2015/06/10 のログ
ご案内:「ロビー」にクラスカさんが現れました。
■騎士カミュー > とりあえず一つ、定番の京都土産…八つ橋からパッケージを破る。
なかに小分けのビニール袋がいくつか入っているので、そのうちの一つを開封し、ぱくり。
「んむ…もちもちで甘い。この香りは樹木のものか。不可思議な印象を菓子全体に与えている。
こちらは…花の香りでござるな。桜だったか。」
もぐもぐと、両手に八つ橋を持ちほおばって。
■クラスカ > のっしんぐうぃーびざせーい!
ゆべたっ てーいくまーそー!
(陽気に下手糞な前時代のユーロビートを口ずさみながら、上半身が裸の男子生徒がロビーの顔を出す)
(身体からは湯気が立ち昇っており、今から風呂から出ましたお次にどうぞ、と言外に語っている)
(まさか人がいるとは思わなかったようで、カミューを見つければ思わず)
イヤーッ!
(そんな悲鳴を上げてしまう)
おおおおおやかた男子寮に女の子が!?
■騎士カミュー > 「おうーっ!?んぐ、む、むぐぐ、ごくん。なんだ、魔襲か!」
八つ橋が喉に詰まりかけたのを何とか飲み込んで、叫びながら立ち上がる。
「…なんだなんだ、なにもないでござる。うん?どうしたでござるか、そこな生徒。」
周囲を見回して特に魔の気配はなく…やってきた半裸の男子生徒に目を向けた。
■クラスカ > (とりあえず後で気持ちよく体を吹こうと首から下げていたタオルを使い、皮膚に残る飛沫を拭き取る)
(やはり男子寮と言えど下着は浴場に持ち込むべきだ、と考えを改め直して、男子寮に相応しくない闖入者へ視線を向ける)
はい。
(やはりどう贔屓目に見ても、眼前の甲冑を纏った人物は女性である)
■騎士カミュー > 「とりあえず落ち着いたなら菓子でもどうでござる。
土産に買ってきたのに誰もいなくてがっかりしていたところなのだ。」
ずずいっと開けた八つ橋の袋をすすめてくる。
シンプルな味のものと、桜味のものの二種類だ。
「おっと、自己紹介もせねば。拙者は4年のカミューでござる。」
立ち上がると騎士らしい胸元に手を当てた姿勢で、規律正しく礼をした。
■クラスカ > 男子寮の子は、みんな元気がいいですからね。
この時間は、大方外で、「身体を動かしている」んでしょう。
(具体的に何をしている、とは言わない。闘技場で蛮勇を奮ったり、訓練をしたり、怪異の討伐に向かったり、そんなところ)
(八つ橋を珍しそうに手に取ると、鼻を近づけて匂いを嗅いでみる)
(故郷にはない、おそらく日本製の菓子。新たな出会いに心は躍る)
(「いただきます」と頭を下げ、鮮やかな桃色が包まれた袋を手にして、封を開け)
四……年……?
(固まっていたが、口に運んだ八つ橋を、取りあえず食むことにした)
一年生のクラスカです。先輩とも知らず、無礼な態度、申し訳ありませんでした。
■騎士カミュー > 「なあに、あっちこっち旅行にいったりで飾りだけの年数でござるよ。
同じ寮の仲間、気楽に接してくれてかまわんでござる。」
あっはっは、と笑ってその肩をばんばんと叩こうとする。
「そうかそうか、体を動かすのもまたよいことでござる。
騎士道には、そして魔を打ち払うにはまず体力!健全な心がけでござるな!」
ぐっ、とがっつぽーずしてみせるが、この体格ではあまり迫力は…。
「美味いか?いろいろと買ってきては見たのだが…。
まあ、さすがに全部我々だけで食うというわけにもいかんでござるな。」
バームクーヘンとか、煎餅とか、飴とか、和菓子とかいろいろと並べつつ。
■クラスカ > (菓子を頬張れば、口内にすべらかな舌触りの白餡の甘味が広がる)
(皮に練り込まれた桜の香りが鼻全体に通り、一噛みするたび包み込んだ春の陽気が解放されて)
(一つを食べ終わると、改めて頭を下げ、深い礼をした)
すいませんこんな恰好で。普段、この時間は寮に人が少ないもので、油断しているんです。
(先輩の前ではしたない格好を見せたこと、外見から先輩とは思わず侮った態度を取りかけたこと、いくつもの非礼を詫びながら)
一体何処行ってたんですかカミュー先輩。
ロビーに置いておけば、多分疲れた人たちが持っていきますよ。
(出てくる無数の甘味を見れば、ほぼどれもが目に新しい。手を出してみたい衝動に駆られたが、やめておいた)
ところで先輩、女性ですよね。ここ男子寮ですよ?
(とりあえずの疑問を、率直にぶつけてみる)
■騎士カミュー > 「いやー、ちょっと京都に入り浸っていてな。
拙者異能もないからちょっとした観光でなんとかいけたのでござる。」
ぱくり、と自身でも八つ橋をふたたび口にしながら。
「うん?ああ、拙者は男でござるよ。男子寮であるしな。」
うむ、と腕を組んで堂々と頷いた。
「そう…男でござる!」
…よく聞かれるのでそろそろ説明が面倒になってきていて勢いで押し通そうとしてるだけとかそういうことは…うん。まあ。
■クラスカ > そういえばこの八つ橋は、日本の京都の名産だったんですね。
(もう一つ、今後は普通の色の八つ橋を口に)
あまり生徒が島の内外を自由に出入りできる雰囲気がないんですけど、四年生になったら違うのかな。
それとも先輩が、実力を認められてるんでしょうか。
(会話しながらも、あの菓子も美味しそうだなあ、と視線はバームクーヘンへ)
……男ですか。
(少し考える。呪いだとか、単に女装趣味だとか、実は自分が男だと思い込んでいる女性だとか、とにかく幾つもの)
(先輩のプライドを傷つけない回答の仕方を)
ええ、男なら当然ですね。
(折れた。「そんなわきゃねー」と声を荒げても、先輩が男だと言い張る以上、生物学的に男なのだろうと自分を納得させて)
■騎士カミュー > 「そうなのでござる。…まあ、いずれ風呂で会えばいやでも納得もしよう。」
そのうち一緒に入る気らしい、嫌な予感のする一言で〆て。
「定番らしいから外せなくてな。八つ橋は多めに買ってきたのでござる。
出入りか…絶対に出来ん、というわけでもないようでござるが…。
外には外のルールがあるから、それが守れなければむずかしいだろうでござるな。
少なくとも外に超常や異能が存在しない、というわけではないでござる。」
うーん、と悩んで見せて。
「む、目が高いでござるな。バームクーヘン…我々で切ってしまうでござるか?
米粉の味わいと外側の和三盆のくちどけが絶妙な、ジャポンの名を冠するにふさわしい味わいでござる。」
にやりと微笑んで懐からナイフを取り出す。
■クラスカ > ああなんだ、それなら納得ですね。
(カミューの言葉に心の底から安堵し、唇の端を上げて笑顔を見せた)
(やっぱりこの人は少し体型が女性らしく、胸が張って腰がくびれていても男なんだと)
(案の定風呂場で起こった一悶着は、また別の機会に)
(普通に島の外から来た人間にしては不慣れそうな様子から、カミューが異世界の人間なのでは、という予想を立てる)
(しかしそんなことは些細なことだ。異邦人とはいえ、学園の四年生)
(先輩として敬うことへの障害にはならない)
ずっとこの島にいると、異能や超常に慣れてしまいますよね。
修学旅行とか聞かないけど、どうするんだろう。絶対混乱招きますよね。
(目当ての菓子に眼の色を変えガタリ、と立ち上がる)
(銀髪の奥に隠されたブルーの瞳が爛々と、新たな得物を待ち構え輝く)
……失礼しました、つい気が逸って。
■騎士カミュー > 「4年制であるから、制度としては日本の大学に近いのではないでござるか?
それより若くして学べば年数を増やして、という形になっているから修学旅行がない、とはいえないでござるが。幼年からならば一度はさせたいであるしな…。
ある程度まとまって旅行、年齢層があえば…やはり式典委員会の担当ではないかと思うでござる。」
学園のシステムについてはなれた様子で説明する。修学旅行…あるのだろうか。
「うむ、ならば切ろう。京都北山の洋菓子店の一品。
拙者にとっても一押しのうちのひとつよ。」
箱のなかに恭しくはいったそれをナイフですっと切り分けて、
男らしく手づかみでとれ、と言わんばかりに差し出してくる。
■クラスカ > ふむふむ。企画事は式典委員会の胸元一つ、と。
でも式典が表立って活動してる場面を見たことないんですよね。
わざわざ動かなくても、他の委員会とか部活が勝手に音頭取って回してることが多いイメージです。
入学式とか式典が仕切ってたのかな?途中入学組なもので、どうにも。
―では。
(任侠の世界では誓いの杯を受け取ることで、義兄弟の契りを交わすという)
(僅か短い間ではあったが、主に菓子の餌付けが功を奏したおかげで)
(この先輩の背中についていこう、という忠犬的な精神が刷り込まれたのだった)
(ただの一切れのバームクーヘンは、その証左)
いただきます。
■騎士カミュー > 「というか、あそこが運営せねばさすがに旅行など回らんと思うでござる。
企画は立法の生徒会かもしれんが…。」
式典の動きはよくわからない。裏方だからというのもあるが。
「うむ、では拙者も。
しっとりとした普通のバームクーヘンとは違う食感、解ける層の表面は和三盆ではかなく溶けて
それでいてくどくもなく絶妙な甘さが後を引く…。美味いでござる。」
うむ。とひとつうなずいて。
■クラスカ > 式典が「修学旅行ですさあ異世界に行きましょう」とか言い出したら、流石に引きますよ。
でも、そうなりかねないのがこの学園だからなあ。
(青い瞳を細める。入学してから訪れた数々の奇妙と理不尽と、どこにでも落ちていそうな学園と日常の日々を思い出しながら)
(円環状の一部から取り除かれた一切れを、大きく口を開いて咀嚼する)
(通常のスポンジ状のバームクーヘンとは異なる甘味の強さは、弾力性の高いなめらかさとよくマッチして)
(日本の文化にもう少しクラスカが精通していれば「餅っぽい」との感想を贈ったことだろう)
(クラスカは言葉は発せず、しかし期待に添う味であることを、二度の頷きで示した)
■騎士カミュー > 「………さすがにそれですんなり行く気分にはならないでござるが、
10歳前後の生徒ならあっさり付いていきそうで不安になるでござる。」
なにやら想像してしまって首を振る。ちょっと怪しい新興宗教みたいだ…などと思いつつ。
「うむ…残り半分、食べてしまうといい。
全員にはいきわたらんし…証拠隠滅、というやつでござる。」
ぺろりと半分を食べてしまうと、箱をクラスカのほうにおしやった。
残りの菓子もそのままに、振り返ってソファーに一度置いた荷物を片付け始める。
■クラスカ > 逆に異界とか面白そうじゃん行こうぜって乗り気になりそうな生徒が多そうですよぅ。
(「僕は留守番します」と付け加え)
先輩いなかったから知らないでしょうけど、こないだドラゴンが出たんですよ、ドラゴン。
あの時も我先にと防衛に出た生徒が多くて、血の気の多いのばかりなんだなって。
え、いいんですか!じゃあ遠慮なく。
(きょろきょろ、周囲に人がいないことを確認して)
(箱を両手で抱え受け取ると、顔の筋肉を緩ませ、破顔一笑)
どうも、ありがとうございました。
それとすいません、挨拶が僕一人になっちゃいますけど。
(表情を引き締める。たるんだ頬が元に戻り、口を一文字にしぼり)
男子寮へお帰りなさい、カミュー先輩。
それでは、僕は部屋でじっくりと!このバームクーヘンを、堪能させてもらいます!
イヤッフー!
(菓子箱を両手に掲げると、くるくる回りながら個室へと続く通路の出入り口へ、身体を滑り込ませた)
ご案内:「ロビー」からクラスカさんが去りました。
ご案内:「ロビー」にクラスカさんが現れました。
ご案内:「ロビー」からクラスカさんが去りました。
■騎士カミュー > 「ううむもっともでござるな。
血の気の多い連中でドラゴン狩り旅行…ありそうでなんともいえないでござる。」
掲示も物騒なものばっかりだったし、今年の初めはいったいどうなっているのか、と首を捻る。
…クラスカの挨拶には一瞬きょとんとして。
そのあと意味に気づくと、ふわりと微笑んだ。
「……ありがとう、ただいま。」
お菓子を持ち帰る様子に苦笑して、こちらも荷物を部屋に片付けるため立ち上がる。
今年も退屈しなさそうだ…なんて、思いながら。
ご案内:「ロビー」から騎士カミューさんが去りました。
ご案内:「ロビー」にミズキさんが現れました。
ご案内:「ロビー」からミズキさんが去りました。
ご案内:「ロビー」にミズキさんが現れました。
■ミズキ > 一人の青年が、ロビーへと訪れ、自販機の前へとやってくる。
「…朝は、やっぱりこれですね。」
自販機にコインを入れ、微糖と書かれた缶コーヒーのボタンを押す。
■ミズキ > ガコン!ちゃりん、ちゃりん。
出てきた缶コーヒーとお釣りを取出し、適当な椅子に腰かける。
「よい、しょっと。」
椅子に腰かけ、カチッ、と缶コーヒーの缶を開けた。
■ミズキ > 「ごく、ごく、ごく…ぷは。」
缶コーヒーの味を楽しみながら、窓の外を見る。
「ふふ、今日はいい天気ですね。
たまには外でお昼ご飯もいいかな?」
■ミズキ > お昼は何を食べよう。どこで食べようかな、などと考えながら
空になった缶コーヒーをゴミ箱に放り込み、
「ん、よしっ…と!眠気も取んだし、そろそろ行きましょうか。」
大きく伸びをした後、青年はロビーを後にした。
ご案内:「ロビー」からミズキさんが去りました。