2016/11/24 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」【常世祭期間中】」に雪城氷架さんが現れました。
雪城氷架 > 「ふう、寒くなったなあ…」

さむさむ、と手を擦り合わせながらカフェテラスへ入店
暖房のきいた温かい店内にほっとしつつ、店員に案内された窓際のテーブルへとつく

ちょうど人のいない時間のようで店内は比較的閑散としていた

「ホットケーキと、ホットコーヒー」

名前からしてあたたまるメニューを注文
なにせホットだもの

雪城氷架 > 「二年生ももう半分ないんだよな…」

背もたれに背中を預けて、そんなことを考える
今年は…危惧していたような大きな事件はなかった

変わったことと言えば、
自身の異能の制御が効かなくなったこと
原因は不明
獅南先生にセットしてもらった魔術式のリミッターと、
保険課に提供してもらっている薬のおかげで今は危険はない

いつまでこうなんだろう、という悩みはあるものの…

「(比較的、平和で…平穏だったなぁ……)」

雪城氷架 > 店員が愛想よくコーヒーを運んでくる、ホットケーキは遅れてくるらしい

湯気が立つカップを口につけると思いのほか熱く、
思わず唇を離してしまった

猫舌というわけではないが、少しだけ冷めるのを待とう

「(そういえば、祭りやってるんだな)」

窓ガラスの向こう、いつもとは違う賑わいを見せる町並みをぼんやりと眺める

雪城氷架 > 少しだけ冷めたコーヒーを口に運ぶ
冷めたといってもちょうど良い具合の熱さだ

外を歩いて冷えた身体に心地よい

「(……そっか、異能の力を当たり前に使っていたら、こういう心地よさも知らなかったのかもな)」

そう考えると、今の自分の不調も何か意味のあるものに思えてくる

しばらくして店員がホットケーキを手にテーブルへとやってきた
生クリームとシロップの容器が横に置かれた、丸く香ばしい生地は溶けたバターの香りも混ざって非常に食欲を唆る