2015/08/08 のログ
綾瀬音音 > まさかとは思いますけど、その可能性が一番ありうる気がするのは事実です……。
ううん……
(考えてみれば、思い当たる節は沢山ある。
こう、驚かされるような毎日だった。
それがここに帰依してくるとは思わかなったが)

(続く説明には、まず言葉を挟まずに最後まで聞いた。
自分は一般生徒で、風紀や公安の実情には明るくないのが事実であるが、異邦人やらとの関わりの話は、理解できる。確かにそうだろう。
実際を知らないのだから、そうなってしまうのもしかたがないのだろう。
落第街の住人の話も理解できる。
あそこは本物のアウトローたちの集まりだ。自分は殆ど足を踏み入れたことはないが、それが解っているから足を踏み入れないのであって、まあそういう事をする人もいるのだろう、と思う。

それにまとも対処もしない、と言うのは意外であったが、理由を聞けばそれは容易く理解できることだ。
常世島が不安定なバランスの上で奇跡的に成り立っている様な場所なのは、なんとはなしに理解しているつもりだ、そのバランスを崩すことは風紀委員会はなんとしても避けたいだろうし、それを守るのが風紀委員の仕事でもあるのだろう。
警察組織が冷静であって株が上がることはそれだけで抑止力になるのだから、そうしない手はない。

そこまで聞けば、大体言いたいことはわかってきたが、やっぱり口は挟まずに最後まで聞いた。
それから、)

…………。
確かに“日本人と思われる高校生くらいの年齢の少年が”“警察組織を襲撃する意味が解らなかった”と言えば大体の人は「ああ、なんかバカらしい。熱くなって、考えすぎて損した」って思うことは解ります。
本人がそれを理解していないで話すと、話が混乱して、わけがわかんなくなりますしね。
玲刃君だって武器を持っているはずですし、今の現状で捕まえる、と言われれば幾ら“相手に正当な理由があっても”反抗しないことはない、と思います。
そうなったら、それで怪我人なんてでたら(最悪死者なんてでたら)目も当てられないです。
危険な人物、と言うことで指名手配されいてのは知っています。
だからこそ、被害が今以上出ない内に、どうにかしないといけない…………。

(そこまでいつの間にか運ばれてきていたアイスティに口をつける。
そして口の中がカラカラだったことに初めて、気が付いた)

私の役割は解りました。
もし会ったら、そこまで細かい説明はしなかったでしょうけれど、元々出頭するように説明するつもりでしたし。
だけど、本当に私の所に来るかはわかりません。
玲刃君、私を巻き込みたくないと思っている筈です。
いるとしたら落第街の目立たないところなのかな、とは思うけど、私が乗り込むにはそれこそ、危険な場所だから。

だけど――直接会うしか、もう連絡する手段も無い、か
(話の通り風紀委員が探しまわっているとすれば以前のようにフリ―メールからの連絡も難しいだろう、加えて彼は携帯端末を持っていない。
となれば、彼が自分と連絡を取るには、様々な危険があるとしても直接会う以外の手段は無いのだろう。

――ならば、会いに来るだろう。
そう願う。
そうであって欲しい。

――――――――彼に、会いたい)

解りました。
玲刃君に会ったら、ちゃんと説明して、首根っこひっつかんででも、一緒に説明することになっても、ちゃんと風紀委員に出頭させます。
あちこち動きまわるとすれ違う可能性も高いので、家にいる時間を出来るだけ多くしようと思います。
帰ってくるとしたら、私達が戻る場所は、そこですから

五代 基一郎 > 「ありがとう。今君が一番心強いよ」

話について納得してくれた、理解してくれたようなので
自分もアイスコーヒーを飲み干して言葉を返す。

見た感じ普通の女子学生というもので、雰囲気もそうだと思っていたが
この事態に直面して。話して覚悟が決まっている姿を見れば中々の人間だと思う。
同年代でも……ましてや荒事屋でもこうはならないだろう。
これが男女のあれそれゆえのだろうかとも思う。

「で、あとなんだけど出頭する際は迎えに行くからまず連絡してほしい。
 今回ここまできて一番の問題は今、勇足になって興奮している風紀に見つかることだ。
 だからこそまぁ……形式上は適当な理由を付けつつも
 俺が二人を迎えに行って本部まで送る。それが一番安全策だろう。」

白崎玲刃、彼女に会ってこの一件が片付いた後……いやその最中でもいい。
綾瀬音音に死ぬまで感謝して欲しいとその彼女の心の強さを感じながら

伝票を取って席から立ち上がる。

「それじゃ事は急げだ。速い方がいい、送ってくよ。
 ここの駐車場に車留めてるからさ。」

綾瀬音音 > あははは……でも、大したことは出来ないんです。
本当に、玲刃君とつき合うようになってから、自分が本当に無力なんだなって思い知らされることばかりで。
(強くなりたい、と願っても、願う強さは手に届きそうもない。
だけど、手が届く範囲であれば――掴みたいと思うのだ。
それに、こうしてある程度まともに話を出来たのも、昨日背中を押してくれた友人のお陰だ。
下は向かない、前を見ろ。
目指すは最高にハッピーな生活だ。

……道のりは激しく遠いような気がしないでもないが)

はい、解りました。必ず連絡します。
ええと、玲刃君には知り合いの信頼できる風紀委員の人に連絡を取って、と状況を説明します。
すいませんけれど、よろしくお願いします。
何から何まで、本当にありがとうございます。
(彼の理由付けは彼に任せておけばいい。
本当に何から何までよくしてくれた青年に、深々と丁寧に頭を下げた。
それから、伝票を持った姿に眉を下げたが、今回は甘えることにしよう)

はい、ちょっと遠いのでそうしてくれると助かります。
……送ってもらった現場で鉢合わせしたら大変なことになりそうですけど
(ここから開拓村の自宅までは遠い。
ありがたく厚意に甘えることにして、序にちょっと思ったことを口にしてからもう一度頭を下げた。
さて、道筋は見えた。
ならば、それに乗るまでだ。
そう考えつつ、送ってもらい家に付くまで真剣に――白崎と会うまで考えることにしよう)

五代 基一郎 > ならば、と先を行くように。
導くように会計を済ませ、そのまま外の駐車場に向かい
車のエンジンをかけて綾瀬らの家に向かった。

しかし改めてその住所が開拓村と聞けば
なんでそんなところに、と車内で聞いたりなんだした話だった……

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から五代 基一郎さんが去りました。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から綾瀬音音さんが去りました。