2015/07/24 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」にスラッシュ??さんが現れました。
■スラッシュ?? > 前菜の冷製スープを一口。
「あぁ~・・おいしーなぁ~・・・。」
本格的になってしまった夏の暑さに耐える身体に沁みていく。
お昼前、ちらほらと食事に来たお客さんも増えた頃。
高くに上った太陽の光が当たらない、店の奥の2人掛けに一人座る女。
補修や部活の帰りだろうか、だらしなく着崩している。
■スラッシュ?? > 『お待たせしました。
みぞれハンバーグになります。』
同じ年くらいのバイトのウエイトレスさんが、丁寧に料理を並べていく。
暑いだろうに大変だナァ、自分は夜中に働くから、熱いのは熱帯夜くらいだ。まぁクーラーがあるだけマシか。
・・暑いと言えば、冷たい物も喰いてぇ。
「ど~もぉ~、あ、あとぉ、ご飯食べ終わったら、いちご練乳かき氷お願いしますぅ。」
夏の暑さのような、じっとりする話し方で。
変装中は口調から思いっきりキャラを作るのだ。
■スラッシュ?? > 『かしこまりました。』
と礼儀正しく頭を下げ厨房へと戻るウエイトレスさん。
「どぉもぉ~」
と微笑み見送る。
並べられた料理のうち、ハンバーグとご飯を自分の元に寄せて、
いきなりハンバーグをがっつく。
好きなものは最初に食べる派っぽい。
あんな風に、少ない金でもまともな仕事をして、マジメに生きてればわざわざ変装の上に変装して飯を食いに来ることなんてないのか、と思うこともある。
金がすべての自分に関係ないとは思いつつ、そんな些細なことを気にする日なんだろう今日は。
それを顔に出せば、折角出てきたメシを前に何をしているんだとなってしまう。
満面の作り笑顔を張り付けて、ハンバーグをフォークで切り取り、口に運ぶ。
「う~ん、夏はやっぱりコレだねぇ~」
■スラッシュ?? > ハンバーグ、ごはん、ハンバーグ、ごはん、時々サラダを挟んで、スープも一口。
落第街のメシがマズイ訳ではないが、偶には違う所でも食べたくなるものだ。
良心的なお値段で、きちんと整ったご飯が食べられる。
変装してまで来た甲斐があったというものだ。
今演じている大喜びの女の子は、割と素の自分なんだろうな。
■スラッシュ?? > 性別違うけど。
■スラッシュ?? > 「ふぅ~」
なんだか、夢中で食べていたら、いつの間にかに料理は無くなてしまった。
質は良いけど、腹8分目っていう所。
なんだか足りない気もするが、夜に向けてそろそろ寝る時間だし、我慢しておこう。
そろそろかき氷も来る頃だろうし。
「う~ん、お腹いっぱいだぁ~ごちそうさまぁ~」
と両手を合わせる。
ぐしぐしと適当にナプキンで拭くと、きょろきょろと見回して、自分お所へ来るだろうかき氷を探してみる。
まだかかりそうかなぁ。
■スラッシュ?? > 先程のお姉さんが大盛りのかき氷を持ってきてくれた。
真っ赤なシロップの上に、練乳がかかるかき氷。
いちごで彩られ、華やかだ。
待ってましたと言わんばかりにそれを受け取り、またまたお姉さんを見送る。
そして、山盛りのソレをがっつく。
頭が痛くなるだろうけど、それもまた一興、ということで。
がつがつとかき氷をかきこんでいく。
■スラッシュ?? > 「あだだっ…」
1年ぶりの痛み。
常人以上に倍増され、殴られているような感覚だが、耐えられないほどではない。
ギリギリ楽しい域に留まっている。
ここまで常人の行動に差し障るとはな。
やれやれ。
人の生活を食い物にした罰というヤツだろうかな。
…飯の時くらいは楽しく居ようと思ってたのに、さっきからこんなことばかり考えている。いちごでも食べて元気を出そう。
■スラッシュ?? > だらだらと食ってたらいつの間にかにお昼ご飯を食べに来た客が並び始めている。
最後のいちごを自分の口に放り込んで、席を立つ。
うーんこれだけ食って1000円越えないっていうのは、良いモノだ。
会計を済ませて、お店を出るだろう。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からスラッシュ??さんが去りました。