2017/03/16 のログ
ご案内:「常世公園」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > 今夜も巡回警備の当番は何事もなく…とも言えないが、まぁ無難にこなせたとは思う。
ショルダータイプのライフルケースを担ぎつつ、風紀委員会の制服の上に防寒具を纏って夜道を歩く。
気が付けば、特に意識した訳でもないのだが常世公園にフラリと辿り着いていた。
「……無意識に辿り着くって事は意外とお気に入りスポットなのかな自分的には」
落ち着ける場所だとは思うが…特に人気の少ない夜間などは。
近くの自販機で飲み物でも適当に買おうと思い立ち、そのままゆっくりと歩いて行く。
(……取り合えず、散弾銃の支給を申請してみたけど…どうなるかなぁ)
とある少女からのアドバイスを元に、近接で使える銃火器を検討してみたが。
幾つか候補を絞り込み、結論として散弾銃辺りを試してみようという事に。勿論弾丸は非殺傷式の特殊弾頭という条件付きで。
(……と、いうか実弾なんて撃てる気がしないよ…)
自販機に辿り着けば、ジャケットのポケットから財布を取り出して小銭を投入口へ。
飲み物は…緑茶でいいか。ペットボトルの。やや渋いチョイスだがそれはそれ。
ご案内:「常世公園」に和元月香さんが現れました。
ご案内:「常世公園」にイチゴウさんが現れました。
■和元月香 > 夜間の公園、突如響き渡る奇妙なメロディー。
妙にゆっくりとしたスキップを刻みながら、月香は調子のずれた歌を口ずさんでいた。
「ららららら~ん♪るるるるる~ん♪」
…理由は敢えて言えば、家族の仕送りがあまりにも少なく、服を買う余裕さえ無くてどうしてやろうかこん畜生と荒ぶっているだけだ。
公園内に他に人が居る事を…まだ気付いてはいない。
■イチゴウ > 今日は珍しく暴力をふるわなかった日だ。
そんな事を思いながら
妙な形をした四足ロボットは夜道を
機械音をたてながら歩いていた。
その時にふと公園の前を通りかかり
自販機の前の人物が目に入る。
「ん?あれは・・・ちょっと待てよ。」
ーーーID認証、データベースアクセス完了。
イチゴウは視界情報に風紀データベースを
展開させて検索を始める。
「間違いない。噂に聞くスゴ腕射手だ。」
イチゴウはまるで有名人でも見つけたような
足取りで公園へと入っていく。
■飛鷹与一 > 「……ふぅ」
緑茶のペットボトルを取り出せば、その場でキャップを開けて一口……温まりますなぁ。
無表情は相変わらずだが、微妙にほっこりとした空気で緑茶を飲んでいたら…。
(……ん?鼻歌…かな?それに…何だろう、機械音?)
ペットボトルの緑茶を飲みながら、何気なく死んだ瞳をそちらへと向ける。
……何か、調子はずれの鼻歌を歌ってこちらに歩いてくる少女。
そして、四足歩行のロボット……ロボット!?
(……何だこの組み合わせ)
勿論、二人(?)はバラバラにやって来ているようなので、たぶん偶然なのだろうが。
それに、何故かは分からないが少女の方から変なヤバい気配を感じる。
それは、少年の異能が”警告”しているからなのだが、まだそこまでは自身の異能に精通はしていない。
結果、取り合えず二人の方を眺めて目が合えば会釈するといった感じになるだろう。
■和元月香 > 何だか気分が乗ってきたのでくるくるとスカートを翻しながら回っていると、
「ん?」
…すぐ近くの自動販売機の前に人影のような物が見えてぴしりと固まる。
(気のせいかな?
気のせいだよね?いや気のせいだと願いたい…。
…気のせいじゃなかった!!)
男子生徒、だろうか。
よく分からないが、とりあえずこれはマズい。
月香は悪くは無い脳をフル回転させて何とか解決策を考えるも、コンマ一秒で詰んだ。
「どうしようこれ死ねと…?」
しかも聞こえてくるのは第三者?の接近を知らせる機械音。
とりあえず男子生徒の方へすたすた近寄ってにこっと笑って声を掛けた。
「…見なかった事にして下さい!」
■イチゴウ > 「畜生。何でこんなに重いんだ?」
イチゴウは背負っている重機関銃の重さに
思わず愚痴を漏らす。
それにこいつは中々にかさばる。
あの風紀委員に不審がられないといいんだが。
そしてもう一つ気付いたこと。
イチゴウの音声センサーが妙な歌を拾った。
その方向を見てみると生徒らしき少女が
同じ方向に向かって歩いていく
もっとも彼女は自分の世界に入っているっぽいが。
そしてある程度自販機前の風紀委員に近づくと
「やあはじめまして。
キミは最近風紀で噂のライフルマンかな?」
いきなり声をかける。
ご案内:「常世公園」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > さて、ご機嫌に鼻歌だけでなく、とうとうスカートを翻して回り始めた少女。
…が、その動きが止まった。どうやらこちらに気付いたらしい。
こういう時は、まぁ見てなかったという事にしておくのが多分正解なのだろうと思いたい。なので…。
「……あ、ハイ。俺は何も見てません」
とてもいい笑顔でスタスタ近寄ってきた少女の、開口一番の見なかった事にして下さい発言に無表情で頷いた。
別に、恥ずかしい場面を見たからといって、咎める気もからかう気もないのだし。
そして、もう一人…ロボットさんへと視線を向ける。…うん、何かどう見ても物騒な物を背負ってらっしゃる。
あんなので撃たれたら普通に死ぬ…!
(…いや、俺の異能が死なせないんだろうけど寿命が縮む…!!)
と、内心で戦々恐々としながらも顔はやっぱり冷静な無表情である。
感情があまり表に出ないのが幸いというべきか何なのか。
…いや、ちょっと待ってほしい。彼?は今何と言った?
「…あの、すいません噂って何ですか?確かに狙撃には多少心得はありますが…」
あちらはデータベースでこちらを把握していても、こちらは彼を知らない。
あと、噂って何でそんなに広まってるんだ!?とか内心で慌てる。
目立つのは苦手だから地味でいいのに…!