2018/02/25 のログ
ご案内:「常世公園」に御輝 炎華さんが現れました。
■御輝 炎華 > もうすぐ三月がやって来て、すぐに四月がやってくる。
勉強ができるとはとても言えない自分は今のうちに勉強して苦手を埋めたりしているわけだが…
当然飽きてくるためにふらふらと出歩いており。
「ん?人が居るな」
名前は忘れたが公園へとやって来ると自分と同じ赤い髪の色をした少年を見つける。
別に『神紅』も熱を帯びていないので悪意はないと感じられる。
敵ではないと断定すれば少年の方に歩み寄って行き。
「こんばんは。こんな時間に公園で散歩か?」
見た目的に先生等ではないだろうと判断して話しかける。
こちらは風紀なのだ。
何をしているか聞いても不自然ではないはずだ。
と、いっても自分も散歩なのだが。
■真淨在処 > 「ん?あ、どーもこんばんわ。まーバイトとか色々してたもんで、その帰りついでにって感じかな」
ケラケラと陽気で気さくな笑みをそちらに向けつつ、右手をヒラリと挨拶ついでに振ってみせる。
基本社交的であり、特に女子には軟派な性格なのでこういう態度は本当に自然だ。
「んーと、その赤い制服…もしかしなくても風紀委員の人?今夜は非番とか?」
と、小首を傾げつつそんな質問をしてみたりする。会話の合間にコーヒーをちびちび飲みつつ。
青年本人は特に意識していないが、彼女の刀剣でもどうやら”あちら”の存在は感じ取れないらしい。
まぁ、バレたらバレたで面倒な事になるので、青年的には幸いなのだが。
■御輝 炎華 > 「そうか。あまり身に負担をかけないように生活した方がいいと思うぞ」
自分の昔ほど酷い理由でバイトをしているわけではないと思うが。
過去、あそこまで自分の身を傷つけた自分だからこそ言えることである。
右手を振った相手に対してこちらも右手を挙げて応える。
「ご名答。そのとおり風紀だ。まぁだからどうすると言うことは無いがな
非番…そうだな。特に任務は無いしな」
別に夜中にただ出歩くことは悪いことでは無い。
それに風紀が悪としていても風紀の基準と自分の基準は違うところがあるため結局悪とはならない。
ここのところ任務はあまり行っていない。
明日ーいや今日だろうかーにでも任務に赴くか、と考える。
■真淨在処 > 「いやいや、好きでやってる事だしなぁ。それに、生活費以外の自分で使える分の金も確保しておきたいし」
ケラケラと陽気な笑みを浮かべたままそう述べる。基本バイトは色々掛け持ちしている。
とはいえ、時間の隙間をちゃんと考えているのでそんなに肉体的な負担は感じない。
まぁ、そもそも美女とか美少女が居ればそれだけで持ち直す程にお気楽な訳だが。
「そりゃまぁ、俺も別に何かやらかしてる訳じゃねーし、いきなり補導されても困るけどさ?
んーー、任務というか街の警邏とかあるじゃん?警察の代わりみたいなモンだしなぁ、風紀って」
勿論、内情は色々あるのだろうがそこは青年には基本関係の無い事ではある。
コーヒーをちびちびと飲んでいたら飲み干してしまったので、近くのゴミ箱にダストシュートを決めつつ。
「あ、悪ぃけどタバコ吸っていい?あ、ちなみに俺、これでも20歳だから違反じゃねーぜ?」
と、笑いつつ懐からタバコの箱を取り出してヒラヒラと振ってみせる。
■御輝 炎華 > 「そうか。程々にな」
理由が生活が厳しい等といったものでないなら別に止める気はない。
生活が厳しいならありあまるお金の一部を渡すところだ。
使わないお金など持っているだけ無駄だ。
バイト帰りの今、そんなに辛そうだったり疲れている様子でもないので心配も無用だろう。
「安心しろ。風紀は意味もなく補導や捕獲、討伐はしないさ。
そういうものはあまり私の管轄ではないな。私が路上喧嘩を止めたりしたら殺してしまいそうだ。それは他の部署の仕事だ」
風紀は馬鹿ではない。意味もなく一級生徒を補導したりするわけがない。
もし仮に自分が喧嘩を止めに入ったりしたら即座に焼死体が2つできあがることだろう。
なのでとてもできない。
「一応名前を聞いておこう。
確かめる。」
20歳以上というが正直あまり真面目そうでもないこの少年のこういう類いの発言は信用できない。
■真淨在処 > 「んーー、まぁ少なくとも金銭に困窮してる、とかそういう切羽詰った生活ではねぇかなぁ」
むしろ、バイトは色々な経験が出来るので好きでやってる所もあったりする。
それに、仮に困窮していた所で青年はあまり貸し借り、というか金銭はトラブルの元になるのでやんわり断っただろう。
「そりゃ安心。と、ゆーか殺しとか物騒だねぇ。他の部署…って、あー幾つか分かれてるんだっけ?」
風紀委員会の一員でもないし、基本そんなに接点が無いので思い出すように宙を見上げつつ。
あと、どうやら流石に喫煙に関しては確認を取られるようだ。まぁ仕方ないと笑って。
「ほいよ、これ学生証な。情報の照会とかなら必要だろ?」
と、懐から学生証を取り出して彼女に渡す。もしデータベースにアクセスすれば、名前や学年、登録されている異能の簡易情報が表示されるだろう。
■御輝 炎華 > 「だろうな。
さっきのあなたの発言から容易に推測できる」
タバコを吸える余裕があるなら金銭的に余裕が無いなんてことは全くもってないだろう。
それに金銭のやりとりはたとえ純粋な善意故であってもトラブルを呼ぶ。
「そうだ。いくつかの部署に別れていてそれぞれ仕事を分担している。
私は基本襲撃等を行う部署だ。
『赤服には気を付けろ』だ。」
いつだったか。スラムかどこかで聞いた言葉だ。
恐らく自分の所属する特攻課の制服を指しているのだろう。
風紀に無知な感じの彼にはわからないかもしれないが。
「…よし。問題ない。……自分より年上の後輩というのはとても不思議な感じがするな」
学生証を受けとり、彼の、在処の発言から疑うこともせず学生証のみを確認してすぐに返す。
20で2年の彼と18で3年の自分。
年上の後輩とはなんとも言えない不思議感がある。
■真淨在処 > 「うーん、まぁ流石に金銭に切羽詰ってたらバイト付けで自由な時間とかあまり取れんしなぁ」
やや苦笑気味に肩を竦めて。バイトでの経験や金を稼ぐのもいいいが、やはり自由な時間は代え難い。
勿論、学業の方もこう見えて成績は優秀だ。出席日数も偶にサボるが規定日数には届いている。
「へぇ~…ああ、赤服とか言われてるのは流石に知ってるけどさ。風紀も流石に大所帯なんだなぁ」
と、暢気にケラケラと笑って述べる。まぁ青年の立場的にほぼ関係ないからこその感想だ。
実際は、風紀委員会の部署なども一通り把握しているのだが、そこを語ると疑心暗鬼の目が向けられかねないので自重する。
「あいよ、じゃあ疑いも晴れたところで一服させて貰うぜ?」
と、学生証を返して貰えば、タバコの箱から一本取り出して口に咥え、指先に異能で火を点して点火。
彼女の方に煙が流れない配慮はしつつ紫煙を吐き出して一服タイム。
「あーほら、ここ入学時の年齢が何歳でも1年生からスタートだろ?
俺が入学したのが18,9歳だからそうなるわなぁ」
と、年齢はこちらが上なのに立場的には後輩になっている現状に楽しげに笑って。
■御輝 炎華 > 「自分の金作りのためなら無理してする必要もないから自由時間は作れるが…生活が大変だと難しいからな」
ここに来てすぐを思いだし、自分の名付け親も思い出す。
あの頃は働いて金を得ることに大きな喜びを感じていたことを思い出す。
「何だ。知っているのか」
知らないと思っていた、と言おうとして止める。
『神紅』僅かに熱を帯びたのだ。
敵がいるのかと思ったが全くそんなことはなく彼と自分の二人しかいない。
と、なると『神紅』は彼の悪意に反応したことになる。
何か不愉快な事でも言ったのか、それとも不都合なことでも聞いたか。
ばれないように悩みだし考えだす。
「私の異能に似ているな」
炎の性質はまったく違うが。
指先からの炎は異脳か魔術であろう。
「そういえばそうだったな…確かにそれなら納得がいく」
もろ忘れていたシステムである。
■真淨在処 > 「まーぶっちゃけ、遊ぶ金欲しさにバイトしてる、とかそんな感じなんだけどなー」
と、陽気に笑いつつ煙草を蒸かす。外見が優男なので、こういう笑みや煙草は如何にも、といった感じでしっくり嵌っているかもしれない。
「んー人並みにはな。一般学生でも情報通とか結構居るしなぁ」
嘘ではないので、そこは普通に語りつつ。実際、耳が早い生徒なんてあちこちに居る。
彼女の内心の悩みに気づいた様子は無く、プカプカと煙草を蒸かしつつ。
「ん?ああ、ただの発火能力だぜ。正確には炎熱操作だったかな?特に珍しくもねーさ」
と、笑うが実際は学園の在籍者でも指折りの炎系の能力者だったりする。
まぁ、そこは風紀のデータベース等で調べればすぐに把握されるのだけれど。
青年が語った通り、その炎は魔力は無い異能の炎だ。性質も一般的な炎に近い。
そういう意味では、同じ炎系の異能者でも彼女とはまた性質が異なる。
「そのセリフからして忘れてたっぽい?あ、そーいやそちらのお名前は?」
こちらの名前は学生証でもう把握しただろうが、肝心の彼女の名前を聞いてない。
勿論、風紀との接点が薄いのでこれが初対面の筈だ。
ご案内:「常世公園」に真淨在処さんが現れました。
■真淨在処 > 「…と、そろそろ良い時間だし俺は行くとすっかねぇ」
吸い終えた煙草は異能で塵も残さず一瞬で燃やし尽してから、赤毛の風紀委員の先輩に笑みで手をヒラリと振って。
「そんじゃ俺はそろそろ行くとするわーまたな先輩!」
と、そう挨拶をしてからブラリブラリと家路に着く青年であった。
ご案内:「常世公園」から真淨在処さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に御輝 炎華さんが現れました。
■御輝 炎華 > 「私はあまり遊ばないからな…だから金は余らせている。」
任務の途中で得た宝石等をちゃんとした手順を踏んでもらっていたらいつの間にか必要ない分まで手に入れていた。
「そうか。それはそうだな」
風紀の活動は堂々としている部分が多いし堂々としていなくても表に出やすいものであると思っている。
そのためだいたいの学生は知っているだろうと思っていたが彼が知らないといった発言をしたため知らないのか、と思っただけである。
「私の所属してる部署は人手不足なそうだ。
よければ風紀に来てみないか?」
発火能力がどの程度か知らないがある程度以上になるとかなり強力な類いの異能であることはまちがいない。
そのため特攻課にでも来れば活躍するとふんで。
「ああ。きれいさっぱり忘れていた。
私は炎華だ。御輝炎華。」
名を聞かれれば名だけ答えて。
「そうだな…私はそろそろ息抜きを終えて勉強に戻るよ…」
端末を取り出して時間を見れば溜め息混じりにそう言って、その様子には勉強したくない、と現れていて。
「ああ。またな」
赤い髪の色をした少年を手を振って見送った後、自販機でコーヒーを購入して、帰路についた。
途中の坂道でコーヒーを落として缶を追いかけるはめになった炎華であった。
ご案内:「常世公園」から御輝 炎華さんが去りました。