2015/06/20 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」にサイエルさんが現れました。
サイエル > ……はふぅっと一息。
ぱさりと資料を机に投げ出して。
何杯目かわからないコーヒーをおかわり。
調べているのは、”凡人教室”。
そして、魔術についてのこと。
特に透明化や、隔絶。
そっち方面のこと、だ。

「ふぅむ、才能がないとやっぱ厳しいかねぇ」

一つは存在感の希薄。
自身の存在を薄める魔術。
しかしそれは神秘に近い。
透明の人狼。世の中にはそんな存在もあるらしい。
自身を希薄にしすぎて、世の中から”なかった”ことになり
最終的には、存在できなくなってしまう。

次は世界の乖離。結界。
完全に自身を分離することで
その結界がある限り、存在を認知されない。
こっちは”自分のもの”によく似ているし
出来るのではないかと思うが……その才があるのかどうか。

「頑張るのは苦手なんだけどなぁ……」

新しく仕入れたタバコの箱をあけて
しゅっと一本出して口に咥えて。
山盛りになっている灰皿を一瞥。

「最近吸い過ぎかなぁ……」

何度目かの後悔。
でもやめられないのだから仕方ないといつもの帰結をしながら
思考で疲れた頭を休めていく……

サイエル > 本当は、”仕事”で調べなくてはいけないことをそっちのけて
自分の趣味に費やしている。
なにせこれ以上調べても噂以上は出てこない。
なら、面白いことに時間を割くのが効率的だろうなどと
いつも効率なんて考えない、似合わない言葉を胸中ではきながら

「いやぁ、なんていうか魔術って言うのもすごいよねぇ」

こういうものに触れられるのはこの島の特権であり
良いことではないだろうかと、考えつつ。
ぺらぺらと、めくっていく。
それにしても自分にも魔術は使えるのだろうか
調べれば調べるほど、そんな興味が沸いてくる。
年甲斐もなくウキウキする。

「使えなくても、この手の考えるのは楽しそうだねぇ……」

あぁ、そういう青春もあるかもしれないねぇなんて
顎を触りながら、実に遠くを眺めるようにポツリ。

サイエル > 「……ふぅむ、誰にも気づかれずサボる方法……」

それはそれでサボる醍醐味が薄れる気もするが
しかして、誰にも邪魔されずサボリを満喫できる。
その二つに葛藤する。
どちらが自分の求めるサボリ道なのかと。
齢40手前にして、ついにぶち当たってしまった
サボリ道随一の難関である。

「うーん、どっちも捨てがたいぞー……?」

とんとんっと灰を落としながら
さらに思考を進めていく。

誰かに気づかれる、
そこから発展する出来事はサボリに必不可欠である。
だからこそ、サボリは楽しいのだやめられない。
だが、だが。
誰にも気づかれない、そんな崇高なサボリ。
味わいたい甘美な高級サボリ。
間違いなく体験してみたい。
自分にはまだ”未完”の領域だ。
そこに踏み入れれば、ついに戻れなくなってしまうかもしれないが。
そう、そこがこう、悩みどころで……

「ふぐぐぐ……」

一生に一度あるかないかの、葛藤だった

サイエル > 「……やめた」

結局思考するのを”サボる”ことにした。
これ以上は泥沼。
考えても考えてもきっと悩み続ける命題である。
今はサボって、またあしたほんきだそう。

「なにか食べるか。考えたらお腹すいた」

くしゃりと、タバコをもみ消して。
メニューを開いて考える。
ホットケーキ、パフェ、アイスクリームの盛り合わせ。
ハンバーグ、パスタ、ピザ……

「……ハンバーグにしよ。あとホットケーキとパフェ」

ぴんぽーんっと、呼び鈴を押して。
ささっと注文。
手を揉み合わせて、ふぅっと一息。
料理を食べたら帰ろう……

サイエル > 「きたきったー」

並んだ料理に、ぺろりと唇を下で濡らして。

「いただきます」

もぐもぐと、ただ一心不乱に食べる。
女性がいるわけではないので、もくもくと。
本来はこれが普通なのだ。
しかし、食べるのは遅いのでゆっくり時間をかけて。
ファミレスから出たのは3時間後だったそうな

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からサイエルさんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に四十万 静歌さんが現れました。
四十万 静歌 > ソファー席をお願いして、ドリンクバーを注文し、
メロンソーダをもって席に着く。

メニューをじっくり吟味して選んだものは――

四十万 静歌 > ――パンケーキとクラブハウスサンド。
他にも色々迷ったりはしたのだけど……

パ ン ケ ー キ

その魅惑的な五文字からね
パンケーキとサンドイッチにしよう、
等と安易な考えでメニューを選んだのである。

暫くして運ばれてくるクラブハウスサンド。
パンケーキは、
終わってから運んで貰えるようにしてもらったので安心。

「いただきます。」

四十万 静歌 > 付け合せのポテトもおいしそう。
とりあえずはクラブハウスサンド。

トーストされたパンに、
薄切りのハムとベーコン、チキンにトマト、
レタスがはさまれ、マヨネーズがはさまれている。
なんともそそる色合い。

はくりと一口食べるとどうだ。
トーストされたパンのサクッとした触感とぬくもり、
トマトの酸味とマヨネーズ、
そしてベーコンの塩分、
レタスがそれらをやわらげ、
チキンやハムの味わいを数段上に押し上げている。

――これは……美味しい。

さっくりとあがったポテトが、
丁度程よく、食欲をあおってくる。

ファミレスのクラブハウスサンドだと馬鹿にしていた。
正直甘く見ていた。
まさか、ここまで美味しいとは――!

勢いよく、食べて、胃の中へと落とし込んでいく――!

四十万 静歌 > 食べ終わって運ばれてくるのはパンケーキ。
クラブハウスサンドはおいしかったし、
期待できそう。

ふんわりと焼きあげられ、三段に重ねられたパンケーキに、
半球になったバターが乗せられ、
甘い黄金の蜜がバターとパンケーキにとろりと、
優しく包み込みようにかけられている。
まさしくこれぞパンケーキ。

完璧、完璧だ。
完璧なまでにパンケーキ。
これをパンケーキといわずして何をパンケーキというのか。

さくりとナイフをいれると、
すんなりとナイフを受け入れ切れていくやわらかさ、
切れたところから蜜が流れ、
パンケーキの中まで甘味を浸透させていく。

「――」

フォークを刺して口に入れる。
ああ――口福。
甘くて蕩けるはちみつと、
やわらかいパンケーキ。
芳醇なバターが更に甘味を増幅し、

「――幸せぇ……」

思わず声がもれて出た。

四十万 静歌 > その味に満足すると、ゆったりと、
参考書を取り出して、甘味を堪能しながらお勉強。

ドリンクバーで飲み物は飲み放題だし、
最高の空間だと思う。

「一人でっていうのが寂しい所ではあるんですけどねー。」

だなんていいつつ、
にっこりと笑いながら、
ゆるりとした時間を過ごすつもりのようだ。

四十万 静歌 > 「それにしても、
 やっぱりここっていろんな人が活用してるんだ……」

ゆったりと勉強をしながら見回すと、
やっぱり同じように勉強してる人の姿が見受けられる。

「美味しいし、
 ドリンクバーで飲み放題だし、
 空調はいいし……」

私も今後活用しようかなぁなんて思って、
なんで今まで気がつかなかったと、
微妙な表情を浮かべ一つ大きくため息を吐いた

四十万 静歌 > それにしても――

「うーん。」

やっぱり、記憶系は難しい。
今開いてるのは歴史について。
ごろ合わせとか色々使ってなんとか楽に覚えようとするけど、
これが中々上手く行かない。

「もうちょっと覚える量が少なければなー……」

楽なのになー。などと呟いても、
量は減らないのである……
正直、ホットケーキたべて笑顔になってるけど、
なかったらないてた。

四十万 静歌 > 「あ、飲み物なくなった……」

新しい飲み物のもうかなとおもいドリンクバーのコーナーへ。

「より取り見取りすぎて何選べばいいのやら。」

どれにしようかな、と
次何飲むか選び始めた

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に生ヶ易案子さんが現れました。
生ヶ易案子 > 「……はっ」

今日も今日とてファミレスで時間を潰していたら、いつの間にか突っ伏して寝ていたらしい。
知り合いに見られたりは……してないといいなあ。突っ伏してたし。

寝起き気味の目をこすりながら、ドリンクバーの補充に向かう。
他の客に目も止めずに、ふわああ、と生あくび混じりで……淹れたてコーヒーの機械に、思いっきりアイス用のグラスを氷なしでセットしている。

四十万 静歌 > 「きーめたっ!
 これだ!」

コーラのスイッチをいれてドリンクを入れて、
席に戻ろうとした時に――
見知った顔をみつけ。

「あっ。」

流石に今のはしゃいだ声きかれてないよね、
と内心ばくばくしながら、

「こ、こんにちは。
 あんずさん。
 先日はジュースありがとうございました」

挨拶をしてみる事にした

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」にウィリーさんが現れました。
生ヶ易案子 > 「お?」
かけられた声に顔をあげた瞬間、グラスのふちで淹れたてコーヒーが跳ねた。
「――うぉ熱ぁ!? あ、えっと」

この間、女子寮のロビーで寝るのをサボっていた子だ。
火傷したばかりの手をひらひら振って、中指でこめかみを数回叩いて細かい記憶をリコール。

「静歌ちゃん、だ。いいよいいよお、減るもんじゃないし」
ジュースは減るものだが、あんずさんにとっては些細なことだった。
そこでやっと、指を耳たぶにもっていく。どうやらはしゃいでいるのは見ていないようだし、現在進行形で恥ずかしいところを見せているのはこっちである。

四十万 静歌 > 「って、大丈夫ですか!?
 火傷、ひやし、ひやして!」

すっと冷たいコーラを差し出しつつ、
物凄いあわてている。

「いえ、それでも嬉しかったものですからって、
 そんな事いってる場合じゃないですね。
 ええと。」

もってるものを思い出すが、
バンドエイド程度じゃ、どうしょうもないだろう。

ウィリー > 「おお」珍しく人が少ない。
開店してからしばらくは客足の途絶えることもなかったファミレスの中を見回す。
案子ともう一人の少女の姿を認めて、店員に『待ち合わせなんで』と
断ると、ドリンクバーの方へと向かう。

「どうした? 誰かケガでも?」

四十万 静歌 > 「おおお、いえ、あんずさんがその火傷したみたいで、
 ええと、こういうときどうすれば良いんでしたっけ……!」

こちらの少女のほうは完全にぱにくっている。
ウィリーの声がかかると
あわてたようにそういうだろう

生ヶ易案子 > 「いや、大丈夫、大丈夫、あんずさんに触ると火傷するぜってさ……」
べつに触っても火傷しないし、火傷しているのは自分だし、至極適当な答弁であった。
しかしコーラは受け取る。べったりと握るとつめたさが手のひらに刺さるが、痛みは紛れる。
ありがと、と静歌に笑いかけていると、

「って、あ、ウィリーくんだ」
ドリンクバーの真ん前で、コーラを持っていない左手を、恥ずかしげもなく頭の上でぶんぶんとやる。

ウィリー > 静歌の慌てように面食らう。が、
「軽いものなら流水で冷やせばいい」コーラを片手にぶんぶんと手を振る
案子を見ると、その手当ても必要なさそうだ。

「元気そうだな、とりあえず落ち着いてくれ案子ちゃん」

四十万 静歌 > 「お、おおお、
 じゃ、じゃあ、触らないほうがいいですね。」

ふっと伸ばそうとした手を引っ込めて、
笑いかけられると少し困ったように笑った

「あ、は、はい。」

落ち着いてくれといわれ、
ひっひっふーひっひっふーと息を整えるが、
何か間違えている。

生ヶ易案子 > 謎の呼吸を整える静歌ちゃんの肩をぽふぽふ叩いて落ち着かせ、
「はい。元気なコーラの子だよ」
と、コーラを手渡し返して、自分はとりあえずグラスに注いでしまった淹れたてコーヒーをちゃんと手に取る。もったいないし、席に帰ってちびちび処理せねばなるまい。

「あんずさんは落ち着いてるって」
無駄に親指を立てたりしているが、まあこれが平常といえば平常だ。
「今日は、えっと、なんだっけ」

四十万 静歌 > 「あ、はい、ありがとございます。」

肩もたたかれて大分落ち着いたのか受け取る。
でも、視線ははらはらとあんずを見ているあたり、
まだ完全に落ち着くにはもう少しかかりそうだ

ウィリー > 「ラマーズ法か……全然落ち着いてないな、どうどう」
通りがかった店員に自分の分のドリンクバーを注文する。
アイスティーとお冷を手にすると、

「暇だったら同席させてもらえないか? どっちでもいいし、何なら
 三人まとめて同じ席に移動でも」
静歌を落ち着かせるために話題をそらすことにした。

四十万 静歌 > 「あ、ひゃい。
 私は全然構わないですよ。
 特に誰かときたわけではないですし。」

多少したをかんだが、
なんとか落ち着く事に成功はしたようだ。

「うう、ほんとすみません。
 タイミングが悪かったですね」

生ヶ易案子 > 「あんずさんは1年350日くらい暇だよお」
残りの15日は学校で叱られているが。

「っと、そうだね、コーラの子のお礼もしないと……」
この季節だからたぶん勉強をしに来ていたんだろうけど、と静歌ちゃんの様子をうかがうが、大丈夫そうだ。

ウィリー > 「まあ万事上手くまとまったってことで、気にしなくていいんじゃないか
 ええと……俺はウィリー、ウィリー・トムスンだ。よろしくな」
何となく放っておけない感じの、あわあわしている少女に自己紹介しつつ、
了承を受けて一つのボックス席に移動する。

「案子ちゃんは久しぶりでもいつもの調子か。安心した。
 バイトの話、なかなかすすめられなくて済まないな」
椅子に腰掛けて、お冷を案子に渡す。指を冷やせということだろう。

四十万 静歌 > 「いえいえ、お礼だなんて……」

むしろお礼とかしないといけないのは私の方な気がすると、
多少苦笑しつつ、
 
「あ、はい、私は2年の四十万 静歌(しじま しずか)
 と申します。
 どうぞよろしくお願いします。
 ウィリーさん……ですね。」

ぺこりと頭を下げてウィリーさんに挨拶をしてから、
荷物を纏めてボックス席に移動するだろう

生ヶ易案子 > ぽふ、とボックス席に座る。
「なんかつまめるもの頼もっか。ウィリーくん……はともかく、静歌ちゃんは揚げ物大丈夫なひと?」
なんていいながら、メニューのスナックものコーナーを開く。

お冷をもって、ほっぺにも当てる。冷たくて気持ちがよい。
「大丈夫ー。あれからあんずさんも歓楽街に行こうとしたんだけどさ」
困ったように肩を落として、
「地図が読めなかった……」

四十万 静歌 > 「揚げ物は全然大丈夫ですよ。
 あ、
 でも辛いものは全然駄目なので避けてもらえると助かります。」

ボックス席に座りつつ、
にっこり笑って自己主張。
そう、辛いものだけは駄目なのだ。
これだけは阻止しなければならない。

ウィリー > 「俺は梅しそとささみのサラダにするか……」マイペースに「つまめない」ものを
頼む。東洋然とした酸味は想像しただけで食欲をそそるものだ。

「四十万静歌、静歌ちゃんか。改めてよろしく」丁寧な挨拶に答えて頭を下げた。物腰の柔らかさに好印象を覚えつつ。
「歓楽街まではこれたのか? それなら迷っても仕方がない。
 なんせ自警団の詰め所は場所がわかりづらいからな。
 いや、もしかしてまさか歓楽街自体に辿りつけなかったとか、そういう方向か?」

四十万 静歌 > 「――」

じーっと2人の話を聞きつつ、

「歓楽街に自警団……ですか?」

何かあったのかなぁ、と首をかしげた。
ひょっとしたら以前の出来事(女の子の顔殴打)の事なのだろうかとも思いつつ

生ヶ易案子 > 「じゃ、フライドポテトひとつ頼もう」
店員を呼んで、小さめの盛り合わせをオーダーする。
ディップが数種類用意されているタイプだから、味の好みも大丈夫だろう。
……数種類のディップの中に、ケチャップにしか見えないチリソースが混ざっていることを、あんずさんは知るよしもないが。

「さ、さすがに歓楽街には行けるよ!」
下調べだと油断して、路面電車で寝過ごして循環を1周はしたけれど。
「確かにわかりづらかったなあ。ま、自警団なんだから、目立ってたらダメだよね。
もっと上のほうだったのかな……」
たぶん北といいたい。

ウィリー > 「うん? ああ、俺は歓楽街で自警団員として働いててな。
 団は荒くれ者ばかりで家事のできる人間がいない。
 そこで案子ちゃんに、白羽の矢が立った……ところまではよかったんだが」
腕組みしてうーんと唸る。

「関係ないところでいろんな事件があって、俺もこの件そっちのけで
 動く羽目になってたという。まあそんな悲しい物語だ」
差し障りのないところで事情を伝える。団の銃後を支える人間は非常に少ないのだと嘆いてサラダを注文。

「そこまで敏感に反応されると逆に不安になるからやめてくれ。
 ……ちなみに歓楽街の地図で言えば、真ん中辺り。右側だ」
一般的な地図の配置に合わせて説明するが、恐らく直接連れて行ったほうが速そうだ。

四十万 静歌 > 「あーなるほど……
 家事が出来る人がいるいないで大違いですものね。」

納得しましたと一つ頷いて、

「事件も多ければそういう人を
 募集するのも難しそうでしょうしね。
 いえ、その。
 なんというか……
 あんずさんのイメージとこう結びつかなくて。」

敏感に反応といわれるとそういいつつ、

「じゃ、私もつまみますね。」

とポテトがきたら一つつまみ、
ケチャップのつもりでチリソースにつけようとする。

生ヶ易案子 > 「いやいや、あんずさんはたしかにサボり魔だけど、さすがに日銭がないと死ぬからね」
一回、食べるのをサボったら食費が浮くんじゃないかと思って試してみたことがあるが、結果としては回復系能力者の手を無駄にわずらわせることになっただけだった。南無。
「これでも料理にはわりと自信あるんだから……と、ポテトいただきます」

一個つまんで、ケチャップ(らしきもの)につけて食べる。
……お、ケチャップかと思えばチリソースだ。これも意外とおいしい。
満足そうに数秒ポテトを食んで、あれ? と何か違和感に気付いて顔をあげる。静歌ちゃんのほうをうかがうかたちになる、が。

四十万 静歌 > 「――」

走る激痛、焼け付くような痛み。
コーラを飲んで紛らわせるも、
口を押さえ、声にならぬ悲鳴をあげると、
次の瞬間、まるで魂の抜けたような顔になっていた

ウィリー > 「稼ぎのいい仕事は危険度が高いか専門性が高いか。
 後者の方で活躍してもらうよ、案子ちゃんには」
複数人の分の家事を担当するというのは、非常に困難なものだ。
特に慣れていない男は、慣れる前に潰れて放り出す。
自分もそうだったな、と少し思いを馳せようとして、静歌の様子がおかしいことに気づく。

「大丈夫か? 大丈夫じゃないなこれ……チリソースにでも当たったのか」
口をつけていないアイスティーも渡して、前代未聞レベルの辛いの苦手な人のフォローに当たる。

四十万 静歌 > 「――」

ぷしゅう、と魂のぬけた状態で、
アイスティーを一口のみつつ、
口の中の違和感を取り除いて、
辛さを緩和する。
流石にダメージが大きすぎて直ぐには完全に取り除く事はできなかったが

「ありがとうございます、
 少し落ち着きました……
 まぁ、それなら、安心ですね。」

なんとか声を絞り出してそんな事を

生ヶ易案子 > 「って、うわ大丈夫静歌ちゃん!? 産後の肥えだち!?」
妙なことを口走ったが、間違いなくチリソースのせいだった。完全に魂が抜けているし、なんか全体的に作画が白いかんじになっているように見える。だめそうだ。
こちらも慌てて、手にしたお冷を押しつける。

「お、お役に立てればー……、じゃ、今夜あたり歓楽街、案内してくれー」

四十万 静歌 > 「――ふぅ。
 おかげさまでなんとか……」

お冷を飲んで更に落ち着いたようだ。

「あー。
 良かったら私もついていってよろしいでしょうか?
 特に何をするわけではないですけど、
 お忙しいでしょうし、
 帰り道のあんずさんの案内くらいできるのと、
 ちょっと興味がありますので。」

などと、提案してみる。だめもとだめもと。

ウィリー > 「まさかそこまで辛いものに弱いとはな。リアクションにたまげたぞ」
産後の肥立ちだとして、今のはいいのか悪いのか。まあ、悪いだろう。
産んでもいない相手に失礼なことを考えつつ笑う。

「任せろ。静歌ちゃんの提案も受けよう、なにせこの子はすぐ道迷いになる。
 初対面の静歌ちゃんの土地勘のほうが信用できるくらいだ」
冗談ぽく言って。

「ついでにバイトしていってくれればなお助かる」

四十万 静歌 > 「勿論、折角ついていくのですから、
 出来る事はやらせて貰うつもりですよ。
 では、よろしくお願いしますね」

だが悲しいかな、
家事の腕前も平々凡々である。
それでも、まぁ、
普通に出来ればそれなりに役に立つだろうと思いつつ。
ずっと続けるかどうかといわれれば、
それはちょっと考える所ではあるが。

生ヶ易案子 > 「あ、助かるなあ。女子寮だから帰る場所は一緒だし」
ぽんと手のひらを合わせて、静歌ちゃんにおねがいのポーズ。
保護者同伴が板につきつつある19歳、今度の誕生日で成人である。

数種類用意されたディップの、黄色いものにポテトを付けて口に運ぶ。
「あ、黄色い方はチーズだから大丈夫っぽいよ」
そう言って、静歌ちゃんの近くにディップの小皿を置く。
「マスタードだと思うじゃん。色が逆だよねえ」と苦笑しながら。

四十万 静歌 > 「お任せ下さい。」

ぐっとサムズアップをした後、

「うう、ありがとうございます、そっちにします……
 よもやでした……
 辛いのはほんと駄目なんです。」

などと急に情けない事をいいつつ
もそもそとチーズで食べる。
チーズの濃厚な味わいが、
口の中を洗い流してくれるようでほっと一息ついて微笑んだ

ウィリー > 「頼もしい限りだ。言ったからには言った分の働きをしてもらうぞ」
乾いた笑いを漏らす。冗談では済まされない量の家事に、忙殺されなければよいが。

「このファミレスは変わりダネが多い。エスカルゴとか。
 目に見えるものはともかく、見えないものは気をつけないとな……金を払って地雷を踏むのはちょっとな……」

生ヶ易案子 > 「確かに、ここのメニューはまだ未開拓なんだよねえ」
たいていは昼にドリンクバーで居座るのに使うだけで、食事メニューは無難なものを頼んでしまう。
「開拓してみる? このフローティングすっぽんパフェとか」
メニューを広げて、けらけら笑う。

四十万 静歌 > 「うう。
 それを知っていれば警戒していたんですけどねッ……!」

なんで気づかなかったとばかりにがっくりしつつ、
家事の量で絶望する未来にはまだ気づいてないようだ。
いや、それでもそれなりにはこなせるけど。

四十万 静歌 > そしてすっぽんパフェについては

「甘いなら食べます。」

と、真顔で答えた。
真剣だ。真剣そのもので、
この本気度が伺える。

生ヶ易案子 > そうか、甘いなら食うか、と頷いて、
「すっぽんって甘いの?」
こちらもごく真顔で、ウィリーくんに振る。

ウィリー > 「甘くはない、けしてうまいものとも言えない。なんでパフェと合わせた?
 合わせるならあまおう苺とか色々あるだろ、素材を選べよ、と言いたくなるチョイスだ。
 臭みがあるから、他のトッピングを台無しにするだろうな……」
死んだ目。ふつうのものを選ぼう。本当に。

四十万 静歌 > 「……そうですね。それなら……
 あ、こちらのウルトラデラックスパフェとか、
 いつか食べたいですね。」

甘いものに関しては妥協しない。

生ヶ易案子 > 「甘くないんだ、カワいい名前なのに……」
炊事を任せるにおいて不安しかなくなるようなセリフを平気で口にする。
カワいいかどうか。それは女子にとって、何にもまさる理不尽な判断基準なのである。
料理はできるのだ。本当に。

「おー……美味しそう、だが、これは……たしかにいつか、また今度、かもね」
つられて覗き込んだメニューの写真は、ウルトラデラックス、の名に恥じない威容である。これは、これひとつ食べるだけのつもりで来店したときじゃあないと厳しいかも、と。

ウィリー > 「それ、横30cm高さ1m30cmって書いてあるな……
 シリアルでかさ増ししても足りないだろ、どうなってるんだ?」
不安しかない。学生街だから皆で分けあって食べる前提のものだろうが、
それにしても中身が。中身が。

「……俺は女の子の言うカワイイが時に理解できなくなる
 今がちょうどそんな感じだよ、すっぽんは噛むぞ。怖いぞ」
がおーとやる気なく襲うふりをする。指を食いちぎるくらいの怖さは演出できただろうか。できていまい。

四十万 静歌 > 「ま、やっぱり、私は甘くておいしければ、
 それで良いですね。
 辛くなければ大体のものは食べれますが。」

辛いものも不意でなければ、
何とかは出来る。という言葉は飲み込んで、

「まぁ、すっぽんみかけたら気をつけますね。」

生ヶ易案子 > 「奥行きも30cmでいいのかなあ……」
もはやそこまで来たら、奥行きが何cmでも誤差レベルだが。
このウルトラデラックスパフェは、いつか女子だけで来たときに食べよう。そう決めた。

「…………」
ウィリーくんの、やたら気の抜けたすっぽんの真似らしきものを見て、女子の習性として携帯カメラを構えようとする。

四十万 静歌 > 横の携帯をみて。
同じく構えようとした。

ウィリー > 「ヤメロー! そこはもう少し言葉を用いたリアクションというものが
 欲しいところd……」無慈悲にきられるシャッター。
文明の利器はスピードにおいてもピカイチであった。

四十万 静歌 > 「貴重なシーンが取れた気がします。
 多分。」

実際貴重なのかは分からないけど。

生ヶ易案子 > 「今月の待ち受けにしよう……」
言葉を用いたリアクションは、シャッター音のあとから来た。
大事なものはいつだって、一歩遅れてやってくるのだ。

「……と、」
その携帯の時刻表示を見て、窓の外の空を見る。
「となったら、あんずさんはちょっと買い出しして来ようかな。ごはん、作るんだよね?」
席を立って、伝票を手に取る。席を集めたので伝票がばらばらだが、自分のドリンクバーのぶんと、ポテトのぶん。

四十万 静歌 > 「あ、それなら――私も買出し手伝いますよ。」

といいつつポテトの分はひょいっと何気なく取ろうとするだろう。

「ポテトは私のおごりで。」

なんてウィンクしつつ

ウィリー > 「おお、カッコいい」待ち受け化のあまりの精神的ショックに、ここは俺のおごりだチャンスを逃す。
まあ、元々それほどの持ち合わせもない。

「それじゃあ俺は俺の分を払って、先に行ってますか」
サラダとドリンクバー。飲んでないことに今更気づいたが、
こんなことも時には、ある。

生ヶ易案子 > 「や、でも悪いなあ。チリソースに中てちゃったし」
きゃっきゃと伝票の取りあいなんかをやりながら、レジのほうへ向かうだろう。

「――じゃ、また。歓楽街で」
ちゃんと辿りつけたら、だが。

四十万 静歌 > 「いえいえ、先輩ですから……」
同じくやりとりをしながらレジへ

「また、後で。ウィリーさん。」
そういって手を振るだろう

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から生ヶ易案子さんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から四十万 静歌さんが去りました。
ウィリー > 「ああまた」
一番最後まで残って、ゆっくりと歩いて帰った。

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からウィリーさんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に和泉 兼次さんが現れました。
和泉 兼次 > 最近出来たというファミレス。
中の雰囲気も悪くはない。悪くは無いが…。

「…やっぱりこういう事するなら橘のがいいかな…。」

周囲のざわめきを見ながら、ぽつりと呟く。
隅のテーブル席を陣取ってノートを2冊広げまとめ作業中。
ドリンクバーで飲み物は確保してあるし、悪くないと思ったのだけど。

和泉 兼次 > ついでにストローで目の前のジンジャーエールを一口。
仕方が無い。と腹をくくって作業再開。
せめてこの教科くらいはまとめて帰りたい。

ついでに食事も済ませたい。…男子高校生はとにかく腹が減るのだ。
かりかりと集中した様子でシャーペンを走らせていく。

和泉 兼次 > 「…んー。」
顎にシャーペンの頭を当てて、1分。
とったノートから纏め方を変える。できるだけわかりやすく。

地道な作業をひたすら続ける。

それから、半時間ほど。
ひとまず試験範囲の分の板書はまとめ終えた、という所か。

和泉 兼次 > 「…まぁ、これでいいか。」
一言呟くいてため息を吐く。
んー、と伸びをするとゴキゴキと骨が鳴った。
少し頑張りすぎたかもしれない。

さて。

メニューを手にとって、悩み始める。

和泉 兼次 > …とりあえずこれでいいか。
悩む事少々。それほど時間をかけずにメニューを決める。
備え付けの呼び出しボタンをカチッ。
やってきた店員はめっちゃ笑顔だった。

「ミックスグリル…のライスセットください。……あ、以上で。」

注文を終えて、また一息。
……あれ、でもさっきの店員学校で見たことあるような。
バイトかな。と少し考えた。

和泉 兼次 > 待ち時間。
周囲を軽く見渡してみる。
さすがに新店は綺麗だなぁ、という印象だった。
家族連れよりも友達連れのが多いのは区域の問題かな、と考える。

勉強してるっぽい子もチラホラ。
友人連れで勉強は……個人的にはあまり捗った覚えがないなぁ、と思った。

和泉 兼次 > 待つ事少し。
お待たせしましたー、という元気な声と共にプレートが運ばれてきた。
鉄板の上からじゅうじゅうと肉の焼ける音と匂いが漂っている。

お箸派なのでテーブルに備え付けられた割り箸を一つ。
いただきます、と小さく言うととりあえず肉を一口。

…うまい。

和泉 兼次 > ファミレスにはしてはいい味をしていると思う。
割と安っぽい味が多いのがファミレスだけども。
年頃の男子高校生はそういうのは気にしない。

ソーセージをぱきっと齧る。
ご飯をかきこむ。
ジュースを飲む。

空腹も手伝って、割と早いペースで食事を続ける。

和泉 兼次 > ハンバーグの最後の一口を口に入れる。
飲み下してから、ジンジャーエールも飲み干す。

はー、満足そうな息を吐いて箸をおいた。

ごちそうさま、と呟く。
デザートは頼まない。名物そうだけど、今度にしよう。
備え付けのウェットティッシュで手を拭いて、さてと立ち上がった。

和泉 兼次 > 荷物を持って、お勘定。

満足そうな顔をして店を出て行く。

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から和泉 兼次さんが去りました。