2015/06/16 のログ
ご案内:「食堂」に崎守 鐡さんが現れました。
崎守 鐡 > ……ねむい……でも、腹減った……

フラフラと、食堂に向かう。
片手にはインスタント焼きそばが握られている。

そして、今回ばっかりはめんどくさかったのか
いつものロングコートが無かった。完全にメカだった。
一応なにか適当に羽織ってるようだが。そのまま部屋から来ました、という。
……凝りたんじゃなかったのか。

崎守 鐡 > 「……えーと、これ何分だっけ」
……よく見ると側面ではなく底面を見ている。

よく見なくても半分寝ぼけているようだ。
やかんでお湯を用意する程度の判断力は残されているようだが、
………底面を少々長めに見つめた後に、側面をようやく見ている。

崎守 鐡 > 「……そだった、こっちだった」
お湯が出来るまでの間にべりべりと包装を剥がしつつも、ようやく時間の記述に気付いている。

「…えーと、ソース、どこだっけ………」
がさごそと漁る。…………剥いた包装を。


このまま誰かが来たらきっと変な光景を目撃されるだろう。

崎守 鐡 > ………そんなこんなで、湯が湧く。

ソースやらなんやらは剥いた包装と格闘が終わった後に
麺の上に乗っかっていたことに気付いたらしい。

ソースやらなんやらをどかして、湯だけ注ぐ。
「えーと、………分、だっけ……」
やかんをその間に片付けているが、蓋やらソースの方は何も面白みが無かった。

そのまま片付けを終えて、焼きそば(待機中)の前に戻ると、そのまま、うつらうつらし始めた………

このメカいの、このまま食堂で朝を迎える気じゃなかろうな。

崎守 鐡 > …………規定時間。

なんとか起きていたようだ。
寝ぼけたまま湯切りを始める……が
「ならなきゃ……いい、か、なぁ……んぐぅ……」

ベコン

と、案の定よくある盛大な音が聞こえた。

崎守 鐡 > 「……んがっ!?」

真夜中に盛大に叫んだ。連鎖地味てるのか、なんというか。

だばぁはしなかったものの容器が強めに握られてしまっている。
……というか、だばぁしそうだ。

崎守 鐡 > 「………あっ」
そのまま叫んだ事実に気づきつつ、辺りを見回す………

「だれも、いない、よ、なぁ………」


だばぁはまだ、ぎりぎりのラインで回避されているものの、
それ以前に蓋と容器が大丈夫なのかも問題になって気がする。

崎守 鐡 > 「………今の内に、食べて、逃げる、かなぁ」
寝ぼけはだいぶとれてきた模様だが、格好の事は既に忘れているようだ。

容器はなんとか耐え切ってくれたが、握りしめられた後が生々しい。
底面が綺麗なアーチを描いている。

崎守 鐡 > 蓋を取るとインスタント麺特有の臭いがする。
ソースをだいぶ目覚めかけた頭を動かしながら湯切りした麺に掛けて、混ぜて。
……完全にインスタント焼きそばの臭いが広がり始めた。

「……そういえば、なんで腹減ったんだっけ、夕飯食べ過ごしたからだっけ……」
青のりをかけ、箸を割って、ずるずると啜り始める。

夜食じゃなかった。夕飯(遅すぎる)だった。

崎守 鐡 > 時たま入り口やらを見遣る。
「………流石に、ここまで来れば誰も来ないだろ……」

ずるずると真夜中の食堂に麺を啜る音が聴こえる。
このまま食いきって、逃げれれば、誰にも見つからずに、
この特盛ペ●ングを完食出来るだろうとか、そんなことを考えていた。

崎守 鐡 > 「……よし、来ない」
ずるずると特盛の半分(要するに通常サイズ1つ分)まで食べきる。
それでも夕飯抜きの代償を埋めきれるわけでもなく、そのまま残り半分まで手を伸ばす。

誰も来ないことが幸せなのか、不幸なのか。
孤独なグルメにしては些か寂しすぎるが。

崎守 鐡 > 「………ごちそうさまでした」

ついに任務は達成された。大きな代償(ベコン)を伴ったが。
……きっと真夜中に誰かが何かを食っていたことぐらいは気づかれそうだが。

「……証拠、隠滅、しようか……できる範囲で」
意味はあるのだろうか。

ベコンした後の流しに申し訳程度に水を掛け(意味があるのかは全く持って知らない)
ゴミは食後のもの全て纏めて整理し(部屋に持ち帰るつもりのようだ)
机の食事の痕跡を吹いて元に戻し(立つ鳥ではないが後を濁さず)

………ゴミだけ抱えて食堂の出口に向かった……。

ご案内:「食堂」から崎守 鐡さんが去りました。