2016/05/24 のログ
ご案内:「ロビー」に柴木 香さんが現れました。
柴木 香 > きょろきょろ。とてとてとて。

豆柴一匹。
口には何やら本を咥えている。
なにやら煽情的なメイドさんが表紙の本。そのタイトルは「奉仕しちゃうぞ」である。
ぽふっ、と手近なソファに飛び乗り、本を落とす。

「わふー?」

ぺしーん。器用に爪を引っ掛けて表紙をめくる。
めくったらメイド服が脱げてた。

「……わふー?」

ぺしーん、ぺしーん。
ぺしーん、ぺしーん。
ぺしーん、ぺしーん。ぺしーん、ぺしーん。
どんどんとめくっていく。――内容はお察しください。

柴木 香 > 要するにいやーんであはーんでうふーんな感じのアレである。
お願い察して。

「――くぅん?」

だが幸いにも犬に理解できる話じゃなかった。
ごく少数の人には不幸かもしれない。

柴木 香 > ぺしーんぺぺぺぺしーん。たしたし。

「――わふー……?」

最後までめくってしまった。
表紙も裏表紙も中身もメイドさん。メイドさん好きなら垂涎モノ?
結局なんとなく持ってきたもののよくわからない、という顔である。

柴木 香 > ぱく。

奉仕しちゃうぞの端っこを咥えなおして、きょろきょろ。
読んだ後は片づけるのが世の常である。

「――わふ。――」

ソファからぺちっとテーブルに飛び乗る。
その中央にデーン、と奉仕しちゃうぞを鎮座させる。――爪痕で程よく草臥れて、涎でべたべたになったものを。

「――わふっ♪」

満足げである。尻尾がぱたぱたと揺れている。

柴木 香 > ぺちっ、とテーブルから降りる。
もう読んだことなど忘れて、おなかすいたなー、などと考えている。

「わふー……」

尻尾ふりふり、廊下に戻っていく。
エロ本が他の人の目に触れた時のことは、またほかの話。

ご案内:「ロビー」から柴木 香さんが去りました。