2017/08/22 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に鈴木竜一さんが現れました。
■鈴木竜一 > カフェテラス。そのシャープでインテリジェンスで都会的な響き。
お洒落な服を着た人たちが,タブレットやら何やらを持ち込んでお洒落に勉強したり仕事したりしているイメージだ。
つまりそれは,この青年の得意とする領域ではない。
「……………。」
それがどうして窓際の席に座っているかというと,それはもう,単純に,一度入ってみたかったからだ。
カフェテラス。
何ていうか,少しだけ,お洒落になった気分。
普段通りの恰好なわけだが。
ご案内:「カフェテラス「橘」」に筑波 察さんが現れました。
■筑波 察 > 夏もピークを過ぎ、焼けるような日差しが幾分和らぐ時期の昼下がり、
様々な人間が集まっているカフェテラスに立ち入る青年。
お洒落とはどうしても言えないゴーグル越しに座る席を選ぼうとすると、
窓際に見知った人物が座っていることに気づいて足を進めた。
「相席、良いかな?」
そういうと相手の返事を待たすに向かいの椅子に腰を下ろす。
そしてコーヒーを注文すると、改めて相手を見て
「君がこういうお店にいるとは少し意外だねぇ?」
そういって話をふる>
■鈴木竜一 > 貴方が声を掛けるまで,青年はメニューとにらめっこをしていた。
けれど声を掛けられればすぐに反応して…
「お,察じゃんか!いーだろーよ,入ってみたくなったんだから。」
そう言って笑う姿からも,やはり自分がやや場違いだと理解している。
そして,どうにもメニューを決めかねているようで……
「……なんてーかさ,お洒落だけど,タンパク質足りねぇ感じするよな。」
……プロテインでも飲め。
■筑波 察 > 「まま、知らないところに足を運びたくなる気持ちはわかるけどねぇ」
知らない場所に行くと、新しい発想や気づきがあるのは確かで、
そういったものを求めて遊びに出ていた時期もあった。
「こういう場所は雰囲気にお金を払う場所だからねぇ。
タンパク質にお金を払うなら別なお店がいいよ」
雰囲気にお金を払う。とは言ったものの、
実際は各々違っているかもしれない。
少なくとも、考え事をするために
自分はこの店の落ち着いた雰囲気にお金を払っている身だ。>
■鈴木竜一 > 「ま,今度はちゃんと制服着て来たほーが良さそーだな。」
制服がちょっとおしゃれっていうのは便利なものだ。
お洒落な私服とか正直,あんまり自信が無いし。
「だよなぁ…ま,それじゃ……。」
コーヒーとハンバーグプレートセット。
このカフェテラスではまずまずのボリューム感な注文を伝える。
「…で,察はさ,俺と違ってココによく来てんの?」
少なくとも自分よりは,雰囲気に合致しているような気がする。
いや,見た目はこのゴーグルが浮きまくってる気がするんだけれども。
■筑波 察 > 「あはは、まま、その方が無難かな」
制服は確かにお洒落だが、いろんな理由で着ていない。
授業の時ですら制服は着ていない。
それで頻繁に注意されることもあったが、
今では皆注意することをあきらめている。
「んー?いや、僕はあまり来ないよ。
ちょっと考え事に煮詰まった時に寄るくらいかな」
頻度的にはそんなに頻繁に来ているわけではない。
初めて立ち寄ったのがついこの間だったからそれも仕方がないが。
そもそも自分自身もそこまでお洒落とかに気を使っているわけではないし、
何よりどんなにお洒落をしたってこのゴーグルは悪い意味で目立つ>
■鈴木竜一 > 「だよなー。」
けらけらと笑っているうちに,プレートが運ばれて来た。
マナーが悪いわけではない,単純に食べるのが早い。そんな感じ。
見ていてそれなりに気持ちいい食べっぷりの竜一君である。
「ん,何,ってことはまた何か悩んでんの?
いや,別にぜんぜん不思議ではねーんだけどさ……何に悩んでんのさ?」
落ち着いた雰囲気が,少なくともこの青年から見れば慣れて見えたのだろう。
既に料理を半分近く平らげた青年は,貴方に問いかける。
■筑波 察 > 「んー、いつもみたいに自分でお題を見つけて悩む感じならいいんだけどね」
こちらがコーヒーを一口飲む間に、
彼はプレートの上の料理があっという間に消えていく。
体育会系らしい、そんな食べ方。
「どうも脳みその造りが変わっちゃったみたいでね。
寝ながら考え事ができるようになったんだ。
そこまでは良かったんだけど、
それがちょっと行き過ぎて夢と現実の区別がつかないときがあってねぇ」
ノートにメモしていたつもりが実は真っ白だったり。
そんなふうに笑って悩んでいることを話す。
別に隠すようなことではない。
悩みの種はもっと深い、自分の考えを少し改める必要がある部分。
「あと、いろんな人と今まで以上に仲良くする方法かなぁ」>
■鈴木竜一 > 「……それはなんてーか,末期症状だな。」
貴方の症状を聞いて,青年は苦笑するほかなかった。
何というか,この上なく察らしいとも言える気がする。
「便利なとこもありそうだけど,宿題やったと思ったら夢だった!
みたいなのが毎回ってのはキツいな……頭ん中には考えたこと残ってるん?」
気になったことを問いかけながらも…貴方のつづけた言葉は,思ったよりも,貴方らしくなくて…
「…あれ,何,公園のときと言ってること変わったじゃんか。
どーしたよ,マジで気になる子ができたとかそーいうアレ!?」
…食いついた。食べ終わったプレートを横に避けて,身を乗り出す。
■筑波 察 > 「末期?いやいや、新しい可能性だよ。
便利なことに使えそうなら使う方法を考えないと。
――頭の中で考えていたことは残ってるんだけどねぇ」
あくまで落ち込んでいる様子はなくて、
自身の新しい可能性に期待を膨らませている感じだ。
根本的に、自身の身体がどうなろうと、
それで便利が得られるなら結果オーライなのだ。
「んー、気になる人は相も変わらずいないんだけどねぇ。
どうせ特別になるなら好かれた方がいいだろうって。
そう思えてきたっていうのかねぇ」
最近いろんな人と話をしてきた。
その話の中で、自身の行動原理を見直すいいタイミングが、
今なのではないかと、そう思えた。
無論、自分の中に特別な人が必要かどうかは、まだ考えに至っていない>
■鈴木竜一 > 「……そら何よりですこと。」
貴方が思った以上に前向きだったので,青年は呆れ混じりのため息を吐いた。
どう考えても人間としては末期症状なのだが,きっとホントにイルカ人間なんだろう。
うん,そうに決まっている。
………とりあえず,本人が悩んでいないなら,それが何よりである。
「何だよ面白くねーなぁ!
でもまぁ,嫌われるより好かれたほうが良いってのは俺もその通りだと思うぜ!
察がどうしてそー考えたのかってのが,むしろ気になるところだけどさ!」
コーヒーも飲み干して,青年は手持ち無沙汰。
腹6分目くらいだし,もう一つくらい何か頼みたい気持ち。
■筑波 察 > 「まぁ、今この瞬間が頭の中で勝手に作り上げた世界なのか、
本当に本物を目の前に繰り広げられている現実なのか、
そのうち区別がつかなくなってしまう怖さみたいなものはあるけど」
昨日誰かと話したと思ったら、
実は誰とも話なんてしていなくて、
頭の中で一人世界を完結させてしまっているのではないか。
そんな怖さ。
「僕に好きな人がいると、君が面白いのかい?
……少し、心が肥えてきたのかもしれないねぇ。
前までは特別になれればそれでよかったけど、
同じ特別でも、好き嫌いをするようになったのかも」
面白くないと落胆する彼の心境を理解しかねて、首を傾げた。
そして彼がコーヒーも料理も平らげてしまったというのに、
自分のコーヒーはまだ半分ほども残っていた>
■鈴木竜一 > 「何か一つくらい,絶対現実だって分かるよーなサインが欲しいところだな!
夢ん中だと痛くないって聞いた事あるけど,実際どーなのよ。
一発殴ってみたら夢か現実か分かったりしない?」
実にレトロな判定手段である。果たして実際にはどうなのだろうか。
「そら面白いだろ!?
察だってさ,もし俺が誰かに恋しちゃってたら絶対面白がって観察するか邪魔するか,楽しむだろ?
仲良くなるならアレだな,一緒に遊んだり勉強教えたりトレーニングしたりしないとな!
察はアタマ良さそうだから勉強教える方向が良いか……いや,察の脳みそには誰も付いてこれないだろうし……。」
結構真面目に考え始めた竜一君である。
■筑波 察 > 「確かに。そういうサインがあればこの上ないくらい便利なんだけどねぇ。
明晰夢を見る人はこれが夢だってはっきり自覚できるみたいだけど。
痛みか…試したことはなかったね」
痛み。確かに夢の中であれば痛覚が麻痺してそうではある。
不意に、パーカーの中の、脇のホルスターに収められた銃に視線を落とした。
「……どうだろう」
あまり自信がなさそうだ。
というのも、先日、恋心に悩む女の子と話をしたとき、
彼が言うよな反応をできなかったから。
しかし、自身なさげではあるが、言葉を続ける。
「楽しんだり、邪魔したり、そういうのはわからないけど、
『うまくいくといいな』って願うのは確かかもしれないねぇ。
頭がいい、かはなんとも言えないけれど、
まぁ数学や物理なら人並みにはおしえられるかなぁ」
この自分が、誰かの成功を祈るというのは、
果たしてどうみられるのか。
周りの人からは冷たいだの、残酷だと評価されることが比較的おおいから>