2015/07/25 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」にメグミさんが現れました。
■メグミ > 「……♪」
ファミレスの一角。
ドリンクバーで淹れたお茶と共に、あんみつやプリンのスイーツに舌鼓を打つ少女の姿。
普段のおっとりとした笑みとは違う、ニコニコとした表情だ。
■メグミ > 「……ちょっと体重が気になりますけど、療養期間よりもずっと動いていますし、大丈夫ですよね。」
自分を納得させる理由を立てれば、再びスプーンを繰ってプリンを食す。
「私の召喚術を持ってしても、何故か甘味は召喚出来ないんですよね。精々レーションを呼び出せるぐらいです。
知らないだけで出来るのかもしれませんが……いえ、甘味まで出来ちゃったら体重が凄いことになりそうですけど……」
実のところ、体重や肉付きに関しては気にしている。
……まだ脇腹が摘める所まで来ていないといえ、風呂場に映る自分の身体は、あまりスリムとは思えない。
そう思案するものの、甘味を食べる手は止まらない。
「……ああ、でも甘いものはやめられません……」
■メグミ > 「……はぁ。」
自分の身体を見下ろす。
コンプレックスと云う程ではないけれど、やはりちょっと、女の子としては気になるものがある。
自分の胸元から胸を、指でなぞる。柔らかいお肉の感触。
決して太っている訳ではないのだ。でも確かに肉付きは同僚や同年代と比べると――
「……駄肉、って云うんでしょうか。こういうの。」
■メグミ > ちょっとむっちりしてるかもしれない。
指に返って来た感触を覚えながら、残っているあんみつに視線を注ぐ。
食べるべきか、残すべきか。
目の前のそれと、己が身体に問い掛ける。
瞑目し、思いを巡らせる。
……体感にして頭の中で丸一日分は考えただろう。
そう思って眼を開いてちらりと時計を見る。十秒も経っていなかった。
「――」
■メグミ >
「残すのも、悪いですよね」
そう理屈づけて、食べた。
……へにゃり。表情が緩む。滅多に見せない様な笑みを零した。
■メグミ > 「……ふぅ、ごちそうさまです。」
両手を合わせ一息。
食後のお茶を飲みながら、寛ぎ始める。
「……。」
■メグミ > 「それにしても。」
音を立てないように、お茶の入っちゃカップを置く。
「事件やトラブル――以前と比べると、やはり、多いですね。
いえ、気のせいかもしれませんけれど。私が入ったばかりの頃よりも――」
此処だってそうだ。
ファミレスで騒動が起こる事など滅多に無かった。
いや、あの一件がその滅多だったと云われてしまえばそれまでだが――
直感的に常世島への胸騒ぎを覚えれば、
視線を落とし、胸騒ぎを抑えるような所作、胸を覆う様に手を当てる仕草を見せた。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に嶋野陽子さんが現れました。
■メグミ > 「まぁ、気にしないでおきましょう。」
ふう、と、溜息一つを付いて、身体の力を抜いた。
■嶋野陽子 > 少し前に事件があって緊急出動した
ファミレスが営業を再開しているのを見て、スイーツ
でも食べようかと店に入る陽子。
陽子の巨体が収まりそうな席は、食べ終わって寛いで
いる小柄な女性の隣のテーブルだけだ。
「お隣のテーブル、失礼します」とその女性(メグミ)に
声をかけてから着席する陽子。
■メグミ > 「あ、すみません。大丈夫です。」
ぺこりと頭を下げる。
ふと周囲を見渡せば大分混雑している。
(……気が付けば、大分混雑していらっしゃるみたいですね。おじゃまになりそうでしょうか……)
食べ終わった状態で迷惑を掛けてしまうだろうし、そろそろ出た方が良さそうかなと思いながら、席を立つ準備を始めた。
■嶋野陽子 > 「この店は大変な目に遭ったのに、以前のように
繁盛しているようで良かったです」と、常連とおぼ
しき隣の女性に声をかける。
そして、注文を取りに来たスタッフにホットケーキと
ドリンクバーを注文する。陽子の巨体はそれに見合う
栄養を要求するのだ。
■メグミ > 「あ、ええ。やっぱり慣れているのでしょう。良くも悪くもですけれど……」
声を掛けられるとは思っていなかったのか、コクリと頷く。
気持よく食べるなあ、等と思いながら食事の光景を横目に見た。
■嶋野陽子 > そこで、いきなり声をかけてしまった
事に気付く陽子。
「あ、いきなり声をかけて済みませでした。」
と謝る陽子。陽子は、目の前の女性が、彼女が緊急
出動した依頼を出した張本人だとは知らない。
■メグミ > 「いえ。お気になさらずに。」
空気をほぐそうとするような、柔らかい微笑みを返してみせる。
再びちらりとホットケーキを一瞥して、視線を戻した。
「こちらには、良くいらっしゃるんですか?」
■嶋野陽子 > 『こちらには、良くいらっしゃるのですか?』との問いには、
「今月編入したばかりなのですが、これで3度目です。
1度目は海水浴場で怪物と戦って、エネルギーを使い
果たしたあとに、ここで栄養補給にステーキセットを
20人前頂きました。2度目は先週、ここで手配犯に
よる精神攻撃があった時に、保健委員として緊急出動
しました。こうして普通に食べに寄ったのは、今回が
実質初めてかも知れません」と答える陽子。
ここで次にフルーツパフェを注文する。
■メグミ > 「そうでしたか……すみません。
慣れた様子でしたから、常連さんだと思いました。」
おっとりと微笑んで、一つ頷く。
合間に取りに行った緑茶(三杯目)をゆっくりと飲みながら、話を聞いているだろう。
もとい、聞いていたものの、ふと、何かを思い出した様子を見せる。
「……そう言えば、自己紹介がまだでした。
私はメグミと申します。ええと、宜しくお願いしますね。」
■嶋野陽子 > メグミさんの自己紹介に、
陽子も「申し遅れましたが、私は保健課一年生の、嶋
野陽子と申します。ごらんのなりですが、異能は治癒
系です」と名乗る。
■メグミ > 「嶋野陽子さんですね。覚えました。
保険課で治癒系、ですか。私は風紀委員所属なので、これから色々とお世話になるかもしれません。」
うん、と頷いて、微笑みを返す。
そしてぺこりと、その場で座ったままお辞儀をした。
「その時は、宜しくお願いしますね。」
■嶋野陽子 > 『その時は、宜しくお願いしますね』
の言葉に、昨夜会った風紀委員の平岡ユキエの、まだ
抜糸も済んでいなかった額の傷を思い出す。
「昨夜寮でお会いした風紀委員さんは、額に生傷を負っ
てましたが、やはり仕事柄傷の絶えないお仕事なので
すか?」と尋ねる陽子。
■メグミ > 「……ええ、やっぱり相応に危険はありますね。
とは言え後方のお仕事もありますから、全員が全員そう、と言う訳でもありませんよ。」
尋ねられれば、答えられる範囲で答える。
笑みを携え、不安を与えないような印象を抱かせるように努めるだろう。
■嶋野陽子 > 『全員ではないが、相応に危険がある』
と聞き、少し考えながら、パフェを一口食べる陽子。
「差し支えなければ、相応の危険にさらされる方の
人数は、多いのでしょうか?」と聞く陽子。 陽子一
人では、流石に何百人分ものナノマシン入り特製湿布
薬は用意出来ない。
■メグミ > 「ううん、それは私の口からではなんとも……
風紀委員として軽率にお答えはしかねます。私も全容を把握している訳ではありませんから……。」
私見で答えるには少々難しい。
そう思いながら、苦笑を見せただろうか。
……ふと、時計を見れば大分いい時間になっている事に気付く。
混雑もしているし、そろそろ帰らなければ。そう思い、席を立った。
「と、私はそろそろ行きますね。
上手くお答え出来ずすみません。また会いましょう、嶋野さん。」
その場を後にして、会計を済ませて立ち去る。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」からメグミさんが去りました。
■嶋野陽子 > 「あ、こちらこそお引き留めして
済みません」と謝る陽子。
「何かあったら保健課としても、精一杯バックアップ
しますので、その時は宜しくお願いします。」
と言ってメグミを見送る陽子。
■嶋野陽子 > (いくら能力が有っても、一人が
救える数には限りがあるという事ね。)
パフェを食べながら、そういう結論に達した陽子。
適宜ドリンクを補給しながら、ホットケーキとパフェ
を食べ終えると、会計を済ませて店を出る。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から嶋野陽子さんが去りました。