2017/12/11 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に神代理央さんが現れました。
■神代理央 > 陽の当たる時間は短く、夜の闇は長く。
―といえば聞こえは良いが、個人的にはこんな寒空の中で悪事に勤しむ連中は良く頑張るものだとつくづく感心するばかり。
暑いのも嫌いだが、寒いのはもっと嫌いな自分としては、一刻も早く春の到来を待つばかりなのだが…
「…この時期にそんな事を言っても、致し方ない事か」
窓に面したテーブル席で湯気を立てるホットココアを楽しみつつ、小さな欠伸と共に呟いた。
先程まで机の上に広げられていた書類の束も、今は机の片隅で所在なさげに纏められている。
風紀委員の会議資料に目を通すついでにと立ち寄ったカフェテラスではあるが、全てに目を通す頃には夕食の時間にしても遅い時間。
取り敢えず一息入れてはいるが、些か根を詰めすぎたのか口から漏れるのはココアの香りを含ませた溜息ばかりであった。
■神代理央 > 敵組織の抵抗よりも、任務中の寒さの方が堪える此の頃。
今はまだ制服の上着だけで何とか耐え忍んではいるが、そろそろ厚手の上着が欲しいところ。
余り私服を揃えている訳ではないので、どうしたものかと悩んでいるところだが―
「…まあ、無いものは買えば良いか」
結局、金の力に頼る事にして今度の休日の予定を一つ決めた。
■神代理央 > カップが空になった頃、流石に空腹に耐えかねて胃袋が申し訳なさそうに主張し始めた。
このまま此処で軽食を済ませて行こうかと思った矢先―
「……間の悪さに関しては、つくづく見上げたものだと感心するばかりだな。全く」
懐から振動を伝えるのは、私用とは別に持ち歩いている通信端末。
即ち、委員会としての任務である。
「…コンビニでサンドイッチでも買っていくか」
大きな溜息と共に立ち上がれば、外の寒さに思いを馳せながら少年は硝煙と砲声の嵐へと立ち去っていった。
ご案内:「カフェテラス「橘」」から神代理央さんが去りました。