2018/02/15 のログ
岡崎燐太郎 > 何か思い出したように鞄の中をまさぐる。取り出したのは小包に入った複数のお菓子。
義理チョコなどと称したこれらを貰っていたのを思い出した。
貰ったのはそれだけですっかりそういう記念日である事を失念していた。
まあ様々な文化が入り乱れるこの島で、この世界の文化を忘れないというのは良いことなのだろうと思う。

「返すことも、考えておいた方がいいか」

作った本人たちは友人全員に配っているものだからいらないと言っていたが、
親しい仲にも礼儀はある。一から作るわけではないが一応用意しておこう。

缶を傾け一気に煽ると休憩所を後にする。
空を見上げればまだ冬の星座が浮かんでいた。
多少は気分も晴れたことだし帰るとしよう、とそのまま公園を立ち去っていった。

ご案内:「常世公園」から岡崎燐太郎さんが去りました。