2016/01/23 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」にリビドーさんが現れました。
リビドー > 「……ふむ。」

 昼下がりのカフェテラス。
 カーディガンを着込んだ年若き風貌の男性が、ミルクティを片手にタブレットを弄っている。

 ――ディスプレイには、"常世財団公開文書データベース"と映し出されている。

「……大変容以降の歴史を振り返ってみたは良いが、ふむ。
 思えば遠くへ来たものだ。とでも言うべきか。」

リビドー > 「洒落になっていない事件もあれば、冗談みたいな事件も多いな。……しかし、EとT、か。」

 リンクをタップし、情報を更新する。
 ……電 流 戦 争《War of Currents》と銘打たれたページが表示された。

「何がどうしてこうなっているかは置いとくとしても、だ。
 これらがもし本人や本人の思念だとするならば――逸話通り、本当に仲が悪いのか。全く。」

 ページを読み進めようとするものの、"編集中の文字"
 残念そうに眉を下げた。

リビドー >  
「仕方ない、他を見るか。」

 データベースの改装と更新が有ったと聞いて閲覧を始めたのだが、これが中々に面白い。
 開示されている情報の中には、多くの情報が伺える。精度も高く考証も手堅い。……暇を潰す読み物としても丁度良い。

リビドー >  
「……さて。」

 タブレットの電源を落としてからしまう。
 帰るには良い時間だ。

 (すっかり読み耽ってしまったな。)

 すっかり温くなってしまったミルクティを飲み干してから会計を済ませ、店を出た。

ご案内:「カフェテラス「橘」」からリビドーさんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」にリビドーさんが現れました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」からリビドーさんが去りました。