2017/10/19 のログ
ご案内:「常世公園」にHMT-15さんが現れました。
HMT-15 > 酷くもなく、かといって小雨でもなく
そんな憂鬱な雨が公園を支配しており
パラパラと降りしきる雨粒が公園の噴水や
器物に雨粒が当たり細かな音を奏でている。
この天候のせいか公園内に人は見当たらないが
代わりにある物体が星が隠れた曇り空を見上げていた。

「・・・。」

何も言わずただ排気音のみを響かせる。
雨で空気が冷えているからか
蒸気が機体から立ち昇っていた。

HMT-15 > 任務をこなして修理を受けてまた任務をこなす。
これは兵器にとってこの上なく当たり前のループであり
実際このロボットも何の理由もなくそうしてきた。

しかし最近その繰り返しが疑問に感じ始めてきた
恐らく前に、ある人間と繋がった時からだ。
ただ漠然と疑問に思い始めてきただけで
どこがいけないのか、そもそも何故疑問に思うのかすらわかっていない。

電子回路の中で思考を反復させる四足ロボット、
差別なく降り注ぐ雨がその装甲を濡らしていた。