2017/08/21 のログ
ご案内:「常世公園」に真淨在処さんが現れました。
■真淨在処 > 「ふん、ふんふ~ん♪」
鼻歌を零しながら深夜に差し掛かろうかという時間帯。一人訪れる深夜の公園。
(そういや、最近は”アイツ”の出番も落ち着いているねぇ。まぁ、でもお仕事繁盛なのもアレなんかな?)
と、謎の独り言を心の中で漏らしつつ。その足はとある自販機へ。おしるコーラは…うん、売り切れだ。
そういや、あのシスターさんが大人買いしたんだった、とか思い出しつつ。
まぁ、偶に飲むから新鮮なので今回は大人しく缶のアイスコーヒーにしておこう。
小銭を投入しボタンを押す。ガコンッという音が響けば、取り出し口からコーヒー缶を取り出して。
早速、プルタブを開けながらチラリと周囲を見渡す。まぁ人気はそんなに無い。当たり前か。
■真淨在処 > 「…およ?」
そのまま近くのベンチにブラリと歩み寄り、腰を下ろした拍子に何かが胸元から落ちた。
拾い上げたそれは一枚の折り畳まれたプリント。中身を確認しつつコーヒーをグビリ。
「……あー異能開発の。…実演ねぇ。発火能力者のお手本…って、いやぁ俺をお手本にさせるのはどうだろうねぇ?」
何が面白いのかケラケラと笑いつつ、そのプリントをポーイ!と宙に放り投げる。
そして次の瞬間、プリントは一瞬で燃え上がり灰となって地面に零れ落ちていく。
「めんどくさー…って感じだし辞退するかねぇ。発火能力者は他にも居るんだし」
別に自分だけではないからして。コーヒーを再び口に運びつつつ。
ご案内:「常世公園」に真淨在処さんが現れました。
■真淨在処 > (まー、「道化師」は煙に巻いてそれを楽しむのがお仕事みたいなもんだしねぇ)
真面目に異能の実演、解説なんてガラじゃあないし堅苦しくていけない。
堅苦しいのは”アイツ”の領分だが、それはそれで方向性が違ってしまうし。
「…って、辞退するにも連絡せんといかんのかぁ。…まー明日でいいかぁ」
真面目にやらないのも道化師の大事な特徴だ。コーヒーを飲みつつ、モソモソと煙草も取り出す。
登録年齢は20歳だから喫煙は可能だ!と、いう訳で口の端に煙草を咥えて異能で着火。発火能力こういう時に便利。
ご案内:「常世公園」に真淨在処さんが現れました。
■真淨在処 > 「…んーー…そういや、最近あんまし体を動かしてない気がするなぁ、俺の方は。
これは久々に落第街に繰り出すのも考えてみるかねぇ」
まるで近くのコンビニに行くかのような態度で笑って呟く。あの街の闇がどれだけ深いか。
それはそれはもうよく”知っている”。けれど今更だ。混沌には混沌なりの法則というものがある。
それを外れた者も多いが、そういう者は決して表立って動いたりしない。
(…と、ゆーのが俺なりの”経験則”なんだけど何処までそれが当て嵌まるかだよねぇ)
煙草をプカプカと蒸かしながら肩をすくめる。物事には得てして例外が付き物だ。
■真淨在処 > 「…んー、よし。ボチボチ行くとしますかねぇ」
吸い終えて残った煙草の吸殻を異能でまた灰に帰しながら伸びをして立ち上がる。
無造作にポイッとコーヒーの空き缶を投げて自販機傍のゴミ箱にダストシュートを決める。
そのまま、ブラリブラリと公園を一人後にしようか。
ご案内:「常世公園」から真淨在処さんが去りました。