2018/08/23 のログ
■神代理央 > ペットボトルの中身が空になった頃、漸く自分が随分と公園に長居してしまった事に気が付く。
「…いかんな。此処までするなら、大人しく家に帰ってからするべきだったか」
と言っても、過ぎたことは仕方ない。資料の閲覧も一区切りついたので、残りは家に帰ってからでも問題無いだろう。
「…そう言えば、夕食もまだだったか。さて、どうしたものかな」
夏バテ、という程では無いかもしれないが、今ひとつ食欲も無い。
家にある菓子で適当に済ませるか、と在庫を思い返しながら、のんびりと帰宅の途につくのだろう。
少年が立ち去った後、漸く場所が空いたとばかりに野良猫がベンチへと飛び乗り、立ち去って行く少年に一声鳴き声をあげた。
ご案内:「常世公園」から神代理央さんが去りました。
ご案内:「常世公園」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > 今日の仕事も何とか終了。仕事終了後にスラムでアンデッドの集団の立て篭もり案件の援護を打診されたが…普通に断った。
理由は二つ。一つ、仕事の時間は終わったのでプライベートな時間を過ごしたい。
二つ、正直援護だけでなく最前線に叩き込まれそうな予感しかしない。
(…そもそも、俺は一般の風紀委員と兼ね合いの予科隊員なんだけどなぁ)
上層部は、どうも正式にこちらを特別攻撃課の一員にしたいらしい…が、そこは固辞している。
こちとら過酷な任務で時間を必要以上に拘束されたくない。そもそも…。
「今回みたいなゾンビは例外として俺は『不殺』だしなぁ」
殺すのは別の誰かがどうせするだろう。なら、自分は極力殺さない道を歩む。
少年の非常識な射撃能力、優秀な魔術、底がまだ見えない稲生と三拍子揃っての評価だろうが…。
「――嬉しくも何ともないんだよなぁ」
それなら、恋人や知人友人に労って貰う方が遥かに少年的には嬉しい。
公園の一角にある自販機でお茶を買いつつ、手近なベンチへと腰を落ち着けて。
ご案内:「常世公園」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > ――まぁ、綺麗毎なのは百も承知で、少年の諸々は殺す事に非常に長けたモノなのは間違いない。
”天性の殺し屋”…と、皮肉げに先輩や落第街の違反組織や部活の人間からも言われた事がある。
「…だからといって、その技能をそのままそっちに使うのは勘弁だしね」
別に殺し屋になりたい訳じゃあない。一部、自分の排除を目論む輩もいるらしい。
…が、それはそれ、これはこれ。お茶を飲みながら一息。一般の風紀委員に戻りたい。