2016/05/11 のログ
ご案内:「食堂」に相楽 満さんが現れました。
相楽 満 > 大量のそうめんを買ってきた。
デカい鍋を目の前で煮え立たせてある。

「っしゃー、やるぜやるぜ!」

ちょっと前からの夢だった、特定の食べ物のドカ食いを試す時が来たのだ。

もともとはケーキとかたこ焼きとかで実行したかったが、苦学生の身分ではどうしようもなかった。

相楽 満 > 「いやいや、そうめんも美味いし」

ばらりとそうめんを入れる。
焦げ付かないように底から回してしっかり湯がいていく。

「けっこー難しいな……」

真面目な顔でゆがいていく。
そうめんを茹でるのは初めてだが、その作業がこれほどのものとは思っていなかった。
湯気がすごい暑い。

相楽 満 > 茹で茹で。
しばらく茹でて、麺の透明感が出てきたあたりで引き上げる。
しかし微妙に引き上げるのが早かったか、すこしだけ芯がある気がする。

「もーちょいか……」

失敗は成功の母。
次のそうめんを投入し、さらに湯がいていく。

相楽 満 > 次はちょっと遅かった。
くたっとしすぎていて、どう見ても歯ごたえがない。

「……やべー、そうめん奥が深い」

ごくりと喉を鳴らしながら、大量の湯気を浴びて溢れてきた汗をぬぐう。
世のお母さん方、すごいぜ。
などと心の中で呟きながら、次から次へと投入しては引き上げていく。

試行錯誤6回目。

「お、これいいんじゃねーの?」

引き上げたそうめんは、素晴らしい透明感であった。
菜箸で掴んでも千切れないコシを残しつつの出来栄えである。

相楽 満 > そこからは体感でその茹で加減を再現していく。
茹であがった大量の面をガンガンざるに投下していく。

最終的に計六十束のそうめんが全部茹であがった。
水をぶっかけながら、そうめんを冷やしていく。

「ってあっちー!!!」

そうめんの中の方がだいぶ熱かったらしい。
思わず手を離してふーふーしてしまう。
その手を水にかければもっと楽なのに。

でもざるは手放してないあたりがパワーである。

「あちち、これすげー……あっつ!」

水で冷やしていく。
全体的に冷えたら、今度はざるの下に水受け皿を用意して、ざるの上に大量の氷を投入。

相楽 満 > 「よーし、出来たー!」

デカいお椀にめんつゆをブチ込み、ちょっとだけ水で薄めたら、そこにワサビを投入してかき混ぜる。

「それじゃ、いただきまーす」

箸で一束掴み、めんつゆに入れて引き上げる。
だしのいい香りを堪能してから、ぞぼぼぼぼと吸い込む。
もぐもぐごっくん。

「美味い!!!」

テーレッテレー。
なかなかの歯ごたえとのど越し。
自分で頑張ってよかったと思いながら、次々に吸い込んでいく。

あっという間に六十束のそうめんが胃袋に収まった。

相楽 満 > げふ、とげっぷをひとつ。周りに誰も居ないからね。
食事を終えたが、まだ片付けが待っている。
ちょっとぬるぬるする鍋を洗って返さないといけない。

「……しかもそうめんってすぐ消化しちゃうんだよな」

多分夕飯前には空腹になっているだろう。
その時はその時だ、また何か食べよう。と思いながら。

「よし、片付けすっかー」

たわしを用意して腕まくり。
気合十分、お片付けの時間だ。

ご案内:「食堂」から相楽 満さんが去りました。