2015/09/29 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に四十万 静歌さんが現れました。
四十万 静歌 > 「……」

ぼんやりと天井をみつめながら、
くるくると砂糖をたっぷりいれた暖かいカフェオレを
混ぜ続けている。

「……」

もうすっかり砂糖は溶けているのだが、
それにも気づかない辺り本当にぼんやりしているようだ

四十万 静歌 > 「はぁ……」

思わず出るため息。

別に恋わずらいだとか悩みがあるわけではないのだが――

「……」

突然何か思い出したように、
混ぜるのにつかっていたスプーンをカランと、
ソーサーへと落とす。

「――」

だが、カフェオレに手をつける様子はない。

四十万 静歌 > 「憂鬱です――」

そういってゆっくりと、両手でカフェオレをもって、
ゆっくりと飲む。

甘い味わいが喉を潤す、
美味しい、美味しいのだが――

「――」

憂鬱を払うまでには、いたらない。

四十万 静歌 > ――カチャリ、
とやがて飲み終わったカップを前に、
大きく長い息を吐いて――

「――ご馳走様でした。」

そう、呟いて、暫くじーっと空のカップを見続けている

四十万 静歌 > やがて、ふっ、と息をもらして、支払いを済ませ、
この場を後にするだろう――

ご案内:「カフェテラス「橘」」から四十万 静歌さんが去りました。