2018/06/17 のログ
ご案内:「カフェテラス「橘」」に神代理央さんが現れました。
神代理央 > 委員会本部にて、先日の調査結果の報告と今後の内偵任務についての打ち合わせ。
その後、翌週以降の警邏任務のスケジュール確認とチーム編成。
貴重な休日はあっという間に消費され、気づけば夕食を取るにも遅い時間帯。まあ、慣れっこなので別に構わないのだが。

「…もう少し潜入調査に特価した異能や魔術を持つ者を充てがうべきだと思うんだがな…。私では最悪異能を使って大立ち回りするしかないというのに」

その辺りの事もやんわりと提案してはみたのだが『変装用の衣装は揃ってるから大丈夫!』と訳のわからない返答を頂く始末。
一体何が大丈夫なのか良く分からないが、まあ先輩方にも何かしら考えがあるのだろう。

遅めの夕食を終え、食後のココアを啜りながらタブレット型の端末を操作して新聞等に目を通す。
表立って大きな騒ぎは起こっていない様子だが―

神代理央 > 「そろそろ中間考査も考えなければならんしな…。警邏任務のシフトは少し控えるべきか」

一通り配信されている新聞を読み終え、次に端末に表示されたのは警邏任務のシフト表。普段は比較的多めにシフトを入れ込んであるのだが、少し減らすべきなのかもしれない。
尤も、考査があるのは皆同じなのである程度は此方が妥協する必要もあるかも知れないが。

「最悪、補講の時間を増やせば良いことだしな。単位だけなら夏季休暇の講習で取ることも出来るし」

委員会の活動によって学業が疎かにならない様に、放課後の補講等は活用すべきだろう。
夏季休暇の講習は受講した事が無いが、ものによっては単位扱いになるとの事なので、どうしても委員会の任務との兼ね合いが難しい場合にはそちらを利用しても良いだろう。

取り敢えずシフト表に希望の出動日を入力しながら、ぼんやりと思案に耽っていた。

神代理央 > ポン、と小気味良い電子音が端末から鳴り響く。
メールの受信音である事に気づき、通知をフリックすれば、委員会―というより先輩からの――お達しであった。

「…シフトについてはなるべく考慮する。その分、潜入調査へ当てる時間を増やす予定、か。一応危機感を持ってはいるのだな」

結局委員会活動にあてる時間が減っていない事には目を瞑る。
オフの日になるべく学業に励むしかないかと考えていたが―

「…ん?『追伸:潜入用の衣装は取り揃えているので試着に来られたし』……?」

わざわざ試着しなければならない程、人並み外れた体型では無いと思うのだが。
まあ、仕事なら仕方ないかと了承の返事を送信し、タブレットを鞄に仕舞い込んだ。

幾分冷えたココアで喉を潤し、その甘ったるい後味に満足気に目を細める。