2016/08/15 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に四十万 静歌さんが現れました。
四十万 静歌 > 「涼しい……」

ぐったりとテーブルに突っ伏している女が一人。

傍らには注文したのみさしのアイスティーと、
ポテト。
甘味を注文してもよかったのだが、
それ以上にぐったりしたかったので、
つまめるものがよかった。
というのがにじみ出ている気がするが、
それはさておき――

「……あうー……」

夏の暑さにやられて、
本当にぐったりとしているのか、
多少目立ってしまってる感が否めない。

四十万 静歌 > 「うー……」

ぐでーっとだれた状態からおきあがり、
ポテトを一本つまみ上げ
もそもそ食べると――

「……」

おもむろに一枚のコインを取り出して、
コインロールを始める。
手を動かしていないのに、
ひとりでに動くコインを眺め――

「はぁ……」

大きくため息を一つ。

ご案内:「カフェテラス「橘」」に沈目 言正さんが現れました。
沈目 言正 > 「あっ、お姉ちゃん。どうしたの?」

 ひょこ、と、後ろから顔を覗かせる者が一人。
 少年のような少女のような、幼い顔つきの子供だ。
 
 静歌の姿を見れば子犬の如く近付いて、声を掛ける。
 

四十万 静歌 > 「ふぇ……?」

言正君をぼんやりとみて、
恥ずかしい処をみられたと、
思わず真っ赤になりつつ、
誤魔化すかのように、
指の間にロールしていたコインを言正に見せつけるように挟むと、
手を振るたびに二つ三つと増え、
大きく手をふるとコインが全て消えたところで――

「ど、ドウモシナイデスヨー」

全くとりつくろえてない様子でそんなことをいうだろう

沈目 言正 >  
「えー、本当かなぁ?」

 冗談交じりにそんな事をいいながら着席。
 静歌――自分の従姉にあたる彼女の手品は何時も通りに冴えている。

「あ、チョコバナナパフェとメロンソーダおねがいしまーす。」
  

四十万 静歌 > 「本当、本当ですから、
 あつくてぼんやりしながら、
 早く夏が過ぎて、もっと涼しくならないかなとか、
 素敵な出会いがないかなとか、
 楽しい事がもっとないかなとか、
 そんな事考えて無いんですよー」

冗談交じりの言葉で、
もうほとんど暴露しているが、
誤魔化せたと思っている。
というか誤魔化せたという事にしつつも、
まだ赤い顔を誤魔化すように、
アイスティーをストローで飲む。

それにしても――

「あ、私も追加でトロピカルパフェ一つ。」

等と注文する辺りは余裕あるのかもしれない

沈目 言正 >  
「あー、本当に暑いよねー……
 僕も全身機械だったら暑さとか感じなかったのかなぁ……」

 そんな茹った考えを零しつつ、特に疑問に思わず話題に乗る。
 彼が備えている二本の追加腕もだらりと垂れている。

「出会い、出会いかぁ……お姉ちゃんに出会いかぁ……
 ……あ、きたきた。パフェって冷たくて甘くておいしいよね。」

 何とも言えない顔で呟きながら視線を上に向けてはずす。
 ……シインと呼ばれる教師での一件は未だに脳裏に焼き付いている。
 それを思い返すと、どうにもとても不安になる。

 自分のパフェとジュースが来れば受け取って、それを話題にしてごまかしながら食べ始めるか。 

四十万 静歌 > 「言正君も気をつけなきゃだめですよ?
 暑さは様々なものに影響を及ぼすんですから。」

ね?なんてぴっと人差し指をたててウィンク。
するも――

「う……」

出会いといわれて真っ赤になってもじもじしながらうつむいて、

「そうですよ、出会いです。
 出会いは色々ありましたし、
 素敵な出会いもありましたけど、
 なんかこう……」

女性の方が多い気がするという言葉を飲み込み――

「やっぱりいつになっても
 どれほどあってもあこがれるものじゃないですか。
 素敵な出会い。」

なんていいつつパフェをはくっと食べて

「美味しい、バフェは確かに冷たくて甘くて最高です。
 これでもっとやすければいいのに。」

なんてほころぶような笑顔をするだろう

沈目 言正 >  
 女性にモテることは知らないので、
 素直に出会いとして受け取る。

「……うんー。
 ここのパフェも十分安いと思うけどー……」

 ちょっとだけ不機嫌そうに頬が膨らむ。
 あんなこともあったのに、平常運転なんだから。
 いつもながらにそんな風に思っている。

 その何時も通りの調子には、少し思う所がある。
 言葉を濁して、パフェを食べ進め始めた。

四十万 静歌 > 「やっぱり自作するのが一番なんでしょうか。」

なんて、はぅ、と一つため息である。

「言正君はパフェ作れます?」

なんて、言正君の様子に気づいているのかいないのか、
実際の処気づいてはいるけど、
理由が分からないので触れない方がいいかなぁ
なんておもってるだけだったりするのだが。
それはさておき。
元気を出してもらおうと満面の笑顔で問いかける

沈目 言正 > 「んー……人並みになるかも。
 レシピ通りに作れば普通に出来ると思うけど……」

 結局同じぐらいの値段になりそうかも。
 何だかんだで自炊も安くはない。厳密には無駄が出ると安く上がらない。
 借金まみれの頃を思い出して、濁し気味に応える。

「お家ならアイスクリームとか、アイスキャンデーがやっぱり安上がりかも……。」
 

四十万 静歌 > 「やっぱりお店の味にはかてないし、
 それなら食べに来た方がいいでしょうか。」

なんて遠い目に。
ううんと首をふり。

「アイスクリームやアイスキャンデー……
 なら、言正君のお勧めのアイスは何かありますか?
私は――ダッ○のクッキー&クリームにはまってますけど。
 ちょっと高いんでご褒美程度に食べるくらいなんですけどね。」

沈目 言正 > 「おすすめ、ううん。ゴーストソーダキャンデーかなあ……
 コーラとソーダの二種類入りのファミリータイプで小分けにしやすいのと、アイスキャンデーにラムネチップが混ざっててしゅわしゅわするから好きかも。
 それに値段もすごく安いのもいいかも。」

 浮かぶお勧めは安価なアイスキャンデー。
 その中でも味がしっかりしていて、尚且つラムネチップが爽快なものをひとつ挙げる。
 
「お店だと、外資系ホテルのリッツヒールトンのスイーツバイキングだけど……
 福利厚生がないと5000円ぐらいするし……」

四十万 静歌 > 「それは素敵ですね。
 今度買ってみましょうか。
 聞いていたらなんだか食べたくなってきました。
 ラムネチップっていうのがまたいいですよね。
 夏の風情みたいなのがあって。」

うんうん、とうなずきながら、
風情あるっけ?って一瞬首をかしげたり。
しかし――

「ふくりこうせいうけれないから、
 わたしはむりですね……」

その後に続くバイキングの話にかくかくと
壊れたロボットのようになった。

残念、異能関係のサービスは一切受けれない身の上である

沈目 言正 > 「あはは。
 確かによく飲んだよね。川でいっぱい遊んでから川の近く
の駄菓子屋さんでラムネ買って……」

 くすくす笑いつつ、思い出話を転がす。

「あ、えっと、ううん。
 僕がいればお姉ちゃんも行けるけど……行く?
 去年はレイチェルさんと貴子さんと行ったし……」

四十万 静歌 > 「ラムネ思いっきり振って大惨事になったのは良い記憶です。
 うう。
 ラムネ振ったら美味しいって言ってたのに……
 ラムネと同時に別の駄菓子を何かうのかも迷ったのもいい思い出です。」

ね?なんて笑いながら、
一緒にというと、食い入るように聞く態勢に入り、

「一緒にいけば大丈夫なんですか!?」

と真剣にきくだろう。

まぁ、実は財布には余裕あるのだが

沈目 言正 > 「あれはびっくりしたよねー……
 ……はぁ、懐かしいなあ……」

 かつての記憶に想いを馳せる。
 懐かしいな。率直ながらそう思った。

「うん。多分本人いなくてもいけるかもしれないけど、
 流石に難しいかも。」 

 こてんとうなずく。
 少なくとも沈目言正の持っている"それ"は、本人以外にも適用されるらしい。

四十万 静歌 > 「じゃあ、一緒にいって、
 帰りに駄菓子屋にでもよってみますか?」

なんてクスリといたずらめいた笑みを浮かべ――

「まぁ、さすがに一般人一人だと、
 私自身が相当なコネないと無理ですよ。
 こういうの聞くと、
 ちょっとうらやましくなりますね。」

異能を持っているのが、という言葉を暗に示唆するように。
しかし言葉には出さずに伝えようとするだろう

沈目 言正 > 「あ、いいかも。
 お姉ちゃんとしばらく遊んでなかったし……」

 乗り気に応える。
 子犬の様な懐っこい笑みが見えるだろうか。

「僕の場合は、ちょっと色々あるからね。うん」

 お姉ちゃんについてそこそこ知っている。
 今になって振り返ってみればそう思えば、と、思い当たる節もある。
 山の中で迷子になった時に……

 ……思い出に浸るのは一旦止めて、軽く受け止めて頷く。
 言いまわしと含みに訂正や言及はしない。
 

四十万 静歌 > 「ふふ。じゃあ、エスコートお願いしますね。
 あ、おめかしとかもした方がいいのでしょうか?」

出来ればマントはきてきたいなと、
マントと言正君を交互にみやってちらちら。

「ふふふ。
 あ、そうだ。
 手品の腕前があがったら、
 有名なマジシャンとして、
 福利厚生受けれたりしませんかね?」

なんて冗談を飛ばしてみたり

沈目 言正 > 「とりあえず、制服なら大丈夫だと思うけれど…
 お姉ちゃん着こなししっかりしてるし……」

 首をかしげてから、頷く。
 一応思い返してはみたが、そうであれば問題のない程度のドレスコードだった気がする。

 マントは分からない。

「どうだろう?
 何処かに所属すればあるかもしれないけど……。」

 真面目に考えて答えてみせる。
 そう言えば、マジシャン(手品師)ってどう言う業務形態なんだろう。
 そんな考えも脳裏をよぎった。
 

四十万 静歌 > 「それならよかった。」

頷かれて、ならそのままで
大丈夫ですね。なんて意気込む。
マントは大切なのかといわれると、
大切というよりトレードマークであり、
商売道具である。

「でも――所属ないからやっぱり無理そうですね。。。
 基本的に個人業務ですし……」

真面目な回答の方にちょっとしょんぼりしつつ、

「パトロンとかできればあるいは、
 無理ですけど……!!」

沈目 言正 > 「あはは。案外玉の輿なんてあったりして――」

 冗談めかして言うものの、
 本心ではちょっとだけ複雑な気持ちを覚えた。

「――ご馳走様っ。
 お姉ちゃんはもうちょっと居る?」

 会話の合間に食べていたパフェを食べ切る。
 じーっと瞳を見つめながら、一緒に帰りたそうな具合で尋ねるだろう。
 居ると言えば一緒にいるし、帰ると言えば一緒に行こうとする。
 用事があったら諦めそうだ。
 

 

四十万 静歌 > 「玉の輿までいくと、
 気後れしちゃいますよ。
 そうですね。私は……」

どうしましょうか、
と食べたものをみる。
残りは何もない。
時間を見る。
そろそろ帰らないといけない気もする。

「……よかったら一緒に帰りませんか?」

だから、
にっこり笑って手を伸ばす。
手をつないで帰ろうとでもいうかのように

沈目 言正 >  
「うんっ!」

 ぱああ、と嬉しそうな笑顔を浮かべる。
 身支度を整えてから生身の右手で差し伸べられた手を取って、しっかり握る。

「えへへ……久しぶりかも。」
 

四十万 静歌 > 「そうですね。ふふ。
 とても懐かしいです。」

笑顔をみて昔を思い返し、
こちらもにっこり笑い返して――
支払いをすませ2人帰路へとつくだろうか――

ご案内:「カフェテラス「橘」」から沈目 言正さんが去りました。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から四十万 静歌さんが去りました。