2015/06/23 のログ
ご案内:「部屋」に薬師寺 瀬織さんが現れました。
■薬師寺 瀬織 > 女子寮内・薬師寺瀬織の自室。そこには一般的な学生の生活に必要な家具・家電類の他、
彼女の異能により生成された薬液を保管するための収納ケースが置かれている。
そして今、瀬織は白いテーブルの上に置かれたデスクトップ型のPCに向かっていた。
■薬師寺 瀬織 > 「やっぱり……あの店では駄目だったわ」
先日、商店街のファッションショップへ水着を買いに行った瀬織。
だが胸囲131cm、カップ数にしてQカップ相当にもなる彼女の豊満なバストに見合うサイズのものは、
いかに常世島内のファッションショップといえど扱っていない。
しかも後日確認もとってみたところ、あの店では水着などのオーダーメイドは行われていなかったらしい。
よって、ネット通販によるオーダーメイドを利用しようというのだ。
■薬師寺 瀬織 > 「やっぱり、ここが一番頼りになるわね」
――と、瀬織が何かと世話になっている水着や下着類の通販サイトを開きながら。
先日あの店で見つけ、瀬織の好みに合致した水色のビキニに近いデザインのものを見つけると、
注文ページに飛び、フォームに必要な情報を入力して送信する。――完了。
あとは料金を振り込んで数日もすれば、自室まで配送されてくるだろう。
夏は近い。瀬織の心は楽しみに満ちていた――
ご案内:「部屋」から薬師寺 瀬織さんが去りました。
ご案内:「部屋」にアリストロメリアさんが現れました。
ご案内:「部屋」に蒼穹さんが現れました。
■アリストロメリア > ~前回までのあらすじ~
図書館で料理の本を探していたアリストロメアと、禁書を探していた蒼穹が偶然出会い
禁書から魔術のお話と、料理含め互いの自己紹介やその他の雑談をしつつ
最後に蒼穹に『玉子焼きの作り方を教えて欲しい』という約束をして、ヌケドナルドで食事をして帰宅する
今日は、その『玉子焼き作り』を教えて貰う日であった
<<乱入不可>>
――――
(約束の日にて――……アリストロメア自身の自室にて
蒼穹嬢を待っていた。今日は、約束の玉子焼き作りをする日で、とても楽しみにしていた
他の女子寮の部屋と比較しても、その一室だけは広く、まるで公爵令嬢に招かれた様な内装の部屋を
今日はいつも以上に念入りな掃除をして、彼女をもてなすケーキとお茶を用意して
少し落ち着かない様子で彼女の訪れを待っていた)
■蒼穹 > (さて、久々と言えば久々の邂逅だろうか。己にとっては女子寮に来ること自体初めてで。彼女からお招きされたので、ようやっとやってきた。部屋があっているかなど、数度確認しつつ、漸く彼女の部屋が先にあるだろう扉の前に立った。一つの鞄を片手に携えて。御友達の家に赴くには御菓子等を持ち合わせるのが礼儀と聞く。高貴な彼女は何を喜んでくれるか分からないが、やはり高級感のあるものと言えばケーキだ、と。そんな考えの元、コンビニで売っているようなケーキを入れてきたわけだが…既に彼女が用意してくれたものと同じようなものであるとは露とも知らず。)
え、ええーと…ここで、あってる…よね?
(少々不安気。こう言った人付き合いと言うのは、種族柄全く慣れない。寮と言えど、御友達の家に上がることなど、果たして己の記憶にあったろうか。と、自分語りはさておいて。一息。それから、インターホン、若しくはノックか、兎に角今来たことを知らせるべく、音を立てた後に。)
こんばんはー、蒼穹でーす!
(先程の不安気はどこへやら。元気な声にて挨拶を扉越しに遣った。彼女が迎えに出てきてくれるまでの時間、先程まで見てきた玉子焼きの作り方のコツが書かれたサイトの情報をしっかりと思い出しながら、うん、と誰に向けるでもなく頷いて。)
■アリストロメリア > (訪れを知らせる音が鳴り、彼女の元気な声が聞こえれば
扉をすぐに開けて嬉しそうな笑顔で出迎える)
お待ちしておりましたわ!
どうぞ、中へ――……
(足を一歩踏み入れれば、18世紀のヴィクトリア調の内装が、過去に存在した
貴族令嬢の部屋を連想させられるだろう――……
広く、華美ながらもどこかクラシカルな内装は
彼女を招く為のお茶とケーキが用意されて待っており
部屋の中には、今日の為の開封したてのディンブラーの茶葉と
ヴィクトリアンケーキに挟まれるラズベリーのジャムが華やかな香りが漂いながら歓迎をするのであった
……彼女もまた、同じくケーキを用意していると知らずに――……)
(多分、きっと。招いた本人も嬉しいのだろう
いつもより何処か落ち着かない様子で嬉しそうに『どうぞ』と案内しながら)
蒼穹嬢は、紅茶はお好き?
(等と言いながら『他の飲み物がよかったかしら?』と、他に用意しておいたワインやジュース等
嬉しさでおもてなしが空回りしている痕跡が、冷蔵庫の中に密かに隠されていた)
■蒼穹 > あ、やっほー、アリス。
(程なく、というかすぐに扉が開き、己の中で想起していたそれはすぐに消えた。晴れやかな笑みを返しながら。)
うん、御邪魔するね…。…わ、わぁ…。
(どうぞ、と言われたので一歩、また一歩と踏み出してみる。目に飛び込む風景。まるで何処かへ転移したような気分。女子寮の一室と言えども、中は高貴そのもの。女子高生の住居と言うよりは、やはりお嬢様の住居と言うに寸分違わぬ様相。塵一つとしてない程に清潔感が漂うその室内は煌びやかとでもいうべきなのだろうか。綺麗というか、何というか…言葉にして、形容は出来ないけれど、気付けば一歩一歩と運んでいた足を止めて、きょろり、と周囲を見回して。半分見入った様子、それから「あ、えっと。」と溢せば、また室内へと数歩、足を運び、案内されるままそちらについて行く。やがて、招かれたところに着けば、己の用意してきたものとは幾等かランクが高そうなケーキが。それが、どんなものかは分からないけれど、この風景あってか少なくとも何やら高級なものだろうと思った。)
さ、流石御嬢様だねー。
(驚いていいのか、畏まっていいのか。こう言った場所に立つと、何だかこの場所に似つかわしい、高貴な振る舞いなどをした方が良いのだろうか、と、考えつつ。)
―――え、あっ、紅茶っ?!
う、うん。好きだよっ!
(慌てた、それでもいつもの口調で答える。やっぱり、自分にはそういう高貴な振る舞いは無理らしいと再認識。ふぅ、と一息。やっぱり、いつも通りでいこうと内心で決意しつつ…。)
あはは、大丈夫、でも、お気遣いありがとうね。
(他の飲み物の問には漸く落ち着いた様相で答えた。)
■アリストロメリア > いらっしゃいませ蒼穹嬢……ええ、どうぞ
(中の壁紙は赤を基調として、深い真紅のベルベットのカーテンや、それらの布を使用した高級感のあるソファー
茶色を基調とする、細部まで美しい装飾の飾られた家具の数々と、本棚にはぎっしりと魔術書が並べられており
温かみのあるヴィクトリアン調の貴族令嬢の部屋であると同時に、少し本人の性質なのだろう
何処か魔術めいた匂いがするのは……もしかしたら積まれた魔術書だけでは無いかもしれない
『部屋』というのは、その本人の『心の中』を示すと言う――……
ヴィクトリアン王朝の時代に置いて、良い部屋の基準とは
『品よく洗練されていて、かつ華美すぎず。お客様が心地よい部屋』が良いとされた
故に『蒼穹嬢は気に入って頂けたかしら、居心地は良いかしら?』等と心の中で気になりつつ――……)
恐れ入りますわ……
(と、返しながらも少しドキドキしていた
――……何せ、この2カ月程度の間に、自分とここの生徒たちで常識や文化の違いが大きくある事を知ったからだ
『おかしくないかしら?』と思いながらも、ちょっと落ち着かない蒼穹嬢の様子も気になったが――……
すぐに落ち着いて、いつも通りになった彼女に安堵を覚えながら)
よかった……飲み物は何が好きか事前に聞いておけば良かったですわね
(等と言いながら、安心したお陰か、少し落ち着いて此方もいつも通りに戻りつつありながら)
先ずは、ヴィクトリアンケーキを食べながら、お茶しません?
……久々に、ゆっくりお話ししたいとも思っておりましたし
(等と言いながら『ヴィクトリアンケーキ』にナイフを入れ始める
ヴィクトリアンケーキ、またの名を『サンドウィッチケーキ』は、その名前の通り
ヴィクトリア女王が愛したケーキであり、パウンドケーキに近いスポンジケーキにラズベリージャムが挟まり、上には粉砂糖でレース等の模様の付けられた
素朴でシンプルなケーキである
由来は、ヴィクトリア王女が夫のアルバート公を失くし、大変悲しみ障害をも服で過ごした事が有名なお話であるが
公務執行する為に開いたパーティでもてなされたのが、このケーキであり
その時に女王が大変気に入った所から、この名前が付きこのケーキもこの時代に流行したのであった
……きっと、素朴でシンプルな味わいのケーキは、コンビニの見た目も甘く華やかな今のケーキと喧嘩せず
また、双方を食べてもしつこくないでしょう)
■蒼穹 > (何処を見ても抜かりない、豪華絢爛と言うべき内装。だが、喧しく輝いているというよりは、大人しく光っていると言うべきか。そして、何処を見ても暖色系の色であり、明かりに照らされれば仄かに穏やかな夕を想起させる様な、そんな印象。彼女と同様に落ち着かない様相で視線は、あっちにこっちに泳ぐ。こう言った場で…特に、高貴な所で、はしゃいでしまうのはマナーに反するので出来ないのだけれど。どうしてか、落ち着かない。無論、それは悪い意味ではないのだが。上品さの度合いなど己にとってそれを図る定規となるものもないのだが、きっとこの部屋は上品な部屋なのだろう。先程まで、慣れぬ雰囲気に落ち着かなかった己とは対象に、この部屋の赤―――刺激、情熱、炎等…本来は、落ち着きとはかけ離れているはずの色――――は、どうしてか、ずっと落ち着いている色に見えた。)
えーと、その…流石御嬢様。本当良い御部屋…だね。
魔法使いっていうか、こう…上品な魔女っていうか…!
(彼女の準備に対しては、あまりにも月並みで飾りっ気のない言葉だが、この部屋の良さをどこが良いなどと形容できる気はしない。落ち着きついでに、一つ、続いて感想を述べつつ。)
あはは、因みに私は普段は自動販売機で売ってるようなジュースを飲むかな。
…あ、勿論紅茶も好きだけどね。
(漸く、御互いの調子を取り戻したようで。こちらも安堵。また、ふぅ、息を漏らせば緩い表情を浮かべつつ。)
そうだね。お料理は後にして。ティータイムってやつだね。
あ、私もこう…ケーキ持ってきたんだけど…食べる?
(それは、一般的な苺の乗ったショートケーキと言う他に言いようがないもの。4ピースセットだった。彼女がナイフを入れ始めた頃に遅れ馳せながら、テーブルの上に差し出して。)
び、ヴィクトリアンケーキっていうんだこれ…。
(外国の、高級な食べ物なのだろうか?第一印象としては…厚めのホットケーキでクリームとジャムを挟み込んだような形。ケーキはケーキで色々あるんだな、なんて思いながら、二つのケーキを見比べる。同じケーキはケーキでも、恐らく味わいも食感も違うだろうし、飽きることなくティータイムが進めれば、幸い。今は、彼女が切り分けるその様を見守ろう。)
■アリストロメリア > (豪華絢爛ながらも落ち着いているのは、所々に置かれるアンティークの茶色基調の家具のせいだろうか?
穏やかな夕焼けの様な、或いは暖炉の温かみを思わせる部屋の中――……火というのは気分の高揚や情熱、激しさを表すのに
落ち着いていてシックなのは、きっと火を連想させるその赤基調の部屋は
同じ火でも、暖炉や料理、部屋を灯す時等の『人の生活に欠かせない、穏やかな火』の印象に近い故に落ち着いているのかもしれない)
そう言って頂けて、嬉しいですわ。ありがとう
(気に入って頂けて、感想を貰い、褒められれば嬉しそうにはにかみながらホッとする)
蒼穹嬢はジュースがお好きなんですのね。因みに、どんなジュースがお勧めですの?
(ジュース、というと自分はオレンジ等の搾りたての果物のものや、レモネード程度の炭酸等しか知らない為に
此方に来て実に様々なジュースの種類に驚くと同時に、何を選んでいいのか分からないどころか
どういう味か理解不能な飲み物まであるので、お勧めや美味しいものを知りたかった)
……よかった
(紅茶も好きだと言われれば、安心したように小さく息を漏らして
それからは緊張が抜けて、いつもの穏やかな表情で笑うのだった)
蒼穹嬢とお茶は初めてですわね……楽しみですわ
本当ですの?嬉しいですわ、是非…!
(嬉しそうにコンビニの袋から出てくるショートケーキを見る
此方の文化には、ショートケーキが無かった為に目を輝かせながら興味深々な様子で見つめる)
クリームと苺のケーキですのね?始めてみますわ……可愛らしくて美味しそうですわね
ええ。ヴィクトリアンケーキと申しますの
(頷いて簡単に、どんなケーキか解説をする)
バター風味のケーキ……そうですわね。パウンドケーキに近い生地に
ラズベリージャムを挟んで、粉砂糖を上に振ったケーキで、シンプルな味わいが紅茶と良く合いまして
私の居た地方では、人気があり流行していたケーキですの
(と言いながら、切り分けて。これもあちらの方で流行していたのだろう
カップやポットを始めとしてフォークやスプーン、ナイフ、ケーキバスケットetc…
全てが細かい装飾の施された、銀食器のティーセットだった
カップに紅茶を注げば、花に似た深い馥郁たるディンブラーの香りが周囲にふわりと香り
彼女の持ってきてくれたショートケーキと、用意していたヴィクトリアンケーキをお皿に盛れば
彼女の前に、ナイフやフォーク、スプーンと共に用意しながら)
蒼穹嬢は、紅茶にミルクと砂糖はお使いになりまして?
(と聞きながら。自分の分のお茶とケーキを用意して、お茶会の準備は出来あがった)
■蒼穹 > (後付的になるけれど、勿論居心地は良い。深く、赤い仄暖かさが感じ取れる空間。未だにそわそわしている、それは多少の落ち着きのなさはあるかもしれないけれど、楽し気なもので。柄にもなく、部屋と同じく穏やかな気持ちにでもなっているのだろう。)
あはは、どういたしまして。
うーん、そうだね。…例えば私は炭酸飲料の三ツ矢サイダーとか言うのがお勧めなんだけどー…。
アリスには多分あわなさそうだよね。何が良いだろう…。
(彼女がそう言った飲み物を飲むことは、想像できないし、きっと彼女の口にも合わないだろう。部屋に同じく、刺激的なものよりも、落ち着いた、それでいて深さのある飲み物…強いて名をあげるなら紅茶がきっと的を射るだろう。そんな味わい好んでいそうな気がする、ので…)
午後の紅茶とか、アップルティーとか…良いかもしれないね。
私もアップルティーとか好きだし。…あらら。
(紅茶について話を続けつつ、自分のお勧めの一例を上げて。すっかりいつもの調子に。御互い、安堵し合ったのだろうと認識して。)
あはは、御嬢様なら沢山お茶とかするのかな。私はそもそもこれが初めてだよ。
(お茶をする邪神なんて居ないだろうと何処かから突っ込まれてしまいそうだが。そして、それを差し出した後の反応には)
そうそう、そういうやつ…。あはは、気に入ってくれたかな?
そうだったら、買ってきた甲斐があるってものだよ。
(何処か誇らしそうに、ちら、と彼女の横顔を伺う。暫くした後、「2個ずつしようねー」とそのまま横から言って。)
ほう…ほう。成程。
そういえば、アリスって西洋出身…だったよね。
それじゃあ、このケーキは、西洋のティータイムのお供みたいなものなんだね。
あ、ありがと。…わぁ。
(解説を聞きつつ、流れるような作業を眺めればやがて運ばれてくる御茶会の前準備と思しき食器に、ティータイムの主役の紅茶。香る匂いが芳しいことは言うまでもなく。運ばれた食器が鉄でなく、銀で出来ていて。まるで美術品めいた美しさが感じられる。こう言う所にまで高貴なものとしての気遣いをするとは―――といって、それをうまく形容する言葉は、いつもと同じで見つからない。だから、感嘆めいた声を漏らすのみ。どれもこれも、己には新鮮で、綺麗なものだ。)
あ、うん、お砂糖もミルクも欲しいな。ミルクティー、好きなんだよね。
(因みに味覚は、結構甘党な方。)
■アリストロメリア > 三ツ矢サイダーですわね?
(今度、買ってみようと思いながら、心の中で名前を忘れないように反芻する)
蒼穹嬢のお勧めですし、是非飲んでみたいですわ
(炭酸水やアップルサイダー、レモネード程度はあれど。ラムネに近い爽やかな甘いサイダーは
きっと口にすれば驚きと共に爽やかな美味しさの炭酸ジュースに驚く未来があるだろう)
午後の紅茶やアップルティー……
アップルティーは私も大好きですわ。林檎の香りが美味しいですわよね
(等と語りながら、にっこりと。互いがいつもの調子になれば、リラックスして)
ええ。実家に居る時は、日々のお茶が日課でしたわ。お茶会の他にも
朝の始まりを告げるイングリッシュブレックファーストを始めとして……お茶は欠かせませんわね
とっても。それに、苺と生クリームとスポンジという、絶対に美味しい組み合わせじゃないですの!
食べるのがとても楽しみですわ
(初めて見るケーキに、そわそわしながら。誇らしそうな彼女の顔をみれば『きっと、とても美味しい』のだろうと言う事が
無邪気ながらも明るい……それなのに何処か自信のあるいつもの彼女の表情が、裏付けてくれて
「ええ、2個ずつ頂きましょう」と言うと、早速フォークで一つ目のケーキを刺して口に入れる
甘い生クリームの柔らかさと、苺の甘酸っぱさが引き立ち合わせてとても美味しい
スポンジも卵の風味と小麦の風味が軽くも美味しくて、味わいやすく……いくらでも食べれてしまいそうな口当たりに驚いて)
……とても美味しいですわ。そして、実によく出来たケーキですのね
シンプルに、甘い生クリームとスポンジ、苺の組み合わせが、軽い口当たりなのに華やかで美味しいですわ……
良いケーキを持ってきて下さって、ありがとうございます
ええ、西洋出身ですわ
そうですわね、あちらの方ではヴィクトリアンケーキなどが主流でしたし
蒼穹嬢の持ってきて下さった、こういう華やかなケーキは少ないですわね……
(等と言いながら、彼女の反応から、用意したケーキとお茶を喜んでもらえた様で、安心すると共に満足する
少しだけ告白して貰った、あの時の図書館の彼女の秘密は、教えて貰えて嬉しかったと共に
『邪神』というのは魔術を学ぶ己にとっても、特別な存在なのだ――……
だから、普通の人間を招く以上に。敬意を払い、もてなして――……気に入って貰えて本当に良かったと思う
きっと、彼女が普通の女の子であったとしても……初めて此方に来て仲良くなった大切なお友達であるには変わらないけれど
魔女であり、邪神である側面で言えば、相手は『敬意を持ち、尊敬する相手』である
その為、気に入って貰えた事はとても嬉しかった)
(シュガーポットとミルクポットを彼女の方へと寄せて)お好きなだけどうぞ
(と、言いつつ――……今度は美味しいロイヤルミルクティーを、用意しようと心の中に刻むのだった)
■蒼穹 > そうそう。あっはは…でも、ああいうの、アリスに合うかちょっと不安だよ。しゅわしゅわしてるっていうか…。
…でもその、気が向いたら、飲んでみるのもいいかもね。
(ああいった飲み物を彼女が飲めばどういった感想を抱くのだろう。いつも通り、美味しいですわと言うのだろうか、それとも…。やはり、驚くのだろう。少なくとも、彼女にそう言う…強い炭酸の飲み物とのなじみはなさそうで。レモネードと言えば、炭酸が入っていない国さえあるという。)
あ、アップルティーは飲んだことあるんだ。
うん、香りも好きだし、何より風味と後味かな。凄いこう…林檎!って感じがするし。
(この様な表現で伝わるかどうかはさておき、この気品あふれる空間の中、少々子供っぽい振る舞いやもしれないが、それも、いつもの調子を取り戻した印の様なもので。)
へー、御嬢様家庭だとやっぱりそんなに。…予定とか大変そうだね。
イングリッシュ…、英国式の朝食ってとこかな。西洋って言っても…その、イギリスの人なの?
(少なくとも、自由人(?)な己には彼女の様な生活は出来ないとひしひしと感じつつ…。)
あっはは。本当に気に入ってくれたみたいで。あまりお高いものじゃないんだけど…。
(その点、この高級感あふれる空間では少しばかり異端めいた雰囲気があるだろうか。だが、それも気にせずと頂いてくれるなら嬉し気で。本当買って来た甲斐があるなぁ、と心中にて詠嘆を溢しながら、彼女の驚く様相を見る。)
あはは、…その、どういたしまして。だけど、そんなに嬉しがられちゃうと…。
喜んでいただけたようで、何よりだよ。アリス御嬢様。
(彼女はまた、語彙力も高い。己であれば「美味しい」と月並みな表現をするだろうけれど、こうやって彼女なりに的確に評価を付けられるのは、羨ましい。けれど、そうして、素直な御礼を言われるのだし、誇らしい表情のまま、目を伏せて、少しばかりおどけてみた。)
そっか、…成程。どちらかというと、味わいを優先するのかな。
あのショートケーキは苺とか乗ってて飾りっ気いっぱいだけど、ヴィクトリアンケーキっていうのは、上一色でシンプルだし…。
どっちも見た目的に美味しそうなんだけど…。
(さて、どちらから食べようか。フォークを携えればきょろきょろと二つのケーキの間で視線を行き交わせれば。しばらくしてヴィクトリアンケーキのほうに手をかけようと、フォークで小さく、小切れにして。)
どうもどうもっ。
(それから、シュガーポットよりお砂糖を取り、溶かして。ミルクポットから注いで。紅白が混ざり合う様も、中々に綺麗だなぁ、としばらく眺めた後に、掻き混ぜはじめた。)
じゃ、頂きまーす!
(少し、この挨拶をするのは遅れたやも知れないが、先程小切れにしたヴィクトリアンケーキの端っこに当たる部分を、頂き始めた。)