2015/07/01 のログ
ご案内:「ロビー」に鈴成静佳さんが現れました。
鈴成静佳 > (静佳さんの男子寮潜入作戦ももはやこれで3回目。まるで我が家か女子寮であるかのように、ロビーのソファに腰を沈める)
(手には炭酸グレープジュースのボトル。半分ほど飲んでしまったそれを手持ち無沙汰に揺らしながら、ロビー内をきょろきょろ)

(とはいえ、これまでのように油断しきった様子はない)
(以前来た時に遭遇した男子に、「無理やりトラウマを発掘される」という最悪級にひどい目に合わされたのだ)
(その男子はすでに死んだ、という噂がある。しかし確証はない。それを確かめる意図もあっての来訪である。)

(……もう一つの目的は、期末試験にてんやわんやする男子を観察するというものであるが)

ご案内:「ロビー」に日恵野ビアトリクスさんが現れました。
日恵野ビアトリクス > 階段を降りてくる、スカートを穿いた人影。
試験のおさらいも済んだので軽く休憩をしようと降りてきたのだが……
きょろきょろしている不審な存在を見つける。

「……あんな奴、この寮にいたっけか」

彼とて入寮者のすべてを把握しているわけではないが……
なんともいえない違和感を覚える。

鈴成静佳 > ゲェェ~ップ。……おっと。
(胃に溜まった炭酸が喉を鳴らしてしまう。慌てて口を抑え、周囲を見回して気付かれていないことを察すると、また平然と背を伸ばす)
(非常にはしたないが、「おっと」の声はたしかに女声)

(そしてまた、ボトルのジュースに口を付けて、こくこくと飲み下す)
(その間も視線は周囲に向けている。暗視ゴーグルを着けてるような人影が現れたら即座に瞬間移動で逃げる腹積もりだ)
(……そして、階段にいるスカート姿が目に入る)

………??
(目が合うかも)

日恵野ビアトリクス > 「…………」
目が合えば、無表情に軽く手を挙げて応じる。
そうしてつかつかと近寄り、無遠慮に不審人物を観察する。
上下ジャージに包まれた身体のラインを検分。

「…………ここは・女子寮では・ありません」
低い声で無機質に告げる。

鈴成静佳 > うん、知ってるよ? 男子寮。おじゃましております!
(にっこりと微笑んで返答。接近に警戒する様子も、悪びれるそぶりもない)

(そうしながら、静佳も相手を無遠慮に見分。シルエットは同年代の男子にしては細身すぎるが、静佳の経験値は欺けない)
……ふぅん、君「も」女装趣味なのかな?
多いねぇ、この寮。そんなカッコで中歩いてると、周りの子がほっとかないんじゃないの~?
(褒め言葉のつもり)

アタシは1年の鈴成静佳。君は?

日恵野ビアトリクス > 「あ、そう……」
あまりにも堂々とした態度の不審女子にいろいろと呆れ諦め、
自販機で紅茶を買って自分もソファに座る。
女子が男子寮に侵入していようと、ビアトリクスとしては別に困りはしない。

本人は厳密には“女装”しているつもりはないが、
説明するのも面倒なので沈黙でそれを肯定する。
「多い、って言っても多分二人か三人ぐらいだろ。
 絶対数としては明らかに少ないだろ。
 ……少なくとも今のところ、男子生徒に迫られたことはないな。
 男性だってことは隠してないし」
男に迫ったことはあるけどな、とは言わない。

「ぼくは一年の日恵野ビアトリクス。
 ……鈴成はなんでまた男子寮なんかに?」
質問してはみたが、ろくな答えが返ってくる気がしない。

鈴成静佳 > ビアトリクス君ね、よろしく!
(白い歯を見せて微笑む)

いやー、男の園である男子寮で女装ってなかなか度胸あるなぁって思うよ、アタシは。
女子寮に潜入するとかならわかるけどね。ま、何事もないならいいッスけどー。
(ソファに座るその少年の姿を改めて眺める。たしかに、どこかちぐはぐで、これまでに見た女装っ子に比べれば洗練されているとは言いがたいか)

理由、ね。単なる暇つぶしや、男子どもの生活風景や行動の観察……ってところだけど。
一応保健委員だし、保健課は生活委員会の下部組織だからねぇ、男子寮の設備とかも見とかなきゃなって思うの。
明らかに女子寮より色々劣ってるもん。問題が多いようなら意見を出したほうがいいかなーって。
(昨日海岸で会った男子……九郎くんを思い出す。結構背中が凝っていた)
ビアトリクス君も女子寮行ってみなよ。差がすごいからさ。

日恵野ビアトリクス > 「こんなものは女装とは言わないよ。単にスカートを穿いただけだ。
 本気でやるならコルセット巻いて胸に詰め物して化粧してウィッグを被ったりする」
いつものように、不機嫌そうにそう言って紅茶の缶のプルタブを開ける。

「ま、慣れだよ。慣れ。一週間もすりゃみんな飽きるしな。
 常世学園が男子校だったら確かに怖いかもしれないが、
 別にそういうわけでもないだろ?」

「……というか、その理屈でいえば
 男子寮に潜入する女子のほうがよっぽど度胸あるだろ」
襲われたって文句言えないぞ、と呆れたように。

「ああ……格差はあるらしいな。不満がないわけじゃないが、
 別にぼく個人としては文句はないな。そういうもんだろ?」
女子寮行ってみなよ、という提案にはないわー、と手を振って拒否。
「何が悲しくてわざわざ不法侵入せにゃならんのだ」

鈴成静佳 > 不法侵入? 別に男子が女子寮の共用部に上がり込んだり、その逆やったりは法律には違反してないんじゃなーい?(実際どうかはわからない)
さすがに鍵のかかった部屋に入るとかは問題だけどさ。
アタシはねー、まぁ度胸もなくはないけど。危なくなったらすぐ逃げられるからね。自慢の魔術でね、こう……。
(……と、静佳の身体の輪郭がにわかに揺らめく。次の瞬間には、静佳はビアトリクスさんのすぐ隣に座っていた。瞬間移動である)
逃げるのは得意なの。フフッ!

……ふぅん、女装じゃないんだ。(隣に来た静佳は改めてビアトリクスさんの装いを観察。鼻がひくひく動き、匂いを嗅いでいるようだ)
じゃあなんでそんな格好を? ……あ、いや言いたくなければ言わなくていいよ? うん。
あとその口ぶりだと、「本気の女装」もたまにはやってるって感じだね。
本気で女装してきたら、女子寮に潜入する手助けをアタシがしてやってもいいッスよ? きっと楽しいッスよ?
(悪戯心にあふれた邪悪な笑み)