2015/07/30 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に日向 御影さんが現れました。
日向 御影 > 「……はぁ……夏休み、どうしよう……」

試験も無事終了し、補習は免れたのはいいけど…夏休みだからと言って何かするわけでもないし…

「する相手もいないし……けど、勉強も嫌だし…」

先ほど頼んだアイスティーも暑さで中の氷が溶けて、カランと音を立てた

日向 御影 > カフェテラスの奥まった隅の席、それが彼女の定位置
本当は窓際の方で外でも見ながら…と考えているのだが…

「やっぱり落ち着く……こういうところでなら、少しぐらいのんびりしても……」

陽の光に晒されるよりも彼女は影でひっそりとしている方が落ち着く性質らしい
姿形も相まって実に奥の席に馴染んでいる
いつもならここで教科書とノートを広げて少しでも現状に追いつこうとあまり好きでもない勉強に励んでいるものだが……今回はそれもお休みして極力のんびりとしている

日向 御影 > 『くすくす……まぁたまた~、そんなにおネムなの?御影ちゃ~ん♫』

「っ」

御影の身体が、びくりと跳ねる
するとテーブルに映された御影の影が小さなヒトガタを映し出した
大きさにしておよそ5センチ程度だろうか?
それが御影の顔の前でくるりくるりと踊る

『少しぐらい、なぁんてエンリョしてちゃあダメよ?ダメダメ♫もっと欲張りになったって誰も困りはしないもの~』

「な、なんで今出てくるんですか……」

御影が困った表情になる

日向 御影 > 『せっかく故郷を飛び出してこんなところに来たんですもの、もっと思い切ってもイイじゃない♫』

「お、思い切るって、何をですか……」

ヒトカゲが腕を広げてシルエットを映し出す
小さく少し分かりづらいが、水着だ、それも非常に大胆な部類の

『せっかくの我侭ボディなんですもの、これぐらいの水着で海水浴場を歩けばみぃんなイチ☆コロよ♫』

「い、いやいやいやいや!?」

慌てふためいて首を横に振っている

日向 御影 > 「そ、そんなの着れませんって…恥ずかしくて死んじゃいますよぉ…」

『ん~そうよねぇ~……果たしてオムネのサイズが合うかしら~…もしかしたら勢い余ってこう、ポロッと』

ひそひそと、会話は続けられる
幸い他の席からはこの小さなヒトカゲは死角に入り見えづらく、また御影自身の影の薄さも相まって気付かれていない

日向 御影 > 「そ、それに…似合いませんよ……私そもそも泳げないですし……」

『泳ぐだけが夏の海の楽しみ方じゃあないわ、色々と工夫次第よ♫』

「く、工夫って言っても……」


話に夢中になっている内に頼んでいたアイスティーの氷はすっかり溶けてしまっている
それをちびちびと飲み干すと少しヒトカゲに御願いして居なくなってもらい、新たに注文をする

新しいアイスティーとちょっと奮発したケーキを

ご案内:「カフェテラス「橘」」に相模原孝也さんが現れました。
日向 御影 > 新しいアイスティーはすぐに来た
ケーキは少し遅れてくるだろうか?
アイスティーをストローで飲みながら先ほどのヒトカゲの言葉を反芻する

「楽しむ、かぁ………確かに、私だって少しぐらい楽しみたいって思うし……」

誰に言うでもなく、一人呟く

相模原孝也 > 「うわー、すずしー…避難して正解だったな。」
パタパタと手で仰いで風を送りながら、喫茶店内に入る。
開いている席をテキトーに探していると、ちょうど女の子が座ってるとこのお隣の席が空いてたようだ。

ウェイトレスさんに、どもー、と頭を下げながら移動中。
脇から聞こえた女の子の声に、

「夏の楽しみといえば、やっぱ海とかプールじゃない?」
なんて、にかっと笑って声をかけてみた。

……内心、やっべ初対面だよな?と冷や汗流していたが。

日向 御影 > 「ぅぇっ!?」

突然掛けられた声におもわず素っ頓狂な声を上げてしまう
完全に一人の世界に旅立ちかけていた彼女は少し油断していたようで気付かなかったようだ

驚いた拍子に少し零してしまったアイスティーを慌てて拭き取る

「あっあっ、すみません、今綺麗に……!」

相模原孝也 > 「あ、わり! 驚かせちゃったな。」
自分が思ってた以上に驚いた様子の女の子に、こちらも慌てた。

「そんなに慌てないでも、別にオレにかかったりはしてないし…。むしろ、そっちの服とか平気?」
服だとこっちのほうがいいかも、とパーカーのポケットから取り出したハンドタオルを、テーブルの上に置く。必要なら使えばイイよ、というスタンス。

「いやほんと、ごめんね。
 でも、さっきの様子だと、あんまり夏楽しめないって感じに見えて、オレちょっと余計なお世話心がわいちゃってさ。」

ちょっとお話でもどうよ、なんて。にっと笑いかけてみせた。

日向 御影 > 「あっ、いえっ、その……あ、ありがとうご、ございます………」

わたわたと手を忙しなく動かしながらお礼を言っているつもりなのだろうが早口で少し聞き取りづらい
怯えるような、まるで初めての物を見た猫のようにビクビクしながら置かれたハンドタオルを受け取り、少し服にかかった部分を拭き取る

「いえ、おっ、驚いたのは私の方ですから……」

と、どうしようどうしようと言った様子で目を泳がせている

相模原孝也 > 「どういたしまして。 えーと、向かいの席座っていいかな?」
お話について返答がないようなら、まずは答えやすい、あるいは勢いでYesと言えさせそうなことを聴く。
…この島にきてから、自分が悪どくなった気がしてきた。

「……うーん、まっすぐ見れないくらい怖い顔かな、オレ。」
どうー?とか しゃがみこんで、相手の頭の位置よりしたから、泳ぎまくってる目を見上げてみせる。
……こっちを見たら、口の端を指で持ち上げた、まさしく作り笑顔!で迎えてくれようぞ…!

日向 御影 > 「えっ……あ、はい…その、よろしければ…どうぞ………」

アイスティーを少し自分の方へ引き寄せて向かいを空ける
泳いでいた目と不意に合ってしまった視線にまた少し驚き、また視線を逸らそうとして…少し笑顔をしようとする努力が伺える

「その……わ、私自身がその……あまり御話をするのが、得意でなくて……な、夏休みも、どうしようかな……と、少し…考えていただけで……」

相模原孝也 > 「おう、ありがとうな。」
引っ込み思案な子のようだし、こちらがたのしんでるぞ、とばかりに、にぃっと笑って礼を言おう。
それから、椅子を引いて、対面の席に腰を下ろして。

「なあに、オレだって、お利口さんなお話は得意じゃないさ。特に数学トカ数学トカ物理とか。
 で、夏休みの使い道か。さっきも言ったけど、海に行ったりとかしないの? なんとか委員会が、スイカ割りとかもやってるし。イベント事はいろいろあるけど。」
と、ここで一旦言葉を区切る、うん。あまり一気に喋ったら、向こうはしゃべりにくいだろう。
ちょうどウェイトレスさんが注文取りに来たし、アイスコーヒーを頼んでおく。…これで、少し考える時間は稼げたかな?

日向 御影 > 「はい……そういうイベントのお話なら、聞いてはいるんですけど……い、行ってもいいものかと、考え始めたら……その、あまり……」

そのような様子に気づくはずもなく縮こまってこじんまりとしている
アイスティーを飲む時も両手で引っ込んでちびちびと飲んでる、さながら小動物である

「みんなが楽しんでいると、その中に入るのが…申し訳なく感じてしまって……あ、すみませんこちらの事情ですから……」

頭から伸びたアホ毛もしゅんと下に垂れる

相模原孝也 > 「みんなでワイワイやるイベントだから、着てくれたら歓迎すると思うぜ。オレも飛び入りで入って歓迎されたし。」
あっはっは、とかるーく笑ってみせるけど、多分、この言葉くらいじゃあその気にはなりにくいんじゃないかと思う。
ふぅむ、とココはひとつ頭をひねって。

「なぁに、言ったろ?おせっかいだって。人様の事情に踏み込んでこそ、おせっかいさ。
 そうだな。みんなの中にうまく入れないなら、ひとの居ないトコで、海を堪能、なんてのはどうだ?
 ちょうど、ひとの集まりにくいスポットを知ってるんだ。
 とはいえ、オレが一人で遊んでてもつまらないし、一緒に遊ばない?」
ちらっちらっ、とたれたアホ毛の持ち主さんの顔を覗きこむ。

日向 御影 > 「えっ、いやっ……あ、いやっ、そのっ……」

まさかまさかの提案に一気に脳みそが臨海に達し
わかりやすく顔を赤くさせる
すごくわかりやすく目がぐるぐると回り混乱しているのが見て取れる

「あっ、あっ、そのっ、あのっ………!!」

どんどん頭の回転が限界に達していき…唐突に立ち上がる

「ごっっっx、ごめんなさいーーーーーっっっっ!!!!!!??????」

カバンも忘れて立ち上がり、店から逃げ出すように飛び出していってしまった

彼女が立ち上がった席には彼女の学生証が取り残されており、そこには《日向御影、高等部二学年》と他この島で過ごすのに必要な事項が……

相模原孝也 > 「お、おう?」
あっれ、まずった? ちょっと一気に話しすぎてしまったかもしれない。
赤く染まった顔は、うん、自分が色々と追い込まれてしまった時にはこんな感じだっただろうと思わざるを得ない。

「うん、その?」
だがしかし、こちらは落ち着いた様子で、小さく頷きながら言葉を待っていたのだけど…。

「わたっ!?」
女の子が慌ただしく立ち上がり、駆け出すのに、目を丸くして、倒れかけたコップ類を慌てて支える。

「あちゃー…やり過ぎちゃったか。…あれ?」
ふっと目を引いたのは、テーブルの上に置かれた学生証。これはちょっと、おいて行ったらまずい気がする。
……あ、カバンもある。

「すいません、会計…!」
伝票を手に取り、腰を上げる。学生証はパーカーのポケットに放り込んで。彼女のものだろうカバンを手に取り席を立つ。
会計の方は、「お釣りは募金箱にでも!」
と多めに支払って、女の子を追いかけかけ出した。

日向 御影 > その声掛けに答える余裕も無いのか顔を覆いながら一気に走って往く

久しぶりの会話にゆだった頭を冷やすべく、果たして彼女はどこへ向かうのか………

続く…?

相模原孝也 > 初動の遅れにくわえ、乱暴とはいえ会計も済ませていたせいで、店を出る頃には見失っていた。

「……参ったな、こりゃ。」
女の子が残していったカバンを手に、困り顔。更には学生証つきである。
早いうちに届けてやらねばと思い、ちょっと生徒証を取り出して中を見る。

「日向 御影さん、か。……年上には見えなかったなー。」
とりあえず、これで名前はわかった。事務局を通して連絡取れるかな、なんて考えながら、今日のところは……店員さんの、女の子から逃げられてやんの…という視線に耐えながら、今日のところは一旦寮に戻るとしよう…。

「あ、寮にちょくで届けに行くのもあり、か?」

そんなことを考えながらの帰り道……彼女の分まで会計を済ませてしまっていたのに気づいたのは、寮に入る直前の事だった。

づづく

ご案内:「カフェテラス「橘」」から相模原孝也さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から日向 御影さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にヴィクトリアさんが現れました。
ヴィクトリア > ……あつい。

【……暑い
暑い、熱い、あつい

この時期、ボクみたいなのはサーバールームでひんやり扱われるべきなんじゃないのか?

そんなわけで、カフェでぐだる】

ヴィクトリア > 【まあ、研究区でご丁寧に扱われてたら結線されて
それこそ夏もへったくれもないから、まーいーんだけど

ボクはスイカもかき氷も食べれるからな

ただ……この季節、フードはツラい】

……やめればいーってったって、服ねーんだもんよ?

【まさか梅雨明け前から突然帰れなくなって、犬飼のところからしばらく動けなくなるとか思ってなかったしなぁ】

ヴィクトリア > んー、いちごみるく。

【……とりあえずかき氷だ
ボクは涼みに来たんだ、うん】

ヴィクトリア > ……うむー、よきかなよきかな

【いちごみるくのかき氷を幸せそうにスプーンを入れる
うむ、CPUクーラーはやはり水冷式に限る、つくづくそう思う

ところで、だ
重大な問題がある】

ヴィクトリア > 【ボクは基本、手が汚れるのも、テーブルの上が汚れるのも気にしない……が
だがしかし!

「かき氷を下手に崩すと負けた気がする」

練乳がかかっているだけマシだが、スプーンを下手に入れると、死ぬ
だからといって、下手にザクザクやってしまうと、せっかくの氷が固まってしまう

そう、かき氷とは中ぐらいから崩さないように削っていくセルフ棒倒しである】

ご案内:「カフェテラス「橘」」にシインさんが現れました。
ヴィクトリア > 【かき氷を、さながら化石発掘のようにそっと削っていく
ここでこうやって培う緊張感は、夏祭りにおける型抜きの予行演習でもある
……アレの1600円、ボクでも削れないってのがムカつく

まあ、ボクは人間を可能な限り模してるから失敗するのが優秀さなのかもしれないが

それはさておき、まずかき氷は第一段階の崩しを抜ける必要がある
それを抜ければ……とりあえず一息つける

とにかく、山を皿の中に落とすように削るのだ
ここで手間取ると、次が恐ろしい】

ヴィクトリア > ……よし。
【……すこしばかり氷が散ったが、ひとまず第一の危機は去った
山のてっぺんを皿の中に落としこむことに成功したからだ

……だが
安心するのはまだ早い

かき氷にはまだ、第二第三の罠がある】

シイン > 「今日は何処に座るか。」

店に入り、ざっと辺りを見渡す教師が一人。
胸に付けている教員証がその証だ。
此処の珈琲が気に入ったのか、最近は毎日のように訪れてる。

歩を進めながら店内の何処に座るかと模索する。
生徒以外にも、部外者などもチラホラと見え、迷いながら。
一人、かき氷を慎重に慎重にと食べようとする少女の姿が目に映った。

邪魔をするのはどうかと思いつつ、一応相席は良いか聞いてみようと、彼女が座る席まで寄る。

ヴィクトリア > 【山がとりあえず順調な方向に削れて行く時……コレが油断する時だ
程よく時間が経過し、溶けかかった山は、自重で硬さを増していく

ここで下手にいじると、力がかかりすぎてあらぬ方向に倒壊するのだ
しかし、ここからは第三の罠を回避する必要がある

第一関門のように悠長に待っていられる余裕はないのだ】

……ん?
あんだよ、ボクは今忙しいんだよ

【にべもない返事
だいたい……教師とかき氷どっちが大事だと思ってるんだ】

シイン > その反応に思わず苦笑を見せてしまう。
子供らしいというか、如何にも生意気そうな、そんな第一印象。

「いや、失礼。ただ相席してもいいかな?
君の邪魔をする気はないよ。」

上からの目線でなく、腰を下ろしながら目線を合わせるように。
まずは警戒を解こうとの試みか。逆に子供扱いと怒る子供も稀に居るが。

ヴィクトリア > かき氷と相席のどっちが大事だと思ってんのか見て分かれよ

【無理言うな】

……ま、邪魔しないならいーよ別に?

【乱入者のお陰で変なところで手間取ってしまった、ヤバイ
今日は暑いのだ
……第三の罠が発動する前に急ぐ必要がある】

シイン > 「すまないね、感謝するよ。」

本当にかき氷が大事なのか、そも見知らぬ何処も知らぬ奴と比べたら、それはかき氷のが勝つだろうか。
結論。なんとも言えず、わからず、私では結論が出なかった。

再度の感謝の言葉を送ってから対面の席に座り、店員を呼べば珈琲を頼む。

「失礼ながら、君の名前を聞いてもいいかな?」

折角なのだ、それぐらいは知ってもいいだろう、と。

ヴィクトリア > ……ん、後でな

【こともあろうに、教師に向かってこの素っ気なさである

そう、今度は食べるのに大忙しなのだ
安心してかき氷がかき氷でいられるのは第2段階までなのだ

それを過ぎると堅いだけの氷の塊を甘い氷水とともにガリガリ食うことになる
それは許せん、断じて

その第三の罠は暑ければ暑いほど起こりやすいのだ
ガツガツと食べる】

シイン > 「後でか、ありがとう。」

恐らくは、かき氷を食べ終わり次第に教えてくれるのだろう。
『誰が教えるか』と言われたら、はてどうしたものかと考えてたが。
どうやらその心配はしなくても良さそうだ。

そもそも見た目が子供だが、本当に子供なのかは怪しい。
子供のようなフリをしてるだけの可能性も在るのだ。
ま、考え過ぎであろうが。

ガツガツと食べてるのを時折と見ながら、学園の生徒だろうかと、資料を引っ張りだして調べてみる。
特徴的な見た目をしているのだ。居るのなら直ぐに判るとは思うが。

ヴィクトリア > ……ふう

【……ミッションコンプリート
危ないところだった
いちごミルクに勝利したのだ、誇っていい

そう、人類の英知が、ついにいちごみるくに勝利したのだ
おそらくボクは世界ではじめて、いちごみるくのかき氷に勝利宣言をしたAIだろう
ここにかき氷の食べ方は攻略されたといっていい、これは人類が誇るべき第一歩だ

それにボクはメロンとイチゴとブルーハワイの味の違いが人間と同じようにわかるグルメなAIなのだ

頭を冷やすために食ってるのにだいぶ計算した気はするが気にするな】

……で?
な~んでボクなんかの隣にわざわざ来ようと思ったのさ
ミリオタなおっさん?
このくっそ暑い日に軍服とはご苦労なこった

【この学校でこの夏でも軍服の教師は一人しかいない
教師なら生徒情報にはアクセスできるから隠す意味は無い】

ボクは……ヴィクトリアだ

【椅子で立膝を尽きながら名乗る
態度は相変わらずふてぶてしい】

シイン > 「ヴィクトリアか…ふむ」

その頁に同名の名前が在った。写真を見るに同一人物。
管理局局長で、年齢は見た目と合ってるようだ。

「私の名前は、バロム・ベルフォーゼ・シイン。
で、ミリオタのおっさんとは手厳しいな。」

確か、記憶が正しければミリオタとは、軍オタクという意味だったはずだが。
実際の軍人にソレが当て嵌まるのだろうか?わからない。

「ただ目に止まっただけだよ、別に特に理由など無い。
それに暑さは感じない身体なのでね、軍服でも平気なのだよ。」

人間であれば、店内に入ってきた時点で滝のように汗を流してること違いないだろう。
だが、彼は汗の一つも見せずに涼しい顔をしている。
彼の発現が嘘ではないというのが判るだろう。

ヴィクトリア > そりゃ、学校でセンセすんのにそんな格好してりゃ十分ミリオタだろ
だいたい軍服の必要なんかねーんだからな?
となれば個人的な趣味以外のなにもんでもないじゃん?

うわー、便利な体だねえ?
そんでも熱持つことには変わりないんだし大丈夫なの?
クールビズ無いの? 軍隊には?

【ボクは十分に暑いし、クーラーの必要を主張するAIだからな
十分に冷気を堪能するぞ

それにどんな理由かは知らんが暑いものは暑い
別に暑いと感じなくても熱が変わるわけでもないんだ
ちょっと心配にはなる】

シイン > 「私は軍属の身だからな、オフの日ならば軍服を着なくてもいいが
名目上として軍から派遣されてる以上は、着なければいけないのだよ。」

指令でそう言われては逆らえない。
本当ならば堅苦しいこの格好は生徒の前では好かれないだろう。
個人的な意見なら好きな格好だが、ソレは別だ。私情は抜きである。

「在るには在るぞ?私が着ないだけだ。
なんせ必要ないのだから、暑さを感じずに熱を保たないからな。」

ヴィクトリア > …………ん?
つまり学校で先生をするのは軍での対応ってこと?

ま、いーけどさ
そーゆーのは正直誰お喜ばねんじゃねーの?

【そもそも軍に教わりたい、というのでもなければ
通常、学校で軍に関わる理由がない
避難訓練などを指導に来てるのとは分けがちがう

なんだそりゃあとは思うが、基本的にそういうもんなんだと理解する】

……ま、学校で軍に教わりたいのはミリオタがほとんどだと思うんでな
事情があるならそのへんはすまんと思うけどさ
知らなくていいこと知った感じもあるな、正直

【スマンと言いつつ悪びれる風でもない
もっとも、ミリオタといったことに対して訂正はするようだ】

シイン > 「そういうことだ。他の学校にも私以外の者が派遣されてる。
軍の認識を改めさせて、報道機関が宣う事とは違うのだと、真実を教えてるのだよ。」

一応一番最初の授業の時に、その事は告げていたが知らない生徒のが多いだろう。
事情など簡単に教える、隠す必要などないのだから。

「喜ぶ喜ばないの問題ではないな、それに今更にスーツ姿で指導というのも味気がない。
私はこの姿のままで、続けるつもりだよ。」

店員から受け取った珈琲を一口、飲みながらそう答えた。

シイン > 珈琲を飲み終えて、時間も良い時間帯になったのを腕時計で確認する。
そろそろお暇するか。

「取り敢えず、相席ありがとう。時間潰しにはなったよ。
また機会があれば、会おう。それと、これは付き合ってくれた礼だ。」

彼はそう言って懐から必要以上に金を机の上に置いた。
これで会計するといい、と付け足して。

席から立ち上がり振り返りもせずに、去って行った。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からシインさんが去りました。
ヴィクトリア > なんだかなぁ
だいぶめんどくさそーに思うね

そういう話ならそういうところなんだろーから、ま、そーなんだろ
他の職業にプロをお招きしてってやつか
とは思うがなぁ

それでも、軍ってことはここじゃビミョーだね?

【他国ならともかく、だ
雑談といえば雑談だが、当然の疑問としては疑問だ
そんなもんだ】

……おいおい、ボクはかき氷がアウトならともかく
ミッションコンプしてるんだ
相席ごときで払わ……行っちまった

……仕方ない

【ま、そんな日もある
タイミングが悪いってやつだ
それはそれで仕方ない……次の機会を待つだけだ
背中を見送りながらそう思った】

ご案内:「カフェテラス「橘」」からヴィクトリアさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に浦松時子さんが現れました。
浦松時子 > カウンター席で冷たい麦茶を飲んでいる。
最近いろいろ忙しかったせいかようやくまとまった休みを満喫している最中で。

「ん~暑い夏は麦茶ですよね~」

清涼飲料水を飲むのはたまにはいいがやはり暑い時は麦茶、古事記にもそう書いてはいないが暑い時は麦茶に限る。

浦松時子 > 「世間は夏休みだの海だの…華やかなこと」

どうも長いこと生きていると毎年のイベントなどには興味が薄くなってしまいあまり気乗りしないようで。

「かといって面白そうなことでも起きませんかねえ、適度な刺激ってやっぱり必要ですね」

大きくため息をつく

ご案内:「カフェテラス「橘」」に霜月 零さんが現れました。
霜月 零 > ふぁ、と欠伸を噛み殺しながら、カフェテラスに顔を出す。
ちなみに、今日は料理をしていない。材料の温存、と言うよくわからない目的である。

「たまにゃあこっちに来るのもいいしな……」

そんな事を言いつつ、適当に席に着いた。

浦松時子 > 麦茶を飲みながらぼーっとしていたら久しぶりに見る顔を発見して。

「あら~お久しぶりです~」
手を振ってアピールをしつつニコニコとして。

「あの~よろしければご一緒にいかがです?」

霜月 零 > 「ん、ああ……久しぶりだな」

見た顔があった。成程、一人で食べるより誰かいた方がいい。
それに……言いたい事もある。

「じゃあ、失礼、っと」

いつも通りの表情で、一緒のテーブルに腰を下ろす。

「あー……前は、悪かったな」

そして、頭を下げた。

浦松時子 > 会うなり頭を下げられるとその瞳をじっと見つめて

「ん~ちゃんと好い目をするようになったじゃないですか、事情は詳しくは聞きませんがきっとあなたの中で決着がついたのでしょう」

にっこりとほほ笑み店員を呼んで

「すみません、ケーキセットを2つ」

注文をしてから一息ついて。

「今日はそんな素直な気持ちに免じてケーキぐらい奢ってあげますよ」

霜月 零 > 「はは……まあ、一定の決着はついた、な」

実際の所、わだかまりがないわけではない。今でも虞淵を目にすれば斬りかかりかねない自分が居る。
が、妹の件に関しては、何より妹が復讐を望まず、前に進んでくれた。
それが一番重要な話だった。

「そんじゃ、ありがたく頂戴するか。そっちは調子どうだ?」

浦松時子 > 「そうですか」

短く返答する、何事も完璧なハッピーエンドで終わるわけではない。
そんなことは長い間生きていればわかっていることだ。
それでも前を向いてくれたということが喜ばしい。

「調子ねえ、まあしばらくはこれと言ったことも無く…ですね、そろそろ適度な刺激がほしい所ですよ、長生きの秘訣ですから」
肘をついてため息を漏らすと注文したケーキセットが届いて。

「ささ、どうぞどうぞ、遠慮はいりませんよ」

霜月 零 > 「刺激なあ……まあ、退屈は人を殺すって言うしな」

ケーキセットを受け取りつつ、そんな事を口にする。
まあ、零自身は最近、まるで退屈しないというか寧ろ刺激があり過ぎる日々ではあるのだが。

「ありがたく。いただきます」

手を合わせて律儀に頭を下げる。そこら辺は叩きこまれた基本的な礼儀作法である。

浦松時子 > 「そうそう、何もしないとボケも始まっちゃいますしね~何しろ私300歳ぐらいですから」

笑いながら手を合わせて

「いただきます」
こちらも割と礼儀正しい方だったりする。

「そういう零さんはどうだったんですか?何か面白いことでもありました?」

霜月 零 > 「さらっと言ってくれるよな……知ってるが」

300歳。20年すら生きていない自分にとっては本当に世界が違うレベルである。

「まあ、面白い事っつーか、色々な事はあった、かな……」

主に、彼女が出来たりとか。

浦松時子 > 「ん?色々って何ですか色々って」

明らかに言葉を濁している様子に少し不自然に思い。

「…もしかして、宇宙の真理でも知ってしまいましたか、その年でそこまで行くとは、男子3日会わざるば括目して見よ…と言いますし」

勝手に納得したかのように頷いて。

霜月 零 > 「宇宙の真理ってなんだよ、宇宙の真理って……」

意味が分からない。そんな大層なものを理解したつもりは……
つもりは……

「……あれ、もしかしてそう、なのか?」

……異能『根源接続』は、もしかして『宇宙の真理への到達』と言い換える事も出来る、のだろうか。