2016/06/19 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に綾瀬音音さんが現れました。
綾瀬音音 > (ふぁ、と欠伸を噛み殺しつつ店内へ。
昨日少し夜更かしをしてしまったので、こんな時間でも眠い。
眠気で食事を作る気にもなれず、身支度をして出てきたのである。
寮の食堂でも良いのだろうけれど、折角の休みでもあったし外出したかった)

ん――。
(お気に入りの席は埋まっていたので適当に座りつつ、メニューを広げる。
軽く食べてデザートを食べるか、ガッツリ食べてデザートを諦めるか、それとも欲張ってしまうか……それが問題である。
取り敢えず先にお冷を持ってきた店員にアイスティを頼んだ)

綾瀬音音 > んー……オムハヤシ、ナポリタン……
(気分的にはガッツリ食べたい気分なのだが、甘いものだって食べたい。
故に悩む。
デザートのページを見ればアイスを添えられたアップルパイのなんて魅惑的なことか。
今の自分にとっては悪魔の誘惑よりも勝って有り余る)

ううん……両方……両方……
(既に心は傾きつつあるが、それでも悩むのは、単に季節のせいだ。
そろそろ露出も多くなる時期、食べ過ぎるのは如何なものか。
そう思えば最近体重計乗ってない、と言う事実に気づいて難しい顔をした)

綾瀬音音 > (考えてみれば最近食べ過ぎではないだろうか。
いや食べることは勿論好きだし、それは良いのだが、食べ過ぎ、となってくると話は別だ。
体重計の上で項垂れると言う結果は避けたい。
まして夏が近いのだ。
いやもうほぼ夏か)

……………。
増えてはないと思うんだけど……ッ。
(自分の体を見下ろす。
いや、何も変わっていないはずだと自分に言い聞かせる。
小さくなったことはないとは思うが、特別大きくなってもいないと思う……。
思いたい)

綾瀬音音 > (それでも何処かでセーブするべきなのか。
それは果たして今なのか。
それとも所謂「ダイエットは明日から」で良いのだろうか。
悩む。
アップルパイの誘惑がこんなにキツイものだったとは。

いっその事アップルパイだけにしようとも思うが、それではお腹が満足してくれないのだ)

―――ううん……!
(メニューを見ながらひたすら唸っている少女にアイスティを届けた店員は、いかにも決まってなさそうな様子に何も言わずに去っていった)

綾瀬音音 > …………………すみません。
オムハヤシと食後にアップルパイで。
(――誘惑に、負けた。
結局は両方を頼んで、遅い昼食を、ということになる。
食べた分は動けばいいだけだし……と本当にやるのかどうか怪しい言い訳を心の中で繰り返すと、もう一度自分の体を見下ろした。

どこも、大きくなってない。
なってないと言ったらなっていないのだ。

だから、大丈夫。




――だと思いたい)


(とは言え、そんな思考もオムハヤシが運ばれてくれば特に思い出すことはなく、呑気に1人の食事を楽しむのだけれど。
そんな休日の午後)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から綾瀬音音さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に佐伯貴子さんが現れました。
佐伯貴子 > (雨が降ってきた昼過ぎ。
 慌ててカフェに入る。
 幸いあまり濡れてはいないようだ。
 テーブルに座ると、
 メニューが目に飛び込んでくる)

夏みかんゼリー一つ!

(季節限定。
 注文して、ハンカチで水滴を拭う)

佐伯貴子 > (お冷を飲みながら待っていると、
 運ばれてくる夏みかんゼリー)

おおお…

(果汁濃い目で固められたゼリーには、
 ゴロゴロと大きな果肉と、
 ゼラチンが不要なほどに敷き詰められた、
 小さな果肉。
 さすがは島一番の人気店である)

佐伯貴子 > (スプーンで掬って口に運ぶ。
 弾ける、という表現が適切な食感。
 果汁と果肉が柑橘系の爽やかさで、
 しかし極上の甘さで、
 口の中で踊りまわる)

こ、これは…
うまい…

佐伯貴子 > (夏みかんより夏みかんの味がするゼリーを食べ終わると、
 雨はやがて弱くなってきたようだ。
 委員会街に向かうなら今のうちだ)

ごちそうさま。
美味しかった。

(店員にそう告げると、
 霧雨の中を駆け足で出て行くのであった)

ご案内:「カフェテラス「橘」」から佐伯貴子さんが去りました。