2015/08/02 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に久藤 嵯督さんが現れました。
■久藤 嵯督 > 「10濃一ダースにブルー三つ。Bセットはここで食べていく」
いつものようにテイクアウト用のデスジュースを頼んだ後、通常の注文を行う。
中でもブルーデスジュースは臭いがキツいので、テイクアウト専用だ。
間も無くして運ばれてきたサンドイッチ中心のセットメニューを、片っ端から頬張り始める。
■久藤 嵯督 > 久藤嵯督は、私服巡回を終えて休憩に入ったところである。
取るに足らない違反生徒を数十名ほど検挙したが、そんなに疲れるほど動いていない。
だから食料摂取もそれほど多く無くていい。Bセット一つで十分だ。
食べたらまた、すぐにでも動くつもりだ。
つまるところ落第街の方も回っていたので、学生街のどこかで一瞬だけ開かれた『門』には気付いていない。
これからまた改めて開かれたとあれば、また別の話なのだが。
ただ、この虹色に輝く瞳はどうにも目立つ。外に出る際はサングラスをかけていくとしよう。
■久藤 嵯督 > 「ご馳走様」
軽く両手を合わせた後、立ち上がる。
レジで注文したデスジュースらを受け取り精算して、カフェテラスを後にした。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から久藤 嵯督さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に獅南蒼二さんが現れました。
■獅南蒼二 > 研究室に籠りきりだった白衣の男だが、ここ数日は普段通りの生活を取り戻していた。
こういう時は研究がひと段落したか、資金を使い果たしたか、そのどちらかである。
カフェテラスの隅にあるテーブルで、彼は軽食と珈琲を楽しんでいた。
珈琲も料理も、別段美味いわけではない。だが、慣れ親しんだ味は安心感も齎してくれる。
「………………。」
そしてここは、校内では珍しく、堂々と煙草が吸える場所でもあった。
■獅南蒼二 > 煙草を吸うことは、一般的な生徒にはあまり良い顔はされない。
一部の反社会的生徒には好意的に受け止められるだろうが、この世界でも嫌煙の流れは色濃かった。
煙草はペルメルの赤を愛飲しているが、これも最近は随分と、値段が上がってしまった。
「……葉たばこの栽培でも始めるか。」
この島にはまだ未開拓の土地が残っている。案外と、不可能な話ではないかもしれない。
■獅南蒼二 > 煙草の栽培はもちろん冗談だが、研究の為、開拓村からほど近い場所に土地を確保する準備をしている。
その為に高額な資金が必要になり、結果的に研究がストップしているのが現状なのだが…
…断固として、広大な野外の土地を確保することに拘った。
彼の中では、研究が成功した後のプランがすでに組み上がっていたからだ。
世界初の、魔力生成プラントを建造する。
そんな夢物語を信じてくれるような相手は、変わり者か気がふれた狂人くらいしか居ない。
生活委員会にも用地確保の説明を求められたが、研究に必要であるとして適当にごまかしている。
■獅南蒼二 > これまでは常世財団との交渉で研究費を捻出していたが、それだけでは不十分だ。
彼らは自らの理念や意図に沿わない研究には見向きもしない。
その理念や意図がどのようなものであるのかも不透明であり、研究費のために研究をでっち上げることも難しい。
ならば、この学園の、さらには世界全体の発展に寄与するものだと説明し、生徒会を相手に交渉するべきかもしれない。
珈琲を啜り、小さく息を吐く。
「弁護士でも雇った方が良さそうだな…。」
ご案内:「カフェテラス「橘」」から獅南蒼二さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から獅南蒼二さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に獅南蒼二さんが現れました。
■獅南蒼二 > なんだか1時間くらい間があいている気がするが、気にしてはいけない。
「……………。」
男は紫煙を燻らせ、複雑な表情で佇んでいた。
魔術学に関しては誰にも負けるつもりは無い。だが、こと資金繰りに関しては素人である。
現実的に、研究者が独自の技術を基盤として会社を設立しても、経営不振で倒産を迎える場合がある。
同様にして、一介の研究者に過ぎないこの男には、やや荷が重いのかもしれない。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に雨宮 雫さんが現れました。
■雨宮 雫 > 難しい顔をしている教師の横に影が差す。
そこには、低い背をながーいポニーテールで嵩増しした、クソ暑いのに長袖の中華服をきた少年が立ってた。
通りすがり、というわけでは勿論ない。
表の道から隅っこで微妙な顔をしている教師が居たので、ちょっかいをかけにきたのであった。
「やあやあ、先生。
夏休みだっていうのにそんな顔をしてどーしたのかな、かな?」
■獅南蒼二 > 考え込んでいた…と言うよりも、単に時間を潰していたに過ぎない。
術式の構成であれば考えれば思い浮かぶこともあるが、錬金術がその本来の目的を達せられないと言うことは、先人の研究で明らかになっている。
影が差せば、視線をそちらへと向ける…特徴的なその姿から、すぐに相手を特定した。
「お前は…雨宮だったか。」
成績だけをみればそう目立つ生徒ではないが、その服装は誰よりも目立つ。
だからこそ、名前も覚えていた。
「……なに、お前らの悩みとそう変わらんよ。少しばかり小遣いが足りなくてな。」
■雨宮 雫 > 獅南の授業も取ってはいるが、出席率はまぁ、あまりいいとは言えない生徒であった。
それでも、他の授業が5割以下のが多い中ではこの生徒側からすると いい授業だから ということなのだが。
「うんうん、ボクは雨宮だね、だね。
おや、先生って結婚してたっけかな?小遣いがないだなんて、奥さんへのプレゼンに失敗でもしたかな、かな?」
あ、相席いいかな?とお伺いしながら椅子の背に手をかける。
■獅南蒼二 > 構わんよ。と、小さく頷いた。
珈琲のお代わりを注文しつつ、見た目の割にはませた発言に、笑う。
「なに、ただの例え話だよ…私は独身だし、お前にご馳走してやるくらいの金はある。
……だがプレゼンに失敗した、というのは事実かも知れんな。」
メニューを広げて、好きなものを選べ、と、少年に告げる。
■雨宮 雫 > 「ぁ、いいのかな、かな。
じゃあアイスカフェオレとクラブサンドイッチーお願いしますだね、だね。」
メニューを見ることもなく、奢ってもらう気満々でそっこー、リクエストを飛ばす。
へらへらーと笑いながら教師の、え と二度見して。
「そっかー、次は賭け事とかなのかな、かな?
と思ったけど、ちょっと違うっぽいだね、じゃあ仕事の方かな、研究のお金でも無くなったの?
学園への追加請求に失敗した、とか。」
■獅南蒼二 > 少年が座れば、煙草の火を消し、携帯灰皿へと入れた。
素直に注文する少年を見て、小さく笑むも、その言葉には驚きの色。
「前から鋭いとは思っていたが、お前は読心術でも持ち合わせているのか?」
肩を竦めて、そうとだけ告げる。
正解だとは言わなかったが、それは、少年の言葉が事実を言い当てていたことを意味するのだろう。
■雨宮 雫 > 「ん?煙草は続けてもらっても構わないのだよ?
ボクは気にしない派だからね。」
とりあえず、お冷を口に運んで水をいただく。
パっと見、汗をかいているようには見えないのだが、暑いものは暑いんだろう。
「そういう異能とかあると便利なのかな、かなー。
でも持ってないのだね。
先生は独身、でも小遣い いこーる 遊行費じゃなかったっぽいし?
そうなると先生のプライベートの一部にもなってそーな魔術のことかなーと検討はつけられるのだね。
んで、普通の授業に使う分とかはもう予算下りてるハズだし。
他に考えられるのは追加でやりたい研究をするためのお金が無い、学園から貰えなかったってところかなーとか、だね、だね。」
氷を一個、口に入れてゴリガリ噛み砕いてから、大体こんなトコローと推理を披露してみた。
■獅南蒼二 > 「なに、お前のような生徒でも話し相手が居るのなら煙草は必要ない。」
この男の白衣も相応に暑そうではあるが、少年の服装はそれを超えている。
どう考えても夏場に適した服装ではない。何か理由があるのだろうし、特に指摘するつもりも無いが…
「読心術ではなく推理力だったか。
…まったくその通りだよ、恐ろしいほどに大正解だ。」
小さく肩を竦める…まさかこんな少年に言い当てられるとは思わなかった。
尤も隠しているわけでもないのだが…
「…で、お前はそんな私を笑いに来たのかな?」
■雨宮 雫 > 「ぉっと、じゃあ頑張って煙草一本くらい分は楽しめるように頑張ってみちゃおうーかな、かな?」
先にきたカフェオレにストローを突っ込みつつ、グルグルーっとかき混ぜる。
氷がグラスに当たる カラン、カラ という音が涼しげに響く。
「ボクは先生様にケンカを売るほど度胸はないのだねー?
難しい顔してるのが見えたから、興味深々で遊びにきただけかな、かな。
先生は毎回クソ真面目だけどオモシロイ授業だしね、それに関するコトなら、面白いかなー?と思ったのだね。
まぁ、嫁が小遣いをくれないって話でもソレはソレで面白おかしく聞かせてもらってたけどね。」
だから、続けて続けてー?と笑顔で先を促すのであった。
■獅南蒼二 > 「お前にしては立派な心がけだ…普段からそのくらいの姿勢で努力できればいいのだがな?」
そんな小言を言いつつも、珈琲を啜り…小さく息を吐いた。
少年は年齢の割には知識量もあり、洞察力にも優れているように見える。
尤も笑顔のままの少年が、嘘を吐いているのかどうかは読み取れなかったが…
「…なら、少しだけ講義してやろう。
以前、授業で“スクロール”や“魔石”などの魔力を内包した魔導具のことを話したのは、覚えているな?
優れた魔術師なら、体内で生成される魔力を使ってそれらの魔導具を生成することができる。」
「だが、魔力を使いすぎれば…どうなる?」
初歩の初歩、最初の授業で扱った内容だ。
体内の魔力は自然回復するものではあるが、その回復速度や絶対量には個人差がある。
そして、魔力を使いすぎれば、もちろん肉体にも作用する…気分不良から死亡まで。
■雨宮 雫 > 「けひひ、ボクは普段からマジメーなのだよ?
ただ、他にも興味あることが一杯あるだけかな、かな。」
悪びれもせずに、これからも授業をサボることを教師に宣言。
続く説明に 目をキラン と輝かせる勢いで食いついていく。
「魔力、ボクらのトコロでは霊力とか言うけど。
は、保持量にも一回に出せる量にも個人差があるしね。
回復量も促進手段はあるけど追いつかない場合は最悪死ぬかな、かな。
うん。魔術系の基本だね、だね。
最初に魔道具のハナシが出てきたってことは、外付けとか予め道具に魔力を篭めておくコトに関係するハナシなのかな、かな。」
■獅南蒼二 > 「多様なものに興味を持つのは結構だ。
だが、それなら単位を落とさんよう、努力をすることだな。」
こちらは欠席した分、努力で補填するよう助言する。
いちいち咎めるつもりは無い…学ぶ意欲が無い者は必要ないのだから。
「当たらずしも遠からず、と言ったところかな。
人間が体内で生成する魔力に頼らず、別の方法で魔力を生成、貯蔵し、それを使用することができるのなら…
…面白いことになりそうだとは、思わないか?」
■雨宮 雫 > 「んー、ボクは進級に拘ってないのだね。
何年でもココで好奇心を満たす気だからね、1年で学ぶ内容を3年かけても構わないのだね、時間は一杯あるからね。」
助言を受けても、へらへらした顔には変化は無かった。
焦りや危機感の全く無い、年齢には相応しない気の長さだった。
「それは、外の魔力を取り込むんじゃないのかな、かな?
ボクらのトコロだと、地脈や天の気を取り込んで自分のものにする手法があるけど―……
ああ、個人が意図的に所定の量を生成、自由に使用するってことだと違ってくるかな、かな。
なるほどー、外付けの魔力バッテリーが作りたいのかな、かな。」
■獅南蒼二 > 「まったく…時間の有限性を感じないというのは、厄介な事だな。」
相手の寿命のことなど知る由もない。
だが、この島では寿命と言う概念が無いに等しいような者も、確かに存在している。
相変わらず、勘のいい少年の言葉には、感心したように頷きつつ、
「あぁ、恐らくその手法と似た術式を構成することになるだろうな。
だが、私が作りたいのは…どちらかと言えば“発電所”だよ。」
バッテリーを作っても、電力が無ければ意味が無いだろう?と、楽しげに笑う。
この男は、魔力を生産するプラントを作ろうと言うのだろう……途方も無い話だ。
そして………予算が下りないのも、無理はない。
■雨宮 雫 > 「若いから、だとか思ってくれればいいんじゃないかなーかな?
ボクとしては、この島に面白いコトがありすぎるから悪いと思うかな、かなー。」
ずずずーっとカフェオレを啜りつつも、相変わらず悪びれもしなかった。
「気を発する炉を作りたい ってコトかな、かな。
おもしろそーなハナシに聞こえるので、ボクは興味深々だし、興味を持ちそうな先生も一人思い浮かんだかな、かな。
実験とか検証とか、もうしてみたのかな、かな。
まぁ、予算がつくか?っていうと……魔術に縁が無い経理の人たちには絶対理解できないと思うけどだね?」
■獅南蒼二 > 「時間は誰にでも平等だ…そして、取りたくなくても歳は取るぞ?」
冗談じみた笑いとともに、そうとだけ返す。
「興味をもってもらえて光栄だ。
現時点では炎からの生成、光からの生成は目途が立っているよ。」
興味を持ちそうな先生…それが誰かは見当も付かなかったが、
「お前もそう思うか?まぁ、誰でもそう思うだろうな。
だからこうしてここで、良い方法は無いかと考えていたわけだ。」
■雨宮 雫 > 「時間の流れは遍く等しく平等である。
ゆえに汝、時間に祈ることなかれ。
でも、そうしたら、取った分だけ延ばせばいいかな、かな。
東洋呪術はその手のモノが得意なのだね、だね。」
まぁ、それはさておき、と何かをどける動作をしつつ。
届いたサンドイッチを いただきまーす と言ってから召し上がる方向。
「へぇー……
いや、ボクは無理だとは思わないけども、決して。
今無理でも明日無理とは限らないかな、かな?
なーるほどーなのだね。
黒星にも教えてやろうかな、興味持つと思うかな、かな。
とはいえ先生、ここではお金は稼げないと思うけどもー……
お金持ちのパトロンでも捕まえる方がいいんじゃないかな、かな。
さっきの寿命の話じゃないけど、魔力を生成できればそれで健康長命に使っていけます、とか謳えば引っかかる人居ると思うけども。」
中世、錬金術師が金や不老の薬を作ります、と言って金を集めた古典的手法といえばその通り。
■獅南蒼二 > 黒星…確か、東洋魔術の教師だったはずだ。
魔術学的な技能や知識量はさておき、人物的にはあまり信用のおけるような相手ではない。
と、それが現時点での印象である。殆ど言葉も交わしたことは無いが。
「それだ…問題はそこだよ。
出資者を募るのは容易い…この研究内容であれば、食いつく金持ちは少なくないはずだ。
だが、仮に出資者を募ったとすればだ…研究そのものの方向性さえも、出資者の意向に沿う必要が出てくるだろう?」
この男は経営者ではなく、生粋の研究者なのだろう。
魔力生成プラントの構想も、金儲けの為ではなく純粋に魔術学の発展と、自らの論理の実証の為。
だからこそ、そこに他者の意向が介入することを、極端に嫌っていた。
■雨宮 雫 > 「スポンサーの意向は汲まないといけないのが、資本主義の定めだから、ソコは仕方ないかな、かな。
金だけくれ、口は出すなっていうのが通るのは王様だけだし?
そうじゃないなら自分で一発、石油でも掘り当てるしかないと思うのだけどもー……先生自体がお金持ちになるしかかな、かな。」
先生の言っている事は、大変に興味深い。
こういうのを求めて自分は、自分がここに送られたわけだし。
頑張ってねー で済ませる手はない内容だ。
というわけで。
サンドイッチを食べ終わったてをお絞りで拭き拭き。
「それかー…… 金持ってる同類を見つけるしか、だね?
先生ってどっかの魔術結社とかに属してるならそっちに打診は?」
■獅南蒼二 > 「生徒会か財団が後援してくれるか、私の給料が1000倍になれば問題解決なのだがな。
まぁ、交渉するにしてもまだ材料が少なすぎる…もう少し、時間が必要かも知れんな。」
焦っている様子は無いが、好奇心が背中を押していた。
研究を進め、自らの論理、手法の正しさを実証したいと、
「同類か……もっとも、まだ全ての実証実験が終わったわけではない。
実用化の目途を完全に立てた状態から資金を集めても遅くはないのだろうが……
…残念だが、資金が潤沢な魔術結社の噂を聞いたことがあるか?」
言いつつ、こちらも珈琲を飲み終えた。小さく息を吐いて…2人分の伝票をもち、静かに立ち上がる。
「そろそろ授業の準備をしなければな…思いのほかに、良い時間つぶしだった。
研究について知りたければ、後で研究室を訪ねて来るといい。」
■雨宮 雫 > 「もうどっかの金持ち洗脳した方が早いと思うけどだね、だね。」
1000倍の給料って幾らくらいなんだろうか。
若干、呆れた様子で半笑いになった。
「資金が潤沢かどうかはボクには分からないけど。
ちょっと興味を持ちそうなのを一つ知ってるから、ソレに教えても良ければアポとか取らせるけど、どうかな、かな。
問題なければ、研究室にお伺いするよーに言うけど。」
こっちはまだ居座る気らしい。
半分ほど残ったカフェオレのグラスを両手で挟んで、涼を取りつつ立ち上がった相手の顔を見上げる。
■獅南蒼二 > 「面白い話だが、将来に禍根を残しそうだ。」
こちらも苦笑しつつ、相手の話に耳を傾ける。
この生徒を完全に信用しているわけではないが、話を聞いてみる価値はあるように感じた。
「そうだな…喧嘩別れになってしまうかも知れんが、それでも良いのなら話を通してみてくれ。
尤も、こんな話に食いつくような変わり者なら、私とも気が合うかも知れんが、な。」
少年の提案にそう答えれば、白衣の男は背を向けた。
それから支払いを済ませつつ店員に何事か告げれば、店を去っていく。
やがて、少年のテーブルにはアイスクリームと『授業には間に合わせろ』という走り書きのメモが、運ばれてくるだろう。
■雨宮 雫 > 「―――――」
メモには笑顔になって、丁寧に 紙飛行機 にして空へブン投げた。
自由の大空へ羽ばたいた翼は風に乗ってどこか遠くへと旅をするだろう。
できれば、偏西風に乗ってアメリカまで行けばいい。
「あいすーくりーむーあいすくりーむ~。」
そうして機嫌良く、アイスに取り掛かりながら片手でスマホを弄り始める。
メールを一通、書くのだ。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から獅南蒼二さんが去りました。
■雨宮 雫 > イマドキの若者っぽく、片手の指でポチポチと素早くメールを作成。
そして送信。
このアイスを食べ終わったら、メールの出し先へと足を向けよう。
よーしなんか面白くなってきた。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から雨宮 雫さんが去りました。