2015/08/02 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に蒼穹さんが現れました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に菊夜さんが現れました。
■蒼穹 > (時、夜頃。
この間の件もあって、本日は旧友やらその御友達に向けてお食事を奢るという事に。
若干強引ながらも御友達を誘って連れてきたのだった。
夕食というには、かなり遅い時間帯だが…それにしては、大分と賑やかで。)
キクヨ、おいで。
いこっか?
(一足先に店の中へと踏み入れれば、
少しだけ得意そうな表情を浮かべて彼女を手招きしよう。
そのまま、一番横のソファー席へと行こうかな、なんて意図して、先導して歩いて行く。
『何名様でしょうか』なんて質問には苦く笑って振り返って。)
ええっと、今日は何人いる?
(二人か、それとも。
ヨルムの方も来ていたなら、彼女にも奢るのが礼儀だろう。
何にしたって、闘技場で暴れさせてもらったんだし、仲良くできるならそれに越したことはない。
それに、圧倒的な死霊術を持つ菊夜の事だから…。
二人以上連れている可能性だって、十分にある。)
■菊夜 > 【喧騒に眉をひそめる菊夜】
【彼女は単純に人ごみが嫌いなのだ】
【だが、自分は奢って貰う立場なのだ、こんな文句を言う事はしない】
「不埒な事想像してごめんなさいっ!や、やっぱ私帰りますからぁっ!」
【突然の卑屈は言うが】
【つい先日、目の前の友達と激闘を繰り広げたヨルム】
【割り込む隙など多々あったのだが、好戦的なヨルムは勝負を邪魔されるのを嫌う】
【して、その肝心なヨルムはと言うと】
「『疲れた。寝る。』とか言ってさ…暫く返事がないんだよね。」
「他の子も、何か怖がっちゃって出てこないし…」
【なんだかんだ、『友達』からは実力を信頼されるヨルム】
【そのヨルムを叩きのめした相手が目の前に居るのだ】
【仇討だ、と躍起にならないだけマシなのだろう】
「だから、今日は、二人っきりだよ…ごめんね?」
「嫌なら、誰か呼ぶから。嫌でしょ?嫌だよね?直ぐ呼ぶからごめんね」
【もし、ヨルムが具現していたら蹴りを入れて止めたであろう】
【だが彼女は今は此方の世界には来ていない】
■蒼穹 > …ああー。
(やっぱり。
彼女は人前に出るのは嫌いみたいで。
性格上、それは明らかだった。
だからこの時間帯を選んだのだが、残念ながらそんな気遣いは喧騒に呑まれて消えた。)
あ、そう…それはそれは。お大事に。
…ん、んー。皆どうしちゃったのかな。
(別に彼女と二人っきりなのが嫌だという事もない。
寧ろ、久々に会って以来、二人っきりで話す機会がなかったのが残念だとさえ思っていた。
それと、ヨルムと彼女は、所謂主従関係であり、御友達だが…。
まさか、それと闘技をしたこの間の一件で仇討するなんて言いだす様な子ではないと少なくとも己はそう思っている。
何だかんだで、気遣いと卑下が過多だが良い子であることは変わりないのだから。)
き、く、よっ。…二人っきりでいいよ。
二人っきりが、良い。…なんて、ちょっとキザ?
何にしても、謝んなくって良いから、さ。
(店員に「二人で」と短く告げる。
そうしてから彼女に振り返っては、その右肩に己の手を置き据えてから、
いつにない、ふとした決め顔を見せながら、…自分の言葉の気取った風に、
自分自身が堪え切れず笑った。
人混みの前、あまりいい気分でないだろう彼女に、少しでも笑ってもらえればと。
この間の御礼と謝罪として、少しでも、楽しんでもらえればと。
そう思って、この奢りの話を切りだして、強引にでも連れてきたのだから。)
いこ?ね?
(そう言って、新たに二人先導していく店員について行くように促そうか。)
■菊夜 > 「あぅ…うぬぅ…ぐぐぐぐ…」
【死体に囲まれてる時は平気なのだ、それが生きているだけ】
【他の人間がこの考え方を聞けば驚くだろうが】
【それでもなんとか耐える事は出来る】
【これでもかと目を瞑るが、覚悟を決めたように店に入る】
【魔力が使えない状況だった。魔力切れ、という訳ではなさそうだ】
【ただそれでも、本物の神との戦いである。】
【冥界に戻ったヨルムに話を聞いた他の『友達』にとっては、『疲れた』で終わらせるヨルムに驚く】
【命があるだけ儲けものだと思うのも無理はない】
「き、気遣いなんてしなくったって良いからっ」
「『魔の檻に囚われし者共よ、我が呼びかけに応じ姿を現せ アンリミtt』…っきゃぅ!?」
【呪文の詠唱に集中していた菊夜】
【突然肩に触れられたので、素っ頓狂な声をあげてしまう】
【ただ「あぅあぅ」と口をパクパクさせながらソラを見つめてしまう】
「もう…嫌だと思ったら直ぐ言ってね?ヨルムでも誰でも無理やり連れてくるからね?」
【何故か店員にも怯える菊夜。訝しげな目を向けられた訳ではないのに、である】
【ソラの背中に隠れながらついていく】
■蒼穹 > …行くからね?
その、大丈夫だから。本当に。ああ、もうっ。シャキッと、ほら!
(未だにおずおずとしている様で。
ついつい魔術を使ってまで二人っきりと言う状況を打ち払いたいのは、
彼女の根底にある卑屈さをそのまま具現化して映しているように見えた。
あった目を見れば、そんなにだろうかと困った様子で再度「行くよ」との呼びかけ。
ヨルムのその後は、己は知らなかった。無論、語られるまで知る事もないのだろうし、
語られることもないだろうから、知る事はないのだろう。
冥に住む物達は、今宵は眠っているのだろうか。無理矢理でも、というのなら、
菊夜は眠っている冥界の者を起こすのも容易いのだろうし…。
何にしても、思わずして彼女の持つ死霊術の強さを思い知らされたのだった。)
だーかーらー。二人っきりが良いって、そう言ってるじゃんっ。
(そう言って、手を離しては店員に続く。
そんなに小さくならなくても、変な視線をもっと煽ることになっちゃいそうだよと、つい言ってしまいそうだったが。
流石にそれは言わなかった。
店員は、そんな様を察したのか、一番目につきにくい隅っこに位置するテーブル席へと案内してくれた。
「ご注文お決まりでしたら~ごゆっくり」とのフレーズを言い残せば店員は足早に去って行く。
あまり目に触れたくはないのだろう。奥の方に座りなよ、とアイコンタクト。
彼女がその席に座れば、己は向かい側の席に座り対面の位置を取るだろう。)
■菊夜 > 「だ、大丈夫だよね?こ、怖くないよね?」
【戦地に行く、というならこの怯えようもわからなくはない】
【冥界人が死を恐れるかどうかはまた別の話だが】
【昔の友達と再開し、一緒にご飯を食べに行く。】
【日常の何気ない一コマとしていいだろう】
【ましてやこのファミレスは学園の風紀委員も利用する】
【絡んでくるような不埒な輩など、滅多に出ないはずだ】
【服の裾をぎゅっ、と握りしめながらついていく菊夜】
【店員の気遣いすらも勘ぐってしまう】
「(やっぱ私みたいなのが客として来るべきじゃないよね、こんな奥に案内されるんだもん)」
【座る事を促してくるソラを見て、彼女はまた卑屈な言葉を発する】
「ど、どっちに座っても大丈夫だから!わ、私はたってても大丈夫だって!」
「あ、私なんかが人間のような食べ方をするなんて生意気だよね!這い蹲るから!だからソラちゃんも座ってっ!?」
■蒼穹 > 大丈夫だから。大丈夫、大丈夫。…怖くないよ。
(寧ろなぜにこんなに怯えているのか。
彼女の思い通り、ここは風紀委員も利用する店。
かたや冥界の者と、かたや落ちた神。
この組み合わせで何を恐れるのだろうか。
仕草と言葉の端々から、実に人の目を恐れるというそれが溢れんばかり。
宥める様に彼女の言葉を拾い上げて肯定する。)
すとっぷ。ちょっと静かに?
(卑屈な言葉。喋りだしたら止まらないのは、昔の友人として理解している。
それに、これらの言葉は、彼女の視線から逃れたいという思いと裏腹、
例え位置が隅であっても、怪訝な視線を招きかねない。
そうなると彼女はまた怯えて、また卑屈になる。悪循環も、大体読みきれている。
彼女が卑屈な言葉を吐き始めた刹那の後、すぐに左手広げて静止のポーズ。
それから、左手を下ろせば右手に立てた人差し指を、二歩詰め寄って彼女の口元へと宛がおうとする。
彼女がそれで卑屈な言葉を発する口を紡ぐなら、己は言葉を続けよう。
本当に、彼女は這い蹲りかねないのも、重々知っている。
そんな言葉を冗談で言っているのではないのが、笑えない。
だが、友人との食事なら、笑いたいのが当然な筈だ…お互いに。)
■蒼穹 > (さて、友人を招いた楽しい食事になる筈が…?
一体、それはどういう結果を齎すのだろうか。
ドジっ子、悪戯っ子、二人の食事は、無事に楽しく帰結するだろうか―――。)
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から蒼穹さんが去りました。