2018/11/25 のログ
暁 名無 > 傍から見ても年寄り臭い光景だと思う。
流石にもう少し若々しくありたいとは思うものの、こういう時ばかりは仕方ないんじゃなかろうか。
だって日光浴気持ち良いからね。仕方ないネ。

「……あー、このままぼけーっとしてたら仕事とか全部上手く行かねえかなあ。」

空き缶片手にそんな事を口走る。
本当に仕事まで解決してくれるんなら一生日向ぼっこしてて良い。しかし現実はそう簡単には運ばない。
次から次へと問題は発生するし、発生したままどっか行くし、対応を取るべきか否かの対応を迫られるという訳分かんない状態。

「しょーじきやってらんないっすわあ。」

ご案内:「常世公園」にラフェニエレさんが現れました。
ラフェニエレ >   
「……いた」

小さな声とともに銀色の影が
シュタっとマフラーと髪をなびかせ近くの地面に降りたった。
それはいつものように無表情なまま立ち上がると
その場所でじっとベンチに座っている人物を見つめ

「ななぃ」

まるで石でも落ちていたと言わんばかりの
感情がまるで籠っていない声でつぶやく。

暁 名無 > 「そろそろ動かないとこのままやる気も何も無くなりそうだ……」

だが既に動く気力が底を突きかけている。
このまま日が陰るまでベンチに座ったままなのはさすがに拙いだろうと思いつつも、
日差しは優しく暖かく、此方の眠気を誘って……

「ぁ、はい。……何だ、誰だ。」

意識がふんわりと遠退きかけたところで名前を呼ばれた気がして我に返る。
見遣ればすっかり秋装備になったラフィーが居た。何時の間に。

「お、おう。お前さんかあ。どうした、食料尽きたか?」

ラフェニエレ >   
投げかけられた問いかけに銀色の一匹は答えずついと空を見る。
見上げた木々の樹皮と舞い散る朽葉はこの場所の季節の移り変わりを伝えている。

「……」

そのまま視線を戻すと小さく首を振る。
食料が尽きている訳でもないし、
衣服も……現在マフラー以外はぶかぶかのパーカー一枚だけではあるものの別に問題ない。
住んでいた場所に誰か尋ねてきたわけでも、
部屋の中で何かトラブルが起きたという訳でもない。
……少なくとも出かける時は。今は知らない。

「……」

けれどその場を動こうとはしない。
言葉にするでもなく、ただじっとその場に立ち尽くし、
目前の一人を見つめ続けている。

暁 名無 > 「ふむ、食料切れではない、と。
 じゃあそっちの買い出しは明日で良いな……」

だとしたらどうして此処に来たのだろう。
ラフィーが生徒として受理されてからは特に外出範囲に縛りを与えてはいないが、わざわざ公園に来る理由が思い当たらない。
いや、案外理由も無く訪れたりするのかもしれない。
挙動がそれとなく猫に近い気もするし……うん?

「……ああ、もしかしてこのベンチで日向ぼっこするのが最近の日課とか?」

だとしたら退かないとなあ、とぼんやり考えて此方を見つめる瞳をじっと見つめ返す。

ラフェニエレ >   
「……」

再び小さく首を振る。
日向ぼっこは好きではあるものの
それなら公園に来ずとも学校で日当たりのいい場所を探せばいい。
こうしてここに居るのは……

「ななぃ、さぁして、た」

少し強い風の中立ち尽くしながら
風音に紛れるような小さな声でぼそりと呟く。
舞い上がり飛んできた落ち葉が
風に僅かになびく髪に触れ、
……バチリと静電気のはぜる様な音を響かせた。

暁 名無 > 「俺を?」

何でまた。
微かに聞こえた回答に首を傾げる。
食料も残ってるそうだし、特に問題が生じた様には見えない。
というか、大抵の厄介事はラフィー独りで解決出来るものだろう。
俺を探さなきゃいけない様な事と言えば研究室に来客があった時くらいだろうけれど、
それなら多分前以て俺の方に連絡が来てるだろうし……

「……どうした?冷蔵庫かベッドでも壊れたか?」

前者はそろそろ涼しくなるからともかく、後者は割と一大事だ。
何しろ本当に壊れてれば新しく買って運ばなきゃならない。しかも今日中に。

「とりあえず、捜してた理由を聞こうか。」

ラフェニエレ >   
「……ななぃ、ラフィ、しぇほしぃ事、あるか」

いつも以上に何処か硬質な声で答える。
表情は変わらず、視線もぶれる事はないけれど、
瞳を覗き込むとその色が揺らいでいるように見えるかもしれない。

「……これまで、を、返せぅ、願い、あぅ?」

ただ単調に、けれど何処か抑えるようにゆっくりと言葉を口にしていく。

暁 名無 > 「して欲しいこと?……これまでを返せる、って何がだ?」

突然の問いに傾げた首が更に傾く。
このままだと倒れてしまうので頭の中を整理しながら体勢を立て直して。

「これまで、ってのは衣食住の事を言ってるのか?
 突然過ぎて何が何やらだ、取り敢えず、もう少し詳しく離して貰えるか?」

言葉少ななだけにいまいち意図が読み取り辛い。
体勢を立て直したついでにベンチに座り直すと、隣に座る様に促す。
冗談めかして膝でも叩けば膝の上に座ったりするだろうか、なんて考えなくも無かったが、それはまあ、後でって事で。

ラフェニエレ > 「……」

小さく首を縦に振る。
けれどその場を動く気配は見えない。

「いぉんな、こと、ぜんぅ」

彼には色んな事をしてもらった。
食べ物をくれて、住む場所を貸してくれて、
……別の誰かといる温かさを思い出させてくれた。
だからこそ、それをちゃんと返しておきたかった。
到底返しきれないけれど、それでも

「ラフィ、いない、なぅ、から」

その場に立ち尽くし、ぽつりとつぶやいた声は
相変わらず風に消えてしまいそうな程小さな声だった。

暁 名無 > 「……どういう、事だ?」

居なくなる?
確かに今、ラフィーはそう言ったように聞こえた。
ますます訳が分からなくなって、俺は一度頭を掻く。
居なくなるから、今までの借りを返したい、と。そういうことなのだろう。
……けれど、何でまた急に居なくなるなんて言い出したのか。

「……ラフィ、難しいかもしれないけど、ちゃんと説明してくれるか?
 どうして居なくなるのかとか、全部。ちゃんと。」

最後まで聞くから、と諭す様な声音に自分でも驚く。
何時のまにかこいつとの会話にもすっかり慣れてしまったらしい。

ラフェニエレ >   
「ななぃ、せぃ、ない。
 ラフィ、せい。
 だけ、ど、きく、つらい、だけ」

本当はふといなくなることだって簡単で……
そして離れる、という意味ではたぶんそれが最適解かもしれない。
少なくとも相手の事を知らなければ、知らない程
いなくなってしまった時の傷は浅く済む。
けれどそうしないのは、大半は自分のエゴ。そして
……何も言わなければきっと彼は自分を責めてしまう。
そんな様な気がしたから。

「そぇ、でも、はな、す、いる?」

いつも以上に冷たく、突き放す様な言葉を並べ、
戸惑いを隠せない様子の彼を見つめると

「……」

本当に珍しく、銀色の獣は僅かに寂しそうな笑みを浮かべた。

暁 名無 > 「わざわざ探して伝えに来たって事は話す覚悟くらいはして来てるんだろ。
 ……話して貰おうじゃないか。
 それでないと、まあ……俺が納得出来ないしな。」

教師という立場に居る以上、いずれ生徒との別れは訪れるもの。
ラフィーであってもそれは例外ではないし、異邦人、それも身元が定かではないなら尚更だ。
であればちゃんと事情は知っておきたい。少なくとも何も知らずに居るのは据わりが悪い。
少なくとも、そういう経験は何度もしてきた。

「ちゃんと話してくれ。知っておきたい。」

少なくとも最初に自分から拾ったという責任もある。

ラフェニエレ >   
「……ん」

小さく頷く。
彼の言葉通り、こうなるだろうなという予感はあった。

「……おもい、だし、た、の。
 ラフィ」

いつも通り抑揚のない声でぽつりぽつりと言葉を選びながら
ゆっくりと片手を持ち上げ、掌を見つめる。
地面を削っている事すら気が付かない程硬く、そして重たいその腕は

「かいぶつ、だって」

多くのヒト族の血を吸ってきた。
それこそ数えきれないほど。
此方の世界に来て、変われると思っていた。
過去も何もない世界なら、生きていけると思っていた。

「だめ、だった、よ。
 ラフィ、ひとり、なかった。
 ラフィのこと、しってぅ、ヒト、いた、の」

災害として知られる自分を、白の敵と言われ
ただそこに居るだけでも許されない自分の事を知っている者がこの島にもいた。
そして”彼”は、それ以上に隠していたかったことをも知っていた。
……彼は”吸血種”だったから。

「だめ、なの。
 ラフィ、かいぶ、つ、だ、から。
 ななぃ、まもれ、なぃ、から」

この島に来て、その能力の幅の広さに驚いた。
人とはもっと画一的なものだと思っていたから。
けれどここではそうと言い切れない。
だから思い出してしまった。
目を伏せ、無感情な声色を絞り出す。

「……だから、いかな、きゃ」

蹂躙される恐怖を。そして喪う事の恐ろしさを。

暁 名無 > 「……ふむ。」

ラフィーの説明を最後まで聞き終えて息を吐く。
大凡の事情は察する事は出来た。要するに、元の世界での自分の有り様を思い出した、という事だろう。
その結果、俺に被害を与える事を怖れて離れてしまおうと考えた、と。そんな所だろう。

「そんなことかー……いや、そんなことは言い過ぎか。
 少なくともお前が深刻に捉えてしまうくらいには、大ごとなんだろうしな。」

よっこいせ、とベンチから腰を上げ正面に立つラフィーへと歩み寄る。
そしてその頭に自分の手を載せる。

「まーったく。そういう事はもっと早く言いなさい。
 それと、一つだけ言っとくけどな。お前に護られるほど俺は弱くねえからな。」

弱いふりはしてるけど。いや、実際のところ弱いですよー護られるほどじゃないってだけで。
撫で慣れた銀色の髪を指先で弄びながら俺は続ける。

「怪物だから何さ、俺の研究室見たろ。
 俺はむしろ、“そういう奴ら”と一緒に居るのが仕事なの。
 化け物、怪物、兵器、色んな呼ばれ方をされてきた奴らとな。」

幻想生物、それは一個体で国一つ容易く滅ぼす様な存在すら含まれるカテゴリ。
そんなものを担当にしてるのだから、今更が過ぎるというものだ。

ラフェニエレ >   
「……」

眼を閉じフルフルと首を振る。
怖いのは……

「ラフィ、じゃ、ない、よ」

誤って傷つける事は勿論怖い。
ヒトという柔らかい生き物はとても脆く、
いざ本気で腕を振るえば簡単に血煙になって絶命してしまう。
けれどそれは、やらなければ良いだけの話。
それよりも怖いのは、彼と同じヒトの方。

「偉い、ヒト、めーれー、された、ら?
 大事、なヒト、おねがい、いわれ、たら?」

此方が何をする気がなくとも、
彼らはそれぞれの思惑で勝手に襲ってくる。
手にかけた相手の大半はそういった相手だった。
願いをかなえるため、大切なものの為
命令を遵守するため、勝手に挑んできた。
それを散らした事に後悔も反省もしてはいない。
自衛の為でもあり、襲われた怒りもあり、
何より世界はそういうものだと思っているから。
けれど……

「なな、ぃは、やさしーか、ら」

この人はきっとその人達を傷つけられない。
そして同じくらい、傷ついてしまうだろうと思う。

暁 名無 > 「大丈夫だよ。」

変わらず不安げなラフィーの様子に、思わず吹き出してしまう。
よほど元の世界での生き方が過酷だったのだろう。
身に染み着いたものは中々落ちることは無い。恐怖も例に漏れず、だ。
だから俺は繰り返し、大丈夫とラフィーに告げる。

「偉い人からの命令なんて日常的に聞き流してるし、
 大事な人のお願いったって、そんな事をお願いする様な相手にとんと心当たりは無いからな。
 まあ、多分言われたとしてもなあなあで誤魔化すさ。」

何だか自分で言っておきながらだいぶ人間社会に不適合な事言ってる気がする。
まあでも、実際そうやってきてるのは間違いないわけで……

「それに、お前のことだって、大事だ。
 こんな俺を優しい、と言ってくれるお馬鹿さんを一人にさせるわけにはいかないだろ。」

何だかんだで半同棲生活を送り、だいぶラフィーに情が移った自覚もある。
けど、まあ、それが無くたって同じ事を言ってた事だろう。
それこそ多分、俺が今よりもっと甘ちゃんだった学生の時から変わらない。昔から染みついた物は中々落ちない。

「俺は、そんな事でお前が居なくなるのは嫌だよ。
 それでもお前さんは、どうしても、いなくなりたいのか?
 お前が元居た世界ではどうしようもなかった事かもしれない。でも、此処はそんな世界とは違うんだ。
 もっと上手くやれるかもしれないのに、同じことを続けたいのか?」

どうする?と見下ろして問う。
この島で過ごした数ヶ月で、ラフィー自身もその事が解ってないわけじゃないと、信じたいが。

ラフェニエレ >   
「……ななぃ」

石鹸水の泡のように言いたいことが浮かんでは消え、浮かんでは消えていく。
その何れも声には出せず、それでも喉に引っかかる。

「……らふぃ、は、ずっと、ひとり、だもん」

それで良かったはずなのに。
どうしてこのヒトはそれを引き留めるのだろう。

「……ななぃ、は、ばか、だよ」

いつか傷つくと、分からないはずはないだろうに。
彼自身、想像ができるはず。
事情も未来も、簡単に変わると。
それでも、大丈夫だなんて手放しに言って。

「おばか、だよ……」

僅かに言葉が震える。
本当の大馬鹿はその言葉に縋って目を瞑りたい自分。

暁 名無 > 「そうだな……」

思わず笑いながら、一つ頷く。
自分も言ったばかりだけれど、言葉のたどたどしいラフィーが言うと凄く幼稚に聞こえる。
お互いに馬鹿なのは百も承知だ。

「誰しもいずれ一人になる時が来るもんさ。
 それでも、それだからこそ、誰かと一緒に居たい時は一緒に居れば良い。
 俺はそう思うけどな。ラフィは、もう俺と一緒に居るのは嫌、か?」

ずっと一人で居たなら、別に二人で居ても良いじゃないか。
ずっと一人でいる事を続けなきゃならない理由は、特に無いはず。
元々は俺だって一人だったけれど、こうして一人じゃなくなったわけだし。
それにもし、この世界に居てはならない存在があるとして。
俺も多分、そこには名を連ねなければならない存在だ。

「お馬鹿同士でも一緒に居れば、案外一人で居るより何とかなっちゃうもんだぜ?」

ラフェニエレ >   
「……」

フルフルと首を振る。
頭では分かっている。
それでも自分は去るべきだ。

「……だ」

自分がここに居たら、他の誰かがいられなくなる。
いつかきっと、自分がここにいることで深く傷つく日が来る。
それは誰かの手を取れないことかもしれない。
それは誰かに手を払いのけられることかもしれない。
その時が来ても彼はきっと私を責めないだろう。
だからこそ、その優しさに甘えてはいけない。
そうなると判っていて、そこに居てはいけない。
断固として別れを告げるべきだ。その為に決心もしていたはず。

「……ゃ、だ」

それでも、そうだと判っていても……
それ以上は口に出すなと理性が叫んでいるのに
凍り付いたような無表情のまま、雫だけが頬を伝っていく。
嗚呼、どうして私にこんな”機能”があるのだろう。

「ラフィ、が、居ても、良いって
 独りじゃないって……」

嗚咽と言葉が零れていく。
感情などという”機能”が無ければこんなに苦しくなかったのに。
それを無視して正しいと思う選択を選べるほど、自分も強くはなかった。
本当に弱いのはきっと……。

暁 名無 > 「ああ、うん。
 独りじゃなくて、良いんだよ。
 一緒に居よう、ラフィ。」

言葉もたどたどしいし、所作は獣っぽい。元の世界では化け物だったかもしれない。
それでも一人で居なきゃならない理由は無い筈だ。
誰かと一緒に居てはならない理由は無い筈だ。
だから俺はぼろぼろと涙を零すラフィーの頭を撫で、笑みを浮かべる。

「そんな泣くんじゃないよ。
 折角のパーカーとマフラーが濡れちゃうだろ。」

酷い顔して、もー。
片手でラフィーの涙を拭いながら、ぽんぽんとあやすように頭を撫でる。

「独りじゃなくて良いんだよラフィ。
 お前さんがどんな存在でも、俺が一緒に居てやるから。
 大丈夫、何とかなる。何とかして行こう。」

な?と言い聞かせるように告げる。
まるで幼い妹を宥めるような気持になるが、そもそも妹が居た試しが無いので喩えが正しいかどうかわからない。

ラフェニエレ >   
殴れば消し飛ぶような相手なのに、
これまで出会った中でもそんなに強いと思えない部類だというのに
……この人はどうしてこんなに強く居られるのだろう。
自分はこんなにも強くなったのに、どうしていつまでも弱いままなのだろう。

「……ごめん、なさぃ」

手を取れないかもしれない誰かに
手を払われてしまうかもしれない貴方に
その痛みを背負わせてしまう事を謝り続ける。

「よわ、く、て、ごめん、なさ、ぃ」

泣き続けながらもその場にいる愚かさを、
留まってしまう自分を赦さなくていいから
もう少しだけ、傍に居させてほしいと願う。
……いつか、さよならを笑って言える強さを持てる日が来るまで。
結局、そのまま泣き疲れて枯れてしまうまで
唯々静かに瞳から雫を零し続けた。

暁 名無 > 「謝るほどの事じゃないだろうに全くもう。」

少なくとも、ラフィーをこうしてしまった責任は、俺にある。
もしあの時、この異邦人を拾って色々便宜を図ったりしなければ、この子はこんなに脆くならなかった筈だ。
だから、ちゃんと、最後まで傍に居てやらなきゃならない。
……というのは建前で、単純にこいつと一緒に居たいと思っている事も否定はしない。

「ほら、泣きやんだら帰ろうな。
 そんで何か暖かいものでも食べて、昼寝でもしよう。」

疲れるだろ、泣くと。
ラフィーの涙を拭いながら、俺はこれからの展望を語る。
独りでは味気なくとも、二人でなら少しはマシになるから、と言い聞かせるように。

結局そのまま随分と泣きつづけるラフィーをあやし続ける事になったのだけれど。

ご案内:「常世公園」からラフェニエレさんが去りました。
ご案内:「常世公園」から暁 名無さんが去りました。