2016/08/14 のログ
ご案内:「部屋」に伊織 六郎さんが現れました。
伊織 六郎 > ガランとした、良く言えば……いいようがないので、物がない室内の台所である。

色々と危うい場面もあったが、落第街のバイト代が入ったので珍しくもステーキ肉など購入してみたのであった。

伊織 六郎 > タマネギを1個、いや1個半くらい微塵切りにする。
細かく細かく、ザクザク、ザクザクと。

この時点でもうスゴイ目が痛いのだが、まぁ、そこは我慢。
この目が痛いのってゴーグルつけてても無駄だって話を聞いたことがあるのだが、本当なんだろうか?

鼻から入ってくるとかなんとか……?

まな板の上で包丁がトントントントントントントンと延々、部屋に響く。

「目ぇイッテー……
   くそー本当にコレだけはつれーなあ……」

伊織 六郎 > 山盛りになったタマネギはちょっと脇にどけておいて。
部屋にスゴイ、タマネギの匂いで一杯になったが……換気扇を回しておこう。

スイッチ音と共に、扇風機のような音と共に換気扇が回り始める。
タマネギの匂いを外へー外へー。

さて、そんでスーパーで買ったステーキ肉を取り出して。
まな板の上で筋切りする。
サークサーク、ザークザークと切れ目を入れてー入れてー。

「まだ目がイテェ……あぁ、貴重な水分が……」

まぁ、適当なんですけどね。
自分で食うもんだし。

伊織 六郎 > 筋切りしたステーキ肉を皿に戻して。
さっき山のように微塵切りにしたタマネギを上に乗せて埋めていく。

もうタマネギで見えなくなればいんじゃねえかな、って感じで埋めていく。

   ぁ、またちょっと目が痛い。

「こんなもん……かなぁ?
 多分、前はこれで美味かった  し。」

大体が記憶頼りであった。

伊織 六郎 > 30分位、放置するので手をよく洗って、ついでに顔も洗っておく。
水道代も安いのが学生寮のいいトコロであった。

お陰でやっと目が痛く無くなった。

待ってる間に、落第街の入り口で購入した凄く安いかつ、怪しいノートパソコンでネットでも見る。

何でも、トコトコ動画なるものが流行っているらしい、なんか自分で動作ったり、撮った動画とかをアップロードできるらしい。

「つーても異能や魔術で大体、作れるよなあ、これ……
 ゲームの実況くれーかなぁ……」

科学なんだか魔術なんだか、異能なんだか良く分からない動画よりはゲームの方が面白い。

何せ、自分でゲーム買う金は無いからな!

伊織 六郎 > 30分経った ので。
台所に戻って、タマネギをステーキ肉から取り除く。

取り出したステーキに肉に塩胡椒をt系統に、まぁ、適当に。
適量とか知らんので。

塩胡椒したら、フライパンを火にかけてー……バターを放り込んで溶かす。
そしたらさっきのタマネギの山を放り込んで炒める。
ゆっくり炒める。

このタマネギの焼ける匂いが大変、食欲をそそると個人的に思う。
きっと、換気扇から漏れる匂いもいい感じになっているだろう。

タマネギが飴色っぽくなったら、バターをもう一回入れて、肉を入れる。

ジュウゥという音と共にお腹もそりゃあ鳴る。
もうここで食ってしまいたい。

肉を裏表焼いて、しっかり焼いたら取り出して皿の上に。

「やべえもう、これ今、ここで食いたい……」

が、我慢。
凄い精神力を発揮して、我慢。

伊織 六郎 > フライパンに赤ワインを適当に……悪い意味で適当に混ぜてー。
肉汁をフライ返しでこそげながら煮詰める、グリグリ煮詰める。

煮詰めながら肉を焼く時に、一旦出しといたタマネギを戻し炒める。

炒めてる合間合間を縫って片栗粉を水に……まぁ適当に溶いて。
醤油と一緒にフライパンに投入して混ぜれば完成。
なんかすごい、いいニオイがする。

大体できたので、火を止める。

あと、すっかり忘れてたが、電子レンジにレトルト白いご飯を放り込んでチンする。

「2分か……」

伊織 六郎 > レンジから チーン って音がしたらパックを取り出して丼に放り込む。

麺類と兼用できる大きな丼にご飯を出して、焼いた肉を乗せて、タマネギソースをぶっ掛けてー


「よし、できた!」

伊織 六郎 > 後はちゃぶ台に持っていって食べるだけである。


換気扇から肉とタマネギの焼けるニオイを垂れ流しつつ、流しに使った包丁まな板フライパン、その他を放り込んで終わり。

後で洗えばええねん。

今はこの大盛りシャリアピンステーキ丼を食べることしか考えられない動物なのである。

伊織 六郎 > 以上、匂いにより寮内テロであったとかなんとか。
ご案内:「部屋」から伊織 六郎さんが去りました。