2016/11/11 のログ
■真乃 真 > 「色々…ああ!成長期だな!!ついに来たのか!!おめでとう!!」
彼にもやっと来たのだ成長期。
すぐに背丈も伸びてもしかしたらそのうち抜かれるかもしれない。
少し、寂しくはあるものの素直に祝福する気持ちが強い!
まあ、きっと20代には背は伸びてることだろう30まで伸びると聞いたことあるし!
30くらいまでには背が伸びて長身になるに違いない!!
「ふふん、僕が無理しすぎると思ったら大きな間違いだぜ!
何の為に実行委員がいると思ってるんだい?自分では助けきれない人を助けてもらう為さ!
まあ、でも今年は確かに殆んど展示とかは見えてないからな…。」
確かに、去年よりも屋台とかも楽しめてない感じがする
バイトもしてないのに!!
■東雲七生 > 「学校まで蹴り飛ばすっすよ先輩。」
七生の声のトーンが三段階くらい落ちた。
本人はとうの昔に成長期に入ってると思っているし、それでも背が伸びないのは認めがたい事実として捉えている。
少なくとも他人にとやかく言われる筋合いはない。
がるる、と小さく唸り声を上げながら焼きモロコシに被り付いて。
「真乃先輩だって今三年生だから来年が常世祭最後になっちゃうわけでしょう?
俺はまだ二年あるから良いっすけど、最後の年だけで全部見切れるんすか?」
多分来年も人助けに奔走して良そうな先輩の事だから、ともしゃもしゃとモロコシを咀嚼しつつ少しだけ気遣いを見せる。
実行委員が居るんだから、今の期間くらい何かあったら実行委員へ連絡するだけにしておけばいいのに、と付け足して。
■真乃 真 > 「まあ、落ち着こう!確かに君のキックなら頑張れば届くかもしれないが…
…きっと僕の体が耐えきれない!ああ、落ち着くべきだよ!!」
多分かなり痛い。
痛いですんだらいいけども…
前も身長の事で怒らせた気がする!!いや、でも今回はプラスだったし!!
反省はあまりしていない様子である。
「それを言い出したら、困ってる人だってこれが最後の常世祭になるかも知れないよ?
特に観光で来てる人なんかは慣れない場所で不安だろう、分からない事ばかりで困るだろう。
そんな思いをしてる人がいるかもしれないと思ったら…僕が常世祭を見切れるかどうかなんて些細な事さ!」
確かに展示は気になるし、屋台の食べ物も食べたいが困っている人がいる方がもっと気になる。
放っておいては落ち着いて楽しむことも出来ないだろう。
「それに、卒業してここから出たとしても常世祭には来るよ!
僕はこの島がかなり好きだからね。常世祭じゃなくても行くかもしれない!」
■東雲七生 > 「頑張らなくても届くと思うんすよね、割と。
まー冗談は置いといて。冗談すよね?ね?
実際のところ、昨日なかなか面白い後輩と知り合いまして。
その為に色々と挑戦しとこうっつーか何つーか。
うまひもんふぁっふぁらふぉーふぉくもむもむ……。」
訳:美味いもん見つけたら報告しようと思って。
話してる途中だと言うのに再度焼きトウモロコシを咀嚼し始めて何を言ってるのか分からない状態に。
相変わらず真乃先輩に対してはだいぶ雑な態度だが、それでも怒ってるよりはマシだろうと言う自己判断の下だった。
「んむ。
……まー、確かにそうっすけど。
つか、そういうと思ったから、まあ言っても無駄だと思うって前置きしたんすけどね。」
トウモロコシをくるくる回しながら一気に食べ進める。
そんな仕草が幼い顔と相俟ってさながら小動物の様だが、先の事を引き摺っているのか声のトーンは結構シビアだ。
「んむんむ。
まあ、確かに卒業したらこの島に立ち入れなくなるわけじゃないっすけど。
それでも、生徒として楽しめるのはそう多くない訳じゃないっすか。」
留年するつもりならともかく、と小さく溜息を零しつつ。
■真乃 真 > 頑張らなくても届くのか…。
学校の方を一回見る。うん、結構遠いな…。
「…うん、後輩の前でいいとこ見せたりするのは大事だと思う!
いいところは見せておくべきだよ!僕みたいに!そう、僕みたいに!!」
そんな事を言いながら無駄にカッコいいポーズをとる!
普段よりも一割増しでカッコ良い気がする!!
明らかに後輩の注意が自分のカッコいいポーズよりトウモロコシに向いているが気にしない!!
気にしないのだ!!
「でも、肝に銘じておくよ!具体的に言えば展示を楽しみにながら助けるようにする!!
いや、助ける人と一緒に展示を楽しむの方が良いかな?」
もしも可能なら一石二鳥、一石二鳥であるのだが…。
まあ、難しいよね!屋台を楽しむなら簡単な気がする!
「そうだね、卒業したら異能を戦闘に使う機会とか絶対ないよ!
僕は生まれつき異能持ってるけどそんなこと島に来るまで一回も無かったし!
出来なくなることは多いかもしれないな。
ああ、あと一年ちょっとだもんね…。」
真に留年するつもりはさらさらない!
成績も意外に意外と悪くないし、単位もばっちり足りている!
■東雲七生 > 「良いとこ見せるつもりって訳じゃないんすけどね?
ああ、もしかしたら真乃先輩もそのうち会うかもしんないっすね。」
カッコいいポーズ自体には関心はあるけれど、それをしている真乃先輩にはあんまり……というのは胸に伏せて。
食べ終えたトウモロコシの芯をそっと紙に包んで袋へとしまう。
続けて取り出したのは握り拳ほどの大きさで全面に乗りが巻かれたさながら爆弾の様なおむすびだ。
「ええと、そういう問題じゃない気もするんすけど……
まあいいっす。怪我だけはしないようにして、真乃先輩のやりたいようにしたら良いんじゃないっすか。」
本当に、本当に自分の周りは頑固者ばっかりだと肩を竦める。
もう少し気楽に生きられないものだろうかと考えて、あながち自分も他人のことを言えないなと苦笑した。
本人がそれで良いと思うのなら、それで良いのだろう、きっと。
「んー……。
真乃先輩は卒業後の進路とか決めてるんすか?
いや、別に決まってないなら決まってないで良いんすけど。」
おにぎりに齧りつきながら七生は尋ねる。
再来年の春を迎えた時、目の前の先輩は一体何処へ行くのだろうかと。
■真乃 真 > 「でも、基本的に先輩というやつは後輩に対して良いところを見せたいからな!
もし会ったらいいとこ見せとくよ!」
どんな後輩であるかは分からないけども!
真は基本的にどんな相手が相手でも殆んど変わらないのでもし会ったらカッコいいポーズをきめるだろう!さっきみたいに!
でも、もし今みたいに食べ物に夢中で見られなかったらどうしよう…さ、流石にそれは無いだろうな!!
「ああ、言われなくてもさ!
僕以上にやりたいようにやって生きてるやつは他にいないと思うね!」
自信ありげな笑みを浮かべてそんな事を言う。
なんの陰りもなくそう思っているのだ!
「…進路、進路かー。
先生みたいな事を聞くな君は!とりあえず実家に帰って地元で仕事を探すことにするよ!
どんな仕事をやりながらでも人助けは出来るしね!東雲君は何か考えてたりするのかい?」
具体的ではないけども何となくのヴィジョンはある。
出来たらこの島で学んだことを生かせる仕事をしたいと思っている。
例えば、異世界言語とか!今授業でとっているが生かせる機会があるかもしれない!
■東雲七生 > 「そういうもんすかね。……いや、やっぱちょっと分かる気がします。
二年になって、後輩が出来て、なるべく危なくない学園生活送って貰いたいのに、どいつもこいつも言う事聞いてくれないし。」
口の端に米粒を付けて溜息を溢す。
七生でさえもう少し聞き分けのある一年生だった気がするのだが、どうやら今年はだいぶ我の強い新入生が多いらしいと。
「実家、っすか。先輩の実家。何処にあるんすか?
俺は……まあ、とりあえず島から出てみようかと思うんすよね。
島から出て、本土や他の世界を旅してみようと思います。」
武者修行の旅と言えば聞こえは良いが、そこまで荒い事をするつもりはなく。
見聞を広める旅だ、もっともっと世界を知りたいと思う七生だから。
その為にももっと体を鍛えないとならないな、と自分の腕を見る。
■真乃 真 > 「この島に入ってくる人は個性的な人が多いからね。
本当にね!あっ東雲君も十分個性的だからね!」
今まで何人くらい後輩と会っただろう?
結構多いけど皆個性的だった!皆元気かな?
「僕の実家かい?かなり田舎だよ!
しかも田舎の割に風習とか伝説とか一切ないんだよ!」
そう、真の実家はとても田舎、本土の方の島である。
そんな普通の田舎で育ったのだ。
何故普通の田舎でこうなったのだろう…。
「本土はともかく他の世界とは大きく出たな!!
ちゃんと両親にも言っておきなよ他の世界とか行ったら帰れなくなるかもしれないんだから!
帰りたくても帰れないのはやっぱり、かなり辛いみたいだしね…。」
本土でも危険な場所はあるし、そういうことは相談するべきだと思う。
きっと、彼にも実家があるだろうし両親もいるのだろう。
そういうことは伝えるべきだ!たとえ仲が悪かったとしても!
■東雲七生 > 「一言余計なんすよね、大概。」
にっこりと笑みを浮かべたまま、静かに片足を浮かせる。
いつでも蹴飛ばせるぞ、とアピールするためだ。
それでも今は屋台の食べ物を食べて、件の後輩にオススメするためのレビューを考えるのを優先するのだが。
「……田舎の、島っすか。
本土──日本って、結構大小様々な島があるらしいすね。
ふーん、田舎の島かあ風習や伝説とかも無い、普通の……。」
どんな島だろう。
七生にとって島と言ったらこの常世島以外に知らない。
知識は有れど実感は無いという変な感じの「知らない」なのだが。
少しだけ興味が沸いて、いずれ学校を卒業した時に行ってみようかと考える。
「まあ、まずはこの世界を十二分に歩いてからっすけどね。
その頃にはある程度異世界との行き来も出来る様に……なってるんじゃないかなあ。厳しいっすかねえ?
………。
ん、まあそうっすよね。折を見て話してはみますよ。うん。」
あはは、と笑いながら頷く。誰に、と喉元まで出かかるのを飲み下して。
実家も両親も少なくとも七生の中には無い。常世島の外の知識同様、実感が伴わない虚ろな知識だ。
しかし、それを口にするつもりは無い。きっと要らない心配をさせる事になると判っている、つもりだから。
「うん、だから、大丈夫っすよ。
それにほら、まだ二年ちょいここでやってかなきゃなんないっすし、俺は。」
■真乃 真 > 「いい意味で!いい意味で!でも、確かに一年生は個性的な子が多い気がするね!」
必死に両手を出して抑えようと慌てる情けない先輩の姿がそこにあった!
気のせいかもしれない。
次に二年生が個性的で、三年生は僕も含めて普通よりだな!!
きっと勘違いである。ちなみに先輩たちも個性的な印象がある。
「海外か異世界の人みたいな言い方だな!
ああ、普通の島だよ。異能者も僕以外いなければ魔術を使える人も無い!
取り残されたみたいに普通の島だった。」
この後輩は何か時々そういう事がある気がする。
バレンタインも知らなかったし!!
「ははーん、さては仲悪いんだな!
それでも話しといた方が良いね!!」
真の家は仲がいい両親とも妹ともかなり良好な関係を築いている!
「そうか、君はまだ二年あるんだな。
…後悔はしてないけど羨ましいな!この島で出来る事全部やろうとしたら4年では全然足りないからなな!」
常世島で習える教科はいくつあるのだろう?どんな店があって、どんな食べ物が買えるのだろう?
見るものも凄く沢山あるだろうな。会ってない人、話したことの無い人も多くいる。
それに加えて人助けだ!時間がいくらあっても足りない!
それでも可能な限り最高にこの学園生活を楽しめるよう頑張ろう!!
そうと決まればまずはこの常世祭を楽しまないと!!
甘く温くなってしまったコーヒーを一気に飲み干し立ち上がる。
その缶をゴミ箱に捨てて一回伸びをして
「さてと!」
自分に気合いを入れるように無駄にカッコいいポーズをとり!
「それじゃあそろそろ、僕は行くよ!
東雲君も楽しみなよ!常世祭!僕も楽しんでくるとするからさ!!」
そんな事を言って走り去っていく。
…でも、そんな事を言いながらもきっとまたどこかで誰かを助けているのだろうけど。
ご案内:「常世公園」から真乃 真さんが去りました。
■東雲七生 > 「そういう事にしとくっすね。
……ホント、個性的っすよね。俺が知り合ったのは大体女子っすけど、大体俺と同じくらいの背か、高いか……胸も大きいし。
ホント理不尽っすよね。いや、俺は別に胸は大きくならんで良いんすけど。」
なっても困る。
実のところ昨日知り合った後輩もそうだったので、うっかり口を滑らせただけなのだが、自分の背丈を引き合いに出して誤魔化した。
「あ、あはははは。
へえ、普通の、住人も普通な島なんすね……へぇ。」
超常が蔓延る今の世界で、それは逆に珍しそうだ。
ますます行ってみたいと思いながら、七生は小さく笑みを浮かべた。
少しだけ、そんな風に故郷を話せる先輩が、本当に少しだけ羨ましかった。
「あはは、時間は足んないっすよね。先輩なら尚更足りなさそうだ。
でも、そういう時は周りを、友達とかを頼っても良いと思うんすよね。自分だけじゃ足りなくても、二人、三人、もっと多ければきっと何とかなると思うんすよ。」
とはいえ、多くの事を知りたい、経験したいと言う気持ちは解る。七生だってそうだ。
だからこうして屋台の料理を片っ端から食べているのだし。
「ういっす、それじゃあ先輩もお達者でー。」
ひらり、と手を振ってカッコいいポーズに応える。
確かにカッコいいんだけど、素直にカッコいいと言えないのは何故なのだろう。
走り去る背を見送りながら、残った七生は一人、そんなことを考える。
■東雲七生 > 「さてと、俺はどうしよっかな……」
場所を変えても良いし、このまま公園でのんびりもぐもぐしてても良いだろう。
まだまだ食べなきゃならない物はいっぱいあるし、送るメールの文面も考えなければならない。
いや、無理して送らなくても良いだろう事は七生自身も分かっているのだが。常世祭もいつまでも続くわけではない。
思い立ったが何とやら、というやつである。
「……てか、あ。
俺が先に食っちゃってたらダメじゃん……。」
はたと気が付く。
けれども美味かったどうかは食べてみないと解らないし、
美味そうだからという理由で連れて行ってハズレを引いたらと思うと居た堪れない。
まあ、その時一緒に食べれば良いということにして、今ある分は全部食べてしまおうと七生は改めて決意する。
「えーと。とりあえず今日、今まで食ったのをまとめとくか。」
もしゃもしゃとおにぎりの最後の一欠片を口に放り込んでそれを咀嚼しつつ。
上着のポケットから携帯端末を取り出すとメモ帳アプリを起動して屋台の名前と評価を記していく。
後ほどそれらをまとめた物を、メール本文として送るのだ。
ご案内:「常世公園」から東雲七生さんが去りました。