2017/10/07 のログ
ご案内:「常世公園」にHMT-15さんが現れました。
HMT-15 > 地面から映える街灯が優しく照らしているのは
学生のみならず様々な人間の憩いの場である公園。
その中心では綺麗な円形の噴水がさわやかな
水の音を奏でており丁度その手前には
奇妙なロボットが置物のように佇んでいる。

「・・・」

そのロボットはジジジという機械音を発し続け
一切微動だにしない。
早い話スリープモードに入るタイミングが
誤設定されてしまっているので所謂睡眠状態である。
加えて辺りに大した生命反応もないので
アイカメラを閉じてぐっすりと。

HMT-15 > ーーー目の前には広がっていたのは
雲ひとつ無い心地よい青空とその下に広がる
元気な緑の自然や人々で賑わう街。
それを見つめる自分はいつもより背が高くて
無駄な情報など一切無くただその光景だけが
ダイレクトに自分の中へと入り込む。
朗らかな風を感じつつそして鎖から解き放たれたかのような開放感と共に
探究心が満たされ自分は歩みだしてゆく。
ーーーだが勿論そんな事はない。

このロボットはただ夢を見ているだけである。
ただし先ほどまでのように微動だにしていないわけではなく
無機質で機械的な寝息と共に細かく動いたりしている。
もしかしたら寝言のようなものも発しているかもしれない。

HMT-15 > 不意にロボットはピクっとシャーシを揺らすと共に
カメラアイを開けると安堵したような、また残念そうな
そんなどちらともとれるようなそんな様子で
シュウウウとため息のように排気を行う。

「またか。」

スリープモードが途切れて
目覚めと共に放ったのがその一言。
どうも最近スリープモードに入っている時に
こういった現象がよく発生しており
今もフラフラと辺りを見渡したと思うと
首を傾げて寝ぼけているような様子だ。