2017/08/13 のログ
■鈴木竜一 > 「んー,分からないけど難しく考えすぎなんじゃねーかなぁ。
友達なんてほら,一緒にしゃべって楽しかったらそれで友達でいいよーな気がすんだけど。」
駄目かなぁ?と,苦笑する。
この青年にとって“友達”という言葉に大きな意味は無いらしい。
それこそ,一緒に過ごす同年代,がそのまま友達に該当するような…
「あー,それは確かにそーだわ!
100歳でまだまだ子供とか言われるともうどーしよーもねーって感じ!
……ミル?どんな字書くの?」
楽しそうに笑ったりしつつ,貴方の名前が脳内で漢字変換できなかった青年は,そう聞き返した。
「……いまコロスって言いかけたっしょ。
おーコワイコワイ,もっとこう,平和にスポーツとかやれないもんかな?」
この島だとみんな,戦うためのトレーニングをしているような気がする。
それだけ自衛の手段が必要と言うことなのだろうけれど,
スポーツとして身体を鍛えて来た青年にはどうも馴染めなかった。
「ふーん…でも,それだと一方通行じゃんか。
もし誰かがミルに恋しちゃったら,ミルは応えてやらないん?」
特別な存在になりたい。特別な存在は欲しくない。
特別な存在とは相互関係であると無意識に考えている青年はその矛盾になりうる点に注目した。
「確かにソレめっちゃ目立つよなぁ!さっきから気になってたけども!
何なん,ソレ……暗視装置とかそーいうハイテクなヤツ?」
■筑波 察 > 「難しく考えてないと頭の中空っぽになっちゃうじゃん?
難しく言ってるけど、実際そこまで真面目に難しく生きてるわけじゃないよ」
(常に何かを考えてないと落ち着かない。
そう感じるようになったのはわりと最近だったりする。)
「そそ、80年で人生を終える人間と、1000年も10000年も生きる種族を、
同じ時間軸で語るのは、ちょっと問題がありそうでしょう?
観察の察って書いて、みるって読むんだ。
一度殺されかけるとね、楽しく生活するには自分の身を守れないといけないからね。
何から身を守るのか、それは危ない人だったり、厄介な力だったり、
人に依るけど。
スポーツはあまり得意じゃないかな」
(この島は基本なんでもありだ。
ルールで禁止されていることもあるが、ばれなきゃOKだったりもする)
「誰かが僕を好いてくれたら?
……どうだろうね。どう答えてあげるのが正しいのかな」
(正直、考えたこともなかった。
酷いことを言って相手にトラウマを植え付けてもいいな。
と考える反面、普通に受け入れたらどうなるのか、というのも考える)
「これ?これは僕の眼だよ」
(実際は眼以上にいろいろ見えたりするのだが、説明として間違ってはいない>
■鈴木竜一 > 「……俺は頭ん中空っぽでもいいや。」
外見通り,基本的には頭を使うより先に行動するタイプの青年。
貴方と同じ考え方はできないし,やろうとも思えない。
……以前の貴方を知っていれば,また印象も違ったのかもしれないが。
「ミル……察か!結構珍しい字だなぁ…!」
覚えたぞ!となぜか少しだけ得意げに言ってから,
「あー……なるほどな,確かにそうかも知れない。
必要だからやってるのか……まー,そうだよなぁ……。」
青年の言葉は,途端に歯切れが悪くなった。
自分の異能を理解しているからこそ,この決して埋まらない溝を実感してしまう。
青年は殺されかけるどころか,2度死んでいるのだ。そしてその度に,何事も無かったかのように目を覚ます。
青年にとって“身を守る力”は,必至のものではなかった。
……自分以外に守るものが出来れば,別なのかも知れないが。
「それこそ考えるしかないんじゃないかー?察の得意分野じゃん。」
貴方が思ったよりも迷った素振りを見せるから,青年は少し調子に乗って言葉をかぶせた。
青年自身,人並みに恋愛経験もあるのだが,そこまで大恋愛をしてきたわけでもない。
「…①ジョークである。②実はめっちゃすごい眼鏡。③衝撃の事実、察はロボットだった。」
■筑波 察 > 「どうにも望んでないのに最近夢の中でも考え事をするようになってね。
機能は夢なのか現実なのか区別がつかなくて焦ったよ。
珍しい名前だろう?
皮肉なことに名前とは逆で僕は眼が見えなくてね。
このゴーグルが目の代わりに視界を確保しているんだ」
(そう、察の眼はいつも血を流している。血が止まれば視力は戻るが、
止まらない。止まらないし、血が流れないと能力が使えない。
卵が先か、鶏が先か。堂々巡りをしている)
「まま、そこまで治安が悪いってわけじゃない。
風紀委員がそれなりに仕事をしているからね。
まぁ、考え事は得意分野だけど、
でもそういう考え事は好きな人が出来てからじゃないとスイッチが入らないからねぇ」
(これでも島に来る前は恋人がいたのだ。
ほとんど覚えてないけど>
■鈴木竜一 > 「マジで末期症状だってソレ…頭ん中パンパンでもマズいんじゃねぇの?
まぁ,笑って話せるんならいいけどさ,そのうち病んじまいそう。」
苦笑を浮かべてから,貴方のゴーグルの理由を聞く。
想像したのとそう大きな隔たりは無かったので,素直に納得できた。
血を流している,という部分を知れば驚きもしただろうが。
「なるほどなー,いちいちそれ付けるのは面倒そうだけど,見えるならその方が良いよな!
ってか,どんな風に見えてんの?やっぱズームとかできたりするん?」
目が見えない,という事態に対しても遠慮することはしない。
何故なら貴方がそこに悲壮感を見せなかったから。この青年,基本的には前向きな性格をしている。
「風紀委員は頼りになりそうだわ…うん,けっこうマジで。
それにまぁ,明らかにヤバげな街に入らなければ大丈夫なんじゃね?」
落第街の事だろう。どう見てもあの場所は,マトモじゃない雰囲気を醸し出している。
「あー!!確かにそうだよな!!想像すんのと本人目の前にすんのじゃ,全然違うしな!
なんだよ察もそういうハナシ分かるんじゃんか!」
■筑波 察 > 「どうなんだろうね?さすがにマズいのかなぁとは思うけど。
イルカと同じだと思えば別に大丈夫かなぁとか」
(イルカは右脳と左脳を交互に使う。おなじ哺乳類だし、うん)
「基本つけっぱなしだからねぇ。肉眼よりこっちの方が見えるし。
ズームは15倍まで。赤外線と紫外線の域まで見えるから夜でも人影とかはみえるよ。
あと実験的にアンテナも埋め込んでるから電磁波もみえる」
(電磁波が見える。
きっと普通の人なら想像しえない風景だろう)
「そうだねぇ、
でも風紀委員や学園が本気じゃないからヤバめの町が残ってるんだけどね。
そういう意味では職務怠慢かもしれないね」
(落第街やスラム、路地裏は治安は最悪だ。
一度死にかけてるのだから)
「これでも恋仲の人はいたからねぇ?
当時の僕は今の僕とは大きく違うけど。
当時は何を考えていたのか思い出せないし」>
■鈴木竜一 > 「いや,駄目だろ……察はイルカじゃねーんだし。」
こんなに深く考える人が出した例があまりにも突拍子もないものだったから,思わず真面目に突っ込んでしまった。
クソ真面目で堅いだけだと思ったけど,何だよ面白いじゃないか…。
「15倍もすげーけど,もうなんか意味分からねぇな!
え、例えば…このスマホから出る電磁波とかも見えたりするん?」
何の変哲も無いスマホを取り出して,貴方に見せながら。
「……そう言えばそうなのか…。
あれか,映画とかでよくあるヤツ…警察とマフィアが取引してる的な!!」
実際のところ,落第街の存在によって他のブロックの治安が維持されているという見方も無くはないかもしれない。
これは専門家でなければ判断できない部分であろうけれど…
「…マジかよ,相手イルカじゃねぇだろうな?」
そこまで言ってから,流石に言いすぎた,と内心で反省する。
「今と大きく違う…ってのは,異能とかに関係するハナシだったりする?」
■筑波 察 > 「人間の親から生まれたはずだけど、
実験の過程で脳みそを入れ替えられたかもしれない…」
(深刻な声色で答えて見せるが、表情は真顔だ。ふざけている)
「普通に望遠鏡をのぞいてる感じだと思えば良いよ。
見えるよ?ゴーグルがプロトコルに対応してれば、
電磁波がどんな情報を含んでいるのかも見れる」
どうだろう。汚職風紀委員はいるかもしれないけど、
僕の知ってる風紀委員はちょっと真面目過ぎるくらいだからなぁ」
(残念ながら社会学とか、犯罪とか、そういうのは専門の範囲外なのでわからないが、
自分が知っている人たちは真面目な人たちだと思う)
「普通の人間だったはずだけど、どうだろう。自信ないや…
んー、本島にいたときは割と猫かぶってたからね。
こっちに来てからは割とこんな感じだけど」
(やっぱり真顔。でもふざけている>
■鈴木竜一 > 「イルカ人間かよ。
じゃあ,この世界の海のどこかには察の脳みそが入った人間イルカが?!」
ふざけているのを悟ってか,青年はそんな冗談を言って笑った。
「望遠鏡の方は分かるんだけれど…マジかよ察の近くじゃメールも打てないなぁ。
…ってかそれ便利すぎない?察はやらなそうだけど,カンニングとかし放題だろうし。」
相変わらずだが,考え方が酷い。でもやってやれないことはないよね?
「俺が出会ったおねーさんも,ほんっとに真面目そうな人だったなぁ。
ま,ああいう設定は映画の中だけってことかー?」
「…おい,そこは自信持とうぜ,察。
猫かぶりの察も見てみたい気がするけど,今のほうが良いんじゃね?
マジメでカタイ奴だと思ったけど,何だかんだで面白いし。」
■筑波 察 > 「イルカ人間を倒すために高校生が銃をもって戦うお話があった気がするね。
僕の脳みそを入れられたイルカは不憫すぎるくらいだ。
もしかしたらそのイルカが察としての本体かもしれないけど」
「カンニングもできるし、壁の向こうも服の向こうもみようとすればできるよ?
やったことないけど。
何よりもこれ、バッテリー動くからあまりそういう使い方はできないんだ。」
(男子ならそういう機能にあこがれたりするのだろうか。
ぶっちゃけできるというだけでやったことは本当にない)
「映画のなかだけだろうし、映画のなかだけにしてほしいね
冗談冗談。ちゃんと人間だったよ。間違いない。
猫をかぶった僕、ねぇ?
正直、あんな息苦しい思いをするくらいなら今の調子で話していた方がらくだ」>
■鈴木竜一 > 「マジか…今度レンタル探してみるわ。
もう何が何だか分からなくなってるけども,まぁ,なんだ,こういう馬鹿話してっと頭ん中も良い感じにリラックスできない?」
「……って,何その魔法のアイテム。覗き放題とかちょっとマジかよ…。
いや,でも俺だってそんな覗きなんかしない……かな,うん。」
健全な高校男子たるもの,そういったアイテムにあこがれて然るべきである。
でもきっと,実際に使ったら罪悪感とかいろんな感情で楽しめないんだろうなーとか。
「……今度ちょっとだけやってみない?」
やめておきなさい。
「良いじゃん,察が楽なのもいいし,俺だって猫被った相手と笑い合っててもちょっと寂しいしなぁ。
難しいハナシばっかだと頭痛くなっちまーけど,今くらいの馬鹿話具合だったら俺も付いていけるし!」
■筑波 察 > 「うん、物語の序盤でヒロイン死んじゃうけど。面白かったよ。
そうだねぇ、頭の中はいつもいろいろ考えてるけど、
いつもと違う思考で話している感じはあるねぇ」
(さらっとネタバレ。でもそのヒロインの死は物語の中では些細な出来事だ)
「んー、僕は別に覗いてみたい娘とかはいないけど、
除いた映像をスマホに出すことも…
ん?スマホから僕へは出来たけどその逆ってどうなんだろう…
もしかしたら視界の共有とかできたりしないのかな…」
(何かを思いついたのか、ぶつぶつと考え事にふけってしまう)
「ああ、まぁ、ちょっと最近行き詰ってたからね。
いい気分転換にはなったかな」>
■鈴木竜一 > 「ヒロイン序盤で死ぬのかよ!てかそれ言っちゃうのかよ!!
あー,この子死ぬんだー。って感じで観なくちゃいけねーじゃんか!」
ネタバレをしっかり突っ込んで笑う。
きっと帰りに,本当に借りていくことだろう。
「すげぇ…っても俺も覗いてみたい娘はまだいないなぁ。
ってか,なんかさ,スマホに出したり保存したりすっと,途端に犯罪臭がしてこない?」
冗談交じりにそう言ったが,貴方はなんだか考え込んでしまったようで…。
おーい,大袈裟に手を振ってみたりしつつ。
「そら良かった!っと,そーだ,連絡先とか交換しない?
別に覗きをする約束の為じゃないからな!」
■筑波 察 > 「そそ、主人公はヒロインの死に苦しみながら敵を撃ち殺すんだ。
でも面白い話だから、見てみるのもいいかもね。
でもきっと覗いてみたいなぁって思える娘に限って、
罪悪感で覗けなくなるんだよ。
ほら、本当に好きな子には意地悪したくなるし、
オカズにできないとか言うし」
(いきなり何を言っているのか。
そんな発言をしている裏では、
思いついたアイディアを形にすべくあれこれ思案しているのだが)
「連絡先?構わないけど。
でも僕普段誰かと連絡を取ったりしないから、アドレスも番号も覚えてないや」
(そういっては自分のスマホを取り出すと、
自分のアドレスが書いてある情報欄を探して、相手にみせる>
■鈴木竜一 > 「ヒロイン死んでる時点でハッピーエンドは望めねぇなぁ…。」
もしかしたら違う形でハッピーエンドを迎えるのかも知れないけれど。
「分かる…分かるぞ察!意識しちゃうと急に駄目になったりするもんなー!
ってか,俺は意地悪したくならねぇぞ!オカズにできないってのは同感だけどな!」
こういう馬鹿話を,まさかこの真面目そうだった察とするなんて。
やっぱり第一印象だけではわからないことだらけだ。
「さんきゅ!まー,交換してもあんまし連絡とり合ったりはしないかもしれねーけどさ…
…それこそ“友達”の第一歩っぽいじゃん?」
見せられたそれを,さっと手早く登録して…
「…ほい,メール送った!番号もは入ってるから気が向いたら登録しといてよ。
さって,それじゃマジでイルカのDVD借りて帰っかなー。」
…立ち上がる。
「……分かってるだろーけど,覗きの話は他言無用な!
お互いの幸せと名誉のために!」
そうとだけ言い残して楽しげに笑い,“じゃ!”なんて,手を振って去って行こうとするだろう。
タオルと空になったスポドリを手に取って,歩いて……あ,走りだした。
■筑波 察 > 「まま、どういう結末になるかは見てみるまでお楽しみだからねぇ」
(いくら行動原理が歪んでいようが、中身は年相応の男の子だ。
そういう話だって普通にするしし、避けてきたわけでもない)
「ま、スポーツは出来なくても勉強と戦闘はそれなりにできるつもりだからさ。
暇なときにでも声をかけておくれよ」
(友達としての第一歩。
その言葉は、なんだかとても新鮮に感じられた。
そして他言無用の言葉にうなずくと、走り出した彼を見送る)
「覗きに使うって言うのは思いつかなかったなぁ」
(そういってまだまだ自分の能力は研究の余地がありそうだ。
そして立ち上がって、自らも公園を後にする>
ご案内:「常世公園」から筑波 察さんが去りました。
ご案内:「常世公園」から鈴木竜一さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に笹貫虎徹さんが現れました。
■笹貫虎徹 > 時刻は逢魔刻を1時間ばかり過ぎた頃合。深夜の常世公園にフラリ、と訪れる人影一つ。
公園の街灯に照らされる姿は、一人の私服姿の少年。何の特徴も無い、と言えばそれまでの外見だ。
いや、見てくれは悪くないのだが如何せん年相応の快活さ、明るさが皆無。
陰気、という程の暗さは無いが同時に明るさも感じられない。そんな灰色調子。
「…ふぁ…んー二度寝したいのに寝れないってのもアレだなぁ」
欠伸をかみ殺しつつ、ブラリブラリと公園の敷地内を歩く。散策に目的は無い。
この公園に足を運んだのも偶々、気紛れに足が向いただけだ。そも深夜の散歩なんてそんなものかもしれない。
■笹貫虎徹 > 「……んー…。」
散策は気紛れ、周囲には誰も居らず、だからこそやる事が無い。ただ足を動かしているだけ。
肉体だけはやたら鍛え抜いている為、例え一日中歩き回っても平然としてる程度には健脚だ。
(暇潰し…に、なりそうなモンは周りに何も無し。ま、当然と言えばそうだよな)
深夜の時間帯だ。勿論自分以外にも出歩いている者などあちこち居ようが、今この場所だけは自分くらいのようで。
■笹貫虎徹 > 「…ふぁ…おーっと、いい感じに眠気も再来したぽいなぁ。帰るとしますか」
流石に道端で寝転ぶ趣味は無い。まぁその時はその時で別にどうでもいいけれど。
ブラリブラリ、風に揺れる柳の如く。一人少年は公園から呑気に立ち去るのであった。
ご案内:「常世公園」から笹貫虎徹さんが去りました。