2016/05/20 のログ
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に雨宮 雫さんが現れました。
雨宮 雫 > 窓際のテーブル席である。

客も少ないので一人で4人用を占有しつつ、教科書ノートを広げて原稿用紙にレポートを書いているのである。

休学中だったのの補填だとか何とか言われて

「別にいいです。」

とクールに言い放ったら余計に怒られて枚数が増えたのである。
誠に理不尽であった。

長い髪の毛は隣の席に纏めて流し、やる気のなさそうな死んだ綺麗な目でカリカリカリとレポート用紙を埋める作業。

カリカリカリ
  カリカリカリ

カリカリカリ
    カリカリカリ

なお。頼んだ紅茶はすっかり飲み干した後、氷まで食われて綺麗な空っぽでテーブルの隅で輝いていた。

雨宮 雫 > 「どうしてあの先生はあんなに怒ったんだろうねえ。
 わけがわからないよだね、だね。」

まあ普通は怒るだろうと思われるのだが。
課題の増えた学生側からすれば、出てくる感想とかはこんなもんであろう。

集中力が切れる、結び直す、切れる、結び直す、を繰り返しつつ、今やっと半分くらいか。

ちらっと窓の外を見れば楽しそうな学生が通っていくのが見える。
何で自分はこんな目に合わないといけないというのか、世の中は間違っている と思いを新たにする。

「はぁー……  やる気、元気、どこかに堕ちてないかな、かな……」

ぺっ とシャーペンをテーブルに放り捨て、そのまま突っ伏した。

雨宮 雫 > 「お金ならあるんだねー……だねー……」

ぼへー と口から魂を軽くはみ出させつつ、レポート用紙に諭吉を何枚か挟んだら解決できんだろうか?と考え始める。

「越後屋とか代官はアレ、分かってるよね。
 世の中の大体のコトは金で解決できるっていういいお手本だと思うよね。

 金持って払う方が上手く行くのは当たり前じゃないかな、かな。
 だからボクのレポートもお金が解決してくれるべきなのだね、だね……」

買収に応じる教師なら、こんなことにはなってないので、完全に無駄な妄想なのだが。

ここで雫の脳裏に稲妻が走る。走った。

「………………代行……!」

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」に雪城 括流さんが現れました。
雨宮 雫 > がばっと起き上がってスマホを手に取り、学生御用達のあんまり良くないサイトを素早く展開。

ささささーっとリンクを辿って辿って辿ってー……

「課題、レポート、代行  
 課題、レポート、代行  っと……どこかで見たような。

 何でも書いてくれる人がどこかにお金を求めているはず……だね、だね。」

雫の目には希望を得た人間の確かな輝きがあった。

「あ、店員さん、紅茶お替りーだね、だね。」

雪城 括流 > 代行と繰り返すその後頭部に、振り下ろされるレポート用紙。当たればぱこんと小気味いい音が響くだろう。

時は少し遡り。
お金ならーのあたりで窓の外から彼の姿を見つけた小さな蛇が物陰で人型にわざわざ変化してから、
ファミレスへと入ってきて一直線にそちらの席へと向かったのだった。

「不穏な単語が聞こえたんだけど。」

じとー。制服姿のピンク髪。保健課の括流先生参上です。

雨宮 雫 > 頭が張られて、かくっと沈む。
何ヤツ!? と目を見開いて顔を上げるとそこには

「げっ!?」

そのまま顔も驚愕に歪むというものであった。
教師にして委員会活動の顧問というか、もう上司というかナンと言うか。

「何故ここにだね!?」

雪城 括流 > 「保健課活動報告のレポート課題を渡しておこうと思って。
他のひとには掲示で済ますんだけど、雨宮くんは基本無視するよね。」

無慈悲に目の前に詰まれるレポート用紙。
どうやらこれを渡すために捜索されていたらしく。

テーブルに用事を投げ出すと、向かいに座ってこちらもお茶を頼む。
熱いやつを、と念のためにリクエストしながら。

雨宮 雫 > 「そ、そんなことはないのだね、だね。
 ボクはちゃんと課題提出   ああ、してないかも。

 って追加ぁああ!」

減らしたレポート用紙が増えた。
しかもなんか、向かいに座られた。

そのまま帰ってくれればいいのに!

雨宮 雫 >    そんなっ…!
  バカなっ…!  バカなっ…!
   どうして…!  どうしてここんなことがっ…!

   あってはならないことがっ……!

 どうして…
 なんで…   

 こんな理不尽なことが
    品行方正なボクの身にばかり……!


なんか、顔が ぐにゃあ って歪んでもう泣きそうであった。
実際涙目であった。

「ぇー、ボクもうこんなにできないかなーかなー。」

雪城 括流 > 「何から何まで書けとは言わないけど、一定の成果は書いてくれると他の人への資料として助かる。
雨宮くんだって多少は保健課の薬剤なんかの資料、触ったこともあるよね?」

その涙目にダメー、とでも言うようににっこりと笑って頬杖を付いてみせる。
どうやらこのまましばらくここに居座るつもりのようだ。

この目的はどうみても…監視…!

雨宮 雫 > 「ぇうー そりゃあ触るけどー触りますけどーだねー。
 ここで出さなくてもいいと思うのだけどー、だねー。」

何これ、終わるまでここに居る気なのか、この先生。
マジでか。

「ボクーちょっと用事がー
 スマホで大事な用事がエマージェンシーなのかなーかなー。」

だから帰ってくれ、と目の前の先生に切に願う。
なんだったら、お茶代は払うから。

「先生も早く家に帰ってしまうほうがいいと思うかなーかなー。
 レポートはちゃんと明後日に出すからだね、だね。」

多分出さないけど。

雪城 括流 > 頼んだお茶がやってくると両手で抱えて頬に当てて。
長丁場になるかもしれないので体温補充だ。

「ぬくい…。
……流石にさっきの今でその言い訳はちょっと無茶がないかな。」

首を傾けてぬくぬくしつつ、縦長の瞳孔を向けてじとー、っと突っ込む。
背後からスマホの画面が見えてしまっていたらというか。発言内容でもうばればれなんじゃないだろうか。

「家か…。それがね、家族がさいきんつれなくてね…。」

あ、地雷を踏んだ。

雨宮 雫 > 「無茶とは時に必要なことなんだね、きっと、だね、だね。
 あぁもう完全に長丁場じゃないかな、これ!
 何で先生、通りかかったんだね、最悪じゃないかな、かなっ」

もう泣けてくるというか泣きたい。
しかもなんか先生の雰囲気が変わった。何これ。何の罰ゲーム?

「ぁ、そうなのかな、かな。
 じゃあ頑張ってだね、だね。きっと家族も先生のことを思ってるよだね、だね。」

即座の地雷撤去にかかった、投げやりに。

雪城 括流 > 「そうかな?でもひょーかこの時間に帰っても最近出かけてていないことも多いからね…。」

はー、とため息をつきつつ構ってもらえない愚痴をつらつらと。
なお実際構う頻度が低いかどうかは括流自身の見解にすぎませんので。

「じゃあちょっと無茶してみよう。
大丈夫、無茶すれば一時間くらいで終わると思うよ。そうすれば長丁場にもならない。
いいことだよね。」

さらりと言い返しながら、お茶を啜る。まだ暖かい。

雨宮 雫 > 「先生はスマホとか持ってないのかな。
 文明の利器は使わないと化石になるのだね……いや、無茶はそういう方向じゃないと思うかな、かな!

 先生はボクに何の恨みがあるというのか……!」

言いながら、新しいレポート用紙を取って、シャーペンを片手に。
ええと、何書けばいいんだっけ?
あと、ひょーかって誰だよ。何の評価だよ。

「腱鞘炎になっちゃう……えぐえぐだね、だね。
 ボクこのレポート出したことあったかなぁ……かな、かな。」

いえ、多分出したこと無いです。

雪城 括流 > 「スマホ持ってるけど、連絡先交換してもいいの?」

お茶をソーサーに戻すと。
中空に魔法陣を展開し、そこからするりと薄型軽量スマートフォンを取り出してみせる。
でも呼び出し可能にされると何かとあれかもしれません?まあ保健課に登録してたらすでに意味は無いけど。

「腱鞘炎くらいなら治してあげようか。
…たしか、一度あったかどうか…。」

やはりないのでは。
保健課らしい活動内容とか、研究結果とかかくやつですきっと。
たぶんお姉ちゃんが落第街にいったときとか、そう言う出動のあとに提出されてそう。

雨宮 雫 > 「………………まぁ。折角だから?しようかな、かな。」

先生との個人的連絡先。
まあメリットも多いはず、主目的としても問題ない。

じゃあ、と連絡先交換モードにしてスマホを寄せる。

「いや自分で治せるけど、そういうんじゃないかなっ
 ああもうコレ絶対分かって言ってるかな、かな。」

活動内容。
最近、保健室に来た生徒のこと。

実験も兼ねて処方した(ちゃんと登録した)漢方薬のその後とか、思い出してツラツラ書いていく。
やる気の出ないレポートよりは余程、手は動く。

東洋薬学的なレポートは保険課の中でも珍しいかもしれない?

雪城 括流 > 「じゃあ連絡先交換しておくよ。」

レポートに忙しい彼からスマホを受け取って、たたたっと連絡先を相互に登録する。
保健課カテゴリの生徒たちの電話帳の中に雨宮、の名前がぽんと追加された。

「だよね。
一応治癒魔術で疲労回復とかやる気とかに影響もするはずだけど。
…それよりここで見ているほうがよく効く薬じゃないかな。」

それまでやっていたレポートについてもできればみていてやりたいとは思うものの、
さすがにそこまではでしゃばりだろう。
適当にメニューを見直しながら、レポートの手が進むのを見守って。

雨宮 雫 > 「はーい、美人の保険の先生の連絡先、ゲットかなーかなー。」

かなり棒読みの感情の篭った声だった。
チラっとだけスマホを見て、すぐにレポート用紙に視線を戻す。

・似たような効果を持つ西洋医学の薬との比較
・患者への負荷、費用、効果の程
・農業区に畑が欲しいので都合つけてください

などなど。

「せんせーが生徒に厳しい……
 ところでセンセー、保険課の所属カードの星を金にしたいのだけど。
 どうすればいいかな、かな。試験とかあったっけかな、かな。」

雪城 括流 > 「うーん、その台詞にもさっきの無茶ないい訳くらいの情熱がほしかったかな。
こっちの外見についてはそれほど気にしてはいないけど。」

さらりと言い返しながらこちらもスマホを中空に戻す。

メニューに目を通してはいるが、どうにもパフェの類は味はともかく、冷たさが相性が悪い。
しかし甘味はそう言うものが多いわけで、悩ましい。
そんなメニューに悩みつつ答えながら、ふと窓の外に目をやって―――

「金は医療技術なら医者相応の資格があることを証明できればとれるよ。
となると必要になるのは…単位だね。そのレポートみたいな…

あっ。」

がたっ、と少し腰が浮く。
どうやらなにか、知り合いを見つけたような顔をしていた。

なお一応僧侶とか、魔術系の判定もあるので試験や実績でも十分取れるだろう。
そういう実力があることを証明さえできればいいのだ。

「…えっと、ちょっと急用ができて出るね。
追加のレポート用紙はいるかな。」

少し慌てているようで。
さきほどスマホを取り出したのとおなじ中空の魔法陣からどさどさっ、と保健課形式のレポート用紙をさらに追加した。
流石に全部書け、というつもりではないのだろうが…。

雨宮 雫 > 「あぁ、じゃあボク取れるかも……外科手術とかよゆーの……

 ひぐぇ!?」

何で、レポート追加ナンデ!?
どさぁ と置かれた山にまた顔が ぐにゃあ と歪んだ。

「あぁ、はい、じゃあ、オツカレサマデシタ。」

何でいきなり慌て始めたのかは分からないが。
家族が男でも連れて歩いてたのだろうか、ホテルの方向にでも向かったとでもいうのだろうか。

「また保健室でー……」

雪城 括流 > 「もし足りなくなったら出そうと思ってた分だから、使わなかったら後で返しておいてね。
ちゃんとその用事も含めてレポートを保健課に出しておいて。」

テーブルのレシートをするりと抜き取ってレジへと向かう。
ここの代金は括流が支払っておいてくれるようだ。

「またあとでスマホで連絡するよ。
うん、保健室でね。」

ちらり、と今書いている分のレポートに目をやって、ちくりと釘を刺した。
それくらいは提出して欲しいのだろう。まあ監視の目はこれからなくなるわけだけど。

保健室で、の言葉に苦笑しながらこたえ、ファミレスをでてツインテールの後姿を追いかける。
店員が残った飲みかけのお茶のカップを盆に載せて、そっと片付けていった。

雨宮 雫 > 「言われなくてもこんなにレポート書いたら手首がバカになるかな、かな。
 もー、本当、運が悪かった……   ううう。」

しかしまぁ、これを出さなかったら次は補習部屋にでも放り込まれかねない。
仕方なく、紅茶をずずずーっと啜りながらレポートを、レポートを……

「こっちは代行でいっか、だね、だね。」

メインにやってた方は、監視が居なくなったので代行生徒を探しました。
諭吉の印刷された長方形の紙を何枚か渡すことで完成したそうな。

あ、保険課のレポートはちゃんと提出したそうで。

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から雪城 括流さんが去りました。
雨宮 雫 > 色々全部片付いたのは、それから2時間後くらいだった、とのこと。
ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から雨宮 雫さんが去りました。