2018/03/18 のログ
ご案内:「常世公園」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > 最近は色々と多忙だ。学年が切り替わったり、新入生や卒業生が出るこの時期は特に。
基本、一般の風紀委員だが兼任として特別攻撃課の予備隊員としても所属させられている少年。
今夜もちょっと激務を終えて帰宅の途上だ。まぁ、公園にはちょくちょく足を運ぶ事も多い。
気分転換や考え事には丁度良い、と言えなくも無いだろう。肩に担いだライフルケースを担ぎ直して歩きつつ。
「…うーん、やっぱり物騒な仕事は俺には向いてないと思うんだけどなぁ」
ボソリ、と零す。【魔弾の射手】と呼ばれるほどの異常な射撃・狙撃能力を持つ少年は何かと重宝される。
主に後方支援の役割とはいえ、不殺を絶対とする少年からすれば過激な特別攻撃課の仕事は少々キツい。
■飛鷹与一 > 「そもそも風紀委員が向いてるのかっていう…いや、まぁ今更なんだけど」
苦笑気味に呟いて歩く。最近は夜もそれほど冷え込まなくなってきたし、日中もそこそこ暖かい日が多い。
防寒具の出番もそろそろお役御免かな、と思いつつ通り掛った自販機の前で足を止める。
何か飲もうかと思い、財布を取り出しながらラインナップを確認していく。
「…前々から思ってたんだけど、この「おしるコーラ」って一体…しかもずっと居座ってるような」
正直味が全く想像できない。と、いうか興味本位とかのチャレンジャー以外で飲む人が居るんだろうか?
ご案内:「常世公園」にイチゴウさんが現れました。
■イチゴウ > 春の訪れも感じさせ暖かい日が出てきたとはいえ
夜になればやはり冬の残り物というような冷気が
少なからず場を支配する。
夜空が見守る公園及び前の道路は
街頭の光が温かく照らすのみで
日中で見受けられる人間達による雑踏は見る影もない。
だからこそ非生物的な音は良く響き渡るもので
きちんと定められたアルゴリズムに乗っ取って
二回の金属音が一定のパターンで一定のペースで鳴り響く。
それはまっすぐ公園を横切ろうとするが
不意に見えたその内側に居る人影に興味が誘われたようで
四つの足を持つ影が人間達の憩いの場に踏み入れていく。
「やあ、与一。久しぶりだ。」
自販機とにらめっこをしていた同僚の足元まで
歩み寄っていけば彼を見上げ
この機械を特徴づけるノイズがかった
男性のもののような合成音声でそう一言。
■飛鷹与一 > 「まぁ、俺はチャンレジャーじゃないんで…。」
と、いう訳で無難に紅茶を買っておこう。小銭を投入し、ペットボトル入りの紅茶を購入した所で覚えのある機械の駆動音。
合成音声にそちらへと顔を向ければ、少々久しぶりに顔を合わせる気がする同僚の姿があり。
「あ、どうもこんばんわイチゴウさん。確かに少し久しぶりかもですね」
小さく笑って会釈を。一応、同じ課に所属という事になるが少年は兼任だ。
正式なメンバーと違い、一般風紀委員としての仕事がメインで特別攻撃課の任務は後方支援で偶に携わる位。
そもそも、彼が担当するような任務に少年が増援等で宛がわれる可能性はあまり無い。
何故なら、例え上からの命令でも「不殺」を信条としてそれを崩す事が無いからだ。
上からすれば、非凡な射撃能力があるのに相手をなるべく殺さないこの少年は使い所が地味に難しいのだろう。
「……イチゴウさん、何か少し”変わりました”?」
フと、首を傾げてそんな問い掛けを。勿論、何でそんな質問をしたのかは少年自身もよく分かっていないのだが。