2017/05/02 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に飛鷹与一さんが現れました。
■飛鷹与一 > GWもいよいよ半ば、もとい後半戦に突入しようかというこの頃。風紀委員会は何時にもまして警邏や取締りに忙しい。
当然、特に役職の無い一般的な風紀委員である少年もそれなりに忙しかった訳で。
「……先輩達は慣れてるんだろうけど、やっぱりハードだな地味に。」
カフェテラス「橘」…の、二階のテーブル席の一角。一人で軽食を突きながら溜息をふかーく吐き出す。
どうにも、慢性的な人手不足の感が否めない。しかも最近は狙撃の腕を買われて後方支援も頼まれる事が増えてきた。
チラリ、と傍らに立て掛けたライフルケースを見遣る。今は電磁警棒も散弾銃も中に一纏めにして収納している。
警邏中は勿論、個別に装備しているが既に今日の自分の担当は終わった後だ。
■飛鷹与一 > 「……あぁ、そういえば何か特殊狙撃班とかいうのにも勧誘されてるんだった…どうしよう」
狙撃の腕前を買ってくれるのはいいのだが、場合によっては射殺も普通に有り得る部署は彼的には抵抗感が強い。
非殺傷式の弾丸なら人にも撃てるが、実弾は未だに人には撃てていない…撃ちたくない。
(…いや、その前に「特殊」狙撃班って…仮に入ったとして俺は何を撃たされるんだろうか…)
「はぁぁ~~……学生なのに、何か気苦労が地味に溜まってきてる気がするな」
何だかんだで根っこが真面目なので思い詰める事も結構ある。…いかん、このままだとネガティブ路線だ。
軽食と一緒に頼んでいたコーヒーを一口。ブラックの苦々しさでちょっと持ち直した。
■飛鷹与一 > 「……ん?あれ、着信?」
フとスマホが振動している事に気づき、ポケットからスマホを取り出して液晶を確認。…本土に居る体術の師匠だった。
「うわ、師匠から電話とか珍しいなぁ」と呟きながら通話ボタンを押して。
「もしもし…あ、どうも師匠。…ハイ、…ハイ。ええ息災でやってます。
…え?あ、ハイ友人と呼べる人達も少しずつ増えて……いえ、彼女は居ませんが」
ジト目になる。師匠って割とこういう話が意外と好きなんだよなぁ…と内心で呟く。
「それで、今回の連休は無理そうですが、年末年始にはそちらに挨拶に…え?来なくていい?…そうですか」
少年ちょっとションボリ。自分にとっては親代わりの一人だから尚更だ。
ともあれ、気を取り直して会話を続ける。何かプチお説教みたいな事を延々言われたが。
「…ハイ、体術の方もちゃんと地道に毎日鍛錬はしてますよ。
師匠も一度くらいこっちに顔見せに来てください…あ、ナンパは止めてください俺の肩身が狭くなるので」
等と、気安い会話を一通りしてから、「それではまた」と笑みを浮かべながら通話ボタンを切る。
「…まったく、師匠の女好きは相変わらずだな…でも、元気そうで何よりかな」
まぁ、あの人がそう簡単に死ぬとは思えないが。ポケットにスマホを戻してから食事を再開。気分転換にはなった…と、思う。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に柊 真白さんが現れました。
■柊 真白 >
(カランカランとドアのベルが鳴る。
フリフリのフワフワな格好で店に入り、空いている席はと見回せば知った顔を見付けた。
空いている席に、と告げる店員の言葉を聞き流し、そちらの方へつかつかと歩いていく。)
――隣。
良い?
(彼の座る席の横に立ち、尋ねる。
じい、と彼の目を見ながら。
座っている彼と立っているこちらは、ややこちらの方が目線が上か。
普段は見上げている彼の顔を見下ろしながら返事を待つ。)