2017/09/24 のログ
真乃真 > 「ああ、ありがとう!一人でファミレスは落ち着かないしね!
 えーと…おいしそうだねそれ…。
 彼と一緒のケーキを…!はい、セットで!」

席に着くなり、メニューを開いてそのままの流れで注文する。
甘いものは結構好きだ。うん、悪くない!

「確か鉄の何か出す異能だっけ?まあ、異能は持ってるなら使いたいよね。
 …前線の人でもねピンキリだけどね。
 落第街とかでの危ない任務に就く人でなけりゃそこまで力も要らないし…。」

自分の頃の先輩を思い出す。凄い人達がいたな…。
あの頃は凄かった色んな意味で…。

「風紀委員はこの島の平和の要だからね。
 やりがいはある仕事だよね!」

神代 理央 > 「ええ。鉄の塊に砲塔がついたような化物を召喚する異能です。基本的に最前線で近接戦をする能力では無いので、後ろから撃つだけの地味なものですが」

そう言えば、彼には自分の異能をきちんと説明していなかった。あの時は委員会に所属していなかった事。自身の異能を他者に話す事にまだ多少の抵抗があった事もある。
今でも大っぴらに話すのは憚られるが…彼になら、別に構わないだろう。

「そうですね。島の治安を守るという仕事にはとてもやりがいを感じています。まだ新参者ですので、早く先輩方、同僚の皆さんのお役に立ちたいものです」

彼のように正義感の強そうな人間に偽りの善性を語るのは些か心苦しいものがある。
とはいえ、風紀委員の仕事にやりがいを感じていることも、任務に精を出していることも事実。取り敢えず嘘はつかず多くは語らず、ニッコリと笑みを浮かべて頷いてみせた。

真乃真 > 「思ってたよりガチガチした感じの異能だね。
 砲塔のついた化物って…相手を傷つけないコントロールが難しそうだ。」

思っていたよりも攻撃的な異能の様だった。
というかそれで相手を傷つけないのは難しい気がする学生街とかでは使えなさそうだ…。

「神代君はいい子だな!何事も慣れだよ!
 まあ、自分から志願でもしなけりゃ初めの内はそこまで危ないところには行かされないだろうし…。」

基本的には学生街とか、行って歓楽街くらいまでだろうか?
そこら辺のパトロールがメインだろう。

「頑張りなよ!…そういえば委員会以外はどんな感じなんだい?
 仲良い人とかできた?」

神代 理央 > 「…まあ、正直なところ少数との戦いや学生街での戦闘には向きませんね。見栄えもあまり良くないので、風紀委員の風評も考慮しなければなりませんしね」

彼の言葉に頷きながら、苦笑いと溜息を入り混ぜた複雑な表情を浮かべる。
治安を守る風紀委員、というよりは大分悪役めいた異能である事には自覚がある。

「…ええ、まあ、そうですね。正直肉体能力や近接戦闘には自信がありませんので、そういった危険地域での活動には十分注意しようと思っています」

思い切り志願して思い切り落第街やらスラム街での任務に参加しているが、流石にそれを口に出す事は控えた。
風紀委員の中でも大分治安維持に熱心な――要するに、戦いに飢えた過激な――先輩方に接近し、無遠慮な殲滅戦を行っている事も、勿論黙っている。
それ故に、若干気まずそうな表情を浮かべる事にはなるのだが。

「……んー、そうですね。顔見知りと言って良い人は何人か。人付き合いが余り得意な方では無いので、これからの課題と言っても良いかもしれません。ただ、良い同僚には恵まれました」

ふと思い返せば、風紀委員の同僚である4足歩行の彼以外は、大概襲われたか若干後ろ暗い隠し事をしているか、である。
自身のコミュニケーション能力に些か自信を失いつつ、何とか笑顔を維持して答えた。

真乃真 > 「風評、風評か…風紀委員の評判とか油断してたら一瞬で落ちるからなあ…。
 まあ、でも人を守るために使っていれば見た目とか関係ないと僕は思う。
 …実際そういうわけにもいかないんだけどね。」

幾ら正しくても、幾ら人を助けていたとしても人からの評判というものは下がる。
思ってもみない方向から下がっていく。
…分かる人がわかればいいのだ。

「あー、どうしても行くなら、二人行動だね。
 どんな異能や魔術があるかも分からないんだし近接戦闘に自信があっても一人は控えた方が良い。
 …本当に危ないからね。絶対だよ?」

真剣な表情を浮かべて念を押すように言う。
その、気まずそうな表情から何かを感じたのかもしれない。

「そうか!いい同僚がいるのは良い事だ!
 顔見知りもいるって事は前会った時よりも成長してるってことだ!
 それにしても人見知りか…僕にはアドバイスのしようがないな…。
 いきなり、僕みたいに振る舞うのは流石にハードル高いしな…。」

真は人見知りとはあまりに違いすぎている。対極と言っても過言ではない。
どうすれば治るのかさえ想像できない

神代 理央 > 「だからこそ、異能を使用する際はなるべく後方に。此方の召喚物が見えないと判断出来る距離からの支援にとどめています。最前線の花形は、私には些か荷が重いですしね」

此れは嘘偽りのない事実。落第街やスラム街での任務の際は、最前線に立つことは殆ど無い。敵からすれば、必死に風紀委員と戦っている最中、根拠地に何処かからか砲弾が降り注ぐという悪夢になっていることだろう。
異能の醜悪さもあるが、戦いに寄って自身が目立つ事はなるべく控えている。風紀委員の風評低下や、自身の特定に繋がる事は無い…筈だ。

「…分かりました。もとより個人対個人の戦闘には全く自信がありませんし、単独行動は控える様にします。私も、まだ死にたくありませんしね」

若干間が空いたものの、彼の言葉に頷いて同意の言葉を告げる。
既に単独行動で違反部活のアジトに砲撃を行ったりしているが…まあ、バレていなければ良いだろうと諦観地味た溜息を零す。

「こればかりは、私自身が解決すべき問題ですから。先輩は余り気になさらないで下さい。寧ろ、そこまで悩まれると私が困ってしまいます」

友人関係の構築が困難な理由の一つに、己の猫かぶりがあることは重々承知している。
とはいえ、今更それを治す事も、本性を見せて振る舞うのも中々難しい。悩ましげな様子を見せる彼に、困った様な笑みと共に首を振ってみせるだろう。

真乃真 > ケーキが来た!それをフォークで大胆に崩していく。
…一口がかなり大きい。

「…そう?それならいいんだけど…。
 そういうのってみつかったら特に恨まれそうな感じするからなあ…。」

スナイパーとかが捕まったらその扱いは酷いらしい。
まあ、見つかってないなら問題はないだろうけど…。

「ああ、人が怪我するのは嫌だからね…信じてるよ。」

笑みを浮かべてそういう風に言う。

「まあ、前も言ったけど神代くんなら大丈夫さ。
 何回も話してたら慣れてきっと仲良い人も増えるだろうし!」

カフェオレを口に運ぶ。
やはり、甘いものにはこういうのが良い。
そう人見知りであるならば先に知り合いになればいいのだ!まさに発想の転換!

神代 理央 > 此方は最後の一口を食べ終え、残ったカフェオレで喉を潤しているところ。豪快な食べ方だなあと彼に視線を向ける。


「…自覚はしています。まあ、派手に活動している訳でも無いですし、危ない事はしないつもりです」

実際のところ派手に動いてはいるが、戦場で名乗りを上げる事も、自身の戦果を誇る事もしない。
名誉や栄華は他者に譲り、自分は組織の為に戦う。それ故に、違反部活群やら違法組織に狙われている事は無い…筈だ。

「だと良いんですが…。何か部活動に参加してみるのも一つの手段かなとは思っています。何処に所属するかは、未だ決め兼ねてはいますが」

実際、彼の言には一理どころか万里ある。
特定の相手と何回も話す為には、同じコミュニティに所属し仲を深めるのが一番。今日勧誘された部活動は概ね断るつもりだが、何処かに所属することは真面目に考えるべきかもしれない。

そんな平和な時間。久し振りに学生らしい会話を楽しんでいた矢先、ポケットに入れていた携帯端末が振動を伝える。
この端末が鳴るのは実家からの連絡事項。前回の報告で此方から依頼した事の結果か中間報告だろう。
無遠慮な振動音に深い溜息を吐き出すと、彼に向き直り―

「……すみません。急用が入ってしまいました。名残惜しいですが、今日はお暇させて頂きます。此処の代金は払っておきますから、先輩はゆっくりなさって下さい。……その、もし良ければ、今度部活動の話も聞かせて貰えれば…いや、すいません。突然ご迷惑でしたね。それでは、失礼します」

最後に少しだけ彼を頼る様な事を口走ったのは、彼の真っ直ぐ過ぎる精神に影響されてしまったのだろうか。
直ぐに己の発言を取り消して、ふるふると首を振った。
そうして椅子から立ち上がり一礼すると、伝票を手にとってレジへと進み、会計を済ませて店から立ち去っていった。
久し振りに得た学生らしい時間。先輩との穏やかな会話を邪魔された事に気分を害し、気分を害した事自分自身に驚きを感じながら―

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から神代 理央さんが去りました。
真乃真 > 「風紀委員は風紀委員であるというだけで目立つからね。
 風紀委員ていうだけで…理不尽に恨みを買う事もあるだろうさ…。」

風紀委員に敵は多い。
風紀委員というだけで無駄に恨まれることもある。

「部活か!良いね!僕はあんまり詳しくないんだけどさ
 同じ活動を通じてはぐくまれる友情!良いな!」

うんうんと頷きながらいう。
部活か…結局どこにも入ってなかったな。

「急用か…なら仕方ないあっお金は大丈…ああありがとうじゃあ、せっかくだからごちそうになるよ。
 いいや!任せておくが良い!部活についても色々教えてあげるよ!
 遠慮はいらないぜ!僕に対して迷惑だなんて思う必要も無い!」

無駄にカッコ良いポーズでそんな風に言い切って見送る。
後輩が先輩を頼る事に何の問題があるというのだろう!迷惑な訳がない。

「部活か…特撮研究部意外詳しく知らないな…。
 調べるか!但しケーキを食べた後でな!!」

ご案内:「ファミレス「ニルヤカナヤ」」から真乃真さんが去りました。