2015/07/09 のログ
アリストロメリア > 「音音嬢も太っておりませんし、寧ろ華奢なのに胸はあるので
小さいながら華奢かつグラマー体系かと思っておりましたから……意外でしたわ」
胸はあるものの、細身の彼女からはお腹がぷにっとしているようには見えなかった

「まぁ…!音音嬢は異能が使えるんですのね?
どんな能力でして?……異脳使えば痩せると言うのも便利で羨ましいですわね……!」
食べざかりのこの時期、ダイエットは大変だ
女性として純粋に羨ましかった

「ええ、音音嬢のお陰で水着も知る事が出来ましたし、この形を買う事に致しますわ
ありがとうございます」
と、嬉しそうにお礼を言う。太腿も隠れるし、これなら恥ずかしさも軽減だ

「テスト期間中に休むと、何でしょうね……妙な嫌な感じは。中には勉強しない人もいますし
それで出来る人はともかく、出来ない人はいいのかしら…?と疑問になりますわね。人ごとながら」
単位等もありますし、等と付けつつ
「そうですわよね……まぁ仕方ないとはいえ、数値化されるのはあまり好ましくないですわよね
分かりやすいと言えばそうなんですけど……
そうですわね。先ずは夏祭りや海が目の前の楽しみですわねぇ
私の夏の予定は、まだ明確には決まっていないですわ。ただ、テスト前に海や夏祭りは聞いていたので
それだけは楽しみの予定として……それ以降は実家に帰るか否かも未定でしてよ
音音嬢も夏の予定とかありまして? それから……ご実家はこの辺りかしら?(等と尋ねて)
それは分かりますわね「ああああ!こういう繋がりが!」というのは何より楽しい瞬間ですわ
(基礎学ではないが、魔術は色んな知識と繋がる為に通じるものはある様で共感して頷いて)
ええ、とっても。先生自体も良い方ですし……あら、そうでしたの」
成程、覚える範囲が多いのも大変ですわよね……暗記科目は覚えれば楽ですけど、中には紛らわしいものや分かり辛いのもありますしね
ふふ、宜しくお願い致しますね」

「まぁ……常連でしたの?凄いですわ、音音嬢のお勧めを是非伺いたいですわね……
ええ、ケーキもスコーンも、サンドウィッチも美味しくって……
抹茶オレは、この間相席をした大和撫子の方にお勧めして頂いたのですが
抹茶の苦みとラテのミルクの甘みがとてもよく合いますのね……気に入りましたわ」

「母国語とはいえ……日本語はとても難しい上に、使える範囲が日本しかないので
やはり貴重かつ尊敬いたしますわ……成程、厳しい先生に当たると評価の違いも多いに出そうですわね」
等と頷きながら、やっぱり漢字のそういう細かい跳ね、止め等も難しい
そして、此方も尊敬の眼差しを向けられれば若干照れたように
「恐れ入りますわ……魔術は色々語学を学ばないといけませんし、ラテン語やヘブライ語等は必須になってきますから……
とはいえ、まだ此方の方は魔術が根付いていないので
ヘブライ語と言っても、各アルファベットとその魔術的象意等から入っておりますので、まだ難しい段階では無いですわ
神話はどこの国も面白くて好きですわね。音音嬢も神話はお好きですの?
タロットも簡単にできつつ的中率も高いので、占術に手を染める始めとして入りやすいのが魅力ですわね
ええ、タロットはゴールデンドーン等が魔術的意味や象徴でカバラや占星術を当て嵌めたりして
カバラをより深く分かりやすく学び、生命の木に78枚のカードを当て嵌めたり
西洋の神秘的哲学的思考をベースにカードに当て嵌められたりして、言い変えれば一種タロットというのは
とても簡素な星占い……とも言い変える事が出来ますわね
よく御存知ですわね、音音嬢は物知りですのね」
と、言いつつ。自身も知らない事を知るのはとても楽しい
こうして、彼女とゆったりとお茶をしながら、水着や夏の予定、学問のお話をとても楽しんで
爽やかなダージリンの水出しに、試験疲れを癒されながら 素敵な午後となったのであった

ご案内:「カフェテラス「橘」」からアリストロメリアさんが去りました。
綾瀬音音 > こう……見えないところにお肉がついてるんだよ……。
もうちょっと、もうちょっと痩せたい……けど食べちゃうだよね……。
(こう、自分の体を見下ろしつつ。
指でつまめば腹の肉はつまめるのだ。
それが太っている、と言うレベルではないのは事実だが、もっと細く……と思うのが正直な所)

アリストロメリアさんと同じ感じで、うちは異能の家系なんだ。
ええと、温度をね、上げたり下げたりとか……下げる方は苦手なんだけど。
ただ、異能使うと体温下がっちゃうから。
身体が体温ちょうどいい感じに安定させるために脂肪とか燃やすんだよね。
って言っても普段人より多めに食べるくらいで済んでるけど――ただ、使い過ぎたり負荷かけ過ぎると低体温で最悪ねー……
(普段使う分にはお腹が空くのもあって、人より多めに食べるくらいでちょうどいいとは言え、食べ過ぎればやっぱり肉はつくし、一気に負荷をかけると最悪命に関わる異能である。
出来るとはいえダイエットに使うにはちょっと不便な異能である)

そうしようそうしよう!!
アリストロメリアさんの水着姿、綺麗なんだろうなぁ……。
うーん、やっぱり私も水着……
(具体的にどんな色柄の水着を選ぶかまでは解らないが、きっと似合うのだろうと思えば自然と笑みが浮かぶ。
自分に関しては、再び悩みつつ)

こう、息抜き程度に休むならいいけどね、やっぱりがっつり勉強放棄するレベルでしない人は、本当に大丈夫なのかなって思うよね……。
テストは嫌いだけど、折角だから勉強すればいいのになーっとは思う、折角学べる環境があるんだから。
単位は切実だよね……。
数字になってくると、こうね、本当に試されてる感がねー……解っては居るんだけど
(テストについてはそんな感想を述べて、溜息一つ。

そして、夏の予定を聞けば)
ああ、だよねぇ、やっぱりお祭りと海に意識が行くよね。
じゃあ私と同じか、確りとした予定は実家に帰る、位しか無いんだよね。
遊びの予定も入れたいんだけどね。
実家はね、本土――日本の北の方だよ、冬は厳しいけど、夏は過ごしやすいかな。
(夏の予定や実家はそんな話を。
もうすぐ間近に迫った夏に思いを馳せるように目を細めて)

そうなると、本当に楽しくなってくるんだよね。
いい刺激になるんだよね、そう言う感覚
(そうなってくると、本当に勉強は楽しいものだ。
テストは嫌いだが、勉強そのものは嫌いではない)
来年……来期からでも取ってみようかなぁ。ううん……。
ざーっと有名所の基礎的な概要とかやってる感じかなぁ。
西洋も東洋も一緒だけどね、前期は西洋メインって言ってたかな。わかりづらいのはまだいいけど、紛らわしいのは引っかかりやすいからね、気をつけないと。
……うん、お互いにね。

や、凄くはないんだ。
おすすめならチーズケーキとベリータルトかなぁ。
特にベリータルトは大きいし、お腹が空いた時でもそれだけで結構満たされる感じだよ。
もう、それにお団子とかついたら最高だよねー。抹茶ラテなら。
(ウンウンと頷きつつ)

あはははは……や、本当にそんなに凄くないんだよ。
小さい時から見たり聞いたりしてたら、ある程度は自然と覚えるものだから。
後は授業真面目に聞いてればわかるしね。いろんな物語読めるのも楽しいし。
……漢字は本当に、先生次第だよ。結構差が出ちゃう。

あ、そっか。西洋って言っても結構広いもんね。
それでも100年前よりは大分根付いたらしいけどね、そっちの世界ほどじゃないのか。
ううん……専攻だとやっぱりそういうのは強いんだね。
神話はね好きっていうか、小さいころ読んで楽しかった記憶があるんだ。詳しくは覚えてないけど。
カードの絵柄もきれいなの多いしね。集めるだけでも楽しそう……って言ったら怒られるかな。
……一枚一枚に沢山の意味があるのは知ってるよ、詳しくはまだしてないんだけどね。
アレって確か占いに使うカードの配置方法でも意味がまた変わったりとかするから楽しいよね。
……や、聞きかじった程度の知識だから、間違ってたら訂正してね。
(と、お願いも交えつつ。
その後もいろいろな話を、お互いの知識を深めながらのお茶をするのであろう。
お茶も終わり帰る頃には、またね、なんてそんな次の邂逅も願いつつ)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から綾瀬音音さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に久藤 嵯督さんが現れました。
久藤 嵯督 > 「いつもの、2ダース」

店員達は凍てついた。スパイース(笑)

久藤 嵯督 > デスジュース補充のためやってきたカフェテラス。
出来上がるのを待っている間は店の席に座って、適当に注文しながら時間を潰す。

店員が運んできたお冷に、備え付けのコショウをだばだばと入れる。
使い捨てのスプーンでよくかき混ぜて、味を全体に行き渡らせる。

久藤 嵯督 > それをぐいっと一口。
―――ありがとう、いい薬です。

辛味としては二流もいい所だが、間食には丁度いい。
お冷をおかわりして、もう一杯作る。そして飲む。

……二度も飲めば流石に飽きる。
その点で言うなら、デスジュースはとても優秀だ。
何杯でも飲みたくなるほどのクオリティを持ち、そしてなんと言っても辛い。

久藤 嵯督 > 実はこの調味料をお冷にぶち込む真似を繰り返す姿、常世島各地の店にて目撃されている。
彼の座るテーブルからは調味料が跡形も無く消え去ってしまうという、一種の都市伝説にすらなっている。
やがて人々は、彼をこう呼ぶようになった。


―――『シーズニング・スレイヤー』……と。

久藤 嵯督 > 事実彼の席にあるコショウの瓶は、もう既に空になっている。七味唐辛子の瓶も然り。
全てがお冷の中へ、お冷は『S・S』の胃袋の中へ……

残りの調味料が絶滅するのも時間の問題だ。
しかしカフェスタッフ、これを看過するほど暢気にはしていない。

『10番の番号札をお持ちのお客様ッ! お待たせ致しましたッッ!!』

久藤 嵯督 > ―――疾い。

今までは準備に時間の掛かっていたデスジュースであるが、度重なる試練に晒された戦士達はこれを克服。
今では嵯督の横暴を阻止出来るほどまでに成長していた。

(……面白いッッ)

2ダースのデスジュース10濃を受け取りにいく嵯督。
ツインテールの店員がそれを、とてもにこやかに受け渡す。
全く隙の無い営業スマイルで、さっさと帰ってくれと言わんばかりにじっと見つめる。

「……フッ」

やれやれと苦笑いしながらも、デスジュースを受け取った嵯督は店から去っていくのであった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から久藤 嵯督さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に渡辺慧さんが現れました。
渡辺慧 > フードを頭に被った少年。
カウンター席に腕で枕を作り、だらけている。

机の上には、いつも通りの注文。
ブレンド。ホット。

吐き出す言葉は。

「夏だなー…………」

渡辺慧 > まだ幾分か、気温は優しい。
だが、もう海開きを終え、周囲の雰囲気は夏へと向かっていくだろう。

海開き、海開き……。

自分も行くつもりではある。あるが、予定もない。のんびり気ままに、それこそ誰もいない時間にでも行くぐらいが、気楽でいい。それぐらいだ。

そういえば……。

(水着、やっぱねーな)

いや。あるにはあるのだろうが。
物を多く詰め込み、散らかっているわけでもないのに、雑多な印象を受ける。倉庫、そんなような自室から。水着を探すのは手間すぎる。

渡辺慧 > (…………なくてもよくね?)

服のまま泳ぐのは、以前海ポチャしたときに危険性をわかっただろうに、そんな考えを抱くのは、馬鹿なのか、愚かなのか。はたまた。

そんな思考をぐるぐるしながら、カウンター席。
そこに、ぐだっていた。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に磐野 州子さんが現れました。
磐野 州子 > カランカラン、と小気味良くカフェテラスの入り口の鈴が鳴る
そこにはまるで夏の暑さにやられたのかゾンビのようにふらふらと入店する白衣の少女が現れる
別にどこも腐ってはいないのだが、ゾンビの皮膚が腐っている部位のように火傷痕があるぐらいなのだが

店に入ってぐるりと店内を見渡すと同じく暑さにやられたのか、
ただ自分のポジションを維持しているだけなのか分からないが、見慣れた背中を見かければ州子は行動を起こす
「けーい」
特に遠慮する様子もなく慧の隣のカウンター席を占領する

渡辺慧 > 「ぁー?」

だるそうに視線だけを動かして、かけられた声へ向く。

「ぁー……州子。おひさー」

ひらひら、と片手を……振りもせず、というか体勢はそのままで返事を返した。

「涼み?」

えらく簡潔な言葉だが、気分によってはたまにこうなる。今の気分はずばり――だるい。

磐野 州子 > 「相変わらずです。
 折角テスト週間が終わって、大体の生徒は水着買ったりはたまた海に泳ぎに行ってるというのになんという体たらくです?」
説教臭い口調だが特に呆れてる様子もなく、
いつも通りで安心したという気持ちが大きいのか自然に口元が緩む

「まー暑いですし、涼みに来たくなるのは分かるです
 あ、お冷やでいいです」
州子も安くて長い時間いてもおかしくない場所を選んで来たのだからあまり人のことは言えなかったりする

渡辺慧 > 「そういう州子こそきてるじゃん」

と、言いつつ、体を起こす。
んん。大きく伸びをして、ふ。
息を吐き出した。

「……隣に来てお冷頼まれると気になるなー。なんかほしいのないの」

少しばかり呆れた目をしつつ、自分のホットブレンドへ手を付けた。
「あっつ……」
そろそろアイスの時期かなぁ……。
なんて呟くも、恐らく。年中自分はホットを頼み続けるだろう。

しっかし。
そう前置きすると。
「水着ねぇ……」

奇しくも自分が先程思考して。
いらないんじゃね? と結論付けしかかっただけに何とも言えない。

磐野 州子 > 「お冷やが一番冷えてて一番体を冷やすのに効率が良いのです。
 炭酸とかアイスコーヒーは美味しいかもしれないですけど、実あれそんなに身体を冷やすのに向いてないんですよ」
ウェイトレスからカウンター越しに置かれた
お冷やを両袖で掴んでぐいっと一気に飲み干してからお代わりを頼みながらも慧に理論を押し付ける。

「まぁ、ホットを飲んで冷房で身体を冷やすっていうのは体感冷えるのかもしれねーですけど」
コーヒーで熱がっている慧を見て根拠のないことを漏らしながら

「なんです?慧は誰か泳ぎに行く予定でもあるんです?」
そこにはどこか意外そうな顔を思い浮かべている州子がいる。
―――あの慧が、誰かと海?もしかして…彼女?

渡辺慧 > 「そういう科学的な話をしてんじゃありマセーン」
「折角かふぇに来てお冷ってどうなのーって話―ですー」

まぁいいや、とばかりに、シシシ。
いつも通りに笑いながら。
「いいんだよ、これが好きなんだから」
なんて子供じみた言い分。

誰かと? 誰が?
と、まるでおバカを見るような目線で州子を見る。
「あるわけねーでしょー、誰のこと話してんだ君」

磐野 州子 > 「別にいーじゃないですかー
 目的と手段を一貫してるのはだいじなんですー慧には分からないですねー」
あーあー、と言った声を出しながら特に反論しているとは思えないような反論を返す。
別に州子は涼みに来たのに議論でヒートアップしに来た訳ではないし

「好きなのに舌に火傷負いそうな声だしてるのはどうなんです?なんて」
先程の慧の熱いという声を思い出したのかくすくすと笑っている。

「は?いや、だって…水着って事は海に行くって事ですよね?
 別に私のためにブーメランパンツ履いてボディビルダーばりのポーズを取る訳じゃねーですし…」
今起きている事象を口に出しながら確認する。
誰かと海に行く訳ではない
でも水着の話をしている
州子が思い浮かべた結論はこれだ
「………ぼっち海?」

渡辺慧 > 「そーかい」
「熱いのがおいしいの。熱いからいいのさね」

こっちも、舌戦をしようとしたわけではない。
ただ、いつもの会話。いつも通り。
この空気が、この目の前の少女との空気な気はしている。
だから、何となくまた笑った。

「まぁ、まだまず行くとは口に出してはいないけど」
「まぁ、行くかな」

行くけど。
行くが。
あぁ、その通りだ。
だから自信ありげに、得意げにうなずいてやろう。

「ボッチ海だ」

磐野 州子 > 「そんなに熱いのが好きならその顔にぶっかけてやりましょうか」
割と真剣なトーンでそんな言葉をぶつける。
よくよく考えれば隣でそんな熱い物を飲んで熱いと言われればこっちも暑くなってくるような気がする。気がするだけだが

「うわぁ……」
自信満々にその言葉を聞いた州子は哀れみの視線と引いている視線を混ざったものを慧に向ける

「……えと、一緒に行く人がいないんです?」

渡辺慧 > 「俺は口以外でコーヒーを摂取できているようにはなってないからやめとくよ」

楽しそうにそう言った後。

「うーん」

思案気に、宙に視線を浮かした後。
うーん……。
腕を組み。
うーん…………。
ついでにコーヒーを飲んで。

余り真面目に考えている用には到底見えない動作を取ってから。

「思いつかない」

磐野 州子 > 「とりあえずその止まってる頭を動かしてからその台詞を吐きやがれです」
思いつかないという言葉を聞いてこいつの頭の中を見てみたいなどとそんな事を口に出しそうになりながらもどうにか抑える

「……一緒に行ってやらないこともないですよ?
 知り合いが何かぼっちで海泳いでいるなんて小耳に挟んで居た堪れない気分になるのは嫌ですし」
決して州子は海が好きではないが、ただ知り合いがそんな噂をされているというのだけは出来れば阻止したいという気持ちである
……そういう噂に関してはもう手遅れかもしれないが

渡辺慧 > 「明日の晩飯考えてた」

何処からその言葉が出てきたわからないぐらいに適当な言葉。
オムライスがいいかな、というのは、割と真実味がある言葉だが。

「ん? …………ふぅむ」

そう言われると、何となくその言葉を言った少女の顔を眺める。

「んー……大丈夫なん?」

なんか、異能とか。とは軽い言葉だが。
真実、それには心配しての言葉であろう。

磐野 州子 > 「晩飯なら州子が作ってやるです
 どうせオムライスかオムカレーですよね?」
別に今すぐ食べさせに行く訳じゃないのだからそんな安請け合いをしながらも言葉を続ける

「大丈夫っていうと……多分この手の事ですよね?
 ふ、ふふ…実はこの手、液体には反応しねーんです!だから泳ぐぐらいなら出来るですよ?」
何故かそこには自慢気な州子がいる。
固体を爆破してしまうが、液体なら爆破する心配はない、といったところなのだろう。

渡辺慧 > 「かるいなー。今度はこっちから頼めとかいってなかったっけか」

まぁ、そうはいっても。自らこれ以上は……。
いや、まぁいい。そういうなら、そのいつかにでも期待しよう。
しかしながら。

「それもあるけど。いや君、その白衣からどうすんのよ。それで泳ぐの多分大変だぞぅ」

何を得意げにしてるんだか、と少し――そういえば、何となく自分を見てるような気分にならないでもない。
そういう意味では、ひどくおかしくなって、笑ってしまう。

磐野 州子 > 「別に、慧が頼めば作ってやるですよ?
 慧が頼めば、ですからね?」
くすくすと笑みを浮かべる。
慧の性格上なんとなくではあるが自分からそういうのを頼むのはあまり見たことが無い為にこういう前提条件を組んでいるだけである

「…?水着着るですよ。
 何言ってんですか、州子は着衣水泳の達人とかじゃねーですよ?」
何笑ってんですか腹筋触るですよ、直に。という冗句を組み合わせながらも慧につられて笑っている。

渡辺慧 > 「…………あー」

頬をかく。いやしかし、参ったね。

「……いつかね」
結局、先延ばしにした。


手で触らずに着れるものかどうかは、構造上流石に知らない。
ならば、彼女がそういうなら、まぁ着れるんだろう、知らんけど。
「まー、そりゃそうだろうけどー。んー……………………」

さて、どうしたものか。
行きたくないわけではないし、一緒に行くのが嫌と言うわけでもないのだけれど。
誰かと共に行くという行動そのものに少しばかり違和感を感じないでも、ない。

磐野 州子 > 「先延ばしにする男は大成できねーとかなんとかです」
これも別に根拠もない一言なのだが、慧にとっても州子にとっても別に耳に残るものではないだろう
そもそも定義するならばこの常世島で大成するというのはどこまですれば大成することになるか、
ということから探り当てなければいけなくなる為とても面倒である

「なーんか煮え切らないですね?何か理由があるならともかくですけど…
 州子と一緒に海に行くとか、嫌なんです?嫌ならそれはそれで諦めるですけど…」
別に目も潤わせて上目遣いをしている訳ではないが、後になるにつれていつもの声に元気が無くなっていく

渡辺慧 > 「元々大成できる器じゃねーからもんだいねーのさー」
耳には残らない。だがしかし。
笑みとしてなら、形作られる。
まぁ、今はそんなもんでいい。

「行く理由も気分でしかないのに、一緒に行けない理由もなにもねーよ」

なんとなく、珍しい姿に苦笑。

「ただ…………あー」
言葉にするのはめんどくさそうだ。
コーヒーを口に含み、先程と同じように……いや、先程より大げさに、あっつ。と言うと。
気分でそうさせるのは、自らの気分に対する裏切りのようなものだろう。……多分。だからしょうがない。……しょうがない。
だから笑って。

「嫌じゃないから。行きますかね。一緒に」

磐野 州子 > 「何か理由が耳に引っかかるですけど、ぼっち海している男の噂を聞かなくて良さそうです。
 ただそれだけが良かった良かった、というやつです」
一緒に行く、と言われるとにこりと微笑む。
知り合いが悪い扱いを受ける様子がなくなったというだけでも州子にとっては戦果を上げたようなものである。

「水着は州子が後で買うとして……えー、他に一緒に行く人とかいねーんです?
 どうせなら沢山の人と一緒に行くとかしたらいーじゃないですか」
どうせならこの勢いで慧のぼっち癖が無くなればという願いを込めてそんな付け加えた一言。

渡辺慧 > 「それを言うなら俺はまるで構わないのだけれど」
今までと何ら変わらない。
ただ、そこに誰かいるだけ。
それだけ…………である。

「……つーか州子も友達いんのかよ。俺見たことないんだけど」
と、ある種……いや、何となくほぼ確信に近い質問ではある。ただの仕返しに近いのかもしれないが。

「州子が買う……?」
よくわからない単語に少しだけ首を傾げた後、まぁいいや。
と持ち直してコーヒーを又一口。

「………………………そういうあれなら、俺から言えば、もしかしたら、な人なら」
「……あぁ、いや」

ダメな可能性の方が高いだろうし……そも。
実質的に、誘える人だって。

「……………………こ、声、かけれそうなら、誰か」

正直。この発言は、今までの自分にしてみれば驚きに近い。
――気が重い。

磐野 州子 > 「し、失礼な。
 知り合いぐらいならいくらかいる……ですし、ですし」
自信満々にいっているが視線は自然と逸れていく。
実際に名前や連絡先を知っている知り合いは両手で数えれるぐらいしかいない。

「そーですよ?州子が、水着を買うです。
 なんなら慧の分も買ってあげるですよ?」
くつくつと笑みを浮かべる。もしも買うならば腹筋が目立つような水着、ブーメラン辺りにしてやろうかといった思考を巡らせている

「なーんだ。友達いるんじゃないですか、慧。
 それなら何人か声かけてみてくれです。だめでもともとって言葉もあるですからねー」
慧の気持ちも露知らず人集めは慧に任せるという無茶ぶりをしつつ、
なんだかんだで友達がいると知ってどこか安心している州子がいる

渡辺慧 > 「そっちこそその人達は誘わないんすか」
やっぱり……ただの仕返しなのかもしれない。
悪戯気に笑えてる自分に。なにを感じているか。

「……あぁ、そういう。いいよ、自分で買うしー。……買うし」
その笑いに、多分碌なアイディアじゃないのは予測できる。
……むしろ州子がどんな水着を買うかは微妙に気にならなくもないが、しかしながら、それはちと。

「………………あぁ、そうねぇ……」
物凄く重く息を吐く。
……向こう、いわゆる、自分から友達と言ってくれた人。
……………………片手で数えられる。かつ…………。

少なくとも、みんな。自分以外の交流がある。
……多分。

「……ほんとにダメ元だかんな」
まぁ。いざとなったら。
――……。まぁ、これ以上はやめとこう。

磐野 州子 > 「ま、まぁ、慧のぼっち癖を治す為の計画ですから州子が誘ったら何の意味ねーです」
今回誘った意図はそういう事ということにしている。
ついでといった目的は自分自身の交流を広めようという意味ではある。あわよくば実験台に……はしないでおこう

「そーです?
 どうせ小学生の頃使ってた水泳パンツとか持ってくるんじゃねーでしょうね?
 そんなのだったら……州子の足が狙い撃つですよ?なんて」
一瞬悪意に満ちた笑みを浮かべてすぐに引っ込める。
実際に男性の股間を蹴り上げるということはしたことはないが、人生経験として一回はやってみたくはある

「ま、ダメだったらダメで…まぁ、二人で行くですよ?」
あくまで二人っきりとは言わない。言ったら…何か危ない関係みたいに思われそうだ

渡辺慧 > 「ぼっち癖いうな」
今まではそれでよかったし。
これまでも、別にそれでもいい。
ただ、たまに、誰かとか関われるぐらいで。
それで十分。
な、んだけど……も。

「俺をなんだと。……今度、それまでに買ってくるよ。センスは……どうだかわかんないけど」
ものっそいいやそうな顔で身を引く。
一度味わえばわかる。あの衝撃は……。
まさしく、急所と言っていいものだ。

「そーな。ダメだったら……二人か」
「それ、デー………………」
これの言葉を言うのは割とまずい気がする。
何がまずいかはわからないが、ならばやめておこう。
(………………誰かいるかなぁ……来てくれる人)

もっぱら。彼の思考を染めるのは、それであった。

磐野 州子 > 「時計塔のところで『1人』でコーヒー飲んでごろごろしてるような人をぼっち癖と言わなくてなんですか」
それが慧らしいといってしまえば慧らしいが、人間としてそれは少し寂しい。
人間らしく生活出来るのだから出来るだけ人間らしく生活してほしいところもある

「デー、ですよデー。
 DですかDayとかそんな感じですよ、えぇ、そういうことにしておきましょう!はい!」
慧から言われるとは思っていなかったようで珍しく狼狽えている。
そういう方面で全く意識してなかったのが伺えるようだ

渡辺慧 > 「好きなんだよ。……いいじゃんか」
……彼女から見て。それが、どういう風に映るのかはわからない。だが……。

――やっぱり、かかわりを持つのは。大変だなぁ……。

それが決して、否定的な物ばかりではないことは、自分で分かっているのだけれど。

そういう顔を前にして、楽しげにするのがいつものことだ。
「なるほどね。なら、二人きりにならないように誰か誘ってみるさ」
からかう事に関していえば、先を行くつもりだ。
そういう関係性。
弱味をみせつつ。
そうやって笑う。

磐野 州子 > 「イッピキオオカミさんの言う事は違うですねー。
 ま、たまに1人になるぐらいならいいかもしれないですけど、常に1人は流石に州子は嫌です」
慧のあの状況を一言で表すなら一匹狼。言葉で噛み付いてくるが特に襲い掛かってくる送り狼という訳じゃないから害はない
ただ、その一匹狼しすぎるとその分孤立してしまう、一回孤立してしまうと戻ってくるのは難しいものである…本人次第ではあるが

「えぇ、頑張ってください。人数多いほうが賑やかでいいですからねー…と
 州子はそろそろ行くです。今回は支払わせるものはなーんもねーですからねー」
けらけらと笑いながらカウンター席を立つ。
冷やだけを飲みに来た客というものは店側からしたら質が悪いだろうが、州子は特に気にする様子はない

「それじゃ、詳しい日取りが決まったら教えてくださいでーすよー」
ぶかぶかの白衣をぶら下げて手を振っているもののとしながらカフェテラスを去る。

―――その後商店街には2,3回程爆発音がしたのは別の話

ご案内:「カフェテラス「橘」」から磐野 州子さんが去りました。
渡辺慧 > 「…………俺も、常にってわけじゃないよ」
そもそも、こうやって州子と話しているのがその証拠だ。
ただ……そちらの方が、自由を感じるような気がして。
――なぜ自由にこだわるかは。

「……俺がきめんの?」
……何とも言えない感覚。
変な感覚だ。

「それは同意しかねるけどね」
自らが賑やかさの塊であるのに、そんなことをのたまうのは矛盾しているだろうか。
本当に、よくわからない感覚だ。

「またな。……今度はいつだろうかねぇ」
そう言って。
再びコーヒーカップに口を付けた。

今度は、ぬるかった。

渡辺慧 > さて。

飲み終えたコーヒーカップを、少しだけ音を立てて置いた。
いつの間に脱げていたフードを被りなおして。

席を立ち。

「ごちそーさま」
今日もいい日だった。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から渡辺慧さんが去りました。