2016/12/28 のログ
ご案内:「常世公園」にフィアドラさんが現れました。
フィアドラ > 街にあふれていたクリスマスの飾りはもうどこかに行ってしまいました。
それでも、街にはまだなんとななくそわそわしたような急いでいるようなそんな感じが残っています。
でも、そんな感じを気にも止めていないようないつもの公園のベンチで私は座っていました。

きっと、去年まではこんな寒いところで座っているなんてできなかったでしょう。
でも、最近手に入れた道具は持っているだけで体があったまって寒いところでもへっちゃらなのです。

私の隣には大きな靴下が片ほうだけ。
靴を履いたままでも簡単に履けてしまいそうなそんな大きな靴下です。

…まだお昼だというのに暗くて雨でも降りそうなそんな空を見ながら最近なんども繰り返してる同じ言葉をつぶやきます。

「…サンタさんまだかな。」

フィアドラ > この世界ではクリスマスになるとサンタ・クロースという人が子供にプレゼントを配ると教えてもらいました。
そこで私はクリスマスの夜サンタさんが来るのを楽しみにしながら寝てたのですがプレゼントは届いていませんでした。

…一人で世界中の子供にプレゼントを配るのです。きっと大変でクリスマスの間には終わらないのも仕方ありません。
そう思って、となりに靴下をおいてずっと待っているのですがやっぱり中々来ないのです。

…もしかして起きているときは来ないんでしょうか?

そう思って、ベンチで横になりました。
ベンチはとても冷たくてすぐにでも起きたくなりましたがプレゼントの為です我慢してずっと横になります!

フィアドラ > …いつになったら来るのでしょう?

冷たいベンチに寝そべるうちに少しずつ辛くなってきます。
もしかしてサンタさんは人間にしかプレゼントをあげないんじゃないでしょうか?
そんな、考えも浮かんできます。
…多分、きっとそうなのでしょう。あーあ、それなら初めから言ってくれてたら良かったのに。

そしたら、こんな風に待たなくても良かったのに…。

フィアドラ > 「ああ、もう!えいっ!」

尻尾の勢いで起き上がり立ち上がります!
くれないのならもう、別にいいです!

でも、もし今度会ったら一回何で人間だけなのか聞いてやります!
その時まで待ってればいいのですサンタクロース!

ご案内:「常世公園」からフィアドラさんが去りました。