2016/08/19 のログ
癒斗 > 少年にお疲れ様ですと声をかけ、癒斗は身体を流し直して湯船へはいっていった。
かすかな話し声が聞こえているのは、加賀智の説明不足を補っているのだろう、くらいの感覚だ。

小さくのびをして、髪をまとめ直す。
今度はいる時は、もう少し時間をずらそうかなあ等と考えながら。

「……あ、名前聞いておけばよかったかな……」

滝川 浩一 > 「えっ……といやいや、鼻血を出す異能とかデメリットしかないじゃないですか!?
体質にしてもそれ現代社会で生きづらいってレベルじゃないですよ!?」

声を掛けてきた緑の髪の彼にそう返す。
振り返り、少年の身なりを一瞥すると突然顔を赤くし視線を逸らす。

「その、あの…異邦人なのはわかりますが…」

少年の髪色で大体察したのか、そのように返すがその声は何処か自身がなさげ
というよりまるで照れているかのように体を揺らしている。
意を決し、視線を少年に向けると口を開く。

「あ、あの、女の子が男子風呂に入っちゃいけないと思います!」

どうやら男の娘という存在を知らないのか、目の前の少年を女性と勘違いし、そのように言い放つ。

カミュ― > 「そんなこと拙者に言われても。異能はメリットのあるものばかりではないでござる。
というか、発現当初は制御できるとは限らないから、暴走した異能はたいていデメリットしかないものでござるが。」

怪訝そうに、そう答えてみせる。
異能は便利な力などではない。そのはずだ。

そしてバスタオルを全身に巻いて体を拭きながら。
言い放った言葉に慣れてはいてもすこしあきれたように。

「…男子寮にいるんだから、外見はともかく男子のはずでござるよ。
こちら側の常識だけで語るのは場合によっては失礼になるでござる。くれぐれも中の本人の前では言わないようにな。」

珍しくまじめなとくとく説教。
…どうやら癒斗ちゃんのことだと勘違いしたようだった。

癒斗 > 外でカン違い大会が行われているとは思っていない。
癒斗は、何やら長く話している気がするなあと、湯船の中で膝立ちになる。
まだ話が足りないのなら、自分も行った方が良いだろうかと。

「………んんー……」

少しばかりそのままで考えていたが、やっぱり人任せは良くないなと立ち上がった。
ある程度は温まったし、今は夏の暑さもまだ残る。そのまま出ても良いかもしれない。

とりあえず、自分の持ってきた風呂道具を回収しよう。

滝川 浩一 > 「あっ…は、はぁ…」

異能の件と性別の件、両方に対し正論と説教をされそのまま押し黙る。
そうだ。自分が異能をコントロールできているからと言って他人が異能を使いこなせてるとは限らない。
その上、自分も異能がいつ暴走するかわからないのだ。目の前の少年の言葉を聞いて気を引き締める。

確かに、相手は異邦人。こちらの世界の常識でものを語るのはナンセンスだ。
異世界とのグローバル化なんて、壮大な話だな。と再確認する。

「……中の本人?」

少年の最後の言葉が気になり、詳しく問いただそうと思ったが
『まぁ、いいや』と重要視せずに浴場へ入っていく。

カミュ― > うむ、と応えて浴場に向かう彼の様子を見送った。

下着を身に着け、巫女の薄布に袖を通す。
スカートをはいてからネクタイを…まあ緩めにしておいて、鎧を簡単に身に着けるとジャケットを羽織る。

ややだらしのない女騎士スタイル。着崩れているほかはいつものカミューだ。そこまで着替えて、ふと。
「…あ、もしかして拙者のことだったでござるか。」

そう呟いて、頬に指を当て小首をかしげる。
そうだったとしたら、ナカに入ってしまったらどんな反応があるのだろうか。
荷物を抱えたまま、外に出る構えのまま、浴場の扉のほうを向いて一時止まり…。

癒斗 > ハンドタオルで軽く胸を隠す程度に、道具を回収する。
扉が音がすれば、かがんでいた背筋を伸ばして

「あっ、やっぱり話をし…ぃ…………」

癒斗の言葉がビタッと止まる。
来ると思っていた人物や、想像していた委員会の人物ではなかったからだ。
そっか、単純にお風呂へやってきた人だったんだな~と理解する。
流石に2度目だ。声なんてあげられない―――

「きゃあっ?!!」

―――わけでもなかった。哀れなのは滝川少年か。それとも。

滝川 浩一 > 「きゃあっ?……きゃあっ!?」


目の前の背筋を伸ばした彼女の姿を見てこちらも同様の声を挙げる。
『男子寮に居るんだから男性』その言葉を脳裏に刻み付けてはいるが
いざ、女性と思わしき人物が浴場にいるとなるとさすがに驚きは隠せずにいた。

第一、女性との交流が深くない彼にとって、この光景とシチュエーションは一種の毒だ。
何とか誤解が無いように、とその場で思考を巡らせ、最適解をすぐさま出す。

「2年!転校生の滝川 浩一です!お風呂に入りに来ました!怪しいものではありません!」

まるで英文を直訳したような話し方で勢いよく自己紹介する。

カミュ― > 二度目の悲鳴。
さすがに今度は何かあった、というわけではないと思うけど。
落ち着いた様子でバスタオルを手に取る。

「…なんだったら使うといいでござるよー。」

すたすたすた、と浴場の扉に歩いて行ってぽーい、とバスタオルを癒斗ちゃんの付近に向けて投げると、あとを確認せずに扉を閉めた。
大剣の柄尻に手をやって一応無体なことになってないかだけは確認したけど。

「あとはさすがに知らないでござる。」

薄情カミュー、風呂場から逃走する。すたたた。

ご案内:「大浴場」からカミュ―さんが去りました。
癒斗 > 悲鳴を上げてしまい、数秒のち。

挨拶。
挨拶をされました。
何故か挨拶をされてしまいました。
怪しいものでは無い表明と、自己紹介までされてしまいました。

勢いの良い挨拶は功を奏し(?)それ以上の悲鳴は無かった。
癒斗は投げられたバスタオルをわたわたと受取り、持っていたボトルをポコンと落とす。

「やっ、夜久原癒斗と申します!同じく2年です!どうぞお風呂にお入りください?!!」

滝川の勢いにつられてしまったのか、若干の混乱を残した顔で自己紹介を返してしまった。
バスタオルを雑に広げ、身体に巻きつけながら。

滝川 浩一 > 「はい!失礼いたします!」

まるで面接を受ける生徒のように背筋を伸ばし、大声でそういうとのタオルが落ちないように抑えつつ浴場へ入っていく。
なんとか浴場への侵入に成功し、あまりその生徒を見ないようにしつつシャワーの方へと向かう。

(ふぅ…よかった。少なくとも桶とボトルによる間接攻撃は免れた)

安心したように胸を撫でおろす。
そのまま並んでいるシャワーの一つを選び、備え付けられている椅子に座ると頭と体を洗い出す。

(よしよし、ここまで順調だが…チラッと夜久原さんの体見ちゃったけど…あれ、普通に胸あるよね?)

シャワーで頭を洗いながらそんなことを考える。いやいや、待てよ。異邦人ならば普通の事じゃないのか?
むしろ、男だからとか、女だからとか、そんなの考える方がナンセンスだ。
さっきと同じことを頭の中で巡らせつつ、そのまま持ってきたタオルを濡らし、石鹸をこすり合わせる。

癒斗 > 前から見ても、後ろから見ても、
癒斗の下半身をしっかり目撃しない限り、男と思うのは難しいだろう。
滝川に疑問を沸かせているとは考えが及ばず、ぎこちなく動く。

「で、では私はお先に失礼…しますので…………」

もちろん、声だって女生徒のそれだ。
ボトルを拾い直し、他に物を落してないか見渡してから胸元を直す。

滝川 浩一 > (そうだ。彼女は男性…彼女は男性…!そうだとも!)

そうして頭の中で叫び続けると、問題の生徒の声が聞こえ、そちらを振り返る。

「あぁ、はー…」

彼女に対し、軽く返答しようとしたところに彼女の上半身にある二つの丸みを見て固まる。
何だあれは…!そのような声が出そうなほど口をパクパクさせ、唖然としている。

癒斗 > そそくさと脱衣所へと続く扉に消えていく。
背中でぴしゃりと閉め、数歩進んだところで大きく息を吐いた。

入ってきたのがカミュー少年や沈目少年のような姿ならまだしも、
身体のしっかりした男の子です!の代名詞とも言えそうな滝川少年だったのは、流石に心臓に悪かった。
あの人も驚いたよね、ちょっと申し訳ないなぁと浴室の方を見る。

が、改めて声をかける度量も無く。
どこかあわただしく体を拭き、ジャージを着こんで襟元に髪を隠した。

ご案内:「大浴場」から癒斗さんが去りました。
滝川 浩一 > 「あれは…はぁ…俺もオーバーワークだな…」

頭を抱え、まるで社畜になった気分だと呟くと体を洗い流す。
そのまま湯船に浸かると疲れが取れ始め先ほどのやり取りがもうどうでもよくなってきた。

「……」

浴場の天井を見上げる。
大浴場を独り占めできるなんて贅沢だ。
そんなことを考えつつも、数分間風呂を楽しみ、脱衣所へと向かう。

ご案内:「大浴場」に山吹 冠木さんが現れました。
山吹 冠木 > 「……誰かいる……か? いないか?」

男子寮に備え付けられた大浴場。
頭に手拭いを乗せ、常ならぬ軽装の青年……山吹は、
そこに併設する更衣室の扉をそっと開け、中の様子を確認していた。
見える範囲には利用者はおらず……
念のために浴場の中も確認したが、どうやら利用者はいないようである。

幾ら寮生とはいえ、中の様子を念入りに確認する様子は
本人が不審者と思われても仕方のない姿ではあったが……
田舎暮らしが長く、集団で風呂にはいることに慣れていない
冠木にしてみたら、見逃してほしい部分ではあった。

「…………」

安堵のため息を一つ。
人が居ないことを確信すると、そっと更衣室の中に入っていく

ご案内:「大浴場」にフルート(RK4610)さんが現れました。
フルート(RK4610) > あからさまに不審者な冠木の後をメイド服の少女がどうどうとついてくる
堂々とした姿ではあるがその服は薄汚れ泥にまみれていた

「ご主人様
 なぜそんなに挙動不審なのですか?」

もちろんここは男子寮で、そしてここは男風呂である
にもかかわらず少女は全く問題ないと言うような顔だった

場所を考えれば本来こちらが不審者である

山吹 冠木 > 「……本来であってもなくても、堂々と連れてきたら不味いからだよ……」

実際には不味いどころの騒ぎではないのだが、
そこはもう考えないようにする。
考えて躊躇い、見つかる方が不味いだろう。

「それに、フルートは女の子だろ?
男子寮の風呂場だし、流石にな……」

そもそも、目の前にいるメイドさんが泥だので汚れてしまったのは、
山に仕事に行った自分が滑り落ちた時、
それを助けてくれたからである。

その結果、本人もメイド服も見事に汚れてしまい……
メイド服は後で洗濯するにしても、
本人の泥汚れは早く何とかしないといけないだろうということで、
急遽風呂場を利用させて貰うことにしたわけである。

「……風呂屋とか知ってたら良かったんだけどな」

流石に、女子寮に頼むのは気が引ける。

フルート(RK4610) >  
「なるほど理解しました
 ですが私の扱いは備品となります
 そう思い悩まずとも―――」

と言ったところで女の子という発言に複雑な顔をする
恥ずかしいのかもどかしいのか

お風呂場を知っていればという呟きには

「近場の銭湯を検索いたしますか?」

と応える
ネットに繋がっている彼女に聞けば一発だったのだ

すでに風呂場に着いてしまっている時点で遅すぎたのだろうけれど

山吹 冠木 > 「…………先に聞いておいたら良かったな……」

フルートの浮かべた表情に一瞬首をかしげそうになるが、
続いた言葉にがっくりと崩れ落ちそうになる。
おまけに前回も色々調べて貰った事実が思い出されてしまい、
追撃で頭を抱えたくなった。

余裕を無くすことは余裕以外も無くすこと。

故郷で何度もじい様達に言われたことが脳裏をよぎった。
よぎるタイミングが遅すぎたが。

「……ここまで来たらうろうろした方がばれるだろうから、
このまま使おうか……」

外に出ようとして鉢合わせ……なんてなるのは最悪だし。

「……えーと、あっち向いて待ってるから、
先に中に入って体を洗っちゃって……」

そう言って視線を外す。その耳が、微かに朱に染まっていた。

フルート(RK4610) > なにやら悩んでいる様子にきょろんと首を傾げる
体を洗えとの命令には

「かしこまりました」

と快活に応える

だがガラガラと戸を開ける音がするがあまりにも早い
服を着たまま浴室に入ろうとしているのだ

彼女たちにとってメイド服は外部装甲であると共に体の一部と言って良い
その証拠にリボンが自由自在に動くし破損状況などもリアルタイムで認識できる

そんな認識であるし―――
さらに言えば風呂に入るという概念自体がてきとーだった

山吹 冠木 > 中に入っていく様子を視界の端に捉える。
男風呂で申し訳ないが、メイド服の姿がそのまま風呂場に

「ちょっとまった!?」

フル装備で浴室に入ろうとするメイドさんを、
慌てて小声で呼び止める。
纏っているメイド服の機能や性質については、
山吹は聞いたことが無いために詳細は分からない。

しかし、一つだけ、気になる部分があった。

「……もしかして、風呂で自分の体を洗うとか……したことない、とか?」

フルート(RK4610) >  
呼び止められて振り返る

「はい

 普段は布巾で拭き取りを。
 よりダメージがあった際にはメンテナンスと同時に洗浄を行います」

しかも彼女が思い浮かべているのは洗車か洗濯機のごとき洗浄である
このように湯を張って浸かるというような事自体経験が無い

冠木もお風呂に入っているところなど見たことがなかったはずだ

「ですので、このような形式のお風呂に入るのは初めてになります」

山吹 冠木 > 「そうか…………ありがとう……」

そう応じつつ、どうしたものかなー と意識が少し遠のく。

そう言えば、普段は仕事したり夜に座って寝ていたりで
……あれはちゃんと寝れているのだろうか……?
風呂に入っている姿は見たことがない。

布でこするなども、確かに汚れは落ちるだろうが……
今回の場合は広く泥を被っているので、それで落とせるかは怪しいだろう。
メンテナンスに帰っているのは初耳だったが……
それまできちんと洗わずに放っておくわけにもいかない。

「……その、水とかお湯を使って洗うことが出来るんだけど……
メイド服じゃなくて、フルートの体の汚れは、自分で落とせそう、か?」

そう、確認する。

フルート(RK4610) >  
なにをなやんでいるのだろう、と首を傾げる
 
「はい 問題ありません」

そう言ってまたメイド服を着たまま浴室に向かうだろう

彼女にとって洗浄はメイド服ごと
と言う認識だった

山吹 冠木 > よかった、大丈夫そうだと息をつ

「まった!?」

デジャヴを感じるが、
どうやら「体を洗う=そのままメイド服で入って洗う」ということらしい。

軽く汚れを拭くならともかく、
メイド服のまま風呂に入ってずぶ濡れ……となれば、
後でどうなるかは火を見るより明らかだろう。

故に。だから。しかし。
口にするのは非常に躊躇いがあったが

「……フルート。
そのメイド服を…………脱いで、風呂場入って欲しい。
…………ん、だけど」

まさか、メイドさんにメイド服を脱いでくれと言う日が来るとは思わなかった。
ランダム指名 > フルート(RK4610)
フルート(RK4610) >  
「よくわかりませんがかしこまりました
 MD11をパージします」

背中と首元からバチンと言う音がする
エプロンドレスのリボンと長い髪がひらりと舞い

そしてどうやったのかといおうような早さでメイド服がストンと落ちた

白いショーツにガーターベルトとニーソックス
上は下着すら着けていなかった

山吹 冠木 > 「……」

その光景に、今度は完全に山吹の動きが止まった。

脱ぐことに躊躇うとか、少しは時間が掛かるから視線が反らせるかとか
そんな甘い考えを軽々粉砕する見事な脱ぎっぷりだった。

なるほど、確かにところどころに精緻に作られた機械の部分が覗き、
フルートがロボットであることはわかる。

が、整えられた容貌に相まった肢体は非常に綺麗で、
足下には脱いだメイド服がわだかまり、
下着にはパンツとガーターベルトを、
そして上は何もない、そのままを……
柔らかく整った二つの丸みを直視することになり、
女の子であることを理解して

「……ご、ごめん!?」

慌てて、からだごと視線を反らした。
ギリギリ視界の端に入るよう視線を向けるのは、必要だと思いたい。

フルート(RK4610) >  
ガーターとニーソックスはそのままパージできないので
自分で脱いでいたところなにやら謝られてしまった

ショーツまで脱ぐと何かを思い出したのかはっとした顔をする
それからすこしこの場から離れると何かを持ってすぐに戻ってきた

「ご主人様
 こうですね」

みれば細いタオルを縦にして体の前を隠しているようだ
タオルは体のラインに沿って垂れており
肝心な部分がギリギリ見えそうで見えない
なんとも想像力をかき立てる様相であった

もちろんエロ本の知識である

「これで大丈夫です」

山吹 冠木 > 「……え、えーと……」

脱ぐときの衣擦れ音が色々気まずいと思っていたが、
呼ばれてみたらさらに予想外の姿になっていた。

……何処かで見たことがあるが、
それがどこだったかを明確に思い出してはいけないだろう。
どちらにしても刺激が色々な意味で強すぎる姿には違いない。

「……その、あってる、けど、次はもっと大きなタオルでしっかり体を隠して……な……
じ、じゃあ、風呂場で体を洗ってきてくれるか?」

恥ずかしがっていいのか喜んでいいのか泣いていいの、
それ以外なのか。

浮き出た体のラインやギリギリな部分が目に焼き付いてしまったが、ともかく風呂で体を洗うように促した。

フルート(RK4610) >  
「かしこまりました」

そういって回れ右
浴室へと向かう

当然くるりと回ったおしりは丸見え
そうしてそのままおしりは湯気の中へ消えていくのだった

山吹 冠木 > 「っ!?」

丸見えになった白い背中とお尻に思わず声が出掛けるが、
慌てて口をふさいでその背を見送る。

「…………ふぅぅぅ……」

そのまま、へなへなとその場に腰をおろす。
色々ありすぎたが、一先ずは、これで大丈夫だろう。
まさか、自分の体を洗えないなんてことはないだろうし……

「……」

記憶によぎった姿に、ブンブンと頭をふる。
本で覚えたことを実践されるのは、予想外だった

フルート(RK4610) >  
浴室の中からは水音がしゃばしゃばと鳴っている
湯気の向こうでゆらゆらとシルエットが揺れるが
特に問題も無く体を洗っているのだろう

「ご主人様は汚れを落とされないのですか?」

と中から声が響いた
少し声が大きい

山吹 冠木 > 掛けられた声にビクッと肩が跳ね、
慌てて……それでも抑えた声で呼び掛ける。

「俺はフルートが洗い終った後に入るよ。
あと、ちょっと声は抑えてくれたら嬉しい」

流石に、一緒に入るというわけにはいかないだろう。
フルートも異性と入るのは良くないのではないだろうか

フルート(RK4610) >  
「かしこまりました」

と返事が返ってきた

そう時間をおかず中からフルートが浴室に入ったときと同じ格好で帰ってくるだろう

湯上がりと言った感じに体から湯気が上がり髪の毛から雫が滴っている

「よいお湯でした
 というのでしょうか」

実際には汚れを落としただけなので湯船に浸かったわけではないのだが
服を脱いで風呂に入ったのだからと人の真似をしているのだろう

山吹 冠木 > 「それであってるよ。
……おあがりなさい」

その様子に小さく笑いつつ、
しかし湯気と水気を纏い、タオルを湿らせた姿に、
先程とは違う艶かしさを感じて慌てて目をそらした。

「と、とりあえず体を拭いてから、服を着てくれるかな。
後は部屋に戻って洗濯しなおそう。
その間に、俺は風呂に入って体を洗うから……」

フルート(RK4610) >  
うっすらと透けるタオルから目がそらされた
なにやら今日は目をそらされてばかりな気がする

水気をかるく払うと腹に響くような重低音が聞こえるかも知れない
体についた水気が一斉に落ちすぐにほとんど濡れていないような状態になっていた

「それではこちらで待機しております」

そう言って元々着ていたメイド服を着ようとするだろう
服についた泥はかちかちに固まっているようだ

山吹 冠木 > 「あー……着替え持ってくるんだったな……
せっかく綺麗になったのにまた汚れるのも悪いから、
一応泥は払ってから、先に部屋に戻って着替えてて大丈夫だぞ」

洗ってる間に待たせても悪いしな……と付け加えながら、
服を脱ごうと手をかけて、ぎこちなく止まる。

「……えーと、見られたら恥ずかしいから、
少し目を反らしてくれたらうれしいんだが……」

フルート(RK4610) >  
「いえ、こちらで待機しております
 それと服と呼ばれるものはこちらしか支給されておりません」

そういってもとのメイド姿になると後ろを向いて応える

なにせ彼女たちには代謝がない
それにメイド服もそのまま丸洗いできる特別製である
故に本来メイド服を脱ぐ必要すら無いのだ

コスト的な面もあるかもしれないが
そういうわけで彼女たちに支給されるメイド服は一人一着となっていた

山吹 冠木 > 「…………え? 着替えがない……のか?」

それは色々不味い気がする。
流石に、泥で汚れたメイド服を着せるわけにもいかないだろう。
となると……乾くまでの間は、何かしらの替えを用意しないといけない。
それについても考えなければならないが……
このまま待たせてしまうのも、何だかばつが悪い気がする。

「待たせるのも悪いから、今度は一緒に入ろうか」

小さく笑いながら、冗談半分にそんなことを言ってみた。

フルート(RK4610) > こくりと頷く

自分が風邪をひくことはないので少しの間裸になっても問題は無い
後で別に洗うとしよう
などとメイドが思っていることに主も考えが及ぶまい

それから

「はい
 楽しみにしております」

と素で微笑んだ

山吹 冠木 > その笑顔をじっと見つめて、釣られるように笑みを浮かべた。

「あ……あと、この事はお姉さんとか、他の知り合いには秘密にしてくれるか?」

流石に、男子寮の風呂場に連れ込んだという話は他人には話せない。
メイド服を洗うときにどうしようか考えているなどつゆしらず、そう頼むのであった

フルート(RK4610) > すでに情報はアップロードされており自分の権限で止めることは出来ない
困った顔をするしかないところである

それから冠木が風呂からあがれば出迎えて、タオルでふきまわることだろう
むろん断られるかも知れないが

山吹 冠木 > 困った顔に何かを察したのか、苦笑いを浮かべるだろう。

風呂から上がれば、体を自分で拭けるから断ろうとしたが……
時間が過ぎていることもあり、早く引き上げるために拭くのを手伝って貰うことだろう。
その際あちこち手指が触れてきてドギマギするのは、また別の話である。

ご案内:「大浴場」から山吹 冠木さんが去りました。
ご案内:「大浴場」からフルート(RK4610)さんが去りました。