2017/08/22 のログ
ご案内:「ロビー」に遼河 桜さんが現れました。
遼河 桜 > 「………」

ロビーでぽつねん…と佇む小柄な人影
整った顔立ちにどこか影の差した、そんな表情で立ち尽くしている

「(叔父さぁん……)」

大きなため息が漏れる
いやある程度予想はついていたけれど…

遼河 桜 >  
学校側に出す資料がそうな以上は割り振られる寮も当然こうなるのだろうけれど

「……はぁっ」

やっぱり無理を言ってでもアパートの部屋を借りさせてもらえば良かった

預けられていた荷物を受け取って、部屋に行く気力もなくロビーのソファへと倒れ込むように座る
他の男子生徒が誰?という顔でこちらを見る
当然である。男子寮にそうそういるはずのない女子にしか見えない

「(…とっととパパでも作ってアパート住まいに移動するか……)」

遼河 桜 >  
とはいえそんな相手すぐに見つけられるわけもない
学園なのだからいっそ教師を捕まえるのも手か……

などと考えつつ、立ち上がり自販機まで歩いていくと缶コーヒーを買ってソファへと戻る

相変わらず注がれる視線
条件反射でにっこり笑みを返しておく

……大きな荷物が横にあるから新らしい寮生なのだろう、という思いと
でも女の子じゃね?という思いが交差しているのか

苦しょっぱ辛いみたな顔をしていた
僅かながらショックだ

遼河 桜 >  
「…ふー」

だめだ考え込んでいても仕方ない
立ち上がってキャリーバッグを引き、歩きはじめる

「(歓楽街だかそこらじゃないと財布ゆるそうなヤツもいなさそうだし、
 さっさと荷物の整理だけして外行こ……)」

はぁー、と再びため息をつき、ごろごろとキャリーを慣らしながら指示された部屋へと歩いてゆく

遼河 桜 >  
何度もため息をつきながら、充てがわれた部屋へと消える

ほどなくして扉が開き、その足は軽やかに外へと向かう───

ご案内:「ロビー」から遼河 桜さんが去りました。