2016/05/26 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に四十万 静歌さんが現れました。
四十万 静歌 > ヘロヘロになりながらカフェテラスへと到着すると、
カフェテラスの前で、財布を広げ、
店内を見て――

「はー……」

思わずため息を吐く。
一応、財布の中はギリギリ中で飲み食いする分くらいはある。
だが、帰り道に何か買う余裕はなくなるギリギリの金額。

さて。どうしたものかと葛藤に頭を抱え始めた人が約一名。
私だ。

四十万 静歌 > 暑い中――涼しい店内で、
紅茶とパフェをおいしくいただくのもいい、

だが、帰りに冷たいジュースを買い込んで、
アイスを食べながら帰るのも捨てがたい。

堪えがたい熱気に汗を滲ませながらも、
時は過ぎてゆく。
迷っている暇はない。
迷っている暇はないのだが――


迷うものは
仕方がないのだ

四十万 静歌 > ――とはいっても、悩み続けていてはお店側の迷惑だし、
時間もなければ体力ももたない。
まぁ、いいか。と覚悟を決めて店へと入り、
1名です、と告げて混雑した店の開いている席へとするりと座り、
パフェと紅茶を注文して、
ぽやーっと店を見渡しながら、
注文がやってくるのを待つ。

誰か見知った顔がいたりして、
なんて他愛のない事を考えながら

四十万 静歌 > そうやってぼんやりしているうちに運ばれてきたパフェをみて、
満足そうにうなずくと、
早速一口。

「美味しい……」

なんてほっこり笑顔がこぼれおちる。

この一瞬の為に生きていたとでもいいたげに、
幸せそうだ。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (暑そうにスポーツタオルで汗を拭きながら、
 入店してくる風紀委員が一人。
 店内を見回すと、まっすぐそこへ向かって歩いて行く。
 四十万静歌の目の前に座ると)

とりあえず一口。

(と、なんとも図々しいことを口にするのだった)

四十万 静歌 > 「はい。あーん。」

特に何も考えず、声をかけられると、
にっこり笑って一口差し出すのである。

あまりの甘味の幸福感で、
脳内が全く働いてないらしい。

普段なら、突然の一言に慌てるのだが。

佐伯貴子 > (ちょろいなこいつ…
 などと思いながら)

あーん。

(パフェを一口。
 冷たさと甘さが全身に染み渡る)

久しぶりだな四十万。
元気そうで何よりだ。

(微笑みながら、バニラアイスを注文した)

四十万 静歌 > 「甘くておいしいですよね。
 お久しぶりです、元気ですよ。
 ちょっと留年しかけてピンチでしたけど、
 無事進級できましたし、
 貴子さんも元気で何よりです。」

なんてニコニコ笑って答えながら、
再び一口パフェを食べたところで、

「あっ。」

自分が何をしたのか気づいて、
思わず顔が真っ赤に。

佐伯貴子 > 表向き…無能力者は実習単位がないから大変だな…
進級祝いだ、ここは私が奢ろう。

(運ばれてきたお冷を一気に飲む。
 体に悪そうだ)

何が「あっ」なんだ?

(ニヤニヤしながら、
 運ばれてきたアイスのウエハースをかじる)

四十万 静歌 > 「ほんとですか!」

奢ってもらえると聞いて、嬉しそうに、

「ありがとうございます!」

頭を下げた。

「ええ。
 まあ、なんというか――
 昨年は色々ありましたので、
 3月からいままでにかけては、
 特に厳しかったですね。」

なんていいながら、あっについて問われると。

「……うう。いわなきゃダメですか?」

なんて、上目遣いで見つめるのである

佐伯貴子 > 私は一応単位とお金が同時に貰える身分だからな。
体を張った仕事だけど。
別に、四十万には良くしてもらっているし、他人行儀はやめよう。

(辻占いなどという儲かりそうもないことをしている相手に、
 割り勘などさせられないというものである)

色々あったからなあ…
別に言わなくてもいいぞ。

(神妙な顔でスプーンを手に取るのであった)

四十万 静歌 > 「貴子さんは本当に凄いですよね。
 授業も仕事も両立させて、立派です。」

なんて、きらきらした目で見つめ――
いわなくていいといわれると。

「……間接キス」

と、小さな声で呟いた後、首をぶるぶるふって――
スプーンを手に取ると。
すっとパフェを貴子さんの方に差し出すだろう。

「それにしても、暑くなってきましたから、
 体壊さないように気を付けて下さいね?
 熱中症とかいつもならまだ早いですけど、
 心配ですし。」

などというだろう。
話を変えようとしてるのかもしれない。
自分でぶっちゃけた発言によって蒸し返されないように

佐伯貴子 > ふっ、そう見えるだろう。
私は異能実習の単位が大きいからなんとか出来るんだ。
仕事も簡単なことしかやっていないしな。

(自慢気に言うが自慢になっていない)

……ぷっ……

(間接キスという言葉に、横を向いて噴き出す。
 最後まで行った関係だというのに純情なことである)

あーん…
んん、大丈夫だ。
水分はこまめにとっているからな。

(パフェを一口いただきながら、
 ポケットからペットボトルを見せる。
 いわゆる経口補水液である)

四十万 静歌 > 「そんなものなのでしょうか。
 でも、異能関係だからといって、
 それはそれで、難しい事も色々あるでしょうから――」

やっぱりすごいんじゃないですか?
なんて首を傾げた。
そして、笑われると、
むむとちょっと膨れるけど、すぐに気を取り直し――

「それならよろしいのですけど、
 無理はなさらないで下さいね。
 協力できることがあれば致しますから。
 例えば何か知ってる事はないかとか?」

まぁ、何もないにこしたことはないんですけどね。
なんて笑って――

「後は、風邪をひかないようにですよ。」

と、何かふと気づいたように言った。

佐伯貴子 > そんなもんだし、難しくないことなんて無いよ。
むしろ、君みたいなのがこの学園ではすごいと思っておいたほうがいい。

(異能を隠して学力のみで単位を取るなど、
 自分には考えられない離れ業である)

私は無理はしない主義だ。
無理をしていたらこんなところでお茶などしていない。

(そう言って笑う)

夏風邪をひくのはバカ、とか言うしな…
空調の効いた部屋と、蒸し暑い外気の差が今のところ問題だが…
3年目で体も慣れているし、気を抜かなければ大丈夫だろう。

(そう言ってバニラアイスを食べ始めるのであった)

四十万 静歌 > 「いたって普通ですよ。
 まぁ、でも、確かに――無能力で順当な卒業は難しいですよね。
 もうちょっと頭が良ければ
 なんて思う事はあります。」

なんて苦笑しつつ――

「ともあれ、無理しないのはよかったですけど、
 夏風邪引くのは馬鹿とはよく言いますけど、
 それ以上にこれから梅雨に入りますから――
 実は結構風邪ひきやすいんですよね。
 傘を忘れずに、ですよ。折り畳みでいいので。」

とクスっと笑う。
実際雨に濡れて冷えた部屋に入るのは結構まずいのである。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に金良 楽さんが現れました。
佐伯貴子 > 普通が一番難しいんだよ?
それにこの学園では君は普通じゃないよ?

(なんだか茶化すような口調で言う)

ふふふ…私はついに転移魔法を習得したのだ!
折り畳み傘のイメージを思い浮かべれば…

(空中に手のひらを差し出す。
 次の瞬間、
 空になったお冷のグラスがそこに出現する)

…こんな具合で、とても便利なのだ。
仕事や進級よりずっと苦労したんだ…

(涙目である。
 相当努力を重ねたらしい)

四十万 静歌 > 「むむむむ」

照れたように顔を紅くしながらも、
転移魔法を習得したというと食い入るように見つめ――

「凄いです!
 とっても頑張ったんですね。
 うわぁ……!」

と、目を輝かせつつ拍手するだろう。

金良 楽 > 「おじゃまします……さぁピート、ご飯にありつこう」

と、橘に入ってきたのは痩せて背の高い男。
背中にはギターケース、手にはケージを持っており、なにやらケージに話しかける。
ケージの中からは「にゃあ」と、猫が一鳴き

「ナポリタンとアイスコーヒー、後は……そうですね
 ハム、ありますか?生で欲しいんですけど、あ、もちろんお金は払いますよ」

二人とほど近い席に座り、妙な注文をした。

佐伯貴子 > 凄いだろう…これはもっとほめていいぞ…

(ついに涙が流れた)

…ところで、猫の気配がするぞ。
かわいいな…

(四十万に顔を近づけて小声。
 金良の席をちらちら見る)

四十万 静歌 > 「偉い偉い」

なんて、手を伸ばして貴子さんの頭をなでようとしつつ、
にゃあ、という猫の声にふと気づき、ケージをじーっと見つめる。
そして、可愛いなといわれると、

「可愛いですよね。」

なんて頷いて――
思い切って楽へと声をかけるだろうか。

「ハム、は猫さんの分ですか?」

と。

金良 楽 > 「~♪」

呑気に鼻歌を歌いながら品物を待つ楽
ケージの中からは時折ごそごそと音がする。

「え?ああ、そうだよ」

急に話しかけられ、少しだけ驚いたがすぐに気を取り直し
四十万の方を向いて答える。

「ピート、ごあいさつ」

ケージの口を少し開けると、トラ猫がそこからひょっこりと顔を出し
「にゃーご」とあいさつ

佐伯貴子 > おお…猫だ…

(身を乗り出して、ピートと呼ばれた猫を眺める)

ピートっていうんですか。
かわいいですね。
私は佐伯貴子っていいます。

(初対面の相手に満面の笑みを浮かべるのは、
 非常に珍しい事なのである)

四十万 静歌 > 「ふわぁ、可愛いですね。貴子さん!」

とちょっとテンションあがりながら、

「名前はピートちゃん……
 ふわぁぁぁ可愛いです……」

と満面の笑顔になった後、
照れくさそうに顔を紅くして一つ頭を下げ。

「あ、す、すみません、四十万静歌と申します。
 その、猫みせていただいてありがとうございます!」

と挨拶するだろう。

金良 楽 > 「ああ、僕は金良 楽、一応学生だけど……ま、半分以上根なし草でね
 コイツと一緒に島をあちこち回ってるんだ」

ケージから顔を出したピートを撫でながら自己紹介をする。

「今日は東へ明日は西へ、なんて
 まぁ、島からはでないんだけどね」

佐伯貴子 > 旅人さんですか…
この島では珍しい…

(そして、バイブレーションした携帯デバイスを取り出すと、
 名残惜しそうにピートを見る)

四十万、金良さん、私はこれで。
金良さん、今度その子を撫でさせてくださいね…

(自分と四十万の分の伝票をひったくると、
 悲しみを振り払うように走って店を出て行った。
 もちろん会計は済ませてある。
 ちなみに、学年が下の人間に敬語を使うのも初めてであった)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から佐伯貴子さんが去りました。
四十万 静歌 > 「ええ、貴子さんまたですよ。」

そういって手を振って見送り――

「色々島をめぐっているなんて、凄いですね。
 この島からは出ないとはいえ、
 結構広いですし、いろんな場所ありますし、
 今まで廻った中で何か面白い場所ありました?」

なんて、いいながらちらちらピートをみるだろう。
撫でたいのを我慢してうずうずしながら。

金良 楽 > 「おや、それじゃ……縁があったらまた会おうか」

佐伯に手を振り、挨拶をする。
広いようで狭いこの島の事、もしかしたらまた会うかもしれない。

「旅、って言う程の仰々しい物じゃないけどね
 一応、男子寮に部屋はあるんだよ?殆ど寄りつかないけどね」

 やがて料理が運ばれてくると、ハムの乗った皿をピートのケージの前に置き、ケージを開けた。

「そうだね……やっぱり異邦人街は珍しい物を良く見かけるね
 ファンタジーの世界から飛び出してきたかのような人や物がたくさんさ
 ……撫でたかったら撫でていいよ?人懐っこい奴だから、やりすぎなければひっかきはしないさ」

四十万 静歌 > 「男子寮に部屋あるのにかえってない……のはいいですけど、
 なんというか、
 そのままずっと使わず終わりそうですね?」

なんて、冗談交じりに笑って言って、
撫でていいといわれると、きらきら目を輝かせ――

「ありがとうございます。」

と食事の邪魔のならないように優しくピートを撫でるだろう。

「やっぱり異邦人街は異世界のものや人が集まるだけあって、
 一番見どころなんですね……
 じゃあ、やっぱり一番の拠点というか、
 立ち寄る場所は異邦人街、ですか?」

金良 楽 > 「部屋に関しては一応、ちょくちょく戻って入るんだけどね」

部屋に関しては、学校に顔を出す際についでに寄っている程度だ。

撫でらればピートはぐるぐると喉を鳴らす、食事が出来て、撫でてもらって大満足、と言ったところか。

「異邦人街ももちろん楽しいけど、それ以外にも見所はあるよ
 青垣山に登ったり、海沿いを延々と旅して見た事もある
 農業区の方まで行った事もあるよ」

気の向くままあちらこちらを渡り歩くのが趣味なのだ
“拠点”と言うべき場所はあまり無い

四十万 静歌 > 「なら、ちゃんと寮に部屋をとった甲斐はありますね。」

なんて、いいながら、
可愛いなーなんて大満足そうなピートに向けて目を細め微笑んで――

「どこも素敵そうですね。
 私三年目なのに、いってない場所の方が多いかも――
 ふふ。でしたら――逆にいってないけど、
 行ってみたい場所なんてありますか?」

と微笑んだまま首をかしげて尋ねた

金良 楽 > 「そうだね、軒並み足を延ばしたと思うけど…
 遺跡群の奥の方とかかなぁ
 あとは……ちょっと反則かもしれないけど、外国に行ってみたいんだ」

ナポリタンを巻く手を止め、少し考える

「アメリカやイタリア、ベトナム、中国
 異世界にも行ってみたいけど……
 まずはこの世界から、ね」

四十万 静歌 > あまり撫ですぎてもいけないらしいので、
よしよしと撫でて手を放し――
また、今度あったらねとピートに手を振って――

「確かにあの辺りの奥の方とか、
 危険そうですし、
 行くのは厳しそうなところありますよね。
 行くとしたら誰かと一緒にでしょうか?」

なんて首をかしげて、
外国に行きたいという言葉に、
上目づかいにじっと瞳をのぞき込むように見て――

「凄く、立派な夢をお持ちなんですね。」

と感心したようにうなずくだろう。

「――異世界も確かに魅力的ですけど、
 自分のいるこの世界にも行ったことがない場所があるのなら、
 確かにそれは異世界よりも大切かもしれません。
 ――その為にも――言語はしっかり学ばないといけませんね?」

なんていって微笑むだろう

金良 楽 > 「ギターと歌なら自信はあるけど、喧嘩はからきしだからね」
 ハハハ、と笑うと

「誰かと一緒にか、そういうやり方もあるなね……
 どちらかと言えば一人旅が好きなんだけど、今度考えてみようかな」

言語に関しては

「中々手厳しいね……
 でも一応、成績はそれなりに優秀なんだよ?」

四十万 静歌 > 「危険が何もなくて楽しめるなら、
 喧嘩の腕とかいらないんですけどね……
 まぁ、そこまで無茶な事もそうそうないでしょうけど……」

異世界とかだと話の通じないモンスターとかいそうですし。
なんて言葉飲み込んで。

「まぁ、せっかくの旅ですし、旅は道連れ世は情け、
 気分を変えてというのも面白いと思いますしぜひ?
 私のいう事じゃないですけどね。」

なんて首をかしげて微笑むだろう。

「まぁ、一国二国ならともかく、
 様々な国という事は、一つの言語を習得するレベルじゃきつそうですから――
 ジェスチャーにも限界がありますし。
 成績優秀だとしても、難しい事だと思いますよ。
 まぁ、私は……成績平凡なので人の事いえたわけではないのですが。」

あはは、と空笑いである

金良 楽 > 「まぁ、僕みたいな変り者に付き合ってくれる人がいるかどうかは分らないけどね」

そもそも現代社会において『旅人』なんて存在はそうそういない
この島においては特にそうだろう
呑気に暮らしている彼は、ある意味イレギュラーだ

「確かにね……ただ意外と、英語とフランス語、スペイン語、あとは中国語あたりをマスターすれば
 ある程度の国は渡り歩けるみたいだね」

四十万 静歌 > 「きっと、探せばいますよ。
 ずっとは無理でも、一時的な人もいれば、
 ひょっとしたら、ずっと付き合ってくれるパートーナーが出来るかもしれませんよ?
 ピートちゃんのように。」

ね?とピートちゃんの方をみてくすりと笑って、
楽へと向き直り

「確かにメジャーな言語習得しておけば、大体に対応できますね。
 誰か一人くらいは話せる人いそうですし。
 でも……2か国語ぐらいが私の頭じゃ限界っぽいです……
 うう。」

残念、旅人にはなれなさそうです、
とがっくり肩を落とすだろう。

金良 楽 > 「かもねぇ……世界は広いんだし、僕みたいな奴を分ってしまう、運の悪い奴がいるかもね」

ふふっと笑い

「だからもうしばらくは頼むぜピート」

そう言ってピートの頭を撫でた

「まぁ完全にマスターしないでも
 ある程度の単語を覚えておけば、あとはだいたい何とかなると思うよ?
 ……それとちょっとキザかもしれないけど」

立てかけておいたギターケースを指さし

「音楽に国境は無い、なんて言うしね」

四十万 静歌 > 「ふふ。二人は仲良しなんですね。」

なんてピートと楽の様子をみて、
楽し気に笑う。
いいな、なんて憧憬も少し込めて。
――彼と猫の関係はちょっと憧れではあるのだ。
どんな関係なのかは深くはしらないけれど。

「――」

そして――音楽に国境はない、といわれて、少しきょとんとした後――
静かに微笑んで

「そう、ですね。音楽に国境はない。
 なら、音楽を極めれば問題はないのかもしれませんね。
 音楽こそは原初の言語ともいいますし。
 ――きっと楽さんの奏でる音楽は――
 とても美しいのでしょうね」

金良 楽 > 「なんなら聴かせてあげようか?
 っていっても店の中だからねぇ……」

少し残念そうな顔をした後

「たまに学生街や繁華街で弾き語りしてるから、来てみると言いよ
 運が良かったら会えるかもね」

拠点こそない物の、時折訪れる場所だ

四十万 静歌 > 「そうですね。さすがに店の中だと迷惑ですし――
 機会があれば聞かせていただきますね。
 ――縁があれば、また出会えるでしょうから。
 あ。」

お願いしますっと両手をあわせたところで何かに気づいたように――少し考えて――

「その時は――リクエストとかも受け付けているのでしょうか?」

と首をかしげるだろう

金良 楽 > 「ああ、もちろんさ
 有名な曲は一通り弾けるし
 即興で耳コピくらいだったらできる筈さ」

楽才に長けているらしい、所謂相対音感という奴だ

「何を御所望かな?」

四十万 静歌 > 「そうですね――ここは曲名を指定するのもよさそうですけど――」

人さし指を顎に当て考え、
思いついたとばかりに、ウィンクして

「――最高に皆が楽しくなれると思える楽さんの考える曲をお願いします」

なんて無茶(?)ぶりするだろう。

金良 楽 > 「これはまた……中々難しいね」

万人が最高に楽しくなれる……
か、どうかは分らないが
少し心当たりならある

「そうだね、でも心当たりがない訳じゃない」

四十万 静歌 > 「では、その曲をぜひ、お願いします。」

と満面の笑顔で両手を祈るように組んでじっと目を見ながら笑いかけ――

「ふふ。楽しいですけど、あんまりお店で長居をするわけにもいきませんね。」

と紅茶を飲み干すと立ち上がり――

「それでは、また、縁があればお逢いいたしましょう。
 ピートちゃんもまたね。」

とにっこり笑い、頭を下げて店を出るだろう。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から四十万 静歌さんが去りました。
金良 楽 > 「さて、僕もそろそろお暇しないとね」

ナポリタンも片付き、ピートも食事を終えた
そろそろ店を出るべきだろう

ご案内:「カフェテラス「橘」」から金良 楽さんが去りました。