常世公園にて。

七生はよく知る先輩を見つけたのだった。

真乃 真 > 「おっと、そういう君は東雲君じゃあないか!そのようすだと常世祭をかなり楽しんでるみたいだね!!
        良い事だ!!」

両手に持たれた出店の食べ物。あれだけ全部食べるのだろうか?
…一人で食べきれるのだろうか?

「…ああ、ちょっと今は休憩しててね!つかの間の平和を満喫しているのさ!!
 常世祭は人が多い分困ってる人もかなり多いからね!!」

基本的に真は平和の中に生きている男であるのだけども!

東雲七生 > 「まあ、ちょっと。色々あって。
 今年は去年よりも買うのも食うのも倍以上なんすよ。」

焼きトウモロコシを取り出しつつ、てくてくと真っ直ぐにベンチへと向かって歩き。
そのままよっこいせ、と腰を下ろした。
荷物は膝に乗せ、両手でトウモロコシを持って真乃を見遣る。

「……ふーん、ご苦労様っす。
 まあ確かに人が多いし、そうすると生じる問題も多くなるとは思うんすけど。
 ……あんまり無理して常世祭何もしないで終わるなんて事になんないよーにしてくださいよー。」

言っても無駄だと思うッすけど、と笑いつつ七生はトウモロコシに齧りついた。
買い揃えた食べ物たちは、全部食べ切るつもりだし、全部食べ切れる量を買ったつもりである。