2017/08/23 のログ
鈴木竜一 > 「よし,一発殴ってみるか!」

勿論冗談である。
そもそも痛みをチェックするなら他人にやってもらう理由は無いのだし。
……そして貴方が銃を持っているなどと,想像だにしないだろう。

「……ほんと,真面目だなぁ…。」

貴方が自信なさげな,真面目な反応をするものだから苦笑して…

「…真面目過ぎんぞ!ってか,イイ奴過ぎんぞ!!
 ったくもう,何か俺だけ性格悪いみたいな感じになっちゃうじゃんかー。」

青年は貴方にそういったマイナスのイメージを持っていなかった。
だからこそ,素直にそう評して,楽しげに笑う。

貴方は変わっているし,頭ん中どうなってんのか理解できないし,ノリもテンションも違うけれど,決して悪い人間ではない。
むしろ,青年は貴方に好感を抱いてさえいる。

「ま,宿題で分かんないトコ見つけたら連絡させてもらうことにしよっかなー。」

筑波 察 > 「他人に殴ってもらった方がわかりやすいのかな。
 もしそうなら夢の中で殴ってくれる人を探さないといけないな…」

殴ってくれる人を探す。という発言は、
話しの経緯を素っ飛ばして聞いたら間違いなく誤解を生むだろう。

「真面目過ぎるのかなぁ。
 誰かにもそういうふうに言われたなぁ。
 いい奴って言うのはちょっと違うかな?」

いい奴ではないと思う。
彼に対して酷いことをしていないだけで、
嫌われるには十分すぎるほどひどいことを言ったり、やったりしてきた。
だからこそ、いざ仲良くしようと動き出したときに、
若干の後悔を抱いているわけだが。

「うん、わからないことがあれば聞いてよ。
 せっかく連絡先を交換したんだからねぇ」>

鈴木竜一 > 「まずは自分でほっぺたつねってみたら良いんじゃねーかな!
 それで駄目だったらぶん殴ってくれる人探す方向で!
 でも痛くても反撃したら駄目だぞ!現実かもしれねーんだからさ!」

まさか採用されるとは思っていなかったので,冗談半分真面目半分のアドバイス。
いや,実際経験したことが無いから,どうなるのかさっぱり分からないのだけれども。

「…まぁ,真面目すぎるってのはもう今更なんじゃ?
 無理にふざける必要は無いと思うんだけども……なんだろーな,
 そんな難しく考えねーでさ,今からサイコーにいい奴になったら良いんじゃね?」

貴方が何かを気にしている素振りだったからか,青年は明るく笑ってそう告げた。
ケンカもするし,争うし,時々絶交したりするけれど,最後は仲のいい友達に戻る。
そんなことだってよくあるのだから…全ては,ここから先だろうと。

「マジか!それはホントに助かるわ!
 つっても授業が始まってからだろーけどさ,ホント,万が一の時はお願いしやす!」

筑波 察 > 「そうだね。自分で試してわからなかったら誰かに頼めばいいか。
 まさか、自分から頼んでおいて反撃なんてしないよ」

突然襲撃のように襲われれば、夢であっても現実であっても反撃はするが。

「今更なのかなぁ
 あまり真面目に生きてきたっていう自覚がないからね」

真面目に生きてきた自覚がない状態で真面目と言われると、
少し違和感があるというだけだ。

「ん、そういえばさっき僕に好きな人が出来たと思って
話題を振ってきたけど、君にはいないのかい?
いくらこの島になれていないからって
女の子の知り合いが一人もいないってわけじゃないでしょう?」>

鈴木竜一 > 「それが良いな!……で,今はどーなん?」

試してみたら?と提案してみる。
自分は少なくとも,これが夢だという自覚は無いのだが…

「いや,だってさ,夢ん中でも考え事してるんだろ?
 真面目ってーか,なんだろーな……細かい?違う……
 …なんて言ったらいーかわかんねーけど,そーいう真面目とは少しずれてる気もするんだよなー。」

そこに当てはめるべき言葉が見当らず,青年は少し考える。
けれど,つづけられた言葉は随分と,緩い話題だったので…

「何を隠そう知り合いは4人,そのうち連絡先ゲットできてるのは1人だけだ!」

なぜか自慢げである。

「可愛い子も美人さんだなーって思う子も居たけど,
 みんな,どんな感じの子なのかまだよく分からねーしなぁ…。
 …流石の俺も,まだ保留って感じ?」

筑波 察 > 「たぶん夢じゃないと思う。ここに来る前に一度目が覚めてるから。
 それに痛みも感じるし」

そういって太もものナイフで自分の指先に傷をつける。
声を出すほどではないが、じんわりと血が滲むその指先からは、
鈍い痛みが伝わってくる。

「たぶん、考える以外にやることがないんだろうね。
 友達や知り合いが増えればそんなこともないのかもしれないけど」

ここはひとつ、暇人というのが言い得て妙、正確だろう。

「なるほど、じゃあこれからが楽しみ。って感じなのかな。
 この島はおかしな人が多いからねぇ。
 まぁ、おかしいのがこの島のスタンダードなのかもだけど。
 おかしいっていうのを除けば可愛い人がいいかもねぇ」

あくまで今の発言が意味するおかしいというのは、
この島の外での基準だ>

鈴木竜一 > 「あ,馬鹿!傷までつけるヤツがあるか!!
 てか,何物騒なモン持ち出してんだよ…護身用だとしてもちゃんとしまっとけ!」

絆創膏は流石に持ってねぇな。と溜息を吐いて…。

「なーるほど…ってことは,
 そのうち悪友と遊び歩く察の姿が見られるかもしれないいってことかな?」

肩を竦めて楽しげに笑ってから,

「察,自分がその“おかしい”枠に入ってる事は理解してるよな?
 まー,なんていうか,俺ってさ,イイヒト止まりであんましモテるほーじゃねーし。
 可愛い子はそれなりに狙ってる対抗馬が多そうだしなぁ…。」

イイヒト止まり。特別にはなり切れない存在。
その歯痒さを理解してもらえるかどうか。

筑波 察 > 「だって、傷をつけた方が痛みとしてはリアルだし。
 それにこの島にいる人はみんなそこにいるだけで物騒だよ。
 こうやって目に見える分、ナイフの方が安全だよ」

珍しく少し強く反論した。
この島にいる人間は何かしら強い力を持っているのが普通。
危険というのはその危険さで推し量るのは間違っている。
本当の物騒というのは、そこに危険があるというのがわからない状態だ。と。

「いつか僕もその辺の人たちみたいに
 楽しく歩き回れるといいねぇ。
 よくおかしいとは言われるけどね。
 でも普通に埋もれて没個性よりは何百倍もうれしい評価だ」

あくまで自覚はあるようだが、
それを改めることは頭にないらしい。
それどころか、普通になることは自身の生き方に反する。

「対抗馬ねぇ。スポーツは好きなのに競争心が薄いのかい?」

言葉に容赦がない。
でも相手の特別になるために、鎬を削るのは当たり前のように思う。
少なくとも、好いてもらうために対抗馬と競争するというのは、
察自身の競争の仕方よりもよっぽど健全に思える>

鈴木竜一 > 「良いけどさ…なんてーか,まぁ,ナイフはナイフで危険だからね?
 それ忘れたら,多分きっと,どっかで失敗すっからね?」

感覚の違いはすでに諦めているが,見えない危険だけでなく見える危険も危険には違いない。
より上位の危険があったとしても,下位を軽んじるべきではない。

「ん,俺と一緒でいいんならいつでも付き合ってやるけど?
 まー,確かに特別になりたいっていうなら,そのまんまの方がずっと良いかもしれねーな!」

肩を竦めて苦笑を浮かべつつ,貴方の容赦がない言葉を聞いて…

「無いワケじゃねーんだけどさ……なんだろーなー。
 多分これまではさ,スポーツに全てつぎ込んじまってたから?」

…苦笑しつつ立ち上がる。

「余裕ができてきたら,モテるための技術でも学んでみよーかな。
 もしライバルんなったら,察でも容赦しねーからなー?」

楽しげに笑いながら,「そんじゃ先帰るわ!またその辺で!」なんて手を振って,
会計をさっと済ませ,青年は歩き去っていく。
青年にとって貴方は,この島で最初の友達,という特別な存在になっていた。

ご案内:「カフェテラス「橘」」から鈴木竜一さんが去りました。
筑波 察 > 「見える危険はいくらでも対処できるからね。
 見た目で判断して痛い目に遭ったことが君にもあるだろう?」

だから、見た目判断できないものにたいする警戒が大切だと主張する。

「まぁ、スポーツと恋愛を同じものとして考えるのが
まずもって野暮なのかな。
あはは、そうならないことを祈るよ」

まだ自分の好みの女の子というのが、どういう子なのか、
それすらわからない。まずもって今の自分に恋愛感情があるのか。
そういう問題すらある。
恋愛をするにはまず知り合いと仲良くしなきゃなぁ。
そういって席を立った彼を見送った。
そしてコーヒーのおかわりをお願いして、
自分はもう少し考えをいろいろ巡らせることにした>

ご案内:「カフェテラス「橘」」から筑波 察さんが去りました。