2018/01/04 のログ
■黒峰龍司 > 「しっかし何時になったら元の世界に戻る算段が付くやら…だな」
嘆息を零す。たかが1年されど1年。『門』に関する研究・考察は独自に進めているが進展はサッパリだ。
そもそも、こちらの世界の方が研究が進んでいるだろうにそれでもまだまだ未知数が多い研究分野。
男も、せいぜい『擬似門』を展開する術式を開発・安定化させた程度でしかない。
(…あっちの世界とこの世界の次元の隔たりがどの程度かによるのもあるが…行き詰ってるのが現状だわな)
途中、自販機でブラックの缶コーヒーを購入しつつ、プルタブを開けて中身を軽く煽りながら内心で一人ごちる。
まぁ、倉庫や転移魔術の代替にしか使っていないとはいえ、擬似的に門を再現出来るだけでも割とアレなのだが。
■黒峰龍司 > 「もうちょい擬似門を発展改良するしかねぇか?…あーでも、また変な感じに繋がると厄介だしな…。」
まだ研究や考察が矢張り足りないだろう。コーヒーを煽りつつ一息。これは腰を据えて取り掛かるしかなさそうだ。
煙草もプカプカと蒸かしつつ、しかし夜とはいえ人気が無い…三が日というヤツらしいので、きっと街中とかではまだ深夜でも盛り上がっているのだろうが。
(こういうのにどうにも馴染めないってのは、案外悪癖になるんだろうがなぁ)
別に喧騒が苦手とかそういう訳ではないのだけれど。自覚があるだけに苦笑しか出ない。
■黒峰龍司 > 「ま、気長にやってくか…。」
呟けば、飲み干した空き缶を途中のゴミ箱に投げ捨ててから公園を一人後にするのであった。
ご案内:「常世公園」から黒峰龍司さんが去りました。